欲望のままに喰らい尽くせ!! 背徳感マシマシの “ガリチーブースト” スーパーカップ「欲望のブタキム油そば」爆誕!!

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エースコック

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2022年7月18日(月)新発売、エースコックのカップ麺「スーパーカップ大盛り 欲望のブタキム油そば ガリチーブースト」の実食レビューです。

元祖豚キムチらーめんのスピンオフ「ブタキム油そば」2022年はブタキム×ガーリック×チーズの間違いない組み合わせで過去最高の背徳感!?

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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スーパーカップ 欲望のブタキム油そば ガリチーブースト

スーパーカップとは、1988年(昭和63年)7月25日の発売以来、大型カップ麺の牽引役として重要な位置を占めるエースコックのブランドで、同社の2代目経営者・村岡寛(むらおか ひろし)現社長が発起人。まだ村岡社長がマーケティング部に所属していた頃、当時の開発担当が「ルート2の法則」で “従来品比めん1.5倍が大盛りの適量” と導き出し、発売わずか4ヶ月で80万食の大ヒットを記録しました。

2022年は “とろ〜りとろける” おいチーソース付き!!

今回の新商品「スーパーカップ大盛り 欲望のブタキム油そば ガリチーブースト」は、同ブランドの中でも不動の人気を誇る「ブタキム」をベースにした油そばで、現在は年に1回の恒例となっている企画。毎年「ブタキム油そば」のテーマはそのままに、コンセプトを捻る方針で、2022年はブタキム油そばシリーズ初の “おいチーソース” を別添してきました。ええ、実食前からジャンクな気分ですw

即席カップめん業界初の元祖豚キムチ味「スーパーカップ1.5倍 豚キムチラーメン(とんこつしょうゆ味)」が初めて発売されたのは、現在を遡ること29年以上、1993年(平成5年)3月23日の話。その19後、2012年(平成24年)4月2日にシリーズ初のCVS限定商品「スーパーカップ1.5倍 燃えろ!豚キムチラーメン」を発売しているのですが、この時点では正式に “ブタキム” を名乗っていません。

しかし、かねてより「豚キムチラーメン」は “ブタキム” の愛称で親しまれていたことを受けたエースコックは、シリーズ発売20周年を迎えた2013年(平成25年)10月14日に初めて “ブタキム” を商品名に入れた「(コンビニ限定)スーパーカップ1.5倍 ブタキムラーメン」を市場に投下。以降はカタカナ表記の「ブタキムチラーメン」をCVS限定商品とし、同じブランド内での棲み分けを図っています。

歴代「ブタキム油そば」2017-2022

そんな豚キムチ(ブタキム)シリーズから初の「ブタキム油そば」が発売されたのは、2017年(平成29年)2月27日と比較的に最近の話。それと同年10月16日発売の第2弾はCVS限定発売となっていたのですが、2019年(平成31年)2月11日発売の第3弾は販路を問わないNB(ナショナルブランド)のスポット商品で、第1弾〜第3弾までは奇を衒った要素を入れず、本家に忠実な汁なしアレンジでした。

大きな転機が訪れたのは、2020年(令和2年)7月6日発売の第4弾「スーパーカップ 大盛りブタキム油そば 絶辛(ぜつから)」で、辛さ絶叫級!? などとパッケージでアピールしていたわりに辛さは “大辛” 程度だと感じたのですが、ここが変わり種の「ブタキム油そば」に走り出したターニングポイントといっても過言ではありません。

その「絶辛」から約半年後、今度はギトギト×ウマウマ×テカテカ(背脂×にんにく×豚脂)の背徳感をコンセプトにした第5弾「スーパーカップ大盛り 背徳感MAX ブタキム油そば」が発売されたのは、2021年(令和3年)12月13日と記憶に新しいところ。発売シーズンは夏、あるいは冬と対極的なタイミングではあるものの、かくして毎年恒例の企画となりました。

ガーリック味&チーズ味=ガリチーブースト

というわけで、このページでレビューする2022年7月発売品「スーパーカップ大盛り 欲望のブタキム油そば ガリチーブースト」は、ブタキム油そばシリーズ第5弾に該当するスポット商品。ブタキムに欠かせない「ガーリック」をガッツリと、さらに別添の「おいチーソース」で濃厚なチーズの味わいをプラスした、これまでのブタキム油そばと一線を画す展開なので、こちらも褌を締めてかかります。

開封

3種の小袋を別添

さて、今回のカップ麺に別添されている小袋は、先入れの「かやく」に、後入れ「調味たれ」と「おいチーソース」の計3種。おいチーソースは「JUNKFULL 濃厚チーズ味まぜそば」(2021年11月8日発売品)のために開発されたチーズ風味の特製ソースで、その後は「スーパーカップ1.5倍 NEXT クリーミー味噌チーズ味ラーメン」(2022年1月17日発売品)にも使われていました。

2021年12月発売品と同じかな?

