日清焼そばU.F.O.史上 “最高に濃くて旨い” 45周年記念プレミアム「最極どろっと特濃ソース」が衝撃的に濃かった件

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日清食品

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2021年11月15日(月)新発売、日清食品のカップ麺「日清焼そばU.F.O. 45周年記念プレミアム 史上最極どろっと特濃ソース」の実食レビューです。

濃い濃い濃厚ソース130%で驚きの濃旨体験!? 通常品対比30%増量の濃厚ソースに粒状ガーリック&オニオンをブレンドして「史上最極どろっと特濃ソース」実現!! いつもの「日清焼そばU.F.O.」と比較してみた結果——。

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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日清焼そばU.F.O. 45th Anniv. 史上最極どろっと特濃ソース

日清焼そばU.F.O.(にっしんやきそばユーフォー)とは、1976年(昭和51年)5月21日の発売以来、多くの方に支持されている日清食品の即席カップ焼きそばで、今年の5月に発売45周年を迎えたロングセラー商品。他に類を見ないほど濃厚なソースの味わいと強烈な香りを特徴とし、積極的な改良を続け、カップ焼きそばカテゴリーの売上No.1* という確固たる地位を築きました。

*インテージSRIカップインスタント麺市場 焼そばカテゴリー、2020年1月〜2020年12月、「日清焼そばU.F.O.」ブランド累計販売金額(全国、全業態)

ソース量130%で驚きの濃旨体験!

今回の新商品「日清焼そばU.F.O. 45周年記念プレミアム 史上最極どろっと特濃ソース」は、文字通りソースの濃さを追求した変わり種で、日清焼そばU.F.O.が誇る「濃い濃い濃厚ソース」を “30%増量” し、なおかつ “ガーリック&オニオンの粒入り” で濃厚感を底上げした自信作。ただでさえ濃いめのソースを特徴としている商品なので、どれほどの濃さに仕上がっているのか、ある種の不安さえ覚える展開。

かねてより東日本では「ペヤング」(まるか食品)、東北・信越では「焼そばバゴォーン」(東洋水産)、北海道では「やきそば弁当」(東洋水産)という不動の勢力図が出来上がっているのですが、西日本でのシェア率は「日清焼そばU.F.O.」が圧倒的。その魅力は前述の “記憶に残る強烈な香り” と “ソースの濃さ” にあり、どちらも日清食品が発売当初より力を入れてきた項目。

そんな「日清焼そばU.F.O.」の特長であるソースの “濃さ” を “とことん追求した商品” といえば、2021年6月7日に発売された45周年限定商品「日清焼そばU.F.O.大盛 最極(さいごく)濃厚ソース」の存在が記憶に新しく、それを円盤型のレギュラーサイズに焼き直したのが「日清焼そばU.F.O. 45周年記念プレミアム 史上最極どろっと特濃ソース」といった雰囲気なのですが、厳密にいうと違います。

一見するとサイズ違いに思えるが‥‥

どちらも既存の「濃い濃い濃厚ソース」をベースに、つぶつぶとした食感のオニオンとガーリックを配合しているのですが、先に出た「日清焼そばU.F.O.大盛 最極濃厚ソース」のソースは “通常の「日清焼そばU.F.O.大盛」に比べて25%増量” していたのに対し、今回の「日清焼そばU.F.O. 45周年記念プレミアム 史上最極どろっと特濃ソース」では “ソースを通常品対比30%増量” しているのがポイント。

また「日清焼そばU.F.O.大盛 最極濃厚ソース」では “通常の「日清焼そばU.F.O.大盛」と同じコシのある中太ストレート麺” を使っていましたが、今回の「日清焼そばU.F.O. 45周年記念プレミアム 史上最極どろっと特濃ソース」には “史上最極どろっと特濃ソースのために新開発した極太ストレート麺” を使うなど、ただ単純にサイズを変更しただけの商品ではありません。

ちなみに「日清焼そばU.F.O. 45周年記念プレミアム 史上最極どろっと特濃ソース」の発売に合わせ、同じく発売45周年を迎えた「日清のどん兵衛」からも「日清のどん兵衛 きつねうどん 45周年記念プレミアム 史上最極もっちもち麺」というアニバーサリー商品をリリースしていたのですが、2020年11月16日に登場して話題をさらった8分どん兵衛「限定プレミアムきつねうどん」と同じような仕上がり。

「日清のどん兵衛 45周年記念プレミアム」

このページでレビューする「日清焼そばU.F.O. 45周年記念プレミアム 史上最極どろっと特濃ソース」も焼き直し的な商品ですが、過去に発売してきた「日清焼そばU.F.O.」におけるソース系商品と比較して “史上最極” のソースを謳い、それ専用の “極太ストレート麺” も新開発ということで、通常品との違いに注目しながらレビューします。

