どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。
本日の一杯は、2022年1月17日(月)新発売、エースコックのカップ麺「スーパーカップ1.5倍 NEXT クリーミー味噌チーズ味ラーメン」の実食レビューです。
濃厚新味が楽しめる「スーパーカップ NEXT(ネクスト)」シリーズ第1弾は “濃厚&クリーミー” を追求!!
実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。
スーパーカップ1.5倍 NEXT クリーミー味噌チーズ味ラーメン
今回の新商品「スーパーカップ1.5倍 NEXT クリーミー味噌チーズ味ラーメン」は、2022年のスーパーカップにおける進化の旗頭「NEXT」シリーズ第1弾の新作で、従来の商品にはない濃厚新味が楽しめる「濃厚&クリーミー」がテーマ。チーズ風味の特製 “おいチーソース” を別添し、パッケージでは “とろける旨さの濃厚チーズ風味” をアピール。
同時に新開発の “濃いミルペースト” を別添した「スーパーカップ1.5倍 NEXT クリーミーシーフード味ラーメン」を展開し、今までにない濃厚感が味わえる次世代のスーパーカップを2品あわせて市場に投下。すでに「クリーミーシーフード味ラーメン」はレビュー済みなので、このページでは「クリーミー味噌チーズ味ラーメン」を掘り下げていきます。
実食の前に、ちょっと気になったのが “おいチーソース” というネーミング。これは2021年11月8日に5年ぶりの復活を遂げた「JUNKFULL(ジャンクフル)」の新作「濃厚チーズ味まぜそば」にも別添されていた小袋と同じ名称なので、ちょっと使い回し感が否めない展開。
ただ、JUNKFULLの “おいチーソース” はインパクトが強く、ジャンクなチーズ味のスナック菓子に通じるテイストで、しっかりと記憶に残るアイテムでした。それがスープありのカップラーメンに別添されるのは初めての試みなので、投入前後の違いと「濃厚新味」の目新しさに注目しながらレビューします。
開封
今回のカップ麺に別添されている小袋は、先入れの「粉末スープ」が1袋に、後入れの「おいチーソース」で合計2袋。JUNKFULLの特製おいチーソースは黄色いカラーリングの小袋に入っていましたが、今度の特製おいチーソースは茶系の小袋に変わっています。ただ、デザインは完全に一致。
麺は油で揚げたフライ麺で、湯戻し時間は熱湯3分。かやくは最初から中に入っているのですが、歪な形の鶏・豚味付肉そぼろ(程良く味付けした肉そぼろ)は “ハズレ” にしか見えないので、たぶんスポンジみたいな食感のアレだと思います。たまに “まとも” な肉そぼろも使ってきますけど、麺やソースに注力していた場合、肉そぼろに皺寄せが来る‥‥というのがエースコック定番のパターン。
メーカー希望小売価格は210円(税別)に設定されているため、定番の「スーパーカップMAX」シリーズや「スーパーカップ1.5倍 豚キムチラーメン」と同じ値段。コンビニで購入した場合の税込価格は222円になりますが、スーパーやドラッグストアなど、コンビニ以外の販売店であれば、だいたい税込150円前後が相場だと思います。
製品詳細情報・購入価格等
製品名:スーパーカップ1.5倍 NEXT クリーミー味噌チーズ味ラーメン 製造者:エースコック株式会社 製造所:W・関西滝野工場(兵庫県加東市河高1816-175) 内容量:112g(めん90g) 商品コード:4901071235635(JAN) |
発売日:2022年01月17日(月) 実食日:2022年01月22日(土) 発売地域:全国 取得店舗:スーパー 商品購入価格:149円(税込) 希望小売価格:210円(税別) |
麺の種類:油揚げ麺 スタイル:大盛りバケツ型 容器材質:プラ(PS) 湯量目安:500ml 調理時間:熱湯3分 小袋構成:2袋(粉末スープ・おいチーソース) |
原材料名とアレルギー表示
【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、しょうゆ)、スープ(粉末みそ、乳化油脂、糖類、ポーク調味料、ポークエキス、食塩、ガーリックパウダー、ビーフエキス、チキン調味料、乳等を主要原料とする食品、たん白加水分解物、酵母エキス、チーズフード、全卵粉)、かやく(鶏・豚味付肉そぼろ、ねぎ、コーン)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、増粘剤(増粘多糖類、加工でん粉)、炭酸Ca、カラメル色素、香料、かんすい、酸味料、カロチノイド色素、重曹、酸化防止剤(ビタミンE)、甘味料(スクラロース、アセスルファムK)、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・牛肉・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む) |
実食開始