麺は油で揚げたフライ麺で、湯戻し時間は熱湯5分。調理前の見た目は前回の「背徳感MAX」と酷似した雰囲気で、それと比較してみたところ、原材料名の構成も変わっていません。麺重量は湯切りタイプの汁なしカップ麺で基準となる130gで、食べ応えについては申し分なさそうな雰囲気。

メーカー希望小売価格は290円(税別)と強気に思える設定ですが、前回の「背徳感MAX」では270円(税別)だったので、2022年6月1日出荷分から実施されている価格改定(従来品比5〜11%の値上げ)を加味すると、順当に思える希望小売価格。商品名では「ブタキム」を名乗りながらも “コンビニ限定ではない” ため、スーパーやドラッグストアなども販売店に含まれます。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:スーパーカップ大盛り 欲望のブタキム油そば ガリチーブースト
製造者:エースコック
製造所:兵庫工場(兵庫県たつの市神岡町東觜崎308)
内容量:166g(めん130g)
商品コード:4901071208165(JAN)
発売日:2022年07月18日(月)
実食日:2022年07月18日(月)
発売地域:全国
希望小売価格:290円(税別)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:角型ビッグ
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:650ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:3袋(調味たれ・かやく・おいチーソース)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、しょうゆ)、たれ(しょうゆ、豚脂、植物油脂、ポークエキス、発酵調味料、乳化油脂、ガーリックペースト、糖類、香味油、たん白加水分解物、食塩、チキンエキス、ポーク調味料、ビーフエキス、香味調味料、酵母エキス、チーズフード、乳等を主要原料とする食品)、かやく(味付豚肉、白菜キムチ、にんにく、ねぎ、唐辛子)/ 加工でん粉、炭酸Ca、調味料(アミノ酸等)、酒精、香料、増粘剤(加工でん粉、増粘多糖類)、カラメル色素、酸味料、かんすい、カロチノイド色素、酸化防止剤(ビタミンE、ビタミンC)、香辛料抽出物、ビタミンB2、ビタミンB1、ベニコウジ色素、(一部に小麦・卵・乳成分・牛肉・大豆・鶏肉・豚肉を含む)

実食開始

かやくの内容にも変化が‥‥

別添の小袋は「かやく」のみ先入れで、前回の「背徳感MAX」には入っていなかったチップ状の “にんにく” を追加し、よく見ると味付豚肉の質感も変わっています。というのも「背徳感MAX」には「豚キムチラーメン」の四角い豚肉を使っていたのですが、今回の「ガリチーブースト」にはCVS限定の「ブタキムラーメン」と同じ豚肉を採用しているため、豚肉の質はバージョンアップ。

チーズくさっwww

かやく以外の小袋は後入れなので、お湯を内側の線まで注ぎ、フタの上で「調味たれ」と「おいチーソース」の小袋を温めながら待つこと5分。時間になったら湯切りし、調味たれを馴染ませた後、おいチーソースをトッピングしたら完成です。外装フィルムの調理方法を見ると “おいチーソースは混ぜないように” との旨が伺えるため、調理の際は留意してください。

さて、調理後に漂うニンニク臭も然る事乍ら、おいチーソースに含まれるチーズフードの香りはニンニクよりも凄まじく、ブタキムの系譜に連なる油そばを作ったのに、実際は別物と対峙しているような錯覚に陥っている調理直後。はたしてブタキムらしさは活きて(生き残って)いるのか、引き続き「めん」「たれ・おいチーソース」「かやく」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(166g)あたり
カロリー:708kcal
たん白質:13.3g
脂  質:27.9g
炭水化物:100.9g
食塩相当量:6.4g
ビタミンB1:0.62mg
ビタミンB2:0.70mg
カルシウム:481mg
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

スーパーカップらしい食べ応え

5.0

おそらく前回の「背徳感MAX」と同じ油揚げ麺で、なめらかな口当たりで洗練されたファーストインプレッションを与えながら、奥歯で噛むと力強く押し返してくる反発性の持ち主。まさに現在のエースコックが得意とするタイプの太麺で、後述する「調味たれ」と「おいチーソース」の凄まじい存在感にも負けません。

