辛さも旨さも絶叫級!?スーパーカップ「ブタキム油そば」第4弾は初の絶辛!! 元祖 “豚キムチカップめん” を油そばにアレンジ

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エースコック

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2020年7月6日(月)新発売のカップ麺、エースコック「スーパーカップ 大盛りブタキム油そば 絶辛」の実食レビューです。

ガーリックと炒めたキムチの香りが絡む「ブタキム油そば」2020年は辛さも旨さも絶叫級の “激辛スパイス” 付き!!

どのくらい辛い? 辛くない? 実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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スーパーカップ ブタキム油そば 絶辛

スーパーカップとは、エースコックを代表する業界初の大盛りカップ麺ブランドで、1988年(昭和63年)に初代「スーパーチャーシューラーメン生しょうゆ仕立て」「スーパーみそラーメン生みそ仕立て」「スーパーとんこつラーメン博多味」をリリース。発売当初から食べ盛りの学生を中心に支持されており、近年ではブランドコンセプトの食べ応えを踏襲しつつ、SNSでの拡散性や話題性を強く意識するようになりました。

今回は辛さ絶叫級!?

その「スーパーカップ1.5倍」シリーズから1993年(平成5年)に初めて “元祖豚キムチ” カップめん「豚キムチラーメン とんこつしょうゆ味」が発売され、2013年10月14日に姉妹品の「ブタキムラーメン」を投下。以降、既存の「豚キムチ」は販路を問わない全チャネル商品として、カタカナ表記の「ブタキム」はコンビニ限定商品として販売店の棲み分けを図っています。

今回の新商品「スーパーカップ 大盛りブタキム油そば 絶辛」は、ブタキムの愛称で親しまれている “元祖豚キムチ” の誕生以来、初の湯切りタイプとして開発された「ブタキム油そば」の流れを汲む新作で、第1弾が発売されたのは2017年2月27日。キムチを炒めたような香りを添加したラードベースの香味油に、ガツンと効いたガーリックを特徴とする醤油ベースの仕上げシーズニングを別添。

麺は適度な弾力と滑らかさを併せ持った丸刃の油揚げ麺を採用し、具材は程よく味付けした豚肉と白菜キムチをメインにネギと輪切り唐辛子を加え、初代は定番の “ブタキム” よろしくコンビニ限定商品として発売。その後、2017年10月16日にも同じコンセプトの「ブタキム油そば」第2弾を再販しており、初版と同じく全国のコンビニ限定商品として発売されました。

今年は4代目ブタキム油そば

2018年に「ブタキム油そば」のリリースはなく、2019年2月11日に第3弾を発売しているのですが、引き続き “ブタキム” の名を冠しつつ、販路をコンビニ限定からスーパーなどを含む全チャネル販売に切り替えて全国展開。2017年2月及び10月発売品では「仕上げシーズニング」と「麺ほぐし香味油」を別添していましたが、第3弾から「調味たれ」と「スパイス」の組み合わせに変更。

オリジナルの「スーパーカップ1.5倍 ブタキムラーメン」と比較して、調味たれのブタキムらしさは拍子抜けするほど控えめでしたが、スパイスを入れた途端にブタキムらしさがブースト。カップラーメンのスープよりも塩気の強さが目立っていたので、そこが気になったのですが、まさにテイストは “あの味わい” に近く、思いのほか味の再現度が高くて驚きました。

というわけで歴代「ブタキム油そば」は例外なく味の再現度が高かった反面、オリジナルの「ブタキムラーメン」と同じく辛さは控えめで、一般的にみても辛さレベルはピリ辛〜ピリ辛以下。しかし、今回の “絶辛” 版は、辛さも旨さも絶叫級の “激辛スパイス” を別添した変わり種ということで、シリーズ初の辛味特化型。

スーパーカップ×キングダム

辛味に特化したブタキムといえば、TVアニメ『キングダム』とコラボした「スーパーカップ1.5倍 ブタキムファイヤーラーメン」を2020年3月9日に発売したばかり(上記画像)。それはパッケージで “辛さ炎上” を謳い、エースコックのPDFにも激辛と書かれていたのですが、ちょっと肩透かしの辛さだったので、今回の “絶辛” には期待したいところ——

