今度は更に沼旨い!? 日清ドロラ王「ドロ、コッテリ、鶏白湯」二代目は “激変だれ” で味変可能な商品に!!

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日清食品

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2023年10月2日(月)新発売、日清食品のカップ麺「日清ドロラ王 ドロ、コッテリ、鶏白湯(二代目)」の実食レビューです。

ハマると抜け出せない底なしの旨さ、再び‥‥。日清の天一インスパイアが “新開発の味変アイテム搭載で更に沼旨い” 激変こってりにパワーアップ!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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日清ドロラ王 ドロ、コッテリ、鶏白湯 2023

日清ラ王(にっしんらおう)とは、1992年(平成4年)9月21日の発売以来、その時代における王道の味に進化し続けてきたブランドで、名前の由来はーメンの様。当初はカップ入り生タイプめんのフラッグシップモデルとして発足しましたが、2010年(平成22年)8月の生産終了後、大幅なリブランディングを実行し、現在はノンフライの即席カップめん及び即席袋めんをメインに展開しています。

あの “ジェネリック天一” が帰ってきた‥‥!!

今回の新商品「日清ドロラ王 ドロ、コッテリ、鶏白湯(とりぱいたん)」は、ブランド史上最高レベルにドロドロした極濃(ごくのう)スープを特徴とする、日清ラ王の派生シリーズ「日清ドロラ王」の新作で、あの有名店を彷彿とさせる雰囲気。立ち位置としては、またおま系を意識した「日清ドロラ王 魚粉、ザラザラ、魚介豚骨」に続く “シリーズ第3弾” に該当するのですが、約1年5ヶ月前の話——。

2022年4月25日、ラーメン業界で年々人気が高まっている “ドロ、コッテリ” な鶏白湯を意識した、初代「日清ドロラ王 ドロ、コッテリ、鶏白湯」を発売していた日清食品。それが「日清ドロラ王」シリーズ第1弾のフレーバーで、Twitter(現 X)などのSNSを中心に、京都発祥の人気ラーメンチェーン「天下一品」が誇る「こってり」に似ていると話題沸騰。

「天下一品」監修のカップラーメンといえば、2021年9月21日の発売以来、サッポロ一番のブランドで知られるサンヨー食品が「名店の味 天下一品 京都濃厚鶏白湯」(レビューは2022年9月26日発売の二代目、現時点での最終リニューアル日は2023年9月25日)を販売しているため、2年前から本家も即席カップめん業界に参入しているのですが‥‥

初代「日清ドロラ王 ドロ、コッテリ、鶏白湯」

本家が監修した「名店の味 天下一品 京都濃厚鶏白湯」よりも “天下一品らしい” 仕上がりから、ジェネリック二郎よろしく “ジェネリック天一” とも呼ばれ、多大な人気を博しました。というわけで、2023年の「日清ドロラ王 ドロ、コッテリ、鶏白湯」は二代目に該当する一杯で、例の高粘度スープはそのままに、今度は味変用の「激変だれ」を搭載している、というのが目立ったリニューアルポイント。

ちなみに日清食品の “ジェネリック天一” といえば、2022年9月1日に発売された「冷凍 日清ごくり。濃厚鶏白湯ラーメン」の評判も上々で、2023年10月現在も絶賛販売中。それは本体を電子レンジで加熱後、別に沸かしておいた熱湯を入れなければいけないのですが、おうちで「天下一品」の「こってり」が楽しめる “ジェネリック天一の決定版” として、すっかり固定ファンを獲得しています。

一方、即席カップ麺の「日清ドロラ王 ドロ、コッテリ、鶏白湯」は、お湯を注ぐだけで調理可能な簡便性の高さも売りにしているため、どうしても冷凍麺のクオリティに劣るところはあるでしょう。しかし、前述のように “入れれば、更に沼旨い!” ピリ辛ニンニク醤油ベースの「激変だれ」を搭載しているのは二代目「日清ドロラ王 ドロ、コッテリ、鶏白湯」ならではのステータス。

「激変だれ」は全部入れるとヤバい‥‥?

パッケージには「激変だれ」について “※全部入れると、味の原形がなくなりますのでご注意ください。” という注意事項が記載されているため、どんだけ強力やねんw などと。在り来りなツッコミは扨措き、最初は「激変だれ」を入れずに元の味を楽しんで、適切なタイミングを見計らい「激変だれ」を少量ずつ使用する、みたいな計画性が求められていますねコレは。

開封

小袋を入れる順番に注意

今回のカップ麺に別添されている小袋は、先入れの「鶏チャーシュー」に、後入れ「粉末スープ」「液体スープ」「激変だれ」の計4パック。初代と比較して別添の「かやく(メンマ、ねぎ)」は省かれてしまったのですが、それに関しては単純に「激変だれ」とのトレードと思えるラインナップ。

初代と同じかな?

