辛さの極地【蒙古タンメン中本】監修「北極焼そば」ついに降臨!! “激辛マヨファイヤー” が想像以上に辛かった件

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セブンプレミアム

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2021年5月1日(土)新発売、セブンプレミアムのカップ麺「蒙古タンメン中本 北極焼そば」の実食レビューです。

辛旨を極めし名店「蒙古タンメン中本」監修 “お店では食べられない” カップ麺だけの激辛限定メニュー「北極焼そば」ついに商品化!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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蒙古タンメン中本 北極焼そば

蒙古タンメン中本(もうこたんめんなかもと)とは、東京都板橋区に本店を構える “辛うまラーメン日本一” の人気チェーンで、先代の故・中本正氏が1968年(昭和43年)9月12日に創業した「中国料理中本」が前身。現在は株式会社誠フードサービスの代表・白根誠(しらね まこと)氏が二代目店主を務め、都内でも不動の人気を誇る人気行列店に成長しました。

撮影協力:セブンイレブン

今回の新商品「セブンプレミアム 蒙古タンメン中本 北極焼そば」は、蒙古タンメン中本店主とセブン&アイグループ及び日清食品株式会社の共同開発商品で、お店で提供している「北極」の辛さをモデルにしているのですが、それを “お店では提供していない、焼きそばにアレンジした” カップ麺だけの限定メニュー。以前に何度か販売されていた「蒙古タンメン中本 辛旨焼そば」の続編で、初の「激辛」バージョン降臨です。

「蒙古タンメン中本」のカップ麺が初めて発売されたのは、2021年5月現在から遡ること12年以上前の2008年(平成20年)11月16日。当初は標準サイズの縦型カップラーメンで、関東・甲信越エリアのセブンイレブン店舗を対象に先行発売されましたが、徐々に販売エリアを拡大。それが現在の通年商品となっている「蒙古タンメン中本 辛旨味噌(5代目)」で、数あるカップ麺の中でも不動の人気を誇る商品として知られます。

そんな「蒙古タンメン中本」シリーズの発売10周年を記念して開発されたのが「蒙古タンメン中本 辛旨焼そば」で、初代の発売日は2018年10月22日。その後、2019年5月7日に二代目、2020年5月4日に三代目を発売しているのですが、初代と二代目は完全に同じ仕様。三代目は栄養成分表示に “糖質” と “食物繊維” の数値を追加していましたが、まったく中身は変わっておらず、ほぼほぼテコ入れなしの再販でした。

左「辛旨焼そば」/ 右「北極焼そば」

麺は大盛り130gの油揚げ麺で、湯戻し時間は熱湯5分。それは同社のNB商品「日清焼そばU.F.O.極太」シリーズを彷彿とさせる、太めに切り出された平打ちのストレート麺で、しっかりとしたコシの強い食感と歯切れの良さを両立。添付調味料には粉末ソースと液体ソースを別添し、液体ソースは「日清焼そばU.F.O.」の流れを汲んだ濃いめの味付け、片や粉末ソースは「蒙古タンメン中本 辛旨味噌」の粉末スープに通じるテイスト。

さらに中本特製 “辛味噌風味マヨ” を後がけすることで、好みの辛さに調節できる仕様となっており、とても鮮やかな蛍光オレンジ色の特製マヨには驚いたのですがw それはさておきドレッシング系の酸味と乾物の旨味が面白く、最終的な辛さレベルはカップラーメンの「辛旨味噌」よりも上。しかし、北極レベルの辛さではなかったので、TwitterなどのSNSでは “ちょっと(辛さは)物足りない” などの意見もありました。

その初代をレビューしたとき、ページの最後に “この流れから、さらに刺激を極めた「北極焼そば」のリリースにも期待したい” と記載していたので、まさに今回の「北極焼そば」は個人的にも満を持しての商品化。パッケージの正面には「辛さの極地」や「ほとばしる辛さ!激辛マヨファイヤー」などの記載があり、これまでの「辛旨焼そば」よりも圧倒的に辛いことをアピール。

マヨファイヤー全量で 「北極ラーメン級」

裏面には “激辛マヨファイヤーを入れる量で お好みの辛さに調節いただけます” とあり、マヨファイヤーなしの状態なら「蒙古タンメン級」の辛さ、マヨファイヤー全量で「北極ラーメン級」の辛さに仕上がるとのこと。その横には “辛みによる刺激が大変強いので-・” という激辛カップ麺で定番の警告文を表示しているのですが、さらに “肉様の具材は大豆たんぱくを主原料に-・” との注意事項が記載されています。

