「明星 一平ちゃん焼うどん 鴨だし醤油味」業界初!? “汁なし” 鴨だし焼うどん!

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明星食品

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2018年12月3日(月)全国で新発売のカップ麺、明星食品「明星 一平ちゃん焼うどん 鴨だし醤油味」の実食レビューです。

「一平ちゃん夜店の焼そば」の姉妹品! 特製マヨで仕上げる和風こってり焼うどんとして、汁なしカップ麺では珍しい「鴨」を使ったカップ焼うどんがリリースされました。

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。お時間よろしければ、最後までお付き合いください。

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一平ちゃん焼うどん 鴨だし醤油味

てっきり「一平ちゃん夜店の焼そば」シリーズのセカンドブランドということで、「一平ちゃん “夜店の” 焼うどん」だと思い込んでいたんですけど、思い込みとは恐ろしいもので今回は夜店の焼うどんではありませんでした。3年ほど前のシリーズや今年9月の “お月見” では夜店の焼うどんだったんですけどね。

同時発売品として「明星 一平ちゃん焼うどん お好みソース味」もリリースされているのですが、そちらは一平ちゃん焼うどんシリーズ恒例のテイストで、いつも相方は「だし醤油味」でした。しかし、今年は単なる「だし醤油味」ではありません。

なぜか2017年3月の「だし醤油味」は “みたらし団子のような甘じょっぱい和風だし醤油” を意識しており(それが「みたらし団子味」に繋がる布石だったのかもしれませんが‥w)、同年11月も甘じょっぱい和風だし醤油を意識していたのですが、2018年の冬は「鴨」を起用した「鴨だし醤油味」という一見ありそうでなかったテーマ。

日清食品や東洋水産など、汁あり和風カップ麺の「鴨だし」は蕎麦をメインに通年ラインナップとして販売しているメーカーもありますし、中には期間限定で「鴨だしうどん」や「鴨だし中華そば(ラーメン)」もリリースされていたのですが、 “汁なしカップ麺に鴨” というのは珍しいですよね。しかも、今回の特製マヨは「鴨だし風味マヨ付」となっています。

ただでさえ珍しい組み合わせのテーマなのに、鴨だし風味マヨ‥想像できるような、できないような‥w 私はカップ麺でも本物の焼うどんや焼そばでも鴨だし系は経験したことがなく、鴨風味のマヨネーズも未知の領域になるのですが、漠然と美味しそうかもしれない。ただ、ニュースリリースの解説によると、製造者の明星食品曰く‥

今回の最大の特長は “ふっくらもっちりめん” です。中心までしなやかでもっちりした食感の焼うどんになりました。

(出典:明星食品「ニュースリリース」)

最大の特徴は「鴨」ではなかったww と、一人でニュースリリースを見ながら盛り上がっていたのですが、「鴨だし醤油」や「鴨だし風味マヨ」という奇抜なテーマが目を引く変わり種の新商品なのに、実は麺に最も力を入れてきたようです。それでは、開封して中身をチェックしてみましょう。

開封

別添の小袋は「液体ソース」「特製マヨ」「あとのせかやく」の3袋構成で、あとのせかやくの中身はサラサラとしている “ふりかけ” っぽい内容。まさに「一平ちゃん夜店の焼そば」と同じような構成になるのですが、キャベツなどの先入れ具材は何も入っていませんでした。で、ちょっと失敗‥

がっつり定価購入しちゃってますね‥w まだ店頭の値札ポップがない状態で陳列されていた商品を手に取って、そのまま適正売価を確認せずにレジまで直行してしまったのですが、どうやら売変(売価変更)前に購入してしまったようです。買ったのは日曜日で日程としては発売日前になるため、うっかりしていました。

その上にチラッと写っている “192 10- ”(192円から10円引き)は同時発売品の「お好みソース味」なんですけど、差額分で一平ちゃんもう一個買えます。ただ、ちょっと無理を言って早めに並べてもらったので、お店のせいではありません。(※あくまで私の確認ミスです)

