「麺処井の庄監修 辛辛魚らーめん」豚骨×魚介×激辛の傑作! 2019年版レビュー

寿がきや食品

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2019年02月18日(月)新発売のカップ麺、寿がきや食品「麺処井の庄監修 辛辛魚らーめん」の実食レビューです。

辛辛魚(からからうお)のカップラーメンさらなる辛旨を追求!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。お時間よろしければ、最後までお付き合いください。

麺処井の庄監修 辛辛魚らーめん 2019

「麺処井の庄監修 辛辛魚らーめん」とは、寿がきや食品が製造・販売している激辛カップ麺で、「めんどころいのしょうかんしゅう からからうおらーめん」と読みます。第1弾の2009年1月26日(月)発売以降、毎年恒例となっている冬の風物詩的な存在なのですが、昨年に発売10周年を迎え、2019年で発売11年目となりました。



「麺処 井の庄」(めんどころ いのしょう)とは、2006年1月20日にオープンした東京都練馬区石神井町にあるラーメン店で、カップ麺にもなっている「辛辛魚らーめん」や同系統の「辛辛魚つけめん」、また辛くない「つけめん」や「中華そば」、「まぜそば」などもグランドメニューにあるようですが、やはり実際の店舗でも1番人気は「辛辛魚」みたいですね。

「麺処 井の庄」の店主・中村泰介氏は、東池袋大勝軒の系譜にある津田沼の名店「必勝軒」や辛うまラーメン日本一でおなじみ「蒙古タンメン中本(池袋店)」出身という異色の店舗で修行した経歴の持ち主なのですが、そのルーツがあったからこそ多くの固定ファンを獲得し続けている「辛辛魚」を創り出せたのかもしれません。

2019年は「さらなる辛旨を追求!」ということで、寿がきや食品曰く “より辛味のある唐辛子粉末を採用して、奥行きのある辛味を表現しました” と公式ホームページの商品情報に記載されているのですが、さらに “魚粉と豚骨の配合を見直し、一層風味良くどっしりとした旨味のスープに仕上げました” と続いています。より辛味のある唐辛子粉末はハバネロか、それとも‥‥

ちなみに初版の2009年〜2012年までは焼き海苔が別添されていたのですが、2013年の「限界突破 辛さリミット解放!!」から焼き海苔が廃止され、具材はネギのみという簡素な構成になりました。しかし、辛辛魚のアイデンティティともいえる唐辛子と魚粉の赤山で物足りなさを感じることはなく、これまで食べてきた辛辛魚の中では2014年1月27日(月)発売品が最も秀逸な仕上がりだったと記憶しています(当ブログでいうところの★8〜9クラス)。



パッケージには「※大変辛いラーメンです。辛いものが苦手な方はご注意ください」という激辛カップ麺では定番の警告文があり、辛辛魚のコンセプト「豚骨×魚介×激辛」をアピール。さらに全粒粉入太麺を使用している点も例年通りですが、いつも1月の暮れに発売されていたので、ちょっと今年は遅めのリリースとなりました。

私は豚骨が強めで激辛と魚介のバランスが完璧だと感じていた2014年の辛辛魚に固執しているので、それ以降は評価のハードルが高くなっているのですが、前回(2018年発売品)は若干ながら辛さが控えめになり、豚骨と魚介が太くなったと記憶してます。今年は辛味の強い唐辛子粉末を採用し、魚粉と豚骨の配合も見直しているということで、唐辛子の品種とスープのバランスに注目ですね。

開封

別添の小袋は、スーちゃん(寿がきや食品のイメージキャラクター)が元気よく飛び跳ねている先入れの「かやく入スープ」、後入れの「液体スープ」と「後入れ粉末スープ」で前回と同じく合計3種類。液体スープはズッシリと重く、また後入れ粉末スープに入っているのがパッケージでも目立っている赤山の素(魚粉×唐辛子)です。



全体的に黒ずんだ色合いの全粒粉を練り込んだノンフライ麺が採用されているのですが、含有率は小麦粉に占める割合のうち5%となっています。全粒粉というのは小麦粉の種類で、実際のラーメン店でも採用している店が多くなってきましたが、小麦の胚乳のみを使用した白い小麦粉とは異なり、表皮や胚芽などを丸ごと粉にしたもの‥つまり通常の小麦粉を白米に例えると、全粒粉は玄米みたいなものですね。

かなり細かく挽いてありますが、よく見ると全粒粉と思われる小さな茶色い粒がチラホラと視認できます。ちなみに販売者は「寿がきや食品株式会社(Sugakiya Foods)」、製造所は「加ト吉水産株式会社フーズ部群馬工場」となっているのですが、2017年頃から販売されている寿がきや食品のノンフライ麺を使用した製品では定番のメーカーとなりました(2018年のカップめん版「辛辛魚らーめん」も製造所は加ト吉水産でした)。

製品情報・購入価格

製品名:麺処井の庄監修 辛辛魚らーめん
販売者:寿がきや食品
製造所:加ト吉水産株式会社フーズ部群馬工場
内容量:136g(めん75g)
発売日:2019年02月18日(月)
JANコード:4901677082459
希望小売価格:260円(税抜)

