最新カップ麺【今週の新商品】SUSURUも唸る第3弾、飯田商店の塩、アジシオ!? 注目の新作をピックアップ!!

どうも、taka :a（@honjitsunoippai）です。

このページでは、2024年5月20日（月）に新発売とリニューアルを予定している「カップ麺の新商品一覧」をまとめ、これまでの経験に基づいた所感を交えながら各製品の特徴と見所を画像付きで解説、今週の注目カップ麺を選定します。

コンビニの新商品や新作カップ麺（カップラーメン、カップ焼そば等）の最新情報、話題のニュースが気になる方は（こっそりメーカー未公開の新発売予定リストも公開しているので）、よろしければ最後までご覧ください。

今週の新商品 新作カップ麺リスト

▼日清食品
SUSURUも唸る背脂チャッチャ系 東京環七ラーメンじょっぱり / 278円（全国）N

▼明星食品
明星 一平ちゃん夜店の焼そば わさびマヨ 醤油味 / 236円（全国）N

▼東洋水産
マルちゃん正麺 カップ 黒コショウ焼そば / 258円（全国）N
沼るセアブラ 京都風背脂醤油ラーメン / 160円（全国）N
沼るトウガラシ 宮崎風辛麺 / 160円（全国）N
赤いきつねうどん 仙台七夕まつり / 236円（東北）N
緑のたぬき天そば 仙台七夕まつり / 236円（東北）N
焼そばバゴォーン 仙台七夕まつり / 236円（東北）N

▼サンヨー食品
サッポロ一番 カップ 担々風まぜそば / 236円（全国）N
サッポロ一番 カップ ねぎ油そば / 236円（全国）N

▼寿がきや食品
カップ濃い味SUGAKIYAラーメン / 298円（沖縄除く）N

▼まるか食品
ペヤング スパイスカレーやきそば / 214円（全国）N
ペヤング 塩やきそば / 193円（全国）N

▼サンポー食品
焼豚ラーメン 特製ラー油推し / 271円（全国）N

▼ローソン
麺大盛り コク辛とんこつラーメン / 184円（全国）N

▼ファミリーマート
東京油組総本店 油そば / 297円（全国）N

▼セブンプレミアム
飯田商店 しおらぁ麺 / 278円（全国）N

▼セブン-イレブン ※5月25日 10時〜再販（1回目）
HIKAKIN PREMIUM みそきん 濃厚味噌ラーメン
HIKAKIN PREMIUM みそきん 濃厚味噌メシ

N=New（新商品）
R＝Renewal（リニューアル）
※上記の参考価格は税別表示です。

日清食品「SUSURUも唸る背脂チャッチャ系 東京環七ラーメンじょっぱり」新発売

SUSURUも唸る第3弾は「東京環七ラーメン じょっぱり」とタイアップ!! 東京環七（かんなな）ラーメン じょっぱりとは、1980～1990年代に勃発した “環七ラーメン戦争„ の立役者「土佐っ子」出身で副店長の経歴を持つ川口秋由（かわぐち あきよし）氏が開業したラーメン店で、土佐っ子のDNAを受け継ぎながらも試行錯誤を重ねて辿り着いた「ラーメン正油」を提供しています。

出典：「SUSURUも唸る背脂チャッチャ系 東京環七ラーメンじょっぱり」（5月20日発売）｜日清食品

今回の新商品「SUSURUも唸る背脂チャッチャ系 東京環七ラーメンじょっぱり」は、2021年11月22日発売の「SUSURUがイマ食べたいこってり第1位 麺や六等星 濃厚豚骨醤油」に端を発し、2023年4月24日発売の「SUSURUも唸る家系の名店 王道家 豚骨醤油ラーメン」と続いたNISSIN×SUSURUコラボ第3弾に該当する一杯で、埼玉県鴻巣市の人気店「東京環七ラーメンじょっぱり」の看板メニューを商品化。

タイトルにもあるように「東京環七ラーメンじょっぱり」は、正統派の背脂チャッチャ系を提供しているラーメン店で、たっぷりの上質な背脂が人気の秘訣。それを再現したカップラーメンについて、日清食品のニュースリリースには “SUSURU氏が思わず唸る再現度„ などと記載されていたのですが、製品スタイルは簡便性に優れた縦型ビッグ。前回、前々回の仕上がりを思い返すに、やや不安を感じています。

