【検証】カップ麺アレンジ「焼き蕎麦」どん兵衛と緑のたぬきを焼いてみた結果‥

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どうも、taka :aです。

本日の一杯は、「日清のどん兵衛」と「マルちゃん 緑のたぬき天そば」のアレンジ実食レビューです。

突然ですが、和風カップ麺の蕎麦(そば)を焼いたらどうなると思います‥? というわけで、やってみました(笑)

実際に調理し、食べてみた感想や作り方などのレシピを紹介します。お時間よろしければ、最後までお付き合いください。

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カップ麺の蕎麦を焼いてみた

以前、湯切りして調理するカップ焼そばを実際にフライパンで焼いてみたらどうなるか‥という企画を何度か行ったことがあるんですけど、もれなく添付調味料(ソース)の味が濃くなって、麺は湯切り調理の時よりも圧倒的にコシが強くなる、という大きな変化が生じました。

ご存知「やきそば」といえば中華麺が一般的ですが、以前に「ペヤング」(まるか食品)から「和風焼き蕎麦」(2013年4月15日発売)という蕎麦粉入り麺を使用した汁なしカップ麺がリリースされたことがあって、それがもう美味しくて美味しくて‥定価で箱買いしても差し支えないと思ったくらいドハマりしたんです。

その1年後、「新和風焼き蕎麦」(2014年4月15日発売)というリニューアル版が発売されたのですが、初版は大量の天かすで「新」は小海老天と装いを変更(個人的には初版が好きだった)。また「ねぎ塩風味焼き蕎麦」(2014年7月21日発売)という変わり種もあったんですけど、それっきり「カップ焼き蕎麦」のリリースはありません。

たとえばカップ麺のフタに穴を開けて湯切り口を作り、湯切りを行ってから添付の粉末スープを半分くらい入れてカップ焼そばのように食べるアレンジレシピもあるのですが、それについては後日あらためて紹介するとして、今回は実際にフライパンで焼いてみたらどうなるのか、リアル焼き蕎麦の再現に挑戦することにしました。

今回のアレンジで使用するカップ麺は、固定ファンの多い定番品から縮れ麺の「マルちゃん 緑のたぬき天そば」(東洋水産)、そして緑のたぬきとは麺の仕様が異なるストレート麺の「日清のどん兵衛」をチョイス。もとは「どん兵衛 天ぷらそば」のみ焼く予定でしたが、せっかくなので「鴨だしそば」も焼きます(笑)

前述した湯切りアレンジは前にも試したことがあるんですけど、実際に焼くのは今回が初めてなので、ぶっつけ本番です。でも、漠然と美味しそうな結果しか見えません。なんの根拠もないんですけどw おや? どん兵衛の天ぷらそば(写真左下)粉末スープのデザインが変わってますね(ちなみに賞味期限は2019年5月29日なので、製造は11月29日前後の製品と思われます)。それでは、調理方法の手順を確認しましょう。

調理方法の解説

上記の画像は世界初のインスタント焼そば「日清焼そば」(袋めん)の裏面右上にある「簡単! おいしい作り方!」なんですけど、日清焼そばの麺量は89gで、必要な水の目安量は220mlとなっています。しかしながら和風カップ麺の麺量は「緑のたぬき天そば」「日清のどん兵衛(天ぷらそば・鴨だしそば)」すべて72gなので、日清焼そばよりも少なめ。

これまで意識したことなかったんですけど、そういえば徳島製粉の「金ちゃん 徳島らーめん」や「金ちゃんヌードル」、大黒食品工業の「AKAGI(中華そば)」、スナオシの「ソースやきそば」も麺の量は72gなんですよね。なにか基準があるのでしょうか‥(調べてみたけど「コレだ!」という情報は見つからなかった)

それはさておき「日清焼そば 大盛り1.5倍」は麺134gに対して水300mlなので、麺72gだと水の量は190mlくらいが適切でしょうか。麺89gなら約2.5倍量の水、麺134gなら約2.3倍量の水、じゃぁ72gだったら2.7倍くらいかな? という単純計算なんですけどw とりあえず体当たり、調理してみましょう。

焼き蕎麦アレンジ開始

イメージとしては袋麺のインスタント焼そばを作る要領で、まずは水を沸騰させてから麺を入れるんですけど、思ったよりも麺そびえ立ちますねw 周りの水分を蒸発させすぎないように火加減注意です(フタをして軽く蒸すのも手か‥)。とりあえず天ぷらは最初に入れたら悲惨なことになりそうだったので、麺とかまぼこだけ入れました。火加減は中火、1分ちょっと片面に熱湯を吸わせたら、ひっくり返しましょう。

(※あ、「マルちゃん 緑のたぬき天そば」を調理中でございます)ちょっと時間があるので、天ぷらを清潔なビニール袋に入れてから袋が破れない程度に砕き、天ぷらを粉々にしておきます(けっこう天ぷら尖ってくるので注意)。これを食べる直前にトッピングするわけなんですけど、この作業けっこう楽しいですよw

ある程度、フライパンの水分がなくなってきたら、火加減を中弱火に落とし、添付調味料(粉末スープ)を加えます。ただし、一つ注意点。もともとスープありきで調節されているので、粉末スープの投入量は半分くらいに抑えてください。薄味だったら後から粉末スープを足せますから、最初ちょっと控えめくらいで。

