ペヤングの “魔王” と真っ向勝負「超大盛からしマヨネーズ黒胡椒やきそば魔王」は裏切りの味‥‥

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まるか食品

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2022年11月15日(火)新発売、まるか食品のカップ麺「ペヤング 超大盛からしマヨネーズ黒胡椒やきそば魔王」の実食レビューです。

獄激辛シリーズの次は魔王召喚!? まろやかな「からしマヨネーズ」にパンチの効いた「黒胡椒」で “魔王級” のペヤング爆誕!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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ペヤング 魔王 超大盛からしマヨネーズ黒胡椒やきそば

ペヤング(peyoung)とは、まるか食品の代名詞となっている即席カップめんブランドで、1973年(昭和48年)7月に発売された「ペヤングヌードル」を皮切りに発足。その約2年後、1975年(昭和50年)3月13日に「ペヤング ソースやきそば」が現れ、屋台のパックを模した四角い容器に、まろやかな液体ソース、具材の個包装など、現在のカップ焼きそば市場における事実上の標準を築き上げました。

突如として現れた「ペヤング」の “魔王” とは‥‥

しかし、近年は度を超えた “おふざけが過ぎる” ことでも目立っているブランド。今回の新商品「ペヤング 超大盛からしマヨネーズ黒胡椒やきそば魔王」は、いつもの「ペヤング ソースやきそば超大盛」とは一線を画す変わり種で、獄激辛(ごくげきから)の次は魔王か!? などと構えていたのですが、どうも獄激辛シリーズの系譜に連なるフレーバーではない様子。

獄激辛シリーズとは‥‥などという解説は必要ないくらい、近年のペヤングが世に送り出してきた商品の中でも特に物議を醸している激辛やきそばシリーズで、問題視されるレベルの高さでいえば「超超超大盛GIGAMAX(めん330g)」もとい「超超超超超超大盛やきそばペタマックス(めん660g)」に匹敵するといっても過言ではないペヤングきっての問題児。

2020年2月18日にコンビニ先行商品として現れた「獄激辛やきそば」を皮切りに「獄激辛カレーやきそば」「超大盛やきそばハーフ&ハーフW獄激辛」「獄激辛担々やきそば」「獄激辛にんにくやきそば」「獄激辛麻婆やきそば」と続き、直近だと2022年3月7日に「獄激辛やきそば」の辛さ2倍「獄激辛やきそばFinal(ファイナル)」を発売するなど、かつて話題になった「MAX END」が可愛く見える勢い。

まろやかなの? どっちなの?

しかし、ペヤングが召喚してしまった魔王‥‥いや、ペヤングの魔王が降臨した? どっちでもいいですけど、このページでレビューする「超大盛からしマヨネーズ黒胡椒やきそば魔王」のパッケージには “辛くてまろやかな” という表示があり、刺激的な要素についても “黒胡椒” が担っているようなので、前述のようにカプサイシン(唐辛子の辛味成分)ゴリ押しの獄激辛シリーズとは関係ないようです。

たとえばフランツ・シューベルトが18歳の頃に作曲した『魔王』だったり、芋焼酎界の3M(スリーエム)に数えられるプレミアム焼酎の『魔王』だったり、異世界モノの登場人物やRPGのボスとしても頻繁に登場する『魔王』ですが、47年以上の歴史を誇る「ペヤングやきそば」史上においては初の展開。

実は「からしマヨネーズ」の刺激がアホみたいに強いのか、それとも漆黒の闇を彷彿とさせるほどに「黒胡椒」の量が多いのか、どこに “魔王” が潜んでいるのかについて公式は言及していないため、よくよく考えてみたら意味不明なんですけどw それだけに興味を抱かされているのも事実。

撮影協力:ファミリーマート店舗(配置が絶妙すぎたw)

ちなみに2022年11月21日から一般販売解禁の運びとなっているのですが、1週間早く “ファミリーマート先行商品” として発売されたので、ペヤングの新作が出ても売ってない問題が深刻化している地域でも比較的にエンカウント率は高いハズ。はたして魔王の実力や如何に‥‥

