すべての「ネギバカ」に贈る、愛すべきおバカなカップ麺。ローソン創業48周年で “ネギ具材48%増量” 復活!!

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サンヨー食品

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2023年6月27日(火)新発売、サンヨー食品のカップ麺「ネギバカ 青ネギオイル仕立てのにんにく塩ラーメン ネギ具材48%増量」の実食レビューです。

ローソン創業48周年 “感謝還元チャレンジ創業祭” でネギすぎ1.48倍に増量!? 三真の人気商品「青ネギオイル仕立てのネギバカおかき」をイメージしたカップラーメンが帰ってきた!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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ネギバカ にんにく塩ラーメン ネギ具材48%増量

ネギバカとは、コンビニでの取り扱いも多い「ラッキーマヨネーズ」を筆頭に、日本おやつセレクションで金賞を獲った「カレー印」ほか「京都祇園味幸 日本一辛い黄金一味 柿の種」「中尾彬のねじねじ」「麺処井の庄監修 辛辛魚おかき」「元祖森名物いかめしポテトチップス」など、個性的な商品を数多く展開している三真(さんしん)の人気おかきで、白い背景に黒い手書き字のユルいパッケージが目印。

なんというかシュールですよね、凄まじいほどに

2017年(平成29年)6月12日発売の初代「青ネギオイル仕立てのネギバカおかき」は、ネギとガーリックの風味を強めに効かせた “やみつき系” の “きわどい味付け” で不動のポジションを確立。以降は2018年(平成29年)10月2日に「青ネギオイル仕立てのネギバカⅡ揚せんべい」を、2019年(令和元年)12月17日には「ネギバカポテトチップ」をリリースしているのですが‥‥

今回の新商品「ネギバカ 青ネギオイル仕立てのにんにく塩ラーメン ネギ具材48%増量」は、三真が誇る「ネギバカおかき」の味わいをイメージしたカップラーメンで、創業48周年を迎えたローソンの “感謝還元チャレンジ記念商品” として新発売。2019年12月17日にリリースされた「青ネギオイル仕立てのネギバカ にんにく塩ラーメン」をベースにしつつ、ネギ具材48%増量で復活しました。

あらためましてローソン(LAWSON)とは、1939年にJ.J.ローソン(James “JJ” Lawson)という酪農家がアメリカのオハイオ州で営んでいた牛乳販売店にルーツを持ち、それが現在の看板にミルク缶のイラストが描かれている由来の真相なのですが、事業の規模が大きくなるにつれ、牛乳の他に日用品などの生活必需品や軽食も販売するようになり、いわゆるコンビニエンスストアとしての基盤を構築。

日本のローソン1号店(出典:ローソンの歴史)

そのためローソンの起源を辿ると、80年以上前のアメリカまで遡らなければいけないのですが、日本での歴史は48年前、1975年(昭和50年)6月14日に大阪府豊中市南桜塚でオープンした1号店(現「桜塚店」)が発端。当初はアメリカンテイストを売り物にした店内で、パーティーフーズを中心に品揃えるなど、近年のローソンとは異なる雰囲気だったそうです。

というわけで、現在も南桜塚で営業している「ローソン桜塚店」を皮切りに、創業48周年を迎えたことを記念して「感謝還元チャレンジ創業祭」の実施に至ったローソン。第1弾の “ワクワク!お得” は、1号店の開業日に合わせた6月13日からスタートし、お値段そのままで増量した商品や1個買うと1個もらえるキャンペーンほか、おにぎり300円以上で飲料無料券の発行など、お得な企画を店舗で展開。

6月27日からは「第2弾」として、48周年に因んだ “48%増量” の「町村農場 飲むソフトクリーム大容量」や「ラムネ餅」ほか、6種&300%チーズ味の「チートス」だったり、ローソンと同じく1975年に誕生した「ハイチュウ」の復刻デザインだったり、2014年(平成26年)にヤッホーブルーイングが発売した「僕ビール、君ビール。はじまりのセゾン」の復刻版だったり——

ローソン店内にあった感謝還元チャレンジ第2弾のポップ

ほかにも「松山ケンイチ店長故郷の味 ニンニク味噌おにぎり」や「クロワッサンロール ショコラ(川栄李奈さんタイアップ)」「からあげクン 海鮮バター醤油味(梅沢富美男さん考案)」など、今しか食べられないオリジナル商品も展開しているのですが、このブログは即席カップめんをメインにレビューしているため、ネギ48%増量で復活した二代目「ネギバカ にんにく塩ラーメン」を掘り下げます。