開封

別添の小袋は3種類

今回のカップ麺に別添されている小袋は、2019年2月11日に発売された第3弾と同じ「調味たれ」「かやく」「スパイス」の合計3種類。それぞれの小袋は汎用のデザインなので、特に凝った見た目ではなく、どこにも激辛っぽい要素は見られないのですが、しれっと外装フィルムには “※辛い味わいにつき、小さなお子様や辛いものは苦手なお客様のご飲食にはご注意ください。” との注意事項を記載。

油そばにしては細めの麺

麺は丸刃でカットされた油揚げ麺で、見た感じ太さは特筆すべきサイズではないものの、量は汁なしカップ麺での標準90g×約1.5倍の大盛り130gを搭載。2019年2月発売品では終売になった「スーパーカップ 大盛りいか焼そば」と同じ油揚げ麺を採用していましたが、今回はソースが練り込まれていないため、前回とは仕様が異なります。

2020年7月現在、大盛りカップ麺におけるメーカー希望小売価格は税別220円が標準となっているのですが、今回のメーカー希望小売価格は税別240円と高く、コンビニで購入した場合の税込価格も257円と安くありません。しかし、今回も販売ルートはコンビニ限定ではないので、それ以外の店舗であれば税込230円〜240円前後が平均売価になるでしょう。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:スーパーカップ 大盛りブタキム油そば 絶辛
製造者:エースコック株式会社 兵庫工場
製造所:兵庫県たつの市神岡町東觜崎308
内容量:160g(めん130g)
商品コード:4901071207809(JAN)
商品サイズ:175×175×63.5mm
発売日:2020年07月06日(月)
実食日:2020年07月11日(土)
発売地域:全国(スーパー・コンビニ等)
取得店舗:コンビニ(ローソン)
商品購入価格:257円(税込)
希望小売価格:240円(税別)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:角型ビッグ
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:600ml
調理時間:熱湯3分
小袋構成:3袋(調味たれ・かやく・スパイス)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、砂糖)、たれ(しょうゆ、動物油脂、植物油脂、発酵調味料、ポークエキス、たん白加水分解物、香味油、ガーリックペースト、チキンエキス、ポーク調味料、砂糖、食塩、香味調味料、酵母エキス)、スパイス(香辛料、食塩)、かやく(味付豚肉、白菜キムチ、ねぎ、唐辛子)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、炭酸カルシウム、酒精、カラメル色素、香料、カロチノイド色素、酸化防止剤(ビタミンE、ビタミンC)、かんすい、酸味料、香辛料抽出物、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)

実食開始

安定の白菜キムチが嬉しい

先入れの小袋は「かやく」のみで、内容は程良く味付けした豚肉と白菜キムチをメイン具材とし、乾燥の青ネギに輪切り唐辛子と2019年2月発売品から変わっていません。ちなみに通常の「ブタキムラーメン」には小間切れの豚肉やチンゲンサイが入っているのに対し、ブタキム油そばの具材にチンゲンサイは入っておらず、味付豚肉もチップ状にカットされているのが大きな違い。

これがジョロキアだとヤバいけど——

あとは熱湯を注いで3分間、別添の「調味たれ」は “フタの上にのせよく温め、お召し上がりの直前に入れてください。” とあるため指示に従い、お湯を捨てたら「調味たれ」を混ぜ合わせ、スパイスをトッピングしたら出来上がり。前回のスパイスは白っぽい見た目をしていたのに対し、今回は明らかに唐辛子の色なので、思わず期待が高まるところ。

なお調理直後の写真ではスパイスを振り掛けただけの状態で撮影していますが、パッケージの調理方法には調味たれ、スパイスを “よく混ぜ合わせてお召し上がりください” とあるので、食べる前に混ぜ合わせください。それでは、定番のブタキムらしさと絶辛(ぜつから)の辛さレベルに注目しつつ、「めん」「調味たれ・スパイス」「具材」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(160g)あたり
カロリー:718kcal
たん白質:12.0g
脂  質:31.4g
炭水化物:96.8g
食塩相当量:6.5g
ビタミンB1:0.72mg
ビタミンB2:0.77mg
カルシウム:373mg
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