開封

敷地内に入った途端に魔王出現?w

今回のカップ麺に別添されている小袋は、先入れの「かやく」に、後入れ「ソース」「ふりかけ」「からしマヨネーズ」の計4種。ソース・かやくについては定番の「ソースやきそば超大盛」と共通っぽいので、ちょっと拍子抜けしてしまったのですが、ふりかけは多めの黒胡椒に変わり、からしマヨネーズの小袋が妙に大きくてw その重さを量ってみたところ、小袋込みで32gでした。

いつもより薄く見えるけど “いつもの麺”

麺は油で揚げたフライ麺で、湯戻し時間は3分間。これについても定番の「ソースやきそば超大盛」と共通するポイントで、レギュラーサイズの「ソースやきそば」に使っている油揚げ麺(90g)が単純に2つ放り込まれている状態。ちょっと細くて厚みも乏しい感じに見えますけど、それについては個体差に過ぎません(詳しくは後述)

そして、ひとつ注目しておきたいのがメーカー希望小売価格。いつもの「ソースやきそば超大盛」は230円(税別)なのに対し、今回の「魔王」は300円(税別)ということで、からしマヨネーズや黒胡椒の分が上乗せされていました。ちなみにファミリーマートで購入した場合の税込価格は324円なので、後々に一般販売されますが、現時点での販売価格も意識しながら評価します。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:ペヤング 超大盛からしマヨネーズ黒胡椒やきそば魔王
製造者:まるか食品株式会社
製造所:本社工場(群馬県伊勢崎市戸谷塚町49-1)
内容量:268g(めん180g)
商品コード:4902885009009(JAN)
発売日:2022年11月15日(火)
実食日:2022年11月19日(土)
発売地域:全国(ファミリーマート先行)
取得店舗:コンビニ(ファミリーマート)
小売価格:300円(税別)
購入価格:324円(税込)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:超大盛
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:820ml
調理時間:熱湯3分
小袋構成:4袋(ソース・かやく・からしマヨネーズ・ふりかけ)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、ラード、しょうゆ、食塩、香辛料)、添付調味料(からしマヨネーズ、ウスターソース、糖類、たん白加水分解物、食塩、香味油、ビーフエキス、香辛料、ビーフ風味調味料)、かやく(キャベツ、香辛料、味付け鶏ミンチ)/ カラメル色素、調味料(アミノ酸等)、増粘剤(グァーガム)、酸味料、かんすい、香辛料抽出物、酸化防止剤(ビタミンE、ローズマリー抽出物)、重曹、ビタミンB₂、甘味料(カンゾウ)、(一部に小麦・卵・牛肉・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・りんごを含む)

実食開始

ここまでは既存の「ソースやきそば超大盛」と同じ

別添の小袋は「かやく」のみ先入れで、内容はキャベツ、味付け鶏ミンチ(鶏ひき肉)と定番のラインナップ。おそらく後述の「ソース」も定番品と同じ味だと思うので、めん・ソース・かやく単体では新鮮味を覚えないかもしれません。それだけに “魔王” の指標は「からしマヨネーズ」と「黒胡椒」に向いていて‥‥

思いのほか黒胡椒が多かった

プレーンタイプから「からしマヨネーズ」に変わっていますが、マヨネーズのボリュームだけでいえば2020年11月9日発売の「ペヤング 超大盛やきそばマヨネーズMAX」と共通で、計算上は “6gの油揚げ麺に対して1gのマヨネーズが別添されている” ことになります。つまり、今回の魔王は「超大盛やきそばマヨネーズMAX」の “からしマヨ&黒胡椒付きバージョン” といっても過言ではありません。

ちなみに「ソースやきそば超大盛」のカロリーは1081kcalですが、からしマヨネーズ付きの「魔王」は1207kcalということで、そこそこの大台に乗りました。というわけで、引き続き魔王の攻撃力に注目しつつ「めん」「ソース・からしマヨネーズ」「かやく・ふりかけ」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(268g)あたり
カロリー:1207kcal
たん白質:18.5g
脂  質:64.1g
炭水化物:139.0g
食塩相当量:7.4g
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

いつもの麺です。それ以上でもそれ以下でもありませんw

5.0

ペヤングやきそばシリーズの油揚げ麺は、レギュラーサイズの「ソースやきそば(めん90g)」を基準とし、それを2つに増やせば「超大盛(めん180g)」で、さらに増やすと「超超超大盛GIGAMAX(めん330g)」さらにさらに増やすと「ペタマックス(めん660g)」になる単純な方程式。GIGAMAX以上はブロックの形状が変わりますけど、それ以外の製法と原材料は変わりません。