東洋水産「マルちゃん正麺 カップ 黒コショウ焼そば」新発売

正麺カップの汁なし系に初の “黒コショウ推し„ 登場!! マルちゃん正麺（せいめん）とは、いま抜群に美味しく、そして10年後・20年後も古びることなく愛され続ける即席めんをコンセプトに、東洋水産が力を入れているブランドで、2011年（平成23年）11月7日発売の袋麺からスタート。2015年（平成27年）10月5日には「マルちゃん正麺 カップ」が現れ、瞬く間に不動の地位を築き上げました。

出典：「マルちゃん正麺 カップ 黒コショウ焼そば」新発売のお知らせ｜東洋水産

今回の新商品「マルちゃん正麺 カップ 黒コショウ焼そば」は、いつもの「マルちゃん正麺 カップ 焼そば」（2024年3月4日発売品）とは系統が異なる3種のソース（ウスターソース・中濃ソース・濃厚ソース）をブレンドした風味の良い焼きそばソースに、黒コショウを強く効かせたスパイスを別添した一杯で、あとのせマヨ風味あげ玉のアクセントも見どころ。

マヨ風味あげ玉やノンフライ麺については「マルちゃん正麺 カップ 焼そば（5代目）」と共通かと思いますが、定番のソースはトマトケチャップの存在感が強いのに対し、新作の「黒コショウ焼そば」にはトマトケチャップを使用していない様子。しかし、りんご酢のアクセントは備わっているようなので、定番商品をベースにした正統派の変わり種と評価できるかもしれません。

東洋水産「沼るセアブラ 京都風背脂醤油ラーメン」「沼るトウガラシ 宮崎風辛麺」新発売

沼る新フレーバー第3弾は「京都」「宮崎」同時発売!! 沼る（ぬまる）とは、周りが見えなくなるほど没頭する・熱中する・どっぷりハマる・夢中になる・のめり込む‥‥などの様子を表現する際に用いられている通俗的な表現で、趣味、推し活、恋愛話、中毒性のある作品の感想など、さまざまなシーンで使われているのですが、即席カップめん業界で「沼る」といえば東洋水産。

出典：「沼るセアブラ 京都風背脂醤油ラーメン」「沼るトウガラシ 宮崎風辛麺」新発売のお知らせ｜東洋水産

今回の新商品「沼るセアブラ 京都風背脂醤油ラーメン」及び「沼るトウガラシ 宮崎風辛麺」は、2024年2月12日発売の「沼るタマネギ 八王子風醤油ラーメン」及び「沼るコショウ 長崎風ちゃんぽん」に続く「沼る」ブランドの新作で、純然たる新フレーバーとしては第3弾。ラーメン激戦区の「京都」と「宮崎」を舞台にしているため、引き続き “ご当地„ のコンセプトも健在です。

京都における背脂醤油といえば、前述の「じょっぱり」とは異なる歴史を紡いできた “背脂チャッチャ系„ のラーメンが有名で、1949年（昭和24年）創業の老舗「中華そば ますたに」が元祖。片や宮崎の辛麺（からめん）は、1987年（昭和62年）頃から「飲み処 桝元」で提供されていた裏メニューにルーツを持つ麺料理で、どちらも関連するカップ麺が多い近年、沼る独自の個性に期待したいところ。

寿がきや食品「カップ濃い味SUGAKIYAラーメン」新発売

名古屋の味「Sugakiya」店舗の季節限定メニュー「濃い味スガキヤラーメン」を再現!! Sugakiya（スガキヤ）とは、名古屋を中心に店舗を展開しているラーメンチェーンで、名古屋市中区丸の内に本社を構えるスガキコシステムズ（Sugakico Systems）が運営母体。その味わいを再現したカップ麺や袋麺、チルド商品、冷凍商品は、愛知県豊明市の寿がきや食品（SugakiyaFoods）が販売しています。

出典：TOP > 商品情報 > カップ濃い味SUGAKIYAラーメン｜寿がきや食品

今回の新商品「カップ濃い味SUGAKIYAラーメン」は、2000年（平成12年）2月の発売以来、寿がきや食品の定番となっている「カップSUGAKIYAラーメン」とは違う、同じ「Sugakiya」関連商品でも店舗の季節限定メニュー「濃い味スガキヤラーメン」を再現するために “伝統ある美味しさを残しつつ、豚骨の力強さと濃厚さを最大限に引き出した„ 一杯ということで、大幅に雰囲気が変わっていそうな予感。

というのも定番の「カップSUGAKIYAラーメン」は、あっさりとした豚骨の旨みを中心に、かくし味で魚介だしの風味を効かせた “やさしい和風とんこつ味„ を特徴としているため、あまりワイルドなイメージがありません。ただ、通常版の小売価格は274円（税別）なのに対し、こちらは298円（税別）に値上げされているため、やや割高に思えますが、それだけに順当なパワーアップに期待できそうな展開です。

