【決勝】激辛カップ麺ランキング2019 “本当に辛いカップ麺” のみ厳選!! 〜TOP10発表〜

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まとめ

どうも、taka :aです。

この記事では、2019年(平成31年〜令和元年)に発売された「激辛カップ麺」をまとめ、「ランキングTOP10」を発表します。

本当に辛いカップ麺だけを厳選した「激辛カップ麺ランキング」2019年版トップ10公開!!

ただ辛いだけじゃない、ちゃんと辛くて記憶に残る激辛カップ麺を10位〜1位のランキング形式で紹介します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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激辛カップ麺ランキング 2019 TOP10

まずはランキングを発表する前に、辛さのボーダーラインを解説しておきます。2019年は例年以上に辛いカップ麺が数多く発売されたのですが、中には激辛と認定できなくはないけれど、辛口以上・激辛未満=大辛かな‥‥という曖昧な商品も多かったので、はっきり激辛と断言できないカップ麺は篩(ふるい)に掛けました。

特に現在の激辛カップ麺市場は2、3年前と比較して辛味水準が大幅に上がっているため、このブログでは2012年2月20日に発売された「ペヤング」のMAXシリーズ第1弾「ペヤング 激辛やきそば(激辛ペヤング)」は “辛くない” と定義しています。なお、辛味の感じ方や味の好みには個人差がありますので、おおらかな気持ちでご覧ください。

それでは、第10位から順に紹介します(※なお、この激辛カップ麺ランキングは、旨味や中毒性の高さなど様々な要因を踏まえて格付けしたもので、単に辛味の強さ順に並べたものではありません)。

10位「ピーヤング 激辛春雨END(エンド)」

「MAXシリーズ」の流れを汲む新商品として現れ、いまだかつてない「激辛春雨」という意味不明なジャンルを叩き出したペヤングもといピーヤング。発売日は2019年6月11日、昨年に世を騒がせた「ペヤング 激辛やきそばEND(激辛MAX END)」の春雨バージョンで、おそらく液体ソースは共通の “激辛ENDソース” だったのですが、体感的な辛さレベルは激辛やきそばENDよりも上。

まるか食品「ピーヤング 激辛春雨END」辛さレベル★8

例のおどろおどろしいパッケージを踏襲しつつ、やきそば “じゃないよ。” とシュールすぎる一言を添え、沖縄を除くローソン先行商品として発売開始。そもそもヘルシーな春雨を激辛にする必要性があるのだろうか——という正論的な疑問はさておき、その意外すぎる着眼点が面白く、実際の辛さレベルも「激辛」の名に相応しい突き抜けた辛さでした。



しかし、オリジナルの「ペヤング 激辛やきそばEND」は油揚げ麺で、対するピーヤングは緑豆春雨(たぶん中国産)という違いは大きく、油脂が少ないことで舌を切り裂いてくるような辛さが際立つ反面、常に並行する苦味が気になるところ。体感的な甘さも弱くなっていたので、あらためて油揚げ麺の大切さに気付かされた一杯でした。とはいえインパクトは抜群、堂々のランクインです。

9位「辛いもんやギロチン監修 激辛焼そば」

第9位は大阪・南船場にある激辛専門店「辛いもんやギロチン 南船場本店」監修の激辛カップ焼そばで、パッケージに記載されている辛さレベルは「へたれ・並・強・鬼・呪・ゴッド」のうち最大ではない “鬼” となっているのですが、文句なしで激辛クラス。しかも、この表記に油断してしまったのか “今年もっともTwitter上で被害報告を頂いたカップ麺” が「ギロチン」でした。

サンヨー食品「辛いもんやギロチン監修 激辛焼そば」辛さレベル★6.5

製造者はサッポロ一番ことサンヨー食品で、発売日は2019年4月15日だったのですが、Twitterでの被害報告(記事引用ツイート)が続くこと4ヶ月弱——激辛カップ麺といえば通常、カプサイシンを凝縮したような激辛オイルで辛味を強化するのが主流となっているのに対し、この「ギロチン」は大量の粗挽き唐辛子と輪切り唐辛子で辛さをアピールしてくる直球スタイル。

それこそ「ギロチン」の本店は非常識(※メニューによっては防塵マスクとゴーグル着用で店員さんが泣きながら調理、客は宣誓書にサイン必須)なので、それに比べたら常識的な辛さでしたが、とにかく唐辛子の量が多いこと。ただ、液体ソースに含まれていた牡蠣の旨味が想像以上に濃密だったので、ただ辛いだけの商品ではありませんでした。とはいえ身体は正直、大量の唐辛子を摂取した翌日には——