開封

別添の小袋は3種類

今回のカップ麺に別添されている小袋は、後入れの「粉末ソース」「液体ソース」「激辛マヨファイヤー」の合計3袋。特製マヨは “激辛マヨファイヤー” という名称に変わりましたが、粉末ソース・液体ソースの小袋は「辛旨焼そば」の頃から変わっておらず、粉末ソースと激辛マヨファイヤーは “フタの上で温めないでください” となっているため、かならず守ってほしいポイント。

今回も熱湯5分の平打ちストレート麺を採用

麺は熱湯5分の油揚げ麺で、こちらも「辛旨焼そば」から特に変わった様子は見られず、前述の「日清焼そばU.F.O.極太」に使われている太麺と酷似した雰囲気。天下の「蒙古タンメン中本」監修商品ですが、お店の麺を再現しているわけではなく、カップ麺だけの限定メニューなので、評価すべきは単純にソースとの相性が悪くないかどうか。

なお販売店はコンビニのセブンイレブンをはじめ、イトーヨーカドーやヨークベニマル、ヨークマートなど、全国に点在するセブン&アイグループのGMS(ゼネラルマーチャンダイズストア)も対象で、本体価格は228円(税込246円)と若干ながら高めの値段。北極ではない「辛旨焼そば」の販売価格は税込235円だったので、すこし値上がりしています。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:セブンプレミアム 蒙古タンメン中本 北極焼そば
製造者:日清食品株式会社
製造所:O・滋賀工場(滋賀県栗東市下鈎140-1)
内容量:174g(めん130g)
商品コード:4902105267332(JAN)
発売日:2021年05月01日(土)
実食日:2021年05月04日(火)
発売地域:全国
取得店舗:コンビニ(セブン-イレブン)
商品購入価格:246円(税込)
希望小売価格:228円(税別)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:角型ビッグ
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:700ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:3袋(粉末ソース・液体ソース・激辛マヨファイヤー)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、しょうゆ、大豆食物繊維、香辛料)、ソース(半個体状ドレッシング、糖類、粉末みそ、植物油脂、香辛料、豚脂、食塩、野菜調味料、たまねぎ、粉末ソース、でん粉、ポーク調味料、小麦粉、キャベツ調味油、乳化油脂、酵母エキス、香味油)、かやく(キャベツ、大豆たん白加工品、にんじん)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、炭酸Ca、かんすい、カロチノイド色素、酸味料、カラメル色素、グリセリン、香辛料抽出物、香料、酸化防止剤(ビタミンE)、乳化剤、炭酸Mg、ビタミンB2、ビタミンB1、甘味料(ステビア)、(一部に小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・りんごを含む)

実食開始

具材は最初から容器の中に

かやくのラインナップはキャベツ、大豆たん白加工品、人参とシンプルな構成で、カップラーメンに入っている豆腐は不在。また前回の「辛旨焼そば」に入っていたキクラゲは使用されておらず、チャーシューチップ(味付豚肉)に見える具材は大豆たん白加工品、つまりフェイクミート(偽肉)ということで、これについてはコスト調整が否めないところ。

あいかわらず蛍光色の特製マヨw

あとは熱湯を注いで5分後に湯切りを行い、添付の粉末ソース・液体ソース・激辛マヨファイヤーを加えるのですが、後入れの小袋は “液体ソースのみ温める” のがポイント。また粉末ソースがダマになりやすいので、調理の際は注意してください。それにしても、あいかわらず特製マヨの色が異様なまでに鮮やかですね‥‥w

ちなみに早い地域では5月1日(土)から販売開始となっており、沖縄のセブンイレブンでは入荷が遅れるらしく、早いところでは売り切れ or 一部の地域では売ってない場合もあるようですが、イトーヨーカドーのネット通販サイト・オムニ7(公式)でも取り扱われていたので、販売店の参考にしてください。

それでは、引き続き “辛旨” との違いや辛さレベルに注目しつつ「めん」「ソース・激辛マヨファイヤー」「具材」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(174g)あたり
カロリー:785kcal
たん白質:13.5g
脂  質:34.2g
炭水化物:100.7g
(糖  質:103.9g)
(食物繊維:3.8g)
食塩相当量:7.4g
ビタミンB1:0.55mg
ビタミンB2:0.72mg
カルシウム:219mg
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

食べ応えと洗練さを両立

5.0

「小麦粉、植物油脂、食塩、しょうゆ、大豆食物繊維、香辛料」という原材料の構成は、歴代「辛旨焼そば」の頃から変わっておらず、麺の切り出し方やサイズなど、目立った変化はありません。まさに「日清焼そばU.F.O.極太」シリーズに使われている油揚げ麺と同じような印象を受けるので、それらを経験してきた方にとっては新鮮味の感じられない麺になると思います。