別添の小袋は「粉末スープ」のみ先入れで、既存の「スーパーカップMAX みそラーメン(熟成味噌)」に通じる香り。ただ、スーパーカップMAXの熟成味噌には液体スープを使用しているため、完全に同じではありません。また麺のサイズと湯戻し時間も違うので、スーパーカップMAXからの使い回しではない様子。
麺の上に粉末スープをあけたら、ゆっくりと粉末スープを溶かしながら熱湯を注ぎ、フタをして待つこと5分。同時発売品の「濃いミルペースト」については温めてください・温めないでください等の記載はなかったのですが、こちらの「おいチーソース」は “フタの上で温め、よくもみほぐし‥‥” との記載があるため、調理の際は留意してください。
あいかわらず調理後のビジュアル(かやく)はスーパーカップらしく貧弱で、そこに “NEXT” は感じられないものの、注目すべきは “おいチーソース” の効果。引き続き「めん」「スープ・おいチーソース」「具材」の項目に分けて特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。
栄養成分表示:1食(112g)あたり |
カロリー:465kcal たん白質:10.2g 脂 質:15.5g 炭水化物:71.2g 食塩相当量:6.4g (めん・かやく:2.1g) (スープ:4.3g) ビタミンB1:0.61mg ビタミンB2:0.48mg カルシウム:307mg |
参考値(調理直後に分別した値) 熱量:465kcal(めん・かやく:390kcal)(スープ:75kcal) |
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。 |
めん
たぶん「クリーミーシーフード味ラーメン」と同じ
既存の「スーパーカップMAX みそラーメン」には熱湯4分の太麺を使っているのに対し、それよりも幅が狭く、厚みのない形状で、湯戻し時間も熱湯3分と標準的。ただ、基礎クオリティについては実に高く、滑らかな口当たりとは裏腹に、噛めば弾力のある力強い食感で、油揚げ麺特有の風味は弱いなど、常に食べ応えを優先してきたスーパーカップとしては次世代的。
おそらく同時発売品の「クリーミーシーフード味ラーメン」と同じ麺で、ほぼストレートといっても過言ではない形状もさることながら、しなやかなアシ(のび)も兼ね備えている、有名店監修の再現カップ麺に使っても成立するようなクオリティの高さ。
食べ始めはガッシリとした歯応えを打ち出しながら、弾けるように切れる反発性も面白く、後述するスープとの相性も悪くありません。もちろん麺量はレギュラーサイズ(めん60g)対比1.5倍の90gですし、それでも後半にかけて伸びにくく、麺にも進化を感じました。
スープ・おいチーソース
んー‥‥ふつうw
粉末スープの香りは「スーパーカップ1.5倍」らしいベクトルで、しかしながら味の攻撃性は弱く、比較的に穏やか。味噌も液体ではなく粉末なので、強く主張してきません。塩気と香味野菜も優しかったので、ある意味「スーパーカップ1.5倍」らしからぬ‥‥なんですけど、逆に新鮮といえば新鮮な展開。
後入れの「おいチーソース」はJUNKFULL(2021年11月8日発売品)と共通の内容、もしくは違いがあったとしてもマイナーチェンジに過ぎない変化。使用しているチーズフードが功を奏し、これ単体で舐めるとインパクトが強いアイテムなのですが、しっかりスープに溶かし込んでしまった場合、ジャンクなインパクトは鳴りを潜めてしまいます。
たとえば麺に付けながら食べる方法もありますが、それだとスープが軽くなってしまいますし、全体に馴染ませるとクリーミーにはなるものの、結果的に大人しめ。ただ、スーパーカップにしては優しく、ほとんど攻撃性を感じなかったので、その方向性については「NEXT」でした。ここにカレー粉を追加して、青森の「味噌カレー牛乳ラーメン」風にアレンジしたら面白いかも?
具材
皺寄せがすごい
鶏・豚味付肉そぼろは、やはり “ハズレ” のスポンジライクな肉そぼろで、食感はスカスカ、味もイマイチ。コーンは甘くて美味しかったのですが、異様に歯触りの強い青ネギは可もなく不可もなしだったので、彩りにニンジンを入れるとか、風味と食感を優先してタマネギを入れるとか、そういった工夫がほしかったです。というか、そろそろヤメません? この美味しくない肉そぼろを放り込むの。
総評
実食前は「クリーミーシーフード味ラーメン」よりも「クリーミー味噌チーズ味ラーメン」のほうが濃い味かと予想していたのですが、実際の仕上がりは逆。前者は素直に美味しいと思えたものの、後者は印象に残りにくく、最終的に感じたのは “ふつうにおいしい” でした。ええ、結果的に不味いわけではありません(ただし肉そぼろテメェはダメだw)。
しかし、2022年のスーパーカップにおける進化の旗頭として生まれたのが「NEXT」なので、もうちょっと振り切ってほしかったなと。すでに第2弾を企画中、もしくは構想が固まっている段階かと思いますので、次の展開にも注目しています【author・taka :a(大石敬之)】