表面は滑らかだけど食感はガッシリ

前々回の「絶辛」に使われていた熱湯3分の油揚げ麺は、けっこうソフトな食感で、形状も丸刃で切り出されていたのですが、それとは対極に位置するような仕上がり。こちらのほうが現在の「スーパーカップ」らしい質感で、ほんと2〜3年で大きく進展するものだなと。

メーカー希望小売価格は半年強で税別20円もアップしてますが、価格改定後の設定としては妥当に思える値段と前述したように、この価格帯でも充分に通用するクオリティの高さ。油揚げ麺特有の風味もジャンクさの底上げに寄与してくれる、全体を通して見ても適切な取り合わせだったので、がっつり空腹のときに掻っ込んでください。

たれ・おいチーソース

これはブタキム‥‥なのか?w

4.0

調味たれは比較的にサラッとしたテクスチャーで、唐辛子の辛さは見た目のわりに大人しく、あまり辛い食べ物が得意でない方でも許容範囲内かと思いますが、ガーリックペーストの主張は生おろしニンニク特有の辛味を覚えるほど。しょうゆベースの味付けに、ジャンクなポークエキスとキムチを炒めたような風味は本家「ブタキム」に通じる要素でありながら、冷静に判断すると似て非なるタレの味わい。

本家では粉末しょうゆを使っていますが、よりフレッシュでキレのある液体しょうゆを採用し、ニンニクもパウダーではなくペーストで、こってりとした豚脂のオイル感や芳ばしい風味など、もはや完全に別の次元を歩んでいます。ただ、当たらずと雖も遠からず的な雰囲気もあり、カップラーメンの「ブタキム」をリアルな油そばに寄せていうようなイメージといえば伝わりやすいでしょうか。

で、こいつが強烈‥‥

別添の “おいチーソース” は前述の「JUNKFULL(ジャンクフル)」や「スーパーカップ1.5倍 NEXT(ネクスト)」のほか、直近だと「濃い味好きのための 濃厚チーズカレー味ラーメン」(2022年3月28日発売品)にも使われていたアイテムで、実は3品とも小袋のデザインとカラーリングを変えていたのですが、今回の “おいチーソース” は「JUNKFULL 濃厚チーズ味まぜそば」と完全に同じデザイン。

たとえば「チートス チーズ味(フリトレー)」や「エアリアル 濃厚チェダーチーズ味(YBC)」「スコーン とろけるクアトロチーズ(湖池屋)」など、チーズ味のスナック菓子を彷彿とさせるジャンクな味わいで、オイニーも強烈。ブタキム油そばのジャンクなテーマにはピッタリなのですが、その存在感は調味たれを蹂躙するほどに強いのでw 少量ずつ使用することをオススメします。

かやく

豚キムチよりもブタキム寄り

3.5

白菜キムチ、味付豚肉、ねぎ、唐辛子(輪切り)は本家「ブタキムラーメン」と共通で、チンゲン菜は入っていませんが、前述のように豚肉の質は昨年よりも高くなり、新たに追加されたチップ状のニンニクが全体のガーリック感を底上げ。値段が値段なので、量的な物足りなさがないといえば嘘になりますけど、ラインナップとしては悪くありません。

「おいチーソース」で全体の味が濃すぎるほどに濃くなるので、可能であれば箸休めになるチンゲン菜やキャベツを多めに入れてほしかった思いもありますが、みずみずしい白菜キムチはオアシス的な存在になる、なんだか白菜キムチのイメージに対して新しい発見というか活路? を見出せたようなw こういう使い方もできるんだなと、視野が広がりました。

総評

4.0

まず “ブタキムらしいか” どうかについて、ちゃんと具材に「ブタキムラーメン」と同じ豚肉と白菜キムチを使っていますが、ここまでくると別のベクトル。いい意味でのチープな魅力は鳴りを潜め、フレッシュなキレを備えた液体しょうゆに、こってりとした豚脂や「おいチーソース」の存在感など、もはや別物と割り切ったほうが安全かもしれません。

他社になりますけど、イメージ的には東洋水産(マルちゃん)が先にリリースした「でかまる 旨辛豚キムチ味焼そば」(2022年7月4日発売品)のほうが正統派かもしれないw

ちょっと私には味が濃すぎたので、途中から “チーズフードに塗れたナニか” を食べているような感覚に陥ってしまったのですが、それだけに食後の背徳感は申し分ありません。ちなみに2023年(令和5年)3月は現「スーパーカップ1.5倍 新・豚キムチラーメン」の記念すべき発売30周年を迎える節目に当たるため、これから例年以上に多くの派生品に期待できそうです【author・taka :a(大石敬之)】

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