適度な弾力にスパッとした歯切れの良さが魅力

しかし、あいかわらずクオリティの高さは一級品。太さを追求したカップ焼そばの油揚げ麺は、おおむねコシの強さと弾力を重視する傾向にあるのに対し、日清食品の極太麺は洗練された印象が強く、それこそ同社の「どん兵衛」そばシリーズで培われてきたノウハウを感じるところ。しっかりとしたコシを打ち出しながら、適度な歯切れのよさを両立している、これぞ日清食品らしい上品さ。

もちろん糖質の塊を油で揚げているわけなので(言い方はアレですけどw)それ相応にズッシリとくるものがあり、しかも麺量は調理前の状態で130gの大盛りサイズ。ちなみに通常サイズのカップ焼そばに使われている麺の量は、だいたい90g〜100gが平均なので、レギュラーサイズ対比およそ1.5倍の食べ応えが楽しめます。

ソース・激辛マヨファイヤー

北極バージョンもU.F.O.と中本のハイブリッド

6.0

やはり「液体ソース」を開封した瞬間 “日清焼そばU.F.O.のソースと同じスパイスの香り” が漂い、その配合や酸味の効かせ方など、同社が販売している「日清焼そばU.F.O.」の液体ソースがベースなのは間違いありません。しかし、粉末ソースが入ることを考慮して、味が濃くなり過ぎないように調節されており、そこに辛そうな色のオイルをプラスしているのですが、この時点での辛さレベルはピリ辛〜中辛程度。

にんにく・玉ねぎの存在感にも注目

フレーク状に固められた「粉末ソース」も歴代「辛旨焼そば」の例に漏れず、こちらはカップラーメン(辛旨味噌)の粉末スープをベースにしているような印象で、正直この段階では従来の「辛旨焼そば」と大差ありません。U.F.O.のソースに調和する味噌、じわっと上がってくるオニオンの甘み、調理感を打ち出してくれるキャベツ調味油、けっこう強めに主張してくるニンニクのパンチなど、ほぼほぼ「辛旨焼そば」と同じ状態。

念の為すこしずつ入れるのが安全

また「激辛マヨファイヤー」の見た目も前回の「辛味噌風味マヨ」と同じような蛍光色ですが、特徴的だと感じたドレッシング系の酸味やXO醤っぽい乾物の旨味は目立っておらず、特筆して強いのが唐辛子の風味。ええ、ここが “北極” たる所以。粉末ソースや液体ソースにはないマヨネーズ特有のコクもプラスされますが、それ以上に唐辛子の香りと辛味をフロントに感じます。

最初は “そうでもないかなぁ‥‥” などと思った矢先、じわじわと辛味が牙を剥きはじめ、気が付けば口の中がヒリヒリ、ジリジリと——。たとえば柑橘系の風味を特徴とするジョロキアやハバネロ特有のコクは目立っていないので、非常識な激辛唐辛子を使っているわけではないようですが、前回の「辛旨焼そば」よりも辛いのは間違いなく、激辛といって差し支えないレベルに達していました。

具材

キクラゲは復活希望

4.0

前回の「辛旨焼そば」からキクラゲをカット、さらに味付豚肉が大豆たん白加工品に変わっているのですが、意外と後者に関してネガティブな印象はありません。おそらく2021年4月12日発売の「dancyu食いしん坊倶楽部推薦!! 虎ノ門 港屋 伝説のラー油蕎麦」にも使われていた “大豆由来のカットチャーシュー” で、食感に関しては味付豚肉に勝るとも劣らない‥‥いや、むしろハムっぽいアイツよりも好印象。

「北極ラーメン」をベースにしているので、具材は本物の豚バラ肉に、もやしとシンプルな構成で問題ないかとも思いますが、けっこうキャベツの量が多く、そこは素直に嬉しいポイントでした。

総評

5.0

たとえば「蒙古タンメン」の辛さを “5” とし、激辛の「北極ラーメン」を “9” とするならば、今回の辛さレベルは “7〜8” といったところ。通年販売のカップラーメン「蒙古タンメン中本 辛旨味噌」が限界なら厳しい辛さになりますが、期間限定の「同 北極ラーメン」が余裕なら苦戦することはない、常識的な激辛カップ焼そばだと思います。

そのためペヤング(まるか食品)が誇る「獄激辛やきそば」クラスの辛さではないけれど、すくなくとも辛い食べ物が苦手な方は避けたほうが安全な商品というのは間違いなく、でも “ただ辛いだけでは終わらない” 中毒性を感じる良品でした。またセブンイレブンで買える納豆や温泉卵、チーズ、カレー粉をトッピング、さらに追いマヨネーズなども間違いなので、ちょい足しアレンジも試してみてください【author・taka :a(大石敬之)】

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