「神田まつや 鶏南ばんそば」〆は出し巻き卵風の茶碗蒸しアレンジ!

日清食品

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2018年12月24日(月)新発売のカップ麺、日清食品「神田まつや 鶏南ばんそば」の実食レビューです。

お店の看板メニュー「かしわ南ばん(鳥)」をタテ型カップ麺で再現!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。お時間よろしければ、最後までお付き合いください。

神田まつや監修 鶏南蛮そば

毎年の定番となっている日清食品と「神田まつや」のタイアップ商品ですが、2018年は年越しそばの需要を見込み、一年を締めくくる年の瀬に発売されました。スタイルは縦型ビッグ容器なんですけど、いつも日清食品らしく蕎麦をはじめ高品質な仕上がりから定評のあるカップ麺です。

監修店の「神田まつや」(かんだまつや)は、東京都千代田区神田須田町に本店を置く明治17年(1884年)創業の老舗そば屋さん。日清食品とコラボしたカップ麺の「鶏南ばんそば」は、2018年で5回目* の発売となります。(*初版・2012年11月26日、第2弾・2015年2月9日、第3弾・2017年2月20日、第4弾・2017年12月11日)

2017年2月20日までの製品は5代目当主・小高 登志氏が監修していたのですが、2017年12月11日から現当主の紹介が6代目・小高 孝之(こだか たかゆき)氏となっているため、その間に代替わりされたようですね。基本は寒い季節に合わせて発売されているのですが、夏に向けた変わり種の「カレー南ばんそば」や「鴨南ばんそば」などもありました。

「手打ち」にこだわり、江戸の蕎麦の味を現代に引き継ぐ‥神田まつや支店として吉祥寺店もあるようですが、創業130年以上となる神田須田町の本店は東京都の歴史的建築物にも登録されていて、カップ麺のパッケージにも起用されています。厳かで風格のある佇まいですが、店内は庶民的な雰囲気も併せ持っているようですね。

『鬼平犯科帳』『剣客商売』『仕掛人・藤枝梅安』『真田太平記』などを生み出し、美食家としても著名だった歴史的小説家・池波 正太郎(いけなみ しょうたろう)氏が下駄履きで通っていたことでも有名で、その他はなし家や食通の文化人にも愛されている、活気あふれる人気店だそうです。

これまでの「鶏南ばんそば」には「やげん堀特製七味唐辛子(ゆず七味)」や「下仁田系葱」が採用されていたこともあるのですが、今回そのような記述は特にありませんでした。

しかし、「かしわ南ばんそば」の特徴とされる “本節・宗田節などから取った出汁” と “甘いカエシ” を合わせた濃いめの蕎麦つゆを再現し、縮れのない蕎麦を採用しているそうなので、今年も間違いなく美味しそうですね。それでは、開封して中身を確認してみましょう。

開封

まずはフタ上に貼り付けられている別添の「特製ゆず七味」を取るのですが、特製‥まさかノーアナウンスで「やげん掘」はないと思うので、おそらく日清食品特製ゆず七味、ということなのでしょう。別添ということで最初から粉末スープと一緒くたじゃないのは手放しに好印象なんですけど、柚子の効かせ方に注目ですね。

おや? パッケージのイメージ写真では鶏肉いっぱい写ってるんですけど、大きい鶏肉は3個ちょっとしか入っていません。炭焼鶏肉とのことで焼き目は‥まだわかりませんが、蕎麦でいうところの「南蛮」は「ねぎ」を指しているので、大きめのネギが多いのは好印象です。ちょっと鶏肉は少ない気がするので、もしかしたら個体差かもしれません。

販売ルートは特に限定されているわけではないので、スーパーマーケットやコンビニ、ドラッグストアなどでも購入できると思うのですが、コンビニで買ったら税込216円、コンビニ以外の店舗であれば税込200円以下が相場だと思います。192円は少し高いかな? 安い店舗であれば160〜180円前後が平均でしょうか。

製品情報・購入価格

製品名:神田まつや 鶏南ばんそば
製造者:日清食品
製造所:静岡工場(製造所固有記号「F」)
内容量:92g(めん72g)
発売日:2018年12月24日(月)
JANコード:4902105240991
希望小売価格:205円(税別)