製品情報・購入価格

製品名:明星 一平ちゃん焼うどん 鴨だし醤油味
販売者:明星食品
製造所:埼玉工場(製造所固有記号 “R” )
内容量:110g(めん90g)
発売日:2018年12月3日(月)
JANコード:4902881437059
希望小売価格:180円(税抜)

発売地域:全国(全チャネル販売)
購入価格:税込192円 -10円(5%の割引クーポン使用)
取得店舗:イオン

麺の種類:油揚げ麺
スタイル:弁当型レギュラーサイズ
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:550ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:3袋(ソース・特製マヨ・あとのせかやく)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】
油揚げめん(小麦粉、植物油脂、食塩、粉末油脂、酵母エキス)、ソース(半固体状ドレッシング、しょうゆ、豚脂、糖類、食塩、チキンオイル、香味調味料、ポークエキス、醸造酢、かつおぶしエキス、たん白加水分解物、合鴨エキス、香味油)、かやく(香辛料、ねぎ、のり)/ 加工デンプン、カラメル色素、調味料(アミノ酸等)、炭酸カルシウム、リン酸塩(Na)、トレハロース、酒精、増粘多糖類、香料、乳化剤、酸化防止剤(ビタミンE)、酸味料、ビタミンB2、ビタミンB1、カロチノイド色素、(一部に卵・乳成分・小麦・ごま・大豆・鶏肉・豚肉を含む)
【アレルギー表示】
小麦・卵・乳成分・豚肉・鶏肉・大豆・ごま
※本品製造施設では、えび・かにを含む製品を生産しています。

実食開始

さて、今回のカップ麺で “最大の特徴” とされている “ふっくらもっちりめん” が出迎えてくれるのですが、ちょっと具材なしは具材なしで寂しいですよね。よく見たらパッケージに写っているのも薬味系ばかりですし、すべての小袋は後入れなので、3種類の小袋を取り出したら熱湯を注いで5分待機です。

で、ちゃちゃっと完成図。湯切り時の油揚げ麺臭が少し気になったりもしたのですが、液体ソースを投入した瞬間から鴨だし風の芳ばしい香りが漂ってきて、そっちが先行して感じられました。液体ソースの粘度は低くサラサラとしていたので、すんなり馴染みます。あ、それから特製マヨは途切れることなく出せたので、格子状に限らず文字や絵など、けっこうマヨアートしやすいですよ。

うっかり私は定価購入してしまったのですが、通常であれば税込127円前後、安い店舗では発売初日から税込105円で販売されていることも珍しくないため、それを基準に評価しますね。それでは、実際に食べてみましょう。「めん」「ソース(特製マヨ)」「ふりかけ」の順に解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

1食(110g)当たり

カロリー:497kcal
たん白質:6.6g
脂  質:23.7g
炭水化物:64.3g
食塩相当量:4.2g
ビタミンB1:0.32mg
ビタミンB2:0.34mg
カルシウム:128mg

めん

ふっくらもっちりとして、食べ応えがある麺です。

(出典:明星食品「ニュースリリース」)

おや? 意外と柔らかい‥

これまでの一平ちゃん焼うどんシリーズに使われていた油揚げ麺といえば、かなり特有のニオイなどの存在感が強く、ジャンクでノスタルジックな‥ちょっと攻撃性さえも覚えるワイルドな油揚げ麺だったんですけど、 “もっちり” よりも “ふっくら” が目立つ優しい面持ちに変わっています。

湯戻し前の見た目がゴツかったので、もっとこうワイルドでゴワゴワした食感を想像していたのですが、むしろ真逆のタイプ。ソースとの一体感も高く、剛より柔の麺ですね。しかし、新たな問題点もありました。食べ始めは一部がサクッとしたまま戻っておらず、かと思えば一部もっちもち、一部ふっくらと戻りムラが生じていたんです。

室温の関係もあるかもしれませんし、結果的に許容範囲内のムラで中盤以降は全体が “ふっくら” になるんですけど、その頃には “もっちり” は鳴りを潜めるため、こってり甘濃いソースや特製マヨに押され気味でした。それはそれでジャンクさの加速に繋がっていた反面、もしも大盛り130gとかだったら厳しかったかもしれません。