8位「千里眼 辛辛辛にんにく豚骨醤油ラーメン」

東京・駒場東大前(東北沢・東大技術研究センター付近)に本店を構える二郎インスパイア系ラーメン店「千里眼(せんりがん)」とのコラボ商品・第5弾で、発売日は2019年11月19日と比較的に新しく、昨2018年12月17日に発売された「千里眼監修 辛辛辛辛辛(カラカラカラカラカラ)にんにく豚骨醤油ラーメン」の続編として開発されたもの。

今年は「辛辛辛(カラカラカラ)にんにく豚骨醤油ラーメン」と商品名から “辛” の文字が二つ減っていたのですが、前回発売品(辛辛辛辛辛)と比較して官能評価に基づく辛さ約2倍の突き抜けた刺激が特徴とアピール。そもそも前回けっこう辛かったので、さすがに辛さ2倍は誇張だと感じたものの、たしかに前作よりも唐辛子のインパクトが増していることを実感しました。



インスパイア系きっての名門が監修しているわりに二郎エッセンスは弱いため、そこが物足りなかったりもしたのですが、品のない激辛揚玉(褒めてますw)で「千里眼」のアイデンティティを表現し、麺も “にんにく練り込み極太麺” に進化。さらにヤサイニンニクマシマシ+豚バラ肉追加で二郎系にカスタマズするとヤバかったので、辛い二郎系アレンジの土台としてもピッタリの商品です。

7位「スパイシー辛辛豚らーめん」

2018年8月28日にも発売されていた寿がきや食品製造・ファミリーマート限定発売の激辛カップ麺「辛辛豚(からからぶた)」の再版で、2019年の発売日は8月6日。師弟関係にある「麺処井の庄」と「麺処一笑(いっしょう)」の両店主がW監修した異色のコラボ商品として開発され、お互いの長所である辛辛魚と濃厚豚骨を融合し、昨年の第1弾では唯一無二の独創的な世界観を構築していたのですが——

寿がきや食品「スパイシー辛辛豚らーめん」辛さレベル★6.5

2019年はパッケージに “辛さUP!” の表記があり、2018年8月発売品と比較して唐辛子の量を当社比1.8倍に強化。なるほど唐辛子の辛さは大辛から激辛にアップしていた反面、前回は印象的だった野太い豚骨の存在感が唐辛子に押されて後退、豚骨と鶏骨のバランスもフィフティになり、どちらかというと「一笑」のルーツ「濃菜麺」の “ベジポタ系” に寄っていると感じました。

しかし、「一笑」の店主・金子哲也氏に事情を聞いてみたところ “なんと豚骨スープ自体はほぼ変えてないのですが、唐辛子が大幅に増えた事、麺の風味がガラリと変わった事で、昨年とは完全に別物のバランスとなりました” との返答に納得。昨年の完成度であれば2019年のTOP3入りも夢ではなかったのに——と、実に惜しい気持ちもあったのですが、それでも今年のTOP10入りを果たした名作です。

6位「蒙古タンメン中本 北極ブラック」

「北極ブラック(ほっきょくブラック)」とは、東京都板橋区に本店を構える “辛うまラーメン日本一” の人気チェーン店「蒙古タンメン中本」の支店「蒙古タンメン中本 吉祥寺店」で開発された限定メニューで、当時の吉祥寺店で副店長を務めていたコバ副店長(2019年12月現在「蒙古タンメン中本 目黒店」店長に異動した小林店長)が考案。

それは蒙古タンメン中本の実店舗でも根強い人気を誇る激辛商品「北極ラーメン」をベースにし、黒マー油を浮かべて大幅にアレンジしたもの。それに倣いカップ麺でも「北極ラーメン」が土台となっていたのですが、具材には豚肉ではなく鶏肉そぼろを合わせ、真っ黒な特製オイル(焦がしにんにくオイル)だけでなく、トレンド味覚の花椒(かしょう)も使用することで既存品と完全に差別化しました。



花椒の痺れ(麻味)が唐辛子の辛さ(辣味)を増幅させるため、体感的な辛さレベルは「北極ラーメン」よりも高く、明らかに雰囲気は別物。正直、総合力の高さでは “赤い北極” に及ばなかったものの、確かな爪痕を残しました。発売日はカップ麺の新商品としては珍しい土曜日の2019年2月23日、セブン&アイ×蒙古タンメン中本シリーズの発売10周年記念商品第2弾として開発されたカップ麺です。

