記事内に広告が含まれています

【二郎系】千里眼監修「辛辛辛にんにく豚骨醤油ラーメン」中毒性注意 “超激辛” カップ麺!!

スポンサーリンク
明星食品

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2019年11月19日(火)新発売のカップ麺、明星食品「明星 千里眼監修 辛辛辛(カラカラカラ)にんにく豚骨醤油ラーメン」の実食レビューです。

激辛揚玉と激辛スープが織り成す究極の辛さ!? 二郎系きっての人気店「千里眼」監修 “超激辛大盛カップラーメン” が進化して再登場!!

辛い? 辛くない? 実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

スポンサーリンク

千里眼 辛辛辛にんにく豚骨醤油ラーメン

「ラーメン千里眼(ラーメンせんりがん)」とは、東京・駒場東大前(東北沢・東大技術研究センター付近)に本店を構える二郎インスパイア系のラーメン店で、創業は2009年11月1日。東京・神保町にある人気インスパイア店「用心棒(ようじんぼう)」出身の新田祐三氏が開業し、2019年現在は同じく用心棒出身の安川隆司氏が店長を務めています。

いまや本家「ラーメン二郎」の10倍以上は店舗数があるといわれているインスパイア店の中でも “最高峰” と謳われ、実力はトップクラスとの評判・口コミも多く、もはや「千里眼系」という新たな系譜が定着しつつある行列必至の千里眼。明星食品とは2018年2月からタイアップを続けており、今回の「辛辛辛にんにく豚骨醤油ラーメン」は千里眼コラボ第5弾となる新商品。



「千里眼」伝説の限定メニュー “ニンニクザンマイコレデモカ!” を再現した第1弾の汁なしカップ麺「明星 千里眼 ガーリックまぜそば 大盛」(2018年2月19日発売)を皮切りに、今度は “ゲキカラザンマイコレデモカ!” とパッケージに記した激辛バージョン「明星 千里眼監修 辛辛辛(カラカラカラ)まぜそば 大盛」(2018年10月22日発売)を第2弾としてリリース。

コラボ第3弾はシリーズ初の汁ありで、今回の前身となるガッツリ系の超激辛大盛カップラーメン「明星 千里眼監修 辛辛辛辛辛(カラカラカラカラカラ)にんにく豚骨醤油ラーメン」を発売(2018年12月17日)。第2弾は辛辛辛(辛3)、第3弾は辛辛辛辛辛(辛5)と続いたので、流れ的に第4弾は辛辛辛辛辛辛辛(辛7)が来るかと思いきや——

2019年2月25日、コラボ第1弾のガーリックマシマシ版「明星 千里眼 ガーリックまぜそば 大盛」を第4弾として発売。そして第5弾となる今回は、第3弾「辛辛辛辛辛にんにく豚骨醤油ラーメン」の続編で、前回から「辛」の文字が2つ減っているのですが、明星食品曰く “唐辛子を強烈に効かせ、前回品より辛さ約2倍(官能評価による)の突き抜けた辛さが特徴” とのこと。

官能評価(かんのうひょうか)とは、人の五感(視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚)に頼って物の特性や人の感覚そのものを測定する方法を指します。たとえば今回の「辛さ約2倍」は、機械でカプサイシンの含有量を測定・算出したものではなく、このカップ麺を食べた “人の感覚” で検査・評価された結果。つまり、けっこうアバウトな指標に基づいたもの。



辛さ(痛み)の感じ方には個人差があるので、いわゆる激辛カップ麺と呼ばる商品でも「ぜんぜん辛くない」という人もいれば「辛すぎて食べられない」と悶絶する方まで振り幅が広く、ネット上でも意見が一致しないこともしばしば。しかし、前回の「辛辛辛辛辛」は市販品として激辛を名乗るに相応しく、けっこう突き抜けた辛さの激辛ラーメンに仕上がっていました。

前回の「辛辛辛辛辛」(第3弾)に辛さレベルの表記はありませんでしたが、今回の「辛辛辛」(第5弾)には辛さレベルの表記があり、とうぜんの如く5段階中 “MAX” の5。その下には「※辛味による刺激が大変強いので、十分に注意してお召し上がりください」との警告文が記載されています。で、もう一つ注意したいのがコンビニだと「販売店が限られている」ということ。

カップ麺の取扱店情報と内容物

明星食品の公式ウェブサイトには買いてありませんが、どこに売ってるのか明星食品の担当者に電話で確認したところ、コンビニでは「ミニストップ」とJR東日本の「ニューデイズ」でしか買えないらしく、他のコンビニには売ってないとの回答。上記の写真はミニストップの店内写真で、たしかに行く先々のローソン、ファミリーマート、セブンイレブンには売っていませんでした。