ソース・特製マヨ

濃口醤油をベースにカツオと合鴨のエキスを加え、チキンオイル、ラー油、鴨フレーバーを合わせた、香り高く、少し辛みのあるソースです。

(出典:明星食品「ニュースリリース」)

おー! 香ばしい芳ばしい

けっして合鴨エキス自体の含有量が多いわけではないのですが(むしろ少ない)、たぶん香料と思われる鴨フレーバーの効果覿面(てきめん)で、液体ソースを投入した瞬間から鴨脂っぽい風味が漂ってきました。そして、実際の味わいもしかり。豚脂やポークエキスで厚みをサポートしているのですが、チキンオイル×合鴨エキス×香料で鴨を明白に打ち出します。

鴨 “だし” 的には姑息な手法になるかもしれませんが、わかりやすく鴨が伝わってくるので、とても好印象でした。でも、けっこう糖類で甘口の醤油味なので、甘い蕎麦つゆとか甘い和風だし醤油系がダメなら厳しいかもしれません。また、製品説明にはない醸造酢の酸味は面白かったんですけど、まったく油脂成分は赤くないですし、ラー油の辛味は気になりませんでした。

鴨だしの風味をより引き立たせる、酸味控えめの特製鴨だし風味マヨです。

(出典:明星食品「ニュースリリース」)

特製鴨だし風味マヨ‥こ、これは何味と形容すればいいのかw とりあえず直接そのまま舐めてみたところ鴨とは違い、酸味が控えめなマヨネーズに “くん液”(スモークフレーバー)系の香料で燻したような風味を添加しているような雰囲気です。ただ、ソースと重なったら面白いですね。

純粋なマヨネーズとは違う “マヨっぽい加工油脂” のジャンクなコクが汁なし一平ちゃんらしさを高め、ほのかなマヨの酸味がソースの醸造酢と噛み合い、油脂を加えても鴨の香ばしさは残っている、これは面白いですよ。ただ、前述したようにソース単体では目立った唐辛子の刺激は見られないので、ちょっと重いかなぁ‥を解決するのが “ふりかけ” です。

ふりかけ

和風感と彩りにこだわって、七味唐辛子、ネギ、きざみのりを組み合わせました。

(出典:明星食品「ニュースリリース」)

薬味の妙義

確かに鴨の風味は存在しているけれど、こってり甘濃いソース×特製マヨ風味油脂のジャンクなテイストで後半やや単調に‥ならないように、ふりかけがバシッと食い止めます。中でも目立っていたのが七味唐辛子で、思いのほか硬派に辛い。もちろんピリ辛の範疇ですが、しっかりピリ辛で全体をピシッ、と引き締め清涼感をもたらします。

加えて海苔の香りに乾燥小葱の風味も実に効果的で、まったりと丸みを帯びた単色的な味わいに多彩な色を添えてくれるような、これぞ “ふりかけ” の面目躍如。ちょっと食感的に何か歯応えになる具材が欲しくもあったんですけど、ほどよい麺量で気が付いたら食べ終わっていました。

総評

★★★★☆☆☆☆☆☆(★4)

かなり甘濃い “こってり系” なのと、以前よりも比較的に主張が穏やかになったとはいえジャンクな油揚げ麺なので、若者向けのテイストになると思います。ばかやろう! まだまだコッテリ適齢期だ! という方は★5でも差し支えないかもしれませんし、あんまり甘濃くて重たい味はヤダなぁ‥という方は少し気を付けてください。

ただ、今回の製品コンセプト自体が「マヨで仕上げるこってり和風の焼うどん」であることと、しっかり鴨の個性を打ち出しつつマヨネーズも違和感なく合わせ、ふりかけも効果的。鴨肉具材なんかが入っていたら上出来だったんですけど、結果的に大きな不満に直結することはありませんでした。

正直、ちょっと人を選ぶカップ麺です。でも、鴨の芳ばしい風味が好き、甘濃いの大丈夫、こってりバッチ恋なら私の評価以上に楽しめるはずなので、各位ご自身の好みと相談しながらイケそうだったら試してみてください。

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