あとは器に盛り付けて砕いた天ぷらをトッピングすれば完成! めっちゃいい香り‥‥それでは、実際に食べてみましょう。調理手順はすべて共通なので、「緑のたぬき天そば」「どん兵衛 天ぷらそば」「どん兵衛 鴨だし」の順に紹介します。それにしても美味しそうだ‥

緑のたぬき焼き蕎麦

こ、これはヤバいかもしれない‥w

ちょっと麺がモタッ‥となってしまったのですが、しっかり蕎麦の風味が香り、粉末スープの量も半分で適切。ちょっと食べ始めは味が薄いかな‥と思ったんですけど、後から意外と塩気が蓄積されて感じたのと蕎麦粉の香りがあるので、まずは半分くらいから試してみてください。

「緑のたぬき天そば」は北海道・東日本・関西・西日本と4種類の味に分れているので、それによって印象も変わってくると思うのですが(ちなみに筆者の住んでいる地域では「関西」が出回っています)、ほぼ「つゆ」の味付けと同じに仕上がります。ただ、量の加減か醤油は控えめ、丸みを帯びた甘さを少し強めに感じました。

そして、天ぷら。これがいい仕事するんですよ‥‥意外と砕いた後の天ぷらって量が多く見えるので、入れる前は全部入れて大丈夫なのかと少し不安に思ったのですが、遠慮なく入れてください。サクサクとした歯触りが食感のアクセントに、また天ぷら特有のコクが満足感を大幅にアップさせてくれます。

小えび天の芳ばしい風味にアオサのアクセント、さらに後がけの七味唐辛子で味に抑揚が生まれる、想像以上に美味しい食べ物になりましたw ただ、緑のたぬきは天ぷらを砕くのに別の袋が必要、粉末スープと七味唐辛子を切り離すのにハサミが必要なので、どん兵衛のほうが調理しやすいかもしれません。というわけで、どん兵衛いってみましょう。

焼き蕎麦どん兵衛 天ぷら

マルちゃんゴメンw

えっと、焼くなら「どん兵衛」ですw どん兵衛も緑のたぬきも地域によって味が違うので、東日本版と比較したら印象は変わってくるのかもしれませんが、西日本の場合だと緑のたぬきよりも鰹や醤油が強めでキリッと仕上がるため、汁なしアレンジと相性がよろしい。また砕いた天ぷらも緑のたぬきより多かったので、いい感じに背徳感が味わえます(笑)

また麺がストレートなので、上手に焼けば麺もモタッとなりにくいですし、最初から個包装の天ぷらは砕きやすく、粉末スープと七味唐辛子の分別も容易。かなり七味唐辛子の香りも強いので存在感がありますし(※東日本は西日本よりも唐辛子の含有量が多く、西日本は山椒が多めです)、これはもう焼くしかないですよ。

ちなみに粉末スープのデザインが変わっていたと書きましたが、あのデザイン性が高かった「どん兵衛」のロゴがなくなって、分離の仕方も簡素な説明になっています。この記事を書いているのは年末真っ盛りなんですけど、お正月シーズンで年配の方や普段からカップ麺を食べ慣れていない方が手に取る機会も多いですし、デザイン性よりも利便性を優先して一時的に変更しているのかもしれませんね。

焼き蕎麦どん兵衛 鴨だし

可も無く不可も無し‥鴨だk(ry ←

さて、今回の中で唯一の液体つゆです(※「液体つゆ仕上げ」の定番どん兵衛(きつね・天ぷら)もあるのですが、東日本限定なので、それ以外の地域では入手が困難)。まず粉末スープとの大きな違いとして挙げられるのは、油脂(鴨脂)による表面のコーティング性能。これによって麺と麺が引っ付きにくくなるため、粉末スープ調理よりもモタッとしないのが大きな利点でした。

しかし、液体つゆは先に醤油、後から油脂が出てくるので、鴨脂の風味を存分に楽しむためには事前に液体スープの半分(醤油成分メイン)を別の場所に取り出しておく必要があります。また、大きな白ねぎの清涼感が絶妙で美味しかった反面、それを楽しむには別途湯戻しする必要があるなど、利便性に欠ける‥‥ん?

いや、そもそも焼いている時点で利便性とか完全に無視しているわけなんですけどw 最も効率よく調理できたのは「天ぷらそば」だと感じたし、もっと美味しい鴨だしそばの食べ方はあります。(※予定通りに事が運べば12月30日に公開予定)

まとめ

火が弱すぎると食感がモタつく、とはいえ強いと麺が戻らない‥など、ちょっとコツを掴むのに慣れが必要かもしれませんが、それを模索しながら作るのも楽しいですよ。とりあえず和風カップ麺の蕎麦を焼くなら、「日清のどん兵衛 天ぷらそば」が最も作りやすくて美味しかったです。ただし味には地域性があるので、それぞれ馴染みのある味で違いを楽しんでみてください。

汁なしカップ麺にしては少なめの麺量になりますが、それだけに小腹が空いた時や〆にちょうどいいと思いますし、普段からスープを全部飲んじゃう方は減塩になります。余った添付調味料は卵焼きや茶碗蒸し、雑炊などの味付けで和風調味料の代わりに使うと地味に美味しいので、余すことなく使い切ることができますよ。(あ、減塩‥w)

ちょっと面倒なアレンジかもしれませんが、「カップ焼き蕎麦」けっこうイケます。普通の食べ方に飽きてきたなぁ‥連休中で暇だなぁ‥って時にでも、ぜひ。あ、熱湯2分 > 湯切り > フライパン投入が確実かもしれない‥‥また試しますね(笑)

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