開封

45周年記念プレミアムに「ふりかけ」は別添されていない

向かって左に写っているのが「45周年記念プレミアム」の本体と小袋で、既存の「通常品」ではフタの上に貼り付けてある「ふりかけ」は別添されていませんが、プレミアムの指標となっている「史上最極どろっと特濃ソース」の小袋は「通常品」のソースが入っている小袋よりも大きく、フタの上で温めた後 “よくもみほぐしてください” とのアドバイスを記載。

左:45周年記念プレミアム / 右:通常品

次に調理前の麺を比較してみたところ、どちらも形状は断面の丸い油揚げ麺なのですが、明らかに「45周年記念プレミアム」のほうが太く、いざ隣に並べてみると違いは歴然。大盛りサイズの「日清焼そばU.F.O.極太」シリーズ(2016年5月9日発売の「豚ガリペッパー」以降)に使われている極太麺は平打ちなので、それとは形状が異なります。

メーカー希望小売価格は「通常品」が193円(税別)で、期間限定の「45周年記念プレミアム」は205円(税別)と若干ながら高めに設定されているのですが、先にレビューした「日清のどん兵衛 きつねうどん 45周年記念プレミアム」と同じ値段。スーパーでの販売価格を例に挙げると「通常品」は税込130円前後なのに対し、プレミアム版は税込150円〜170円前後が相場になるかもしれません。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:日清焼そばU.F.O. 45周年記念プレミアム 史上最極どろっと特濃ソース
製造者:日清食品株式会社
製造所:O・滋賀工場(滋賀県栗東市下鈎140-1)
内容量:122g(めん90g)
商品コード:4902105270998(JAN)
発売日:2021年11月15日(月)
実食日:2021年11月20日(土)
発売地域:全国
取得店舗:スーパー
商品購入価格:170円(税込)
希望小売価格:205円(税別)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:皿型レギュラー
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:460ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:1袋(史上最極どろっと特濃ソース)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、しょうゆ、香辛料)、ソース(ソース調味料、糖類、植物油脂、還元水あめ、食塩、しょうゆ、香辛料、たまねぎ、ポーク調味料、ポーク調味油、香味調味料、香味油、たん白加水分解物)、かやく(キャベツ、味付豚肉)/ 加工でん粉、カラメル色素、調味料(アミノ酸等)、増粘剤(加工でん粉)、香料、炭酸Ca、かんすい、酸味料、グリセリン、ベニコウジ色素、香辛料抽出物、酸化防止剤(ビタミンE)、炭酸Mg、甘味料(スクラロース、アセスルファムK)、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・乳成分・大豆・鶏肉・豚肉・りんご・ゼラチンを含む)

実食開始

日清焼そばU.F.O.】栄養成分表示[1食(128g)あたり]カロリー 556kcal、たんぱく質 9.4g、脂質 20.9g、炭水化物 82.6g、食塩相当量 5.9g、ビタミンB1 0.47mg、ビタミンB2 0.69mg、カルシウム 167mg

まずは通常の「日清焼そばU.F.O.」から調理したところ、例の強烈な香りが味の記憶を呼び覚まし、そうそうこれこれ‥‥って、ホントけしからん香りだなコイツはw ちなみに「日清焼そばU.F.O.」の仕掛け人は、日清食品を創業した安藤百福(ももふく)氏の次男であり、現在は日清食品ホールディングスの取締役社長・CEOを務める安藤宏基(こうき)氏で、開発当初から香りにこだわっていたそうです。

日清焼そばU.F.O. 45周年記念プレミアム 史上最極どろっと特濃ソース】栄養成分表示[1食(122g)あたり]カロリー 532kcal、たんぱく質 8.2g、脂質 21.6g、炭水化物 76.1g、食塩相当量 5.9g、ビタミンB1 0.38mg、ビタミンB2 0.55mg、カルシウム 153mg

続いて「日清焼そばU.F.O. 45周年記念プレミアム 史上最極どろっと特濃ソース」を調理してみたところ、明らかにソースの色が黒くなっていたのですが、例の強烈な香りは健在。ちなみに通常品の湯戻し時間は熱湯3分なのに対し、こちらは熱湯5分と長めに待たなければいけないため、うっかり早めに湯切りしないように注意してください。

ちなみに調理後の画像下にも記載したように、それぞれ栄養成分表示の値には違いが生じているのですが、意外にもカロリーは「45周年記念プレミアム」のほうが低めの値。ただ、これについては麺量の違いも大きく関わっているので、それも踏まえながら「通常品」との違いに注目しつつ「めん」「ソース」「かやく」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。以下、各項目の評価と総評は「日清焼そばU.F.O. 45周年記念プレミアム 史上最極どろっと特濃ソース」の感想に基づきます。

めん

通常品の「中太ストレート麺」

通常品よりも太いけど食感は軽い

4.0

もともと「日清焼そばU.F.O.」の麺は縮れていたのですが、2009年(平成21年)3月23日のリニューアル以降、同社の和風カップめん「日清のどん兵衛 天ぷらそば」で培われた「ぴんそば」の技術を応用し、従来の縮れたカップ焼そばとは一線を画す、生めんのような見た目と食感を実現。その後も進化を続けながら、現在の「3層太ストレート麺製法」に到達し、他社の商品と差別化を図っています。

