ヤマダイ「ニュータッチ 凄麺 かき揚げ天ぷらそば」最強のカップ蕎麦がリニューアル!

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ヤマダイ

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2018年11月5日(月)リニューアル発売のカップ麺、ヤマダイ「凄麺 かき揚げ天ぷらそば」の実食レビューです。

ニュータッチことヤマダイが送る最強のノンフライ和風カップ麺「凄麺 かき揚げ天ぷらそば」と「凄麺 鴨だしそば」がリニューアル!めん・スープ・具材すべてを見直し、内容が充実したとアピールされていました。

最強のノンフライ蕎麦のクオリティは落ちていないかどうか、実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。お時間よろしければ、最後までお付き合いください。

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凄麺 かき揚げ天ぷらそば

先ほども触れたように、カップめんの和蕎麦部門では最強と言っても過言ではない “ノンフライ麺の蕎麦” を採用しているシリーズで、以前は「手緒里庵」というブランドだったんですけど、2017年9月11日のリニューアルによって「凄麺」の「そばシリーズ」として新たなラインナップに加わりました。



まだ手緒里庵の時代に移転前のブログでは高評価(★7)を叩き出しており、いまだに私の中では数多く発売されてきた新商品、そして定番品の中でも本格さにおいては最強の座に君臨しているカップ蕎麦なんですけど、実は凄麺に所属してからは一度も口にしていません。←

なので、ちょっとドキドキしているのですが、なにやら新配合の蕎麦粉3割配合なのだとか‥

ほぼ凄麺シリーズ共通の表示になるのですが、パッケージの側面に「塩分が気になる方へ!」という注意書きがあり、「スープを飲む量を減らすことで、塩分摂取量を控えることができます。」と、実にシンプルなアドバイス。

でも実際に食塩相当量の数値は高く、スープだけで6.7gなので、血圧の高い方や塩分の摂取量を控えなければいけない方は注意が必要です。しかし、「めん・かやく」だけで2gを超える製品も少なくないため、スープさえ残せば他の一般的なカップ麺よりも食塩の摂取量を控えられるかもしれません。



さて、フタ上のパッケージには「上品で深いコクの鰹だし」とありますが、手緒里庵の頃も関東風の蕎麦つゆだったので、それについては一貫されている模様。最近ちょっと関東風の魅力が分かるようになってきた関西在住の私taka :aなので、以前よりも素直に楽しめそうな気がします、ハイ。それでは、開封してみましょう。

開封

凄麺の恒例となっている「フタの裏ばなし」ですが、「No.天-14」は “麺へのこだわり” というタイトルで、「『茹でたての旨さ、再現!』をキャッチコピーとして掲げる『凄麺』だからこそ出来た自慢の麺です。」とアピール。



これについては前述したように「手緒里庵」の頃からスゴかったんですけど、続けて「今回のリニューアルにあたり、配合を見直し、蕎麦ならではの食感を追及しました。」と書かれています。食感を追及して風味を損なってしまえば元も子もないのですが、けっこう麺の色は濃いですよ。

別添の小袋は先入れの「かやく入り粉末スープ」、後入れ「液体スープ」と「かき揚げ天ぷら」の2袋構成で、これについては手緒里庵の頃から変わっていません。ただ、天ぷらに大幅な変化が‥と、それについては実食レビューにて後述します。

製品情報・購入価格

製品名:凄麺 かき揚げ天ぷらそば
製造者:ヤマダイ
内容量:116g(めん60g)
発売日:2018年11月5日(月)
JANコード:4903088013817
希望小売価格:210円(税抜)

発売地域:全国
購入価格:170円(税込)
取得店舗:スーパー(フレッシュバザール)