しかしながら “コンビニ限定商品ではない” ので、スーパーやドラッグストア、ディスカウントストア(ドンキホーテ)など、コンビニ以外の販売店では特に販路の制限もなく、東京・駒場にある「千里眼」本店でも数量限定の特別価格200円で販売中。さらに実店舗では本店連動企画として、本日2019年11月19日(火)まで普段よりも辛〜い「激辛揚げ」を用意。

カップ麺に別添されている小袋は、「かやく入り粉末スープ」「液体スープ」「あとのせかやく」の合計3袋。あとのせかやくの中に入っているのが “激辛揚げ(唐辛子風味の激辛揚玉)” に該当するもので、おそらく同店監修の第2弾「辛辛辛まぜそば」及び第3弾「辛辛辛辛辛にんにく豚骨醤油ラーメン」にも入っていた、千里眼名物の辛い揚玉・辛あげ(からあげ)の激辛アレンジ版でしょう。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:明星 千里眼監修 辛辛辛にんにく豚骨醤油ラーメン
販売者:明星食品株式会社
製造所:東日本明星 埼玉工場(R)埼玉県比企郡嵐山町川島2360
内容量:123g(めん90g)
商品コード:4902881438124(JANコード)

発売日:2019年11月19日(火)
実食日:2019年11月19日(火)
発売地域:全国(全チャネル販売)
取得店舗:コンビニ(ミニストップ)
商品購入価格:264円(税込8%)
希望小売価格:245円(税別)

麺の種類:油揚げ麺
スタイル:大判どんぶり型
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:480ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:3袋(かやく入り粉末スープ・液体スープ・あとのせかやく)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、しょうゆ、酵母エキス、香辛料)、スープ(豚・鶏エキス、香辛料、豚脂、食塩、しょうゆ、糖類、たん白加水分解物、香味油、酵母エキス、酵母粉末、植物油脂、かつおぶしエキス、発酵調味料、醸造酢、香味調味料)、かやく(キャベツ、オニオン入り揚げ玉、香辛料、ローストガーリック、ニラ)/ 加工デンプン、調味料(アミノ酸等)、カラメル色素、増粘多糖類、炭酸カルシウム、かんすい、酒精、乳化剤、カロチノイド色素、微粒二酸化ケイ素、酸化防止剤(ビタミンE)、香料、酸味料、炭酸マグネシウム、甘味料(スクラロース)、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に卵・乳成分・小麦・えび・牛肉・ごま・さけ・さば・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)※本品製造設備では、そば・かにを含む製品を生産しています。

実食開始

具材のキャベツは最初から容器の中に入っていて、残念ながらモヤシは入っていませんが、けっこうキャベツが多いのは前回と同じポイント。麺は熱湯5分の油揚げ麺で、パッケージには “にんにく練り込み極太麺” と書いてあるように、第3弾「辛辛辛辛辛にんにく豚骨醤油ラーメン」の極太麺からガーリック練り込み麺に進化しています。



「千里眼」の実店舗では特別価格の200円で販売されていましたが、コンビニで購入した場合の税込価格は264円。もはやノンフライ麺を採用した大判どんぶり型の商品に匹敵する値段ではあるものの、調理前の麺重量は大盛バケツ型の標準量と同じ90gの大盛り仕様。ちなみに3つの小袋は “すべて後入れ” なので、うっかり粉末スープや液体スープを先に入れないように注意しましょう。

さて、調理直後すでに辛そうな香りが部屋に充満し、期待値を煽ってくる千里眼コラボ第5弾——果たして前回発売品(第3弾)よりも約2倍辛い超激辛なのかどうかに注目しつつ、「めん」「スープ」「かやく」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します(※第3弾の詳細については、「明星 千里眼監修 辛辛辛辛辛にんにく豚骨醤油ラーメン」の記事をご覧ください)。

栄養成分表示:1食(123g)当たり

カロリー:520kcal
たん白質:9.9g
脂  質:16.7g
炭水化物:82.6g
食塩相当量:6.7g
(めん・かやく:2.3g)
   (スープ:4.4g)
ビタミンB1:0.30mg
ビタミンB2:0.37mg
カルシウム:169mg

参考値(調理直後に分別した値)
熱量:520kcal(めん・かやく:452kcal)(スープ:68kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

もっちもちの大盛り多加水麺
5.5

「千里眼」の実店舗で提供されている麺の特徴は、加水率の低い強付いた食感で、いかにも二郎ライクなゴワゴワ・ワシワシ系の無骨な縮れ麺を使用しています(※推定加水率は33%前後)。しかし、対する今回のカップラーメンに採用されている油揚げ麺は、前回と同じく丸刃でカットされた平打ちタイプの多加水麺で、食感はモッチモチ。