開封

名称が毎回「仕上げの小袋」だから中身が分かりにくいw

今回のカップ麺に別添されている小袋は、食べる直前に入れる「仕上げの小袋」1パックのみで、この構成は2019年12月発売の初代「ネギバカ にんにく塩ラーメン」から変わっていません。しかし、フタ上にも表示されている “ネギ具材48%増量” がリニューアルポイント。

え、ちょっと引く‥‥w

かやくは「ねぎ」「鶏・豚味付肉そぼろ」とシンプルな構成ですが、あきらかに前回発売品よりもネギの量が多く、48%増量=1.48倍増量のインパクトは伊達じゃありません。これでも生粋のネギ好きにしたら物足りない量になるでしょうけれど、カップラーメンの具材としては充分すぎるインパクトを放っている、期待大のファーストインプレッション。

2023年7月現在、即席カップめん業界における縦型ビッグのメーカー希望小売価格は271円(税別)をディファクトスタンダードとしているため、それをローソンで購入した場合の税込価格は292.68円になるのですが、今回のローソン標準価格は257円(税込278円)と良心的に思える値段。めちゃくちゃ安いわけではないけれど、NB(ナショナルブランド)商品よりも手に取りやすい販売価格です。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:ネギバカ 青ネギオイル仕立てのにんにく塩ラーメン ネギ具材48%増量
販売者:サンヨー食品株式会社
製造所:太平食品工業株式会社 関西工場
内容量:98g(めん70g)
商品コード:4901734050421(JAN)
発売日:2023年06月27日(火)
実食日:2023年07月01日(土)
発売地域:全国(ローソンストア100を除く)
取得店舗:コンビニ(ローソン)
小売価格:257円(税別)
購入価格:278円(税込)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:縦型ビッグ
容器材質:プラ(PP)
湯量目安:420ml
調理時間:熱湯3分
小袋構成:1袋(仕上げの小袋)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、でん粉、食塩、やまいも粉)、スープ(糖類、食塩、香辛料、植物油脂、香味油、ポーク調味料、チキン調味料、しょうゆ、酵母エキス、発酵調味料)、かやく(ねぎ、鶏・豚味付肉そぼろ)/ 調味料(アミノ酸等)、加工でん粉、香辛料抽出物、炭酸カルシウム、かんすい、増粘剤(キサンタン)、カラメル色素、香料、酸化防止剤(ビタミンE)、クチナシ色素、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・やまいもを含む)

実食開始

「サッポロ一番 塩らーめん」の系譜に連なる麺

麺は油で揚げたフライ麺で、湯戻し時間は3分と標準的な設定ですが、やまいも粉を使用した原材料名の構成は個性的。これは直近にレビューしたNB商品を例に挙げると、2023年6月19日発売の「サッポロ一番 塩らーめん 麻布和敬監修 鱧・梅・山椒 三種仕上げ タテビッグ」と完全に一致する内容なので、ひとまず「サッポロ一番 塩らーめん」の流れを汲んでいることは間違いありません。

まさにネギバカww

別添の小袋は後入れなので、フタを開けてから熱湯を内側の線まで注ぎ、フタの上で「仕上げの小袋」を温めながら待つこと3分。時間になったら小袋の中身を投入し、よく混ぜ合わせたら完成です。ええ、もはやネギで麺が見えませんw そんなネギの衝撃も然る事乍ら、味のテーマは「にんにく塩ラーメン」ということで、けっこう強めのニンニク臭も印象的。

ちなみに製造所は太平食品工業の関西工場(奈良県大和郡山市額田部北町944)となっていますが、太平食品工業は1963年(昭和38年)1月にサンヨー食品が設立した製造部なので、どちらも “サッポロ一番” という認識で問題ありません。それでは、引き続きネギの存在感や前回発売品との違いに注目しつつ「めん」「スープ」「かやく」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(98g)あたり
カロリー:449kcal
たん白質:8.1g
脂  質:19.2g
炭水化物:60.9g
食塩相当量:6.2g
(めん・かやく:2.1g)
   (スープ:4.1g)
ビタミンB1:0.36mg
ビタミンB2:0.34mg
カルシウム:177mg
参考値(調理直後に分別した値)
熱量:449kcal(めん・かやく:349kcal)(スープ:100kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

ちょっと長めに待つのがオススメ

5.0

熱湯3分きちんと守ってからフタを開けると、粘りが弱い硬めの食感に仕上がるため、ルーツとなっている袋麺「サッポロ一番 塩らーめん」と同じ食感とはいえないのですが、白っぽい見た目だったり、ふわっと上がってくる油揚げ麺ならではの甘みだったり、やまいも粉に由来する余韻だったり、それらに関しては「サッポロ一番 塩らーめん」らしいと思える特徴的なポイント。

調理後に2、3分ほど放置がベストかも?