発売地域:全国(全チャネル販売)
購入価格:192円(税込)
取得店舗:イオンリテール

麺の種類:油揚げ麺
スタイル:縦型ビッグ
容器材質:紙
湯量目安:410ml
調理時間:熱湯3分
小袋構成:1袋(特製ゆず七味)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉、そば粉、植物油脂、食塩、植物性たん白、しょうゆ)、スープ(糖類、粉末しょうゆ、魚介調味料、豚脂、食塩、魚粉、たん白加水分解物)、かやく(味付鶏肉、ねぎ)、スパイス(七味唐辛子、ゆず皮)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、リン酸塩(Na)、炭酸Ca、カラメル色素、香料、酸味料、酸化防止剤(ビタミンE)、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・そば・乳成分・ごま・さば・大豆・鶏肉・豚肉を含む)
【アレルギー表示】小麦・そば・乳成分・豚肉・鶏肉・さば・大豆・ごま

実食開始

事前に入れなければいけない小袋などはないので、別添の特製ゆず七味を取ったら熱湯を注ぐだけの簡単調理。麺は細めの油揚げ蕎麦で、調理時間は熱湯3分です。もしかすると麺の下に鶏肉があるかも‥と思ったのですが、特に麺と容器の間に隙間などはなく、途中で容器の底に落下した形跡もありませんでした。

調理後も容器の底まで念入りに鶏肉を捜索しましたが、容器の底に入り込んでいたわけではなかったので、写真に写っているもので全部でした。パッケージのフタ上にあるイメージ写真では6個、側面にの写真でも4個だったので、たぶん平均は4〜5個前後になるのではないかと思います、たぶん。でもでも、けっこうネギは多めに入ってますね。

別添の特製ゆず七味は、さすが後入れ香りがよろしい。それなりに先入れでも香っていたと思うのですが、やはり後入れだと香り立ちが違いますからね。強烈に柚子! じゃないけれど、けっこうしっかり柚子ですよ。それでは、実際に食べてみましょう。「めん」「つゆ」「かやく」の順に解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

1食(92g)当たり

カロリー:420kcal
たん白質:11.5g
脂  質:17.4g
炭水化物:54.3g
食塩相当量:6.1g
(めん・かやく:2.2g)
(スープ:3.9g)
ビタミンB1:0.30mg
ビタミンB2:0.33mg
カルシウム:125mg

※参考値(調理直後に分別して分析)
熱量:420kcal(めん・かやく:353kcal)(スープ:67kcal)

めん

まっすぐですすり心地の良いそば。

(出典:日清食品「ニュースリリース」)

どん兵衛ライクな油揚げ蕎麦

張りのあるピンとしたストレート麺で、「どん兵衛」の流れを汲む油揚げ麺です。タテ型カップに合わせて少し厚みを削り、しなやかさが増しているような、より縮れのない喉越しの良さが印象的だったんですけど、原材料は「小麦粉、そば粉、植物油脂、食塩、植物性たん白、しょうゆ」と同じですし、ほぼ「どん兵衛」のイメージで問題ないでしょう。

ちょっと蕎麦粉の香りよりも油揚げ麺特有の風味を強めに感じたので、インスタント感が強いかなぁ‥とも思ったのですが、それはネガティブに作用することなく、油で揚げたからこそのコクが特有の魅力として映ずるタイプ。こと本格さにおいてはノンフライ麺に叶いませんが、油揚げ麺じゃないと出せないコクがありますからね。

もちろん蕎麦つゆに対しても悪影響に干渉することなく、適度にインスタント感を漂わせてカップ麺ならではの満足度を満たしてくれながら、縮れのなさで本格感を演出している絶妙なバランス。ただ、3分ジャストで撮影の前に食感を確認したところ、少しパキッとした部分が残っていたので、フライングはしないほうがよいでしょう。麺の量は72gと少し中途半端な値になっているのですが、そういえば和風カップ麺って麺の量が1g単位でバラバラだったりしますよね。

つゆ・別添

かつお節のだしをきかせた、やや濃いめのつゆ。

(出典:日清食品「ニュースリリース」)

こってり感のある甘濃い蕎麦つゆ

スープ単体の食塩相当量は3.9gと高めの数値になっていて、実際に濃口醤油がキリッと濃いめに効いた輪郭のある蕎麦つゆになるのですが、食塩のようにダイレクトな塩気ではなく、同時にカエシの甘味も強めに効かせてあります。これなら西日本でも問題なく受け入れられそうな、およそ激しく人を選ばなさそうな塩梅と言えるでしょう。その甘味は味醂(みりん)ではなく糖類によるものなんですけど、不自然に人工的な甘さではありません。