麺は油で揚げずに乾燥させたノンフライ麺で、そこまで太めのサイズには見えませんが、湯戻し時間は長めの5分。やや黄色みが強かったり、細めの角刃で熱湯5分の設定だったり、原材料名の構成だったり、初代のノンフライ麺と共通点が多いので、もしかすると同じノンフライ麺を使用しているのかもしれません。

ちなみに初代「日清ドロラ王 ドロ、コッテリ、鶏白湯」のメーカー希望小売価格は368円(税別)で、当時としても高級品の部類に入っていたのですが、そのDNAを色濃く受け継いだ二代目の価格は438円(税別)と堂々のハイクラス系。たとえば2023年10月現在、コンビニでの販売価格は473.04円(税込)なので、そこも評価する上では避けて通れない部分になります。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:日清ドロラ王 ドロ、コッテリ、鶏白湯
製造者:日清食品株式会社
製造所:関東工場(茨城県取手市清水667-1)
内容量:130g(めん80g)
商品コード:4902105280508(JAN)
発売日:2023年10月02日(月)
実食日:2023年10月03日(火)
発売地域:全国
取得店舗:スーパー
小売価格:438円(税別)
購入価格:365円(税込)
麺の種類:ノンフライ麺
スタイル:八角どんぶり型
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:400ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:4袋(粉末スープ・液体スープ・鶏チャーシュー・激変だれ)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】めん(小麦粉(国内製造)、食塩、植物油脂、卵粉、大豆食物繊維、チキン調味料)、スープ(チキンエキス、しょうゆ、ポークエキス、植物油脂、チキン調味料、糖類、鶏脂、ポーク調味料、たん白加水分解物、ポテトパウダー、香辛料、乳化油脂、食塩、小麦粉、ねぎ、酵母エキス、豚脂)、かやく(鶏チャーシュー)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、増粘剤(加工でん粉、増粘多糖類)、かんすい、香料、リン酸Ca、酒精、カラメル色素、香辛料抽出物、酸味料、酸化防止剤(ビタミンE、ビタミンC)、カロチノイド色素、乳化剤、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・ごま・さば・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)

実食開始

スープ類を先に入れないように徹底してください

別添の小袋は「鶏チャーシュー」のみ先入れで、おそらく初代「日清ドロラ王 ドロ、コッテリ、鶏白湯」と同じアイテム。日清食品の高価格帯に使われるチャーシューといえば、側面に焼き目が施されている厚切焼豚が最強なので、ここは鶏に固執しなくてもいいのでは‥‥などと、私なんかは思ってしまうのですが、統一感と物珍しさにおいては高く評価できるポイント。

「激変だれ」は途中で使います

鶏チャーシューを除く3つの小袋は後入れなので、お湯を内側の線まで注ぎ、フタの上で「液体スープ」と「激変だれ」を温めながら待つこと5分。時間になったら “添付調味料を入れる前に” 麺をほぐし、それから「粉末スープ」を入れて混ぜ合わせ、最後に「液体スープ」を入れて——と、段階を踏まなければいけないのですが、スープの粘度を正しく高めるためにも、丁寧に調理してください。

前述のように「激変だれ」は “全部入れると、味の原形がなくなります” とのことなので、調理直後の段階では使用していません。はたして「激変だれ」を入れると文字通り味が激変するのか、それでも鶏白湯の魅力は残るのか、念のため辛味の強さにも注目しつつ「めん」「スープ・激変だれ」「かやく」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(130g)あたり
カロリー:460kcal
たん白質:14.1g
脂  質:12.1g
炭水化物:73.6g
食塩相当量:6.3g
(めん・かやく:2.7g)
   (スープ:3.6g)
ビタミンB1:0.26mg
ビタミンB2:0.35mg
カルシウム:302mg
参考値(調理直後に分別した値)
熱量:460kcal(めん・かやく:342kcal)(スープ:118kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

おそらく初代と同じノンフライ麺を使用

5.0

原材料名の「小麦粉(国内製造)、食塩、植物油脂、卵粉、大豆食物繊維、チキン調味料」という構成は、初代「日清ドロラ王 ドロ、コッテリ、鶏白湯」と共通で、実際の仕上がりも然り。後述する高粘度スープに負けないくらい、食べ始めはコシの強い食感なので、どうしてもゴムっぽい質感が残ってしまうのですが、それが気になるのも最初だけ。

