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大人気YouTuberも太鼓判 “SUSURUがイマ食べたい” こってり第1位「麺や 六等星」の新ジャンル カップ麺で再現

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日清食品

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2021年11月22日(月)新発売、日清食品のカップ麺「SUSURUがイマ食べたいこってり第1位 麺や六等星 濃厚豚骨醤油」の実食レビューです。

総再生回数5億超えの大人気ラーメンYouTuber「SUSURU」が厳選「麺や 六等星」の新ジャンル “六等星こってり” をカップラーメンとして商品化!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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SUSURUがイマ食べたい 麺や六等星

麺や六等星(ろくとうせい)とは、神奈川県川崎市多摩区にある新進気鋭のラーメン店で、2019年(令和元年)11月7日にオープン。通称 “ゲンコツ” と呼ばれる豚の脛骨や大腿骨をはじめ、頭骨や背ガラ、豚足など、あらゆる部位から豚の旨味を極限まで抽出し、群雄割拠のラーメン業界でも他に類を見ない「六等星こってり」という新たなジャンルを確立した注目の名店。

写真は「麺や 六等星」店舗外観

店主の井上大士氏は、東京都八王子市にある「ラーメン二郎 八王子野猿街道店2」出身の経歴を持ち、27歳の若さで独立。自身の店「麺や 六等星」をオープンしてからは “スープが不出来の日は営業しない” ことで知られ、お店の公式Twitterアカウントでも「スープが完成して味合わせが完了するまで店を開きません」と公言しているのですが、連日その味を求めて集う客の姿が後を絶ちません。

今回の新商品「SUSURUがイマ食べたいこってり第1位 麺や六等星 濃厚豚骨醤油」は、大人気ラーメンYouTuber(ユーチューバー)の「SUSURU」が推薦する「麺や 六等星」の看板メニュー “六等星こってり” をアレンジしたカップラーメンで、豚骨の旨みを凝縮させた濃厚ブラウンスープの味わいに、うどんでも使用される中力粉で打った自家製麺の特徴を日清食品が再現。

日清食品のブランド別カテゴリーでは既存の「有名店シリーズ」に登録されているのですが、今を時めくYouTuberのSUSURUさん並びに「麺や 六等星」との共同開発商品は初の試みで、発売前からネット上でも話題になっていたコラボレーション。日清食品が配信しているニュースリリースでも “SUSURUさんが再現度に太鼓判を押す一杯” と紹介しているため、かなりの自信作であることが窺えます。

カップ麺の容器側面にも概要を記載

「麺や 六等星」を推薦した「SUSURU(すする)」とは、ラーメンYouTuberの草分け的な存在で、大学時代の先輩である “チャル蔵” こと矢崎淳也(やさき じゅんや)氏が仕掛け人。 “毎日ラーメン健康生活” をモットーに、2015年11月から全国各地のラーメンに関するレビュー動画をYouTubeチャンネル『SUSURU TV.』に投稿し続け、2021年11月4日の生配信でチャンネル登録者数は100万人を突破。

芸能人や著名人のファンも多く、サブチャンネルの『SUSURUのミッドナイトTV.』や『成田くん』を含む総再生回数は5億回を達成し、数々の雑誌やテレビ番組にも出演。ラーメン関連の企業案件にも積極的で、ついには即席めん業界の最大手・日清食品とのコラボも実現するなど、その活躍はYouTubeだけにとどまりません。

即席カップめん業界におけるSUSURUさんの活躍といえば、マルちゃんのブランドで知られる東洋水産の特別企画「Ramenグランプリ2020~あなたのいいねがカップ麺になる~決定戦!」(sponsorted by Rakuten×ぐるなび)に協力していた経緯があり、その第2弾となる企画「Ramenグランプリ2021-2022」にも参加しているのですが、特別審査員枠から特別応援枠に異動している現在——。

ひとまずパッケージのシズル感は申し分なし

それが今回のカップ麺(日清食品との契約)に関係しているのかどうか‥‥という疑問についてはさておき、今後も日清食品の「有名店シリーズ」における「SUSURUがイマ食べたい○○第1位」として、第2弾・第3弾と続編が展開されそうな雰囲気。はたして「麺や 六等星」が誇る “六等星こってり” の味を再現できているのか、お店の味を知らない方にも特徴が伝わる作りなのか、仕上がりが楽しみです。