5位「地獄の担担麺 護摩龍 阿修羅2nd」

元祖地獄系担担麺「地獄の担担麺 天竜本店」監修のもと、ライセンス店舗「地獄の担担麺 護摩龍(ごまりゅう)」の辛さレベル “阿修羅(あしゅら)” をイメージして開発されたカップ麺で、タイトルに2nd(セカンド)とあるように、2018年4月23日発売品に続く第2弾。2019年の発売日は2月12日、今年は昨年と比較してスープのクオリティに磨きがかかっていました。

サンヨー食品「地獄の担担麺 護摩龍 阿修羅2nd」辛さレベル★6

正直、辛味の強さを重視するのであれば、もっともっと上を目指すことは可能だと思います。しかし、とにかく今年のスープは中毒性が高く、大量の芝麻醤(ねりごま)と強い甘味による「辛い」と「甘い」のバランスが秀逸で、普段は残すように気を付けているスープを思わず飲み干してしまったほど。

一般的な担担麺と大きく違うのは、昨年からトレンド入りしている中国の華北山椒・花椒(かしょう)を使っていないところで、最初そんなに辛くない‥‥からの後半じわじわ追い上げてくる蓄積型の辛さ。ふと涙腺が緩み、けれども旨味・コクの重心が低いため、不思議と苦痛ではありません。かなり隙がない一杯だったので、おそらく2020年も再版されると思いますが、そろそろ話題の「無限」にも挑戦してもらいたいですね。

4位「来来亭 旨辛麺 辛さMAX」

2019年7月23日にファミリーマート限定商品として登場した「来来亭(らいらいてい)」初となる本気の激辛カップラーメンで、製造は以前から同店とコラボしているエースコック。実は来来亭の実店舗で “蒙古タンメン中本の「北極ラーメン」に対抗すべく開発” された「旨辛麺MAX」という裏メニューが存在し、それをカップ麺で表現したのが「来来亭 旨辛麺 辛さMAX」という問題児。

エースコック「来来亭 旨辛麺 辛さMAX」辛さレベル★8

まるで死神を模したようなデザインのパッケージには “辛いものが得意な方のみ挑戦してください” という警告文の記載があり、元ネタが中本の北極超えを意識しているだけのことはあって、カップ麺の辛さレベルもセブンの「北極ラーメン」を凌駕するほど。2018年7月に発売された「辛マシ」よりも圧倒的に辛く、もちろん突き抜けて辛いだけのカップ麺ではありません。



別添の小袋は液体スープとスパイスの2袋構成で、液体スープを開封した瞬間に漂ってくる野菜を炒めたような香りもさることながら、スパイスに含まれていたプッコチ(青唐辛子)を彷彿とさせるアクセントも個性的で、その奥から湧き上がってくる甘味のコントラストによって中毒性の高さもバッチリ。これまでの「旨辛麺」とは一線を画す、来来亭シリーズ史上最強の激辛カップ麺ここに君臨でした。

3位「トナリ 辛激タンメン 巨辛」

コンビニ辛うま系カップめん市場を牽引するセブンイレブンの「蒙古タンメン中本」に対抗するかたちで現れ、以降はローソン名店シリーズとして常時販売されているカップラーメン「明星 東京タンメン トナリ 辛激(しんげき)タンメン」より、満を持す激辛カップ麺として登場した「辛激タンメン巨辛(きょしん)」。発売日は2019年3月26日、全国のローソンに数量限定で卸されます。

明星食品「トナリ 辛激タンメン巨辛」辛さレベル★7

この「巨辛」もセブンプレミアムの「北極ラーメン」に応戦するかたちで開発された商品で、パッケージには激辛究極型の文字。通常の「辛激タンメン」にはペースト状の小袋(辛激ペースト)を別添しているところ、「巨辛」にはオイル系の小袋(巨辛オイル)を別添し、その辛さレベルも「北極」と肩を並べるほど——そして、なんといっても “乾物の旨味” が他社の激辛カップ麺にはない最大の魅力。

それは通常の「辛激タンメン」から継承されたもので、干し海老や干し貝柱を彷彿とさせるXO醤系の旨味。さらに動物系のコクも辛さに負けないほど重く、トナリのタンメンといえば生姜のキレやニンニクも強めに効かせ、突き抜けた辛さと対比を描く絶妙な甘みで尋常じゃない中毒性の高さを誇っている、激辛究極型の文も誇張ではない辛激シリーズ史上最高峰の名作でした。