発売地域:全国(沖縄除く)
購入価格:246円(税込)
取得店舗:イオンリテール

麺の種類:ノンフライ麺(全粒粉入太麺)
スタイル:大判どんぶり型
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:450ml
調理時間:熱湯4分
小袋構成:3袋(かやく入スープ / 液体スープ / 後入れ粉末スープ)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】めん(小麦粉(国内製造)、小麦全粒粉、食塩、植物油脂、小麦たん白、大豆食物繊維、たん白加水分解物)、スープ(しょうゆ、ポークエキス、動物油脂、唐辛子、糖類、香味油、粉末かつお節、たん白加水分解物、チキンエキス、ポーク調味油、デキストリン、食塩、ポークパウダー、ローストしょうゆ調味液、ガーリックペースト、香辛料)、かやく(ねぎ)/ 加工デンプン、調味料(アミノ酸等)、増粘剤(加工デンプン、増粘多糖類)、着色料(カラメル、クチナシ、パプリカ色素)、炭酸カルシウム、かんすい、乳化剤、香辛料抽出物、酸化防止剤(V.E)、香料、(一部に卵・小麦・ごま・大豆・鶏肉・豚肉を含む)
【本品に含まれるアレルギー物質】卵・小麦・ごま・大豆・鶏肉・豚肉 ※特定原材料及びそれに準ずるものを表示(27品目中)

実食開始

先入れの「かやく入スープ」ですが、中に入っている「かやく」は「ネギ」のみ‥ということで、具材の構成については変更なし、開封した時の香りも前回から大きく変わっていません。ハバネロ特有の香りも混ざっているのですが、ブート・ジョロキア以上の非常識な唐辛子に通じる危険な香りは目立っていなかったので、この段階から毛穴が開くような危険性を覚えることはないでしょう。



麺は太麺ですが湯戻し時間は熱湯4分、液体スープを入れる前にノンフライ麺をほぐし、粉末スープの溶け残りがないよう念入りに混ぜてから液体スープを投入しましょう。とろみ成分が先入れの粉末スープに仕込まれていたので、特に液体スープを入れる前は徹底的にかき混ぜてください(※推奨かき混ぜ時間:最短でも30秒以上)。

待っている間に液体スープはフタの上で温めるようにと調理方法にも記載されているのですが、けっこう量が多いので、すこしでもアツアツで食べたい方は事前に小袋ごと熱湯に浸けるなどして温めておきましょう。ただし、がっつり沸騰した熱湯の中に放り込んで湯煎すると小袋が変質してしまうので、くれぐれも注意してください。

粉末スープと液体スープを全体に馴染ませたら、最後に「後入れ粉末スープ」(唐辛子粉末と魚粉)を山のようにトッピングしたら完成です。後のことを思うと後入れ粉末スープは満遍なくスープの表面に広げたほうが食べやすいんですけど、やっぱり雰囲気も大切ですし、お店やカップ麺のパッケージみたいに盛りたくなりますよね(笑)。

後入れ粉末スープを入れると唐辛子特有の芳ばしさと力強い鰹が香ってくるのですが、やはり前述したジョロキアなどに通じる柑橘系の香りは目立っていなかったので、より辛味の強い唐辛子粉末の品種はハバネロまでかもしれません。それでは、「めん」「スープ」「かやく」の項目に分けて解説し、前回との違いを意識しながら最後の「総評」でカップ麺としての総合力を評価します。

1食(136g)当たり

カロリー:495kcal
たん白質:14.8g
脂  質:19.0g
炭水化物:66.2g
食塩相当量:6.2g
(めん・かやく:1.4g)
(スープ:4.8g)
カルシウム:272mg

※参考値(調理直後に分別して分析)
エネルギー:495kcal(めん・かやく:302kcal)(スープ:193kcal)

めん

全粒粉を配合したコシと弾力のある、スープによく絡むノンフライ太めん。

(出典:寿がきや食品「商品情報」)

おそらく2018年発売品と共通

かなりスープがヤンチャなので、全粒粉の恩恵を明白に体感するのは難しいかもしれませんが、しっかりとしたコシの強さから麺の存在感が埋没することはありません。熱湯4分+スープ類を混ぜる時間を考慮すると実際に食べ始めるのは熱湯5分30秒〜6分前後になるかと思いますが、歯応えのある硬めの食感に仕上がります。

強めに縮れが施された幅のある平打ち麺という形状からスープのリフト性能が高く、さらに今回のスープはドロッと高粘度なので、麺に対して容赦無く激辛スープが纏わり付いてくるのですが、ぜんぜんバランスは大丈夫。もっちもちの多加水麺タイプではありませんが、ギュッと詰まったようなコシの強さが魅力的ですね。



全粒粉のニュアンスや小麦の風味こそ激辛スープに押されて鳴りを潜めてしまっているのですが、きっちりスープのインパクトに張り合っているので、結果的な印象は悪くありません。2018年から麺の幅が狭くなり、その分だけ厚みが増しているのですが、調理前の見た目(色)やサイズ感から察するに、おそらく麺は前回から変更なしだと思います。

スープ

豚骨ベースに特製ラー油をたっぷり加えた濃厚辛口豚骨醤油スープ。唐辛子と鰹荒粉をブレンドした特製辛魚粉付。

(出典:寿がきや食品「商品情報」)

確実に進化を遂げた辛旨スープ!