開封

まずはフタ上の小袋を取り外す

今回のカップ麺に別添されている小袋は、後入れの「特製こってりオイル」で、SUSURUさんをイメージしたキャラクターをデザイン。天面には “混ぜて混ぜて、よく混ぜてください” と念入りに記載されているように、とろみ成分が含まれていることは明白。スープの粘度を上げるだけなら簡単なので、それを不自然に思わせない旨みが打ち出せているかどうか‥‥というのが重要なポイント。

フタの裏面では『SUSURU TV.』についてアピール

開封すると、明らかに色が黒めの粉末スープに目を引かれたのですが、ちょっと具材は少なめ。調理前の香りには若干の生臭さが伴い、このパターンは豚骨の濃度に期待できる展開ではあるものの、同時に油揚げ麺の香りも目立つので、そこが少し不安なところ。

メーカー希望小売価格は228円(税別)なので、2021年11月現在の縦型ビッグにおける平均的な値付け(税抜き220円)よりも若干ながら高く、たとえばコンビニで購入した場合の税込価格は246円になりますが、スーパーマーケットやドラッグストアなど、コンビニ以外の店舗も販売店に含まれます。ただし、それでも税込価格は200円以上が相場になるかもしれません。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:SUSURUがイマ食べたいこってり第1位 麺や六等星 濃厚豚骨醤油
製造者:日清食品株式会社
製造所:F・静岡工場(静岡県焼津市相川17-2)
内容量:112g(めん80g)
商品コード:4902105270424(JAN)
発売日:2021年11月22日(月)
実食日:2021年11月23日(火)
発売地域:全国
取得店舗:スーパー
商品購入価格:224円(税込)
希望小売価格:228円(税別)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:縦型ビッグ
容器材質:紙
湯量目安:410ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:1袋(特製こってりオイル)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩)、スープ(ポーク調味料、豚脂、糖類、小麦粉、でん粉、しょうゆ、還元水あめ、香辛料、ポークパウダー、植物油脂、脱脂大豆粉、たん白加水分解物、食塩、香味調味料)、かやく(大豆たん白加工品、チンゲン菜、ねぎ)/ 加工でん粉、カラメル色素、調味料(アミノ酸等)、増粘剤(加工でん粉、増粘多糖類)、香料、炭酸Ca、グリセリン、かんすい、香辛料抽出物、酸化防止剤(ビタミンE)、フラボノイド色素、クチナシ色素、ビタミンB2、ビタミンB1、甘味料(スクラロース、アセスルファムK)、酸味料、(一部に小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)

実食開始

麺の湯戻し時間は熱湯5分

麺は油で揚げたフライ麺で、湯戻し時間は熱湯5分。やや見た目の色味は薄く、形状はストレート。日清食品のニュースリリースには “もっちりとして食べ応えのある中太麺” と記載されているのですが、調理前の印象としては低めの加水率を想像させる雰囲気なので、仕上がりが気になるところ。あとは内側の線まで熱湯を注ぎ、フタの上で「特製こってりオイル」の小袋を温めながら、待つこと5分——。

スープの色は本物そっくり

なるほど粉末スープに含まれている小麦粉やトロミ成分が効果を発揮し、混ぜれば混ぜるほどスープの粘度が高くなっていくのですが、思っていたよりも常識的。また調理後の香りは生姜の存在感が強く、それは肝心の豚骨を上回るほど。別添の「特製こってりオイル」を加えると豚臭い香りが漂ってきましたが、昨今の二郎インスパイアな商品ほどではありません。

ちなみにコンビニ大手4社の中では「セブンイレブン」と「ミニストップ」での取り扱いを確認したので、販売店の参考にしてください。それでは、引き続き新ジャンル “六等星こってり” の臨場感に注目しながら「めん」「スープ」「具材」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(112g)あたり
カロリー:487kcal
たん白質:10.1g
脂  質:18.0g
炭水化物:71.1g
食塩相当量:6.8g
(めん・かやく:2.8g)
   (スープ:4.0g)
ビタミンB1:0.39mg
ビタミンB2:0.46mg
カルシウム:492mg
参考値(調理直後に分別した値)
熱量:487kcal(めん・かやく:402kcal)(スープ:85kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