45周年記念プレミアムの「極太ストレート麺」

対して「日清焼そばU.F.O. 45周年記念プレミアム」に使われている油揚げ麺は、通常品よりも明らかに太く、なるほど濃いめにソースに合わせて調整されていることが伝わってくるのですが、オリジナルよりも “ふかふか” した軽さが気になるところ。原材料名は完全に一致するので、本家の流れを汲んではいるものの、密度を犠牲に太さをアップさせたようなイメージでしょうか。

コシの強さでいえば通常品のほうが上だと感じたので、いつもの中太ストレート麺でよかったのでは? というのが正直な感想です。ちなみに麺の量はオリジナルの「日清焼そばU.F.O.(めん100g)」よりも10g少ないのですが、汁なしカップ麺の変わり種では標準的な量ですし、麺に対して絡むソースの割合が増えるので、それについてはネガティブに感じませんでした。

ソース

通常品の「濃い濃い濃厚ソース」

単純にソースを濃くしただけではない

5.0

「日清焼そばU.F.O.」に使われている「濃い濃い濃厚ソース」の原材料は「ソース、糖類、植物油脂、還元水あめ、食塩、香辛料、ポークエキス、ポーク調味油、たん白加水分解物、香味油」と複雑で、ど濃厚なソースを軸に、絶妙なスパイスの効かせ方とフルーティな酸味のアクセントもさることながら、鉄板で炒めたような調理感を彷彿とさせるメイラード反応(かるく焦げたような風味)も見どころ。

実はセブンプレミアムの「蒙古タンメン中本 辛旨焼そば」や「同 北極焼そば」のベースにもなっているソースで、そう断言できるのは “いちど嗅いだら忘れられない独特な香り” と “複雑な旨味の組み方” が間違いなく「日清焼そばU.F.O.」だと思えるくらいに確立しているから。

45周年記念プレミアムの「史上最極どろっと特濃ソース」

「日清焼そばU.F.O. 45周年記念プレミアム」に使われている「史上最極どろっと特濃ソース」の香りも本家と同じベクトルにあり、なるほどベースの味わいも延長線上にあるのですが、比較して色が黒く、粘度も高め。なかでも通常品には含まれない粒状のガーリックとオニオンの存在感が凄まじく、香味野菜特有の辛味を感じるほど。

あらためて通常品のソースを味わってみたところ、圧倒的な濃さを売りにしている「濃い濃い濃厚ソース」が優しい味に思えます。例えるなら「とんかつソース」と「どろソース」くらいの差が‥‥というのは極端な例えになりますけどw ただソースの量を増やしただけではありません。個人的にはバランスの取れた通常品のほうに魅力を感じたのですが、それだけに明確な違いが楽しめたのはよかったです。

ちなみに「通常品」と「45周年記念プレミアム」は共通の容器を使っていたのですが、45周年記念プレミアムのソースが中央の凹みから溢れていることからも伝わってくるように、なるほど30%増量は伊達じゃありませんでした。

かやく

通常品の「かやく」と「ふりかけ」

「史上最極どろっと特濃ソース」のコストを思えば充分

5.0

「日清焼そばU.F.O.」の具材は、大切りキャベツを筆頭に、味付豚肉(チップ状にカットされた成型肉)とシンプルで、濃い濃い濃厚ソースを引き立てる「ふりかけ」にはアオサよりも原価が高い青のりを使っているのがポイント。紅生姜の酸味もアクセントに絶妙で、まさに王道を地で行く骨組みです。

45周年記念プレミアムの「かやく」

「45周年記念プレミアム」に使われているキャベツと味付豚肉も「通常品」と共通ですが、すこし量が少なめで、ふりかけの別添がないのも寂しいところ。ただ、今回の見どころは「史上最極どろっと特濃ソース」なので、そのインパクトを思えば納得できるコスト配分です。

総評

5.0

いつもの「日清焼そばU.F.O.」と「日清焼そばU.F.O. 45周年記念プレミアム 史上最極どろっと特濃ソース」を比較してみた結果、完全に同じだったのは具材のキャベツと味付豚肉の品質のみで、ガーリック&オニオンの粒入り特濃ソースはインパクト抜群。

内容量も122g(めん90g)のレギュラーサイズですし、先に出た「日清焼そばU.F.O.大盛 最極濃厚ソース」とも内容は違うので、日清焼そばU.F.O.が誇る濃厚なソースの味が好きな方は試す価値あり。個人的には既存の「日清焼そばU.F.O.」に魅力を感じたのですが、しっかり濃いけど塩っぱくない、濃さの指標が旨味に向いた良品だと思います【author・taka :a(大石敬之)】

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