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【まとめ】年越しそばにオススメのカップ麺 2018年総集編

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まとめ

どうも、taka :aです。

本日は、2018年に発売された和風カップ麺そば部門より、「年越しそばにオススメのカップ麺」を厳選してみました。

実際に食べてみた感想を添えてカップ麺の特徴を解説し、どんな方にオススメかジャンル別に紹介します。お時間よろしければ、最後までお付き合いください。

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年越しそばにオススメのカップ麺 2018年版

「年越し蕎麦」(としこしそば)とは、一般的に大晦日(おおみそか)の12月31日に縁起を担いで食べる蕎麦のことで、歳末に行われる日本の風物詩。私の地方では何の変哲もない「つけそば」もしくは「にしんそば」が定番なんですけど、つけ蕎麦で食べる時には卵、とろろ芋、ねぎ、わさび、大根おろしなどの薬味を使います。

福井県では大根おろしで伸ばした濃いめの蕎麦つゆで食べる「越前そば」、沖縄では年越しそばに「沖縄そば」、香川県では蕎麦の代わりに「年越しうどん」、岩手県では歳の数だけ「椀子そば」、北海道や京都では「にしんそば」、水戸の「けんちん蕎麦」など、昔から地域に根付いているご当地蕎麦や食べ方などの特色がありますよね。

蕎麦は長く伸ばしてから細く切って作る食べ物なので、「健康長寿」や「家運長命」などを延ばし、細く長く生きられるように‥という願いが込められています。また、歯切れがいいことから「一年の苦労や災厄を断ち切る」というのも有名な話。さらに金銀細工師が飛び散った金銀の粉を集める時に蕎麦粉を使用することから「金を集める=金運アップ」といわれていたり、様々な意味合いが込められています。

元禄時代の書物『本朝食鑑』にも “蕎麦(そば湯)は身体に良い食べ物” という記述があるように、現代では「ルチン」というポリフェノールの一種が注目され、またGI値も低いことからダイエットにも向いているなど、実際に健康効果も期待されています。もちろん毎回「天ぷらそば」ヘビーリピートだと栄養バランスが悪いですけどw たとえば人気の高い天ぷらネタの海老は腰が曲がることから長寿のシンボルと言われているため、年越し蕎麦に誂え向き。



年越し蕎麦を食べるタイミングは一般的に大晦日(12月31日)とされていますが、一年の厄災を断ち切るために日付が変わるまでに食べなければいけない! という地域もあれば除夜の鐘を聞きながらのんびりと、また会津地方(福島県)では昔から元旦(1月1日)に蕎麦を食べる風習があり、地域によって様々です。

様々な願いや歴史、地域に根付いている風習などが反映されている年越し蕎麦ですが、最近では若者の年越しそば離れが取り沙汰されることも多く、忙しいから忘れていた、食べるタイミングがない‥という方も多いでしょう。そんな時、手軽に年越し蕎麦を楽しめるのがカップ麺。

ひと昔前は年越し蕎麦にカップ麺=貧乏くさい‥みたいなマイナスのイメージもあったかもしれませんが、最近では手軽に調理できるカップ麺で年越し蕎麦という過程も珍しくありません。しかし、売れ行きが伸びるのは安心して食べられる「どん兵衛」や「緑のたぬき」などの定番品ばかり‥(そりゃ間違いなく美味しいですからねw)でも、今年は少し変わったカップ麺にも挑戦してみませんか?

この記事で紹介するカップ麺

年越し蕎麦の定番カップ麺といえば、「日清のどん兵衛 天ぷらそば」や「日清のどん兵衛 鴨だしそば」、「マルちゃん 緑のたぬき天そば」、「マルちゃん おそば屋さんの鴨だしそば」などが人気ですよね。というわけで、この記事では「今しか食べられない期間限定商品」や「PBカップ麺」「ちょっと珍しいマイナー系」などをテーマ別に分けてスポットを当てていきます。

しかし、残念ながらカップ麺の新商品というのは入れ替わり立ち替わりが激しく、すぐに製造終了となるわけではないのですが、およそ店頭に並んでいる旬の製品は製造から約1〜2ヶ月の間、3ヶ月を超えると賞味期限に余裕があってもワゴンセールやディスカウントストアに並び始めます。ええ、今回そのへんも狙っていきますよ(笑)



さすがに半年以上前の期間限定商品は入手が困難になってくると思うので、おそらく年末でも入手可能と思われるカップ麺を選別します。手軽に食べたい! 年越しだから奮発してもいい! カップ麺でも本格的な蕎麦が食べたい! 大盛りがいい! などなど希望があるかと思いますので、いくつかのジャンルから選別しますね。それでは、参ります。

せっかくだから本格的な蕎麦がいい!