再現度はイマイチかも‥‥

3.0

店舗の「六等星こってり」に使われている自家製麺は、北海道産と長野産のブレンド小麦に加え、店主の出身店「ラーメン二郎」も御用達のオーションと呼ばれる強力粉(灰分0.52±0.04%の2等粉)を独自に配合し、うどんのようなモッチリとした食感を実現。他に類を見ない濃厚なスープに注目が集まりがちですが、あくまでも「麺や 六等星」は “麺が主役” をコンセプトにしています。

油揚げ麺としてのクオリティは低くないのだが‥‥

しかし、それを再現しているハズの油揚げ麺は、店舗の自家製麺とは異なる仕上がりで、手揉み風の縮れは意識されておらず、縮れの少ない平打ち麺という形状も再現度を無視した切り出し方。ある程度の粘りは感じるものの、それよりスパッとした歯切れのよさに魅力を感じるタイプだったので、だいぶ印象が違うのではないかと。

調理前に懸念を覚えた油揚げ麺臭は、ほとんど不躾に作用してくることはなく、むしろ洗練された仕上がりは “日清食品の「有名店シリーズ」らしい特徴” なのですが、肝心の「麺や 六等星」らしさは伝わってきません。ただ、店舗の自家製麺は日によって小麦のブレンドや加水率の加減、さらには形状も変えているらしいので、こういうタイプの麺が出ることもあるのでしょうか。

スープ

こってり第1位のわりに食べやすい

3.0

まずは別添の「特製こってりオイル」を加える前に味を確認してみたところ、強烈な色のわりにインパクトの弱いテイストで、あらゆる部位の豚骨を継ぎ足しながら、煮詰めて煮詰めて作られる、店舗の「六等星こってり」に通じる濃度ではありません。ふと鼻に抜ける香りと後味に残る骨っぽさに気が付いたとき、おもわずハッとしたのですが、如何せん生姜の香味がフロントに主張してきます

「特製こってりオイル」の量は少なめ

続けて「特製こってりオイル」を加えたところ、そこに含まれるオイルには、前述のように “豚臭い” 感じの香りが仕込んであったので、それが動物系の色を強めてくれるのですが、なんというか不思議な味‥‥いや、まずいわけではないんですけど、理解するのに時間を要するというか、その複雑な感じが「六等星こってり」の魅力なのかなと思ったり、これが何味なのか断言する自信が無くなったり‥‥w

「特製こってりオイル」の中に、濃口しょうゆベースのタレも含まれていたのですが、それが目立って主張してくることはなかったので、ややピンボケ感が否めないテイスト。和歌山や横浜(家系)の豚骨醤油とは異なるベクトルに位置するため、そこは個性を感じるポイントになるものの、ビターな風味が口の中に広がることもなく、こってり第1位を謳いながらも実際の味わいはライトでした。

具材

チンゲン菜はシャキシャキで美味しい

3.0

店舗の「六等星こってり」に使われている具材は、丼を半分ほど覆い尽くす大きなチャーシューを筆頭に、青菜やナルト、輪切りに刻んだネギ、それからスープに負けないほど濃色なメンマをトッピングしているのですが、カップ麺の具材はカットチャーシュー、チンゲン菜、ネギとシンプルな組み合わせ。そこそこチンゲン菜は多かったのですが‥‥

これ、実は肉じゃないんです。

一見すると肉具材に見えるカットチャーシューは、最近よく当たる大豆たん白加工品なので、つまりはフェイクミート。質感としては本物の味付豚肉(例のハムっぽいアレですけど)に似ているため、実際に食べる分にはネガティブではないのですが、もうすこし “こだわり” を見せてほしかったです。

総評

3.0

「麺や 六等星」の評判とは裏腹に、そこまで “こってり” とした味ではなく、かといってカジュアルなスープでもないのですが、ちょっと中途半端で不完全燃焼な仕上がり。あらためてスープが冷めてから味を確認してみたところ、まったりとした豚骨の旨みと骨っぽさを感じたので、評価を見直そうか迷ったんですけど、値段を加味して及第点にしました。

なまじ「六等星こってり」の口コミが凄まじいので、それも評価が伸び悩んだ要因なのですが、もうすこし(日清食品に)頑張ってもらいたかったです。とはいえ変わり種が多い即席カップめん業界でも既存の “豚骨醤油” 系にはないフレームワークだったので、得るものはありました。せっかくなので、今度は大判どんぶり型での再現にも期待しています【author・taka :a(大石敬之)】

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