ソフトな食感の大盛り麺

4.0

実店舗の「油そば」に使われる麺といえば、おおむね加水率の高い太めの多加水麺が多く、それはカップ麺にも共通する特徴になるのですが、ブタキム油そばに使われている麺は一般的なカップ焼そばの麺と同じようなサイズ。丸刃で切り出された麺には緩やかな縮れが施され、熱湯3分きっちり守って湯切りすると柔らかめの食感に仕上がります。

けっこうソフトな食感

そのためコシの強い歯応えやモチモチとした弾力に期待しているとギャップを感じるかもしれないですし、今回のタレとスパイスを思えば太めのサイズでも違和感ないと思いますけど、あえて油そばではなくラーメン(ブタキムラーメン)のイメージに寄せているような雰囲気。コンセプトがブタキムラーメンの汁なし版なので、結果的な印象は悪くありません。

ソフトな食感とサイズ的に、ややタレのインパクトに押され気味なバランスではあるものの、完全に埋没することはなく、味付けを強調するためと思えば納得できる仕上がり。調理前や湯切り中からエースコック特有の油揚げ麺臭が漂うため、そこがターニングポイントになるかもしれないけれど、スーパーカップを好む客層と味付けの方向性を考慮するとポジティブでした。

調味たれ・スパイス

激辛じゃないけど味はバッチリ

5.0

調味たれは濃口しょうゆベースの味付けで、ラー油のような見た目のオイルからはラードの芳ばしさとキムチを炒めたような香りが漂い、調理している段階から食欲を刺激してくるタイプ。本家には入っている魚介エキスは使用していないため、ブタキムらしさフルスロットルとはいえないものの、奥行きのある発酵調味の旨味にガーリックペーストのパンチから、味付けは濃いめでも大味の印象は受けません。

別に絶叫はしない

見るからに唐辛子カラーのスパイスは、その見た目通り唐辛子の芳ばしい風味が強く、いっきに辛さも強くなるのですが、そこまで非常識な辛さではありません。特に近年のカップめん界隈における辛味水準は右肩上がりなので、辛さレベルは “ふつうに辛口以上〜激辛未満” の「大辛」といったところ。そのため辛味の強さに関しては物足りなさを感じたのですが、それ以上に効果的だったのがジャンクな旨味。

スパイスの原材料名は “香辛料、食塩” とシンプルな内容ですが、唐辛子とは別にキムチシーズニングと彷彿とさせるジャンクな旨味成分が含まれ、やみつきになるテイストを演出。食塩の後押しで全体の塩気も強くなりますけど、味蕾を鋭利に刺してくるような塩気ではなかったので、スーパーカップらしい食べ応えと力強さを表現するうえで必要な要素だと思えました。

具材

とりあえず及第点

3.0

具材は2019年2月発売品と同じ構成で、小さな刻みネギと輪切り唐辛子については飾りに過ぎません。また味付豚肉も燻製感のないベーコンのようなチップ状の豚肉を採用しているため、あまり情緒のある肉具材とはいえないのですが、エースコックの “程よく味付けした肉そぼろ” ことスポンジ肉そぼろ(ハズレ)と比較したら雲泥の差でマシな具材。

酸味が心地よい

白菜キムチの量も多いとはいえませんが、厚みのある軸の部分が入っていて、くっきりとした酸味がアクセントに嬉しいポイント。おそらく定番の「ブタキムラーメン」に入っている白菜キムチと同じもので、しっかり “ブタキム” のプライドを守っていました。もうちょっと量が多いと嬉しかったんですけど、変わり種のスーパーカップは具材を後回しにする傾向があるので、それを思えば標準的な量といえるかもしれません。

総評

★★★★☆☆☆☆☆☆(★4)

“絶辛” というインパクト抜群のコンセプトで登場した「ブタキム油そば」第4弾でしたが、やはり実際の辛さレベルは大辛前後。辛い食べ物が苦手な方にとっては厳しい辛さになるかとは思いますが、昨今の激辛クラスに期待していた場合は肩透かしだと思います。しかし、ブタキムらしいジャンクな旨味と大盛りサイズの食べ応えは期待を裏切らない仕上がりでした。

コンビニで購入した場合、ちょっとコスパよろしくないのですが、今回はブタキムでもコンビニ限定のカップ麺ではないですからね。とはいえ近所のスーパーには売ってなかった——という方は、コンビニだと「ローソン」「ファミリーマート」「ミニストップ」での取り扱いを確認しているため、最寄りの販売店をチェックしてみてください。

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