ほぼ縮れのないストレート状ですし、麺の表面は摩擦抵抗ゼロの滑らかさ。たとえば実店舗の麺を “剛の麺” とするならば、カップ麺の「辛辛辛にんにく豚骨醤油ラーメン」は “柔の麺” といった印象で、ほぼ真逆に近いかもしれません。けれども高密度な質感は、一つの油揚げ麺としてのクオリティが高く、これが大盛りで食べられるのは高く評価できるポイント。



値段が値段なので、めちゃくちゃコストパフォーマンスが高いわけではないのですが、いい意味で値段相応の品質です。つるみのあるストレート多加水麺という性質から、スープの乗りが完璧とはいえないものの、にんにく練り込み麺に進化したことで前回よりもスープとの一体感は向上し、辛いスープに対抗する油揚げ麺特有の甘みに中毒性を覚えました。

スープ

独特の旨味と強烈な辛さ!
7.0

「かやく入り粉末スープ」は量が多く、中にはニラが同梱されていて、開封した瞬間からハバネロ系統の香りが立ち、辛さレベルは “この時点で激辛” といっても差し支えありません。まだ超激辛クラスではないものの、すでに激辛カップ麺の定番「ペヤング 激辛やきそば」(まるか食品)の辛さレベルは超えています。

粉末スープの主成分はガーリックパウダーと豚骨エキス、そして粉末赤唐辛子の品種は体感的にハバネロがブレンドされていて、食べ始めは “あれ? そんなに辛くないかも——” なんですけど、じわじわ追ってくる遅効性かつ蓄積型の辛さ。ひとたび「辛い」と感じたら最後、じりじりと口の中に辛さが居座るので、いかんせんタチが悪い(※無論、いい意味で)。

しかし、ただ辛いだけが芸のスープではありません。液体スープに仕込まれている豚脂が粉末スープの鶏・豚エキスを引き上げ、液体しょうゆのキレとコク、さらに鰹節や発酵調味料の旨味でスープの深みが増し、強烈な辛さの奥には確かな旨味の層があります。中でも乾物系のテイストが印象的で、これは明星食品の辛いカップ麺に共通する個性的なポイント。

液体スープの中に含まれているラー油系のオイル成分は多くないのですが、おそらく辛味成分を凝縮しているのでしょう。液体スープを入れた後の辛さレベルは激辛カップ麺の中でも上位に食い込み、もう充分に激辛なんですけど、侮ってはいけないのが「激辛揚げ」(あとのせかやく)の存在です。

かやく

激辛揚玉は伊達じゃない
5.5

たまたまハズレたのかニラは軸の部分が入っておらず、そもそも量が少ないため、ほとんど存在感はありません。しかし、けっこうキャベツは多めに入っていて、毎度おなじみクタクタの茹でキャベツではあるものの、確実に食べ応えに寄与。で、あとのせかやくの激辛揚玉なんですけど、前回よりも量が増えたような気が——

たぶん激辛揚玉そのものは変わってなくて、あいかわらず油臭いというか、けっして上品な味ではないものの、いい意味で「千里眼」らしいと思える個性を表現。おそらく激辛揚玉にもハバネロが使われていて、これ単体でも地味に辛く、全体のジャンクさを底上げすると同時にスープの辛さも尻上がり。

激辛揚玉がスープに馴染んでくると、辛揚げのヤンチャな風味が広がって、必然的にスープの粘度も上昇。最終的な辛さレベルは「麺処井の庄監修 辛辛魚らーめん」(寿がきや食品)や「蒙古タンメン中本 北極ラーメン」(日清食品)に匹敵するか “それ以上” なので、辛い食べ物が苦手な方は充分に注意してください。

総評

★★★★★★☆☆☆☆(★6)

前回の「辛辛辛辛辛にんにく豚骨醤油ラーメン」と比較して具材の構成は変わっていませんし、スープの方向性も同じでしたが、いわれてみれば辛さがアップしていたことと、にんにく練り込み極太麺には確かな進化を感じました。「千里眼」は二郎系インスパイア店の中でも屈指の人気店なので、そのイメージからすると具材やニンニクの勢いは頼りないと言わざるを得ませんが——

昨年、家二郎もとい家里眼的に「千里眼 辛辛辛辛辛にんにく豚骨醤油ラーメン」を二郎インスパイア風にアレンジした結果 “非常識に美味しかった” ので、よかったらアレンジ記事も参考にしてください。最終的な辛さレベルは前年比1.2倍くらいだったので、さすがに公式の辛さ約2倍は言い過ぎですけど、辛さも旨さも激辛カップ麺の中では上位に食い込む完成度の高さです。

タイトルとURLをコピーしました