“カップ麺は手軽で安い” というイメージから本格さとは無縁、みたいな印象が強いかもしれませんが、実はカップ麺のレベルを軽く超越しかけている製品や超リッチな限定品も中には存在するのです。もちろんカップ麺ならではのインスタント感も大切ですが、この項目では本格的なカップ麺とインスタント感炸裂なのにリッチなカップ麺を紹介します。

凄麺 鴨だしそば(★5)/ かき揚げ天ぷらそば(★6)

これは期間限定商品ではなく通年販売されているカップ麺で、ニュータッチことヤマダイの凄麺シリーズより発売されているノンフライ蕎麦を採用したカップ麺です。通常、カップ蕎麦の麺は油揚げ麺が一般的ですが、油で揚げていないノンフライ麺の蕎麦を採用した珍しいカップ麺で、以前は「手緒里庵」(ておりあん)というブランドでした。

手緒里庵時代と比較して蕎麦粉の含有量が4割から3割に減ってしまったのですが、それでも秀逸なことに変わりありません。強い蕎麦粉の香りと確かなコシ、縮れのなさから喉越しがよく、それでいて軽くザラついた舌触りが野趣に富んだ蕎麦を思わせ、田舎蕎麦ほどワイルドではないけれど、更科ほど繊細ではありません。(※ちなみに蕎麦は「鴨だし」「天ぷら」ともに共通です)



「鴨だしそば」は甘い蕎麦つゆに鴨脂がこってりと香る重心の低いテイスト(※七味唐辛子がリストラされたので自前の七味唐辛子を用意しておくと安心)、「かき揚げ天ぷらそば」の蕎麦つゆはガツンと鰹出汁に本醸造濃口醤油がキリッとした関東風の蕎麦つゆになるのですが、ほんのり醸造酢の酸味が職人技‥とにかく麺が秀逸なので、試す価値大有りです。より詳しい感想が気になる方は、「ニュータッチ 凄麺 鴨だしそば」と「ニュータッチ 凄麺 かき揚げ天ぷらそば」の記事をご覧ください。

日清のどん兵衛 どリッチ 全部のせそば(★5)

わりと最近、ファミリーマート限定の「日清のどん兵衛 どリッチ 全部のせうどん」が発売されたことで、堂々と第一線に返り咲いた「どリッチ」シリーズ第2弾「全部のせそば」。人気の具材を夢の全部のせ! というコンセプトのもと、本気で具材に特化した変わり種どん兵衛です。そのボリュームは凄まじく‥

ちょっと食べにくかったんですけどw 正真正銘どリッチです。第1弾の「全部のせうどん」では値段が高いから当たり前‥というイメージが先行したのですが、蕎麦バージョンは味のバランスがよく、希望小売価格は法外レベルの税別313円という値段設定でも素直に楽しむことができました。

どん兵衛は年末年始に税込105円セールもザラなので、いうなれば値段も3倍どん兵衛なんですけど、大晦日の年越し蕎麦で300円なら安いほうだと思いませんか? 自分で既存の具材をかき集めるのも大変ですし、そういった意味ではコスパに優れた一杯と言えるかもしれません。より詳しい感想が気になる方は、「日清のどん兵衛 どリッチ 全部のせそば」の記事をご覧ください。

縦型カップで手軽に食べたい!

ええ、わかります。年末の特番を見ながら年越し蕎麦を食べる時(お行儀は悪いけど年末ということでどうかひとつw)、片手で持てるタテ型カップ麺ならスマートに食べられますし、ちょっと置いても場所も取らず、どんぶり型のカップ麺よりも小袋の数が少ない分だけ調理も簡単。



しかし、タテ型は利便性が高い分、どうしても本格さが衰えるというか、それこそカップ麺らしさに傾倒してしまい、せっかくの年越し蕎麦がチープに思えてしまうのではないか‥という不安もあるでしょう。大丈夫、安心してください。タテ型でも年越しに相応しい、実は隠れた名作もあるのです。

THE和 柚子七味香る 鴨だし南蛮そば(★6)