また、鰹を中心とした和風だしも強く、それは魚粉によってブースト。鰹くっきり甘濃い蕎麦つゆの典型的な雛形に近いオーソドックスな親しみやすさを感じたのですが、その手の中では比較的に丸みを帯びたテイストだったことと、表面に浮かぶ油脂によるコクも印象に残りました。

題材は鶏南蛮蕎麦なのに、なぜか鶏脂(鶏油)ではなく豚脂で厚みを持たせているのですが、日清食品は粉末スープに豚脂を多用してくるので、おそらくその流れでしょう。もちろん豚臭かったりしませんし、確かなコクと甘味で西日本在住の私でも素直に楽しめました。しかし、もっと関東風の濃い蕎麦つゆが好みな方にとっては少し甘いかもしれません。

ゆずのさわやかな風味がきいた “特製ゆず七味”。

(出典:日清食品「ニュースリリース」)

そう、そこで別添の「特製ゆず七味」です。特製ゆず七味の小袋には「辛さはお好みで調節してください」とあるのですが、わりと柚子や山椒など、唐辛子以外の香り要素が強く、よほど苦手じゃなければ全部入れても辛口になることはありません。もうちょっと唐辛子が強いと嬉しかったんですけど、ゆずの香りが繊細で、甘濃い蕎麦つゆに清涼感をもたらしてくれていました。

かやく

大ぶりな炭焼鶏肉、ネギ。

(出典:日清食品「ニュースリリース」)

シンプルだけど題材通りの鶏南蛮

部位的に焼き目があるのは小さな破片ひとつだけだったので、たしかに他は大振りではあるものの、炭焼ならではの芳ばしさは得られません。しかし、これについては個体差が激しいと思うので、しっかり焼き目の付いた鶏肉がゴロゴロと入っていた場合、大きく印象は異なるでしょう。しっとりとした食感で、ほとんどパサつきはありませんでした。

年越しそばにとワクワクしながら開けて鶏肉3個‥とか、妙に小さい‥だったら少し残念な気持ちになるかもしれませんが、もし少なかったとしても、おみくじ感覚の運試しと思って考え方を切り替えれば、ちょっとショックもマシになると思います。フォローが強引ですかね(笑)

ネギは青い部分が多めに入っていたのですが、それでもサイズが大きかったことと、白ネギの部分は特有の甘味と少し中のトロッとした部分も感じられたので、ネギ好きには嬉しく、ネギが嫌いな方にとっては軽く苦戦するポイントになるかもしれません。

総評

★★★★★☆☆☆☆☆(★5)
【これなら年越し蕎麦にもピッタリ!】

やはり年越し蕎麦にカップ麺といえば「日清のどん兵衛」が定番になるかと思うのですが、たとえば年末の特番を観ながら食べる場合、タテ型カップは食べやすい! というメリットがあります。(お行儀は悪いけど年末年始は特別というスタンスでどうかひとつw)

それにタテ型でも有名店シリーズらしく本格的で、なおかつカップ麺が食べたい時の欲求も同時に満たしてくれる、本格さとインスタント感の両立も「神田まつや」監修カップ麺の魅力だと感じました。甘濃い蕎麦つゆが好きな方は特に高い満足感が得られるはずなので、年末年始の備えにいかがでしょうか。

残ったスープを茶碗蒸しにアレンジ

甘い濃いめの蕎麦つゆが美味しかったので、残りを「カップヌードル茶碗蒸し」の感覚で茶碗蒸しにアレンジしてみました。まずは残り物感が出ないように麺の破片を一欠片も残さずに取り除き、お椀やマグカップなど、電子レンジに対応可能な耐熱容器につゆを移し、生卵1個を入れてかき混ぜます。量は完全に目分量なんですけど、つゆと卵1:1くらいの割合でしょうか。

卵を混ぜて溶かしたらラップをかけて、500Wの電子レンジで2分間加熱。調理時間はお使いの機種によっても変わってくるのですが、卵の比率が多ければ早く固まりますし、スープの比率が多ければ固まりにくいので、およそ2分前後を目安とし、固まっていなかったら様子を見ながら追加で温めます。卵を混ぜる際は、卵白の塊がなくなるまで、しっかりかき混ぜましょう。

鰹だしの効いた甘濃い蕎麦つゆと卵のハーモニーは、まるでお蕎麦屋さんの出汁巻玉子の如く、またプルンとした口当たりが心地よい、超簡単にできるズボラ飯なので、よかったら試してみてください。時期的に御節料理の準備で余った伊達巻や高野豆腐、かまぼこなんかの切れ端を入れたら「まかない」風の茶碗蒸しになりますよ。

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