麺の種類:ノンフライ麺
容器材質:プラ(PS)
必要湯量:430ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:3袋(かき揚げ天ぷら・液体スープ・かやく入りスープ)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】
めん(小麦粉、そば粉、植物性たん白、食塩、大豆食物繊維)、スープ(しょうゆ、糖類、食塩、鰹エキス、鰹節粉末、宗田鰹節粉末、醸造酢、香辛料、鰹節エキス、たん白加水分解物、植物油脂)、かやく(かき揚げ天ぷら、ねぎ)/ 調味料(アミノ酸等)、酒精、カラメル色素、膨脹剤、紅麹色素、酸化防止剤(ビタミンE)、クチナシ色素、微粒二酸化ケイ素、環状オリゴ糖、(一部に乳成分・小麦・そば・えび・ごま・大豆を含む)
【アレルギー表示】
乳成分・小麦・そば・えび・ごま・大豆

実食開始

かやく入り粉末スープの中にはネギが事前に入っていて、この時点で鰹(かつお)を中心とした和風だしの香りが漂ってくるのですが、えっと‥あれです、 “味の素” の「ほんだし」っぽいw(※香りのイメージです)でも、かなり鰹が強いですね。どうも鯖(さば)節などは使っていないようですし、原材料を見ても鰹由来の成分が連続しているので、魚介はフルで鰹なのかもしれません。

はい、完成です。天ぷらが割れていたw えっと、それはさておき後入れ液体スープの小袋は、お湯を注いでから5分待っている間にフタの上で温めましょう。そして、液体スープを入れる前に必ず “麺をほぐしてから” 入れてください。ただ、凄麺にしては珍しく、ちょっとほぐれにくかったかなぁ‥



普段の中華麺(ラーメン)は事前に付着しているオブラート状の成分(大豆由来の食物繊維)のおかげでスルッとストレスフリーにほぐれ、この蕎麦にも施されていたのですが、もしかすると室温の関係もあったかもしれません。キッチンで調理してから書斎まで少し歩かなければいけないんですけど、キッチンと廊下は12度くらいだったのでw(2018年11月8日)

さて、調理後の湯気にはキリッとした濃口醤油とカツオの芳醇な香りが含まれているのですが、同時に蕎麦粉の香りも乗ってますよ。それでは、実際に食べてみましょう。蕎麦の口当たりや喉越し、歯切れ、風味に注目しながらレビューします。

1食(116g)当たり

カロリー:421kcal
たん白質:12.1g
脂  質:15.1g
炭水化物:59.1g
食塩相当量:7.4g
(めん・かやく:0.7g)
(スープ:6.7g)

めん

新配合のそば粉3割配合のノンフライそばです。

(ヤマダイ「ニュースリリース」より引用)

あいかわらず最強です

やや最初のほぐれにくさが気になったのと、もし寒い季節に食べるのであれば、室温と相談して肌寒かったら6分ちょっと待ったほうがいいと思います。もちろん5分でフタを開ける、ほぐす、液体スープを入れる、かき揚げ天ぷらをのせる‥で、実質だいたい6分前後で食べ始めることになると思うのですが、それでも少し硬めの食感でした。

しかし、さらに2分前後経過した時点(お湯を注いでからカウントアップ8分前後)でも強いコシが衰えることはなく、むしろ蕎麦粉の香りが最初よりも増しています。縮れのなさから喉越しがよく、それでいて少しだけザラついた舌触りが野趣に富んだ蕎麦を思わせ、田舎蕎麦ほどワイルドではないけれど、更科ほど繊細ではありません。



もちろん本物の手打ち蕎麦と瓜二つとはいきませんが、正直そこらのスーパーに売ってある要冷蔵の茹で置き蕎麦なんて足下にも及ばないですし、下手な立ち食い蕎麦屋よりもクオリティは上(もちろん、あのチープな蕎麦も独特の魅力があるんですけどね)。ややサイズは太く、質感・香り・耐朽性・リアリティ、ほぼほぼ文句の付け所は見当たりませんし、蕎麦だけ評価したら余裕で★8クラスです。

スープ

本醸造濃口醤油を使用し、鰹節の香り高く自然なだし感と風味を効かせました。七味唐辛子をほんのりと加えることで、後味のキレがよく風味豊かに仕上げました。

(ヤマダイ「ニュースリリース」より引用)