こちらはエースコックが製造している「THE和」というタテロング(タテ型ビッグ)サイズの和風カップ麺で、あまり注目されていないシリーズかもしれませんが、当ブログでは超高評価を叩き出しているオススメのブランドです。

エースコックのタテ型カップ蕎麦といえばワイルドな田舎蕎麦風の「厚切太麺」シリーズやチープな路線を邁進中の「まる旨 小海老天そば」などがあるんですけど、まず何と言っても「THE和」で秀逸なのが麺の仕上がりで、縮れが皆無に等しいストレート蕎麦を採用。それは日清のどん兵衛を超えたと言っても過言ではないクオリティで、当ブログではタテ型カップ麺の和そば部門でダントツ1位の座に君臨しています。

どんぶり型でもこのレベルの油揚げ麺には滅多に出会えませんし、つゆは鴨の炙り風味が強烈。あえて人を選ぶくらい容赦無く鴨脂をガンガンに効かせており、ちょっと柚子の主張は弱かったけど、別添の七味唐辛子によるアクセントで最後まで飽きません。タテ型でも本格的で野趣に富んだテイストが好みなら、間違いなくオススメです。より詳しい感想が気になる方は、「タテロング THE和 柚子七味香る 鴨だし南蛮そば」の記事をご覧ください。(※これは年末のワゴンセール対象品ですw お安くゲットできるチャンス!)

神田まつや 鶏南ばんそば(★5)

これは日清食品の「有名店シリーズ」から “年末の年越しそば用” としてリリースされたカップ麺なので、まさにメーカー公認の年越しそば用カップ麺です。発売日も2018年12月24日(月)と新しいですし、特に年末年始はカップ麺の新商品が少ないので、スーパーマーケットやコンビニなど、意欲的に取り扱っている店舗が多く、ほぼ確実に入手可能というのも大きな利点。

個体差だったのか私が食べた製品はパッケージよりも鶏肉の数が少なかったんですけど‥え、みみっちいこと言うなって?w いやいや、お肉の数は大切です。「神田まつや」監修の鶏南蛮蕎麦は今年で4度目のリリースになるのですが、あいかわらず日清食品の蕎麦はタテ型でもレベルが高く、どん兵衛ライクな油揚げ麺は新商品のカップ麺でも慣れ親しんだ定番の安心感が得られるでしょう。



麺の出来は単純にレベルの高さで評価するとエースコックの「THE和」に抜かれてしまいましたが、適度なインスタント感を残しつつも悪い意味でチープではない、その洗練された面持ちとインスタント感の両立は特筆すべきレベル。なぜか鶏南蛮がテーマなのに蕎麦つゆは豚脂の含有量が多かったんですけどw こってり好きも満足できる内容に仕上がっていました。より詳しい感想が気になる方は、「神田まつや 鶏南ばんそば」の記事をご覧ください。

年末でもコスパを重視したいんだー!

ですよね‥ですよね‥年末って財布の紐が緩みがちなシーズンですが、かまぼこ1本2,000円!? おい今いったい日本で何が起きている‥!!(※年末です)という光景から何もが高く見えてくる年末年始‥まぁ実際に使っている素材が普段と違うから高いんですけどね。

でも、普段お世話になっている食品も高級原料を使用したバージョンに切り替わっていたり、お正月プライスで庶民御用達の品々が薄れ、商品棚は豪華絢爛謹賀新年仕様‥さらには忘年会や新年会などで諭吉さんが気持ちよく飛び立ってゆくシーズン、年越し蕎麦に金かけてられるかー!(心の声「でも年越し蕎麦しときたい‥」)という方のために、コスパ重視系のカップ蕎麦を選別してみました。

だしがきいてるそばだっぺ(★5)

いや、ふざけてないですよw「だしがきいてるそばだっぺ」というのが正式な製品名なんです。これは茨城県水戸市に本社工場を置く「麺のスナオシ」というメーカーが製造・販売している和風カップ麺で、希望小売価格は税別155円という設定なんですけど、私はドンキホーテで税込58円という破格の値段で購入しました。

さすがに税込58円は安すぎると思いますが、TRIAL(トライアル)という24時間営業のスーパーセンターでは税込69円で通年商品扱い、さらにネット通販サイトでも1食あたり税込68円で販売されるなど、平均的な売価がオープン価格のカップ麺‥いや、ある意味それ以下という、とんでもない激安カップ麺なんです。