2位「蒙古タンメン中本 北極ラーメン」

これなくして激辛カップ麺は語れない、前述した「北極ブラック」のベースにもなっているカップラーメンで、同店のグランドメニューとして展開している「北極ラーメン」を再現したもの。販売店は全国のセブンイレブン及びイトーヨーカドー、ヨークベニマル、ヨークマート、オムニ7すべてが対象で、初めて商品化された2014年7月14日以来、毎年7月恒例の定番商品となっています。

2014年7月発売の北極ラーメン第1弾、及び2015年7月発売の第2弾も麺量60gのレギュラーサイズで登場し、2016年7月発売の第3弾から大盛りサイズの縦型ビッグに刷新されているのですが、2016年・2017年・2018年・2019年と “4年間まったく中身が変わっていない” テコ入れなしの再販が続けられるほど完成した内容で、通算6回目となる2019年の発売日は7月9日。



コクのある合わせ味噌にガツンと効いたガーリックのパンチ、そして舌や歯触りにザラつきを覚えるほど大量の擂り胡麻もポイントで、別添の「極辛オイル」投入後の辛さレベルは堂々の激辛。けれども辛さの中にある旨みと甘みに常習性があり、もはや欠点らしい欠点が見当たらないのですが、今年ノーマル版の「辛旨味噌」がリニューアル(微妙に値上げ+麺を増量)しているため、2020年は北極も仕様を変えてくるかもしれません。

1位「麺処井の庄監修 辛辛魚らーめん」

そして映えある第1位は、こちらも毎年恒例となっている激辛カップ麺「麺処井の庄(めんどころ いのしょう)監修 辛辛魚(からからうお)らーめん」。2019年は第7位にランクインしたファミマの「辛辛豚」やローソン限定「辛辛魚まぜそば」(7月23日発売)、通販限定「辛辛魚らーめん 辛辛MAXⅢ シビレVer.」なども出ましたが、いずれも「辛辛魚らーめん」に太刀打ちできず、特に2019年は「傑作」と呼べる完成度の高さ。

寿がきや食品「麺処井の庄監修 辛辛魚らーめん」辛さレベル★7

2009年1月26日の発売以来、魚介が強くなったり辛さが強くなったりとマイナーチェンジを重ね、今年は「さらなる辛旨を追求!」ということで魚粉と豚骨の配合が見直された結果、豚骨の包容力が目に見えてアップ。正直、ランキング的には「北極ラーメン」と同列に位置しているのですが、4年間(いい意味で)変化のない北極に対し、今年の辛辛魚には昨年との違いが見られたので、こちらを僅差で「激辛カップ麺ランキング2019」の1位に選定しました。

ちなみに2019年版の発売日は2月18日と例年よりも遅く(基本的には1月発売だった)、今年だけ8月上旬まで製造継続という異例のスケジュールが組まれ、最終生産品の賞味期限は2020年2月。実は “すでに2020年の「辛辛魚ラーメン」は2月に発売されることが決定している” ので、今年は実質的に1年間ずっと辛辛魚が食べられるように配慮されていました。次回の新作まで残り2ヶ月以内、もうすぐですよ。

関連記事:【総まとめ】カップ麺ランキング2019 〜年間1,098杯のカップ麺を食べたマニアが厳選〜

まとめ

2019年は辛口以上・激辛未満・痺れ特化型のカップ麺も例年以上に多かったので、もうちょっと辛さのハードルを下げるとランキングの内容も変わってくるのですが、今年は “ちゃんと辛いカップ麺のみ” 厳選し、以上のように格付けしました。とはいえ味のジャンルや値段(コスパ)も違うため、かなり甲乙付けがたかったです。そして、最後に2019年の新商品ではないのですが——

磯山商事「18禁カップメン」辛さレベル※測定不能

おそらく日本で一番辛いカップ麺がコチラ、磯山商事の「18禁カップメン」という劇物。おそろしいことに通年商品で、世界一辛い唐辛子としてギネス世界記録に認定されたこともある「ブート・ジョロキア」が “まるごと1本そのまま入っている” ちょっと頭のおかしい——(中略)というわけで、2020年の番狂わせに期待しつつ、来年も一緒にカップ麺を楽しんでいけたらなと思います。

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