濃い鰹と醸造酢の使い方が匠

前々回の記事でエースコックの「CoCo壱番屋監修 濃い出汁香るカレーそば」をレビューしたのですが、これぞ “濃い出汁” ですよ。鰹エキス、鰹節粉末、宗田鰹節粉末と鰹由来の成分を3種類使い分け、実食前の粉末スープは「ほんだし」みたいな香りとか書きましたけどw 失礼しました見事に “出汁” です。それでいて容器の底には魚粉が溜まるので、膨よかながらに力強さを宿しているんですよね。

そんな和の趣とパワフルさを兼ね備えたガツンと鰹の出汁にキリッと濃口醤油がキマッている関東風の蕎麦つゆで、欲を言えばカエシに “みりん” のコクと “干し椎茸” で旨味の相乗効果を図っていただきたいところではあるものの(※コスト度外視で発言しておりますニュータッチさんスイマセン)、甘過ぎず繊細すぎない確かな甘味が醤油のカドを適度に包み、キレを尊重しつつ味に奥行きを生んでいます。で、ポイントは醸造酢。

これこそ隠し味なんですけど、ほんのり‥ほんのちょっとだけ酢を効かせることで醸造系の複雑味を付与し、醤油の鮮度を高めます。もうちょっと七味唐辛子の量を増やす、願わくば別添していただけると嬉しかったのですが(※またもやコスト度外視で発言しております)、これについてはアレンジすれば何とでもなりますからね。醸造酢を媒体に醤油の個性を引き出しながらガツンと鰹、膨よかな甘味、そしてキリッとした醤油が蕎麦の香りを引き立てている、素晴らしい構成でした。

かやく

かき揚げ天ぷら、ねぎ

(ヤマダイ「ニュースリリース」より引用)

衣の吸水スピードを侮ってはいけない‥

天ぷらは後のせサクサク仕様となっているのですが、「お召し上がりの直前に入れ、つゆによくひたしてください。」と書かれています。これについては私も同意見で、後入れしつつも “ちょっと半ふやけ状態” が美味しいんですよねー、にしてもデカいな天ぷら。割れてるけど‥w 食べる時いささか邪魔になるくらいのサイズです。(言い方‥w)

天ぷらは “かき揚げ天ぷら” なので、つゆの吸収率は意外と早め。ちょっと半ふやけ状態を過ぎると見る見るうちに蕎麦つゆを吸い込み、醤油の味がキツくなってくるので、わざと半分に割ってから前半・後半で楽しむといいかも。大きめサイズで食べ応えはバッチリですし、すっきりとした液体スープとノンフライ麺では出せない天ぷら特有のコクが蕎麦つゆに映え、天ぷら蕎麦だからこその醍醐味が楽しめます。

しかし、手緒里庵の時にはエビの他にもゴボウと玉ねぎが入っていて、調べてみると凄麺に転身したリニューアル前の天ぷらからゴボウをカットしてエビと玉ねぎだけになったようですが、とうとう今回はエビだけに‥特徴的だったゴボウと甘味が嬉しい玉ねぎのリストラが痛いところではあるものの、まず他の定番カップ天ぷら蕎麦では見ることのない殻ごと丸揚げの大きなエビは食べ応え抜群です。ネギは小さい薬味系でしたけど、たまにシャキッとした歯触りが食感のアクセントに貢献していました。

総評

★★★★★★☆☆☆☆(6)
(及第点★3)

あからさまにベタ褒めしちゃってますけど、本気でオススメ。微々たる改善点と要望を挙げるとするならば、もう少しだけ切刃の番手を上げて麺を細くして熱湯5分ジャストで食べ頃を狙う、七味唐辛子を別添、ゴボウとオニオンがダメなら蒲鉾で彩りを‥というくらいの些細な希望的不満で、お値段以上の超本格派です。

ゴボウとオニオンのリストラにつき少し総評を調節しているのですが、オススメしたい気持ちは★7クラス。たとえば忙しい現代社会、 “年越し蕎麦はカップ麺でいっか‥” という方も多いのではないかと思います。その際は、ぜひ「凄麺 かき揚げ天ぷらそば」も視野に入れてみてください。まだノンフライ蕎麦を食べたことがない方は、きっとカップ麺に抱いている概念が変わりますよ。

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