そうなってくると味に不安があるかもしれませんが、ご安心ください。一般的な知名度の低い小企業メーカーが製造しているとはいえ、麺は田舎そば風でワイルドな少し太めの無骨な麺、つゆはオリジナルスープやタレ、つゆなどのOEM開発(他社ブランドの製品製造)を主な生業としている粉末スープのプロ「株式会社 味食研」が担当。しっかり出汁の効いた蕎麦つゆとワイルドな蕎麦は相性バッチリで、とてもコスパの高い製品で侮れませんでした。より詳しい感想が気になる方は、「だしがきいてるそばだっぺ」の記事をご覧ください。

セブンプレミアム 天ぷらそば 縦型(★5)

ちょっと年越しそばとしては情緒に欠けるかもしれませんが、忙しい時に24時間営業のコンビニはありがたい存在。それぞれ大手コンビニはPBカップ麺(プライベートブランドカップ麺)を取り扱っているのですが、ある意味その中でも究極の “ふつうに美味しい” カップ麺かもしれません。あと、縁起のいい海老も入ってますしw

年扱い店舗は全国のセブンイレブン(コンビニ限定)、製造は東洋水産(マルちゃん)、特筆すべき項目‥なしw 別に高級感があるわけでもないですし、本格的な味でもなければ値段以上に大盛りというわけでもなく、先入れの天ぷらにインスタント感マックスの縮れまくった蕎麦、ちょっと意外だったのは蕎麦つゆが関西風だったことでしょうか。

それだけに関東・東北の醤油が強い蕎麦つゆに慣れている場合、ちょっと物足りなさを感じてしまうかもしれませんが、しっかり出汁が効いているので、およそ全国共通で美味しいのではないかと。言ってしまえば普通に美味しい、それ以上でも以下でもないカップ麺なんですけど、コンビニの安いタテ型PBカップ麺を買う時は安さ込みで買いますし、基本それ以上は望んでいませんよね。ある意味、これはもう完成形にあるかもしれません。

より詳しい感想が気になる方は、「セブンプレミアム 天ぷらそば 縦型」の記事をご覧ください。また、コスパ重視のタテ型カップ蕎麦なら日清食品の「日清の江戸そば」、PBカップ麺の中ではイオンのプライベートブランド「トップバリュベストプライス かつおだしの風味 天ぷらそば」(これは丼型)なんかも手頃な価格でオススメです。

日清デカうま わかめそば(★6)

日清食品が送るオープン価格(廉価版)の製品で、安さが売りの大盛カップ麺です。これも年越し蕎麦には少し情緒のないカップ麺になるのですが、色気より食い気なら有り。2018年9月3日から熱湯3分(以前は4分)の麺にリニューアルされたんですけど、ほぼほぼ「日清のどん兵衛」に採用されている油揚げ麺に近い質感には驚きました。

個人的にはリニューアル前の少しワイルドな中太の蕎麦が好きだったので、やや物足りなさを感じてしまったりもしたのですが、「日清のどん兵衛」と同じ原材料かつ縮れのないストレート麺という形状は大盛カップ麺として珍しく、ちょっと蕎麦粉の香りを控えめに感じたりもしたんですけど、廉価版らしからぬクオリティでした。

コンビニやスーパーマーケットに行けば特盛どん兵衛シリーズも販売されていますけど、これなら100円前後ないしドンキホーテなどのディスカウントストアに行けば税込100円以下でも捕獲可能ですし(実際に私は98円で購入していました)、つゆも西日本どん兵衛風なので、そういった意味での付加価値も評価できるポイントかもしれません。より詳しい感想が気になる方は、「日清デカうま わかめそば」の記事をご覧ください。

まとめ

まだまだイトーヨーカドーの専売品やマイナーなカップ麺、減塩商品などもあるのですが、2018年の年越し蕎麦にオススメのカップ麺を挙げてみました。中でも特にオススメしたいのは、ヤマダイ「ニュータッチ 凄麺 鴨だしそば / かき揚げ天ぷらそば」、日清食品「日清のどん兵衛 どリッチ 全部のせそば」、エースコック「タテロング THE和 柚子七味香る 鴨だし南蛮そば」です。

また期間内ギリギリで追記するかもしれませんが、年越し蕎麦のカップ麺を選ぶ際の判断材料として、ご活用いただけると幸いです。大晦日当日までに、今度は定番の「どん兵衛」や「緑のたぬき」をアレンジした「年越し蕎麦用のカップ麺アレンジレシピまとめ」も行う予定なので、どうぞ楽しみにお待ちくださいませ。

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