戻りムラも気にならない

とろみ成分が含まれている「粉末スープ」を完全に溶かさなければいけないので、おそらくフタを開けてから食べ始めるまでの間に2、3分は経過していると思いますが、おかげで日清食品の高価格帯に有り勝ちな戻りムラは目立っておらず、角刃で切り出された細めの形状から、しっかりスープを絡め取って離さない、そこも全体の魅力を高めてくれているポイント。

小麦の風味が強いので、たっぷりスープを絡めながら食べても麺が埋没することはなく、それでいて主張し過ぎない計算されたバランス感。もちろんコシの強さを楽しむのも “あり” ですが、調理後(粉末スープ、液体スープを完全に馴染ませてから)さらに2、3分待つとスープのインパクトが増して感じられるので、お好みに合わせて調整してください。

スープ・激変だれ

激変だれは強力だけど、鶏白湯も負けてない

8.0

液体スープよりも先に馴染ませなければいけない「粉末スープ」には、とろみ成分や小麦粉が入っているため、どうしてもギミック的な要素が否めません。しかし、とろみを高めるだけの役目にあらず、鶏の骨が完全に砕けるまで炊き出したような骨っぽさだったり、ポテトパウダーで “ベジポタ” らしさを高めてくれていたり、ギミック的な粘度の高さを不自然に思わせない工夫が凝らされています。

白ご飯との相性も抜群

そこに「液体スープ」を加えると、こちらには丸鶏の骨や肉ごとペースト状にしたような “肉濁感” が備わっているため、よりナチュラルかつ重厚感のある味わいにグレードアップ。まさに食べるスープの王道を地で行くような、ベジポタ系のドロドロコッテリスープに仕上がっているのですが、そこに泳ぐ鶏油(ちーゆ)の芳ばしさやタレの加減など、ただ闇雲にドロドロしているわけではありません。

ここまでは初代「日清ドロラ王 ドロ、コッテリ、鶏白湯」と共通する内容で、ほとんどテコ入れを感じることはなく、もし変更があったとしてもマイナーチェンジに過ぎない程度。おかげで昨年の感動が蘇ってきたのですが、忘れちゃいけないのが「激変だれ」の存在で‥‥

こってり鶏白湯と「激変だれ」の相性もバッチリ

「激変だれ」は “全部入れると、味の原形がなくなります” と我々に注意を促しながら、小袋には “入れれば入れるほど沼旨い” って‥‥どっちやねんw などと、一見するとパラドックスが生じているような気持ちになるのですが、よくよく考えてみると “味の原形がなくなるから全部入れるな!” という注意事項は本体にもニュースリリースにも見当たりません。

たしかに「激変だれ」は強力なアイテムで、辛さレベルは一般的に見ても高くないけれど、しょうゆのキレとニンニクの存在感は明白。なかでも後者は唐辛子と異なるニンニク特有の辛味成分が伝わってくるレベルだったので、たしかに “味の原形” は無くなります。しかし、前述した “原形の魅力” までは壊れません。むしろ気分転換に心地よいアクセントに思えたので、半分食べたら全量いっても大丈夫。

かやく

サラダチキンっぽいんですよねコレw

3.0

昨年の「かやく」に入っていたメンマは省かれ、ネギは粉末スープに同梱されるなど、そこにはコストカットと「激変だれ」搭載に伴うトレードオフを感じてしまったのですが、白い鶏チャーシューは引き続き健在。風味や食感を例えるなら、チャーシューよりもコンビニのサラダチキンに近いのでw やっぱり例の厚切焼豚が‥‥などと思ってしまったんですけど、好みの問題でしょうか。

総評

6.0

例の増税を筆頭に、諸々の高騰が相次いでいる現在ではあるものの、メーカー希望小売価格が438円(税別)を超える高級品なので、それなりに厳しく見なければいけない部分はあります。しかし、それを踏まえてもスープの完成度は凄まじく、ぼってりと濃厚な「ドロ、コッテリ」の魅力を遺憾無く打ち出しながら、新搭載の「激変だれ」で最後まで飽きさせない、たしかな進化を遂げていました。

正直、カップラーメンとしては “お高い商品” になりますけど、この「ドロ、コッテリ」な味わいは唯一無二。それでも生粋の「天下一品」マニアにとっては物足りない一杯になるかと思いますが、サンヨー食品のカップラーメンよりは近い雰囲気が楽しめますし、なおかつ初代と比較してオリジナリティも増したので、こってり好きなら一見の価値ありです【author・taka :a(大石敬之)】

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