2018年発売品と比較してスープの原材料は同じですが、原材料名の並びを見るとポーク調味油とデキストリンの位置が入れ替わっています。原材料名の並びは食品表示法によって含有量の多いものから手前に書かないといけないのですが、つまりデキストリンよりもポーク調味料の含有率が上回ったということですね。

という小難しい話は抜きにして体感的にも豚骨は濃厚で、魚粉と唐辛子の山(後入れ粉末スープ)を全体に攪拌(かくはん)する前のスープは、まったりと濃厚な豚骨感を楽しむことができます。この時点で辛さは辛口ですが、なんのこれしき激辛クラスではありません。もちろん魚粉のインパクトも備わる前なんですけど、けっこう出汁っぽさがあったりして、液体スープだけの状態でも美味しいです。

そして山盛りの魚粉と唐辛子を全体に馴染ませると表情は一変‥辛さレベルは辛い食べ物が苦手なら激辛、辛い食べ物が得意なら程よく大辛、激辛フリークには物足りない刺激になるかもしれませんが、とりあえず市販のカップラーメンとしては激辛認定しても差し支えありません。より辛味のある唐辛子粉末を採用したとのことで、たしかに前回と比較して辛さがアップしたように感じました。

しかし、ただ辛いだけじゃないのが辛辛魚。唐辛子の中にハバネロも含まれていると思うのですが、ハバネロ特有のクセは控えめ、遅効性ではなく即効性で瞬発力のある辛さです。それは余韻としても残りますが、じりじり居座って苦痛になるほど粘着質なタイプではありません。さらに鰹を主体とした粗削りの魚粉にも攻撃性があり、一見すると暴力的なんですけど、そう思わせないのが豚骨の包容力。

前回から唐辛子だけでなく魚粉の威力も強くなったように感じたのですが、同時に豚骨の膨よかな旨味も増したように感じたので、以前よりも奥行きのある、とても濃厚なスープに進化していました。唐辛子と魚粉を攪拌すると「つけめん」よろしくドロッドロの超高粘度スープになるんですけど、濃厚さの指標を履き違えていないので、まったく不自然ではなかったです。

かやく

ネギ。

(出典:寿がきや食品「商品情報」)

慣れましょう(笑)

上記の “ネギ。” という製品説明は寿がきや食品のコーポレートサイト内にある商品情報から丸ごと引用しているのですが、「かやく」の項目に書いてある紹介文が冗談抜きで “ネギ。” の一言だけなんです。ほんとうに。辛辛魚のカップラーメンを食べ慣れている方は違和感ないと思いますが、税別260円のカップ麺で具材がネギだけって強気ですよね。

実際の「辛辛魚らーめん」には海苔、白ネギ、ぶっといメンマ、チャーシューがトッピングされているのですが、カップ麺は赤い山も具材と思って割り切る、くらいの気持ちで食べましょう。とはいえ実際のところスープのインパクトが凄まじいので、そんなに言うほど気になりません。

小さいメンマとかが中途半端に入っている程度だと逆に具材の弱さが目立っていたかもしれませんし、麺とスープに潔く全力なスタンスは清々しくて好印象ですらあります。願わくば焼き海苔の復活を望みたいところではあるものの、スープが手薄になったら嫌なので、とりあえずステイ。それにネギは意外と大きめにカットされている部分もあるので、特に白い部位はシャキッと存在感があってアクセントによかったです。

総評

★★★★★★★★☆☆(★8)

ノンフライ麺とネギは据え置きですが、スープは確実に進化していると感じました。すでに記憶から薄れつつあるのですが、この辛旨バランスは2014年の辛辛魚らーめん再来と言っても過言ではないかもしれません。どっしりとした豚骨、たっぷりの唐辛子、攻撃的な鰹が火花を散らしながらも調和を果たしている、2019年の辛辛魚らーめんはシリーズの中でも傑作だと感じました。

2016年8月に “打倒カップめん” をコンセプトに開発された「麺処井の庄監修 辛辛魚らーめん 辛辛MAXバージョン」という袋めん版もあるのですが、2019年2月19日(火)10時より、ハバネロを使用してパワーアップした「バージョンⅡ」が寿がきや食品楽天ショップ及び寿がきや食品ヤフーショップにて販売再開されるので(数量限定)、無事に入手できたらカップ麺と食べ比べてレビューしたいと思います。

とにもかくにも「辛辛魚(からからうお)」のカップ麺2019年発売品は、ファンの期待を裏切らない傑作でした。辛い食べ物が苦手な方にはオススメできませんが、歴代ファンの方におかれましては箱買いの準備を、まだ未体験で魚粉と激辛が得意な方は、ぜひ今回を機に試してみてください。

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