原材料名の “小麦粉(国内製造)、植物油脂、でん粉、食塩、やまいも粉” という構成は、2019年12月発売の「ネギバカ にんにく塩ラーメン」とも共通する内容で、それと比較して若干ながら粘りが弱くなっているように感じたのですが、微妙に配合を変えている、あるいは容器の材質がポリプロピレン(PP樹脂)に変わった(前回発売品は紙製の容器だった)ことが要因でしょうか。

袋麺でのイメージも相俟って、もうちょっと粘りが強ければ‥‥などと感じた節もありますが、時間の経過に伴い、後半にかけて柔らかくシフトした食感がクセになる、いい意味でチープな取り合わせ。そのバランスとしては、後述するスープと具材のインパクトが強い分、序盤よりも終盤がピークに思えました。

スープ

スープはネギバカもといニンニクバカ

5.0

前回発売品の原材料名と比較して「ポークエキス」と「チキンエキス」の表記が「ポーク調味料」と「チキン調味料」に変わり、なおかつ “デキストリンが省かれていた” のですが、それを除くと並びまで完全に一致する内容で、実際の味わいも然り。生おろしニンニク特有の攻撃性とは違うものの、かなりニンニクの風味が強く、それは本家「ネギバカおかき」を余裕で凌駕する勢い。

筆頭に糖類が位置している(つまり、スープ中もっとも使用量が多い原材料は糖類を意味している)のですが、その甘さをネガティブに思わせないくらい、キリッと塩気が強めの味付けで、胡椒(こしょう)の効き目は前回発売品よりも強めているような印象。なんというかこう、焼肉屋さんのテールスープとか、焼肉の塩ダレとか、そういったタイプのテイストに通じる味付けです。

オイルで深みアップ

さらに、別添「仕上げの小袋」には、葱油(ねぎあぶら)とガーリックオイルをブレンドしたような植物油脂が充填されているため、鋭いインパクトを持たせながらも深みのある味わいに。けっこう塩気が強いので、ガツンとした味が苦手な方は熱湯を多めに注ぐなど、対応が必要になりますが、これから汗をかきやすい季節、販売の時期的にはポジティブな塩気かもしれません(けっこうショッパいですw)。

かやく

インスタントめん的には文句なしでネギバカ

6.0

鶏・豚味付肉そぼろは、高級感など皆無に等しいジャンクな肉具材で、スープが繊細な淡麗系だと雑味が目立ってしまうのですが、反対にジャンクでスナック的なスープとの相性は申し分なく、今回は後者。ぶっちゃけネギだけでも問題ないように思えますけど、味付肉そぼろが口の中に飛び込んでくる度に気分転換できたので、蛇足的なわけではありません。

主役のネギは画像の通り大量で、ネギが嫌いな方は全力で避けるべき存在感を放っているのですが、注目すべきは熱風乾燥(エアドライ)よりもランニングコストが高い凍結乾燥(フリーズドライ)のネギだけを使っていること。そのためジャキジャキと不自然な歯触りや風化した感じの味が気になることもなく、さらに前回発売品比1.48倍に増やしているわけですから、あっぱれです。

総評

5.0

基本は2019年12月発売の初代「ネギバカ 青ネギオイル仕立てのにんにく塩ラーメン」に忠実で、主役のネギを48%(1.48倍)増量しましたよ、というストレートなリニューアルから、前作を知っている方にとっては新鮮味のある一杯とはいえません。またネギとニンニクがダメなら確実に避けるべき一杯でもあるので、確実に人を選びます。つまり、そのフルスイングが最大のポイント。

もうちょっと麺に粘りが欲しいとか、縦型ビッグにしては塩気が強すぎるんじゃないかとか、気になった部分もありましたけど、このブログで「★5」は上出来の高評価。販売店はローソン100を除く全国のローソン店舗を対象としていますが、この手は一期一会の商品になってしまうことが多いので、気になっている方は売り切れる前に確保しておいてください【author・taka :a(大石敬之)】

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