まるか食品「ペヤング スパイスカレーやきそば」「同 塩やきそば」新発売

今度のペヤングは「デリー（DELHI）」と「アジシオ」インスパイア!? ふつうかと思いきや “ぶっとんだ商品„ かもしれない件。ペヤングとは、まるか食品が展開している即席カップめんブランドで、1973年（昭和48年）7月発売の「ペヤングヌードル」が最初の商品。その約2年後、1975年（昭和50年）3月13日に「ペヤング ソースやきそば」が現れ、それを屋台骨に様々な変わり種を世に送り出しています。

出典：トップ > 商品一覧 > ペヤング スパイスカレーやきそば / ペヤング 塩やきそば｜まるか食品

今回の新商品「ペヤング スパイスカレーやきそば」及び「同 塩やきそば」は、タイトルだけ見ると実に真面目な雰囲気を漂わせている新フレーバーで、前者は “ターメリック・クミン・コリアンダー等を配合した、本格的なスパイスカレー„ を訴求。後者は “ガラスープ・ホタテエキス等を配合したオリジナルの塩ソース„ を訴求しているのですが、個人的に問題を感じたのはパッケージのデザイン。

あくまで個人的な感想になりますが、シックな雰囲気の「ペヤング スパイスカレーやきそば」は「デリー（DELHI）」の “カシミールカレー„ を彷彿とさせるカラーリングですし、青いパッケージの「ペヤング 塩やきそば」は「味の素」が誇る “アジシオ„ にしか見えない件w 正式なコラボ商品ではないようですけど、ぜったい意識してますよね。

サンポー食品「焼豚ラーメン 特製ラー油推し」新発売

焼豚ラーメンの “推しシリーズ„ 最新作は初の大盛りバケツ型!! 焼豚（やきぶた）ラーメンとは、1978年（昭和53年）8月の発売以来、九州のソウルフードとして愛されている即席カップめんで、製造者は佐賀県三養基郡に本社を置くサンポー食品。現在は定番の「九州とんこつ味」を筆頭に、それとは異なる特色を備えた「長浜とんこつ」や「熊本とんこつ」「博多辛ダレとんこつ」を展開しています。

出典：「焼豚ラーメン 特製ラー油推し」新発売！｜サンポー食品

今回の新商品「焼豚ラーメン 特製ラー油推し」は、2021年2月22日発売の「黒こしょう推し」を皮切りに「ペペロンチーノ推し」「こってり豚骨推し（初代）」「柚子胡椒推し」「こってり豚骨推し（2代目）」と矢継ぎ早に続いた “推しシリーズ„ の最新作で、これまでは一貫して標準どんぶり型のカップを使用していましたが、このシリーズでは初となる大盛りバケツ型のカップを採用した一杯。

焼豚ラーメンの新たな魅力や食べ方を発信すべく、こってりとした味わいの白濁とんこつスープに、豚脂を配合した特製ラー油をトッピング。先に触れた「博多辛ダレとんこつ」も “とんこつ×辛味„ を特徴としていますが、冷静に考えると “とんこつラーメン×ラー油„ って珍しいかも。というわけで、とても興味深い商品となっているのですが、九州以外での取扱状況がハードルになりそうです。

ローソン「麺大盛り コク辛とんこつラーメン」新発売

ローソンの麺大盛りシリーズに「コク辛とんこつ」初参戦!! ローソンの麺大盛りシリーズとは、2023年（令和5年）4月25日に発売された日清食品との共同開発商品「豚コクしょうゆラーメン」及び「辛みそラーメン」に端を発する商品群で、以降は「辛コク濃厚 カレーうどん」「天かすうどん 七味付き」と矢継ぎ早に新作がリリースされている人気シリーズ。

出典：Home > 商品・おトク情報 > オリジナル商品 > 麺大盛り コク辛とんこつラーメン｜ローソン

今回の新商品「麺大盛り コク辛とんこつラーメン」は、旨み・コクのあるスープに、唐辛子とニンニクを効かせた豚骨ラーメンということで、サンポー食品の “とんこつ×ラー油„ よりもイメージしやすい一杯。ただ、気になるのが製造を担当しているメーカーで、当初は日清食品とコラボしていましたが、その次はエースコック、その次は東洋水産と入れ替わり立ち替わり。

ローソンのイメージ写真ではギリギリJANが確認できないので、現段階では断言できませんけど、まだコラボしていない明星食品が担当しているのか、エースコック繋がりでサンヨー食品やマルタイとタイアップしているのか、日清食品・エースコック・東洋水産いずれかと再び手を組んでいるのか、まさかのサンポー食品!? そっちのほうが気になってますw

ファミリーマート「東京油組総本店 油そば」新発売

ファミリーマート限定「東京油組総本店」のカップ麺 “7代目„ に突入!! 東京油組総本店（とうきょうあぶらぐみそうほんてん）とは、2008年（平成20年）1月10日、東京都港区赤坂で1号店「赤坂見附組」をオープンするや否や、赤いネオン管の「油そば」を目印に人気を博している油そば専門店で、やや店舗数は減少傾向にありますが、それでも国内に35店舗、海外に3店舗を展開中。

出典：HOME > 商品情報 > 加工食品 > 東京油組総本店 油そば｜ファミリーマート

今回の新商品「東京油組総本店 油そば」は、コンビニの中でもファミリーマートにしか売ってない、ファミマル印のカップ油そばで、製造者は即席めん業界最大手の日清食品。直近だと2023年6月27日に6代目「東京油組総本店 油そば」を発売しているため、本商品で “7代目„ に突入しました。

主なリニューアルポイントは‥‥えっと、なんでしょう。大満足の麺200g（湯戻し後）の訴求は前回発売品と同じですし、たまごタレの別添も変わらず。しかしながらJANコードを確認してみたところ「4902105281369」から「4902105283622」に変わっているため、まったく調整なしの再販ではない様子。はたして麺の配合か、それともタレの配合か、あるいは具材の構成か——。

セブンプレミアム「飯田商店 しおらぁ麺」新発売

飯田商店のカップラーメンに “ありそうでなかった塩„ 初登場!! らぁ麺 飯田商店（いいだしょうてん）とは、2010年（平成22年）3月16日の創業以来、神奈川県足柄下郡湯河原町で絶大な人気を博す「らぁ麺」と「つけ麺」の専門店で、日本有数の温泉地として知られる湯河原を “ラーメンの聖地” と言わしめた業界屈指の実力派。

出典：トップ > 商品のご案内 > セブンプレミアム > 常温・加工食品 > 7プレミアム 飯田商店 しおらぁ麺｜セブン-イレブン

今回の新商品「飯田商店 しおらぁ麺」は、セブン＆アイグループと東洋水産の共同開発商品で、同店監修の「しょうゆらぁ麺」はセブンプレミアムゴールドに属しているのですが、このシリーズでは初となる「しおらぁ麺」はセブンプレミアムから商品化。豚・鶏のベースに、昆布・ほたて・あさり等の旨みを加えた塩味のスープが特長ということで、そこは素直に期待できそうなのですが‥‥

セブン-イレブン・ジャパンの公式ウェブサイト内に掲載されている “生麺食感のノンフライ麺„ という訴求が引っ掛かるポイントで、また「マルちゃん正麺 カップ」にルーツを持つ「生麺ゆでてうまいまま製法（特許 第5719064号）」なんじゃないかと。けっしてクオリティが低いわけではないのですが、個性のバリエーションが乏しい側面を持っているため、それが吉と出るか凶と出るか。

今週注目のカップ麺と展望

というわけで、今週の注目すべきカップ麺の新作は、NISSIN×SUSURUコラボ第3弾「SUSURUも唸る背脂チャッチャ系 東京環七ラーメンじょっぱり」に、セブンプレミアムの「飯田商店 しおらぁ麺」も期待度が高い一杯で、パッケージに問題ありかもしれないペヤングの新作「スパイスカレーやきそば」と「塩やきそば」の仕上がりも気になるところ。

さらに「マルちゃん正麺 カップ 黒コショウ焼そば」や「沼るセアブラ」「沼るトウガラシ」「カップ濃い味SUGAKIYAラーメン」「焼豚ラーメン 特製ラー油推し」「麺大盛り コク辛とんこつラーメン」など、筆者ひとりでは押さえきれないほど豊作な週になりました。ちなみに先週の取り零し分も抱えているので‥‥w そちらにも目を向けながらブログを更新する予定です。

メーカー未公開情報あり！ カップ麺マル秘リスト

それでは、最後に私の把握している新作カップ麺の発売予定リストを公開します。なかにはネットで商品名を検索しても出てこないメーカー未公開のタイトルも混ざっているため、発売日が変動する、あるいはリリースされない場合もあるかもしれませんが、こんなカップ麺が出るかもしれないよー、くらいのスタンスで話のネタにご活用ください【author・taka :a（大石敬之）】