超大盛は気持ち柔らかめに仕上がる

逆に麺の量が80gに減ると安売り用の「ペヨング」になるのですが、それについても麺の重量が違うだけ。前述のようにサイズが微妙に変わったり、ちょっと強めに揚がっていたり、場合によっては個体差とは思えない個体差が生じることもありますが、それについて関係者に尋ねてみたところ、一部の特殊な麺(蕎麦風めん等)を除き、基本的には同じ麺という認識で問題ないとの回答でした。

ちなみに賞味期限の右側に「+H」と記載してあったら群馬県伊勢崎市戸谷塚町の本社工場で、同じ箇所に「+A」と記載してあったら群馬県伊勢崎市下触町の赤堀工場で製造したことを意味しているのですが、基本的には同じ設備・同じレシピに基づいて製造しているそうです。このロット差もペヤングの魅力だと思うので、微妙な違いを意識しながら楽しんでみてください。

ソース・からしマヨネーズ

ソースについては “いつもの” 味

5.0

原材料名の添付調味料に「からしマヨネーズ」が追記されているのですが、それを除く原材料(ウスターソース、糖類、たん白加水分解物、食塩、香味油、ビーフエキス、香辛料、ビーフ風味調味料)は通常の「ソースやきそば超大盛」と完全に共通で、なんの捻りもありません。味の解説とか不要ですよね?w ただ、それだけにファンの期待を裏切るようなマイナスがないとも評価できるポイント。

でもって約30g(大さじ約2.5杯分)の「からしマヨネーズ」なんですけど‥‥魔王ここにありw というのも油断して啜り上げた瞬間ゴフッ!! みたいな(むせた、盛大に)。からし耐性が高い方におかれましては問題ないかと思いますけど、けっこう鼻にツーンとくるし、勢いよく食べると気管に直撃するし、内側から破壊かましてくるタイプ。

すするな危険(どこが “まろやか” やねんw)

からしマヨネーズ×ソースの相性については、その金字塔を打ち立てたといっても過言ではない「一平ちゃん夜店の焼そば」(明星食品)が実証済みで、まるか食品の事務本部製品開発課に席を置く小島裕太係長が以前に何かのインタビューで “うちのソースにマヨネーズは合わない” と応えていたのですが、ぜんぜん悪くないですよ。

かやく・ふりかけ

けっこうサポート的だった

4.0

キャベツと味付け鶏ミンチは、レギュラーサイズの「ソースやきそば」にも使われている具材で、たとえば「超大盛」や「GIGAMAX」の変わり種ではオリジナルと比較して具材の量が少なることもあるのですが、きちんと「超大盛」で標準となる量が入っています。つまり、あいかわらずザラザラとした舌触りの味付け鶏ミンチは美味しくないんですけどw からしマヨネーズのインパクトで誤魔化せます。

ちょっと細かめの粗挽き

黒胡椒は満遍なく振り掛けられるほど別添されているのですが、からしマヨネーズの刺激が勝るため、ピペリン(ヒハツやコショウの果実に含まれる辛味成分)は見た目ほど目立ちません。しかし、からしとは異なる黒胡椒の清涼感とマヨネーズの相性は申し分なく、超大盛でも食べ飽きないアクセントに寄与していたので、黒胡椒はマヨの上に振り掛けて一緒に食べるのがベストだと思います。

総評

4.5

途中で引き合いに出した2年前の「超大盛やきそばマヨネーズMAX」をベースに‥‥というか、いつもの「ソースやきそば超大盛」をベースに、からし強めのマヨネーズ(約30g)を別添して、ふりかけを粗挽きの黒胡椒に変更している、それだけの話。獄激辛が既存する手前、からしマヨネーズの攻撃力もラスボスあらため中ボスくらいだったんですけど、味は悪くありません。むしろ、ジャンクでよき。

魔王の名を冠しているわりに攻略の難易度が低かったのと、ステ振りにコスパの悪さを感じたので、その分を総評から差し引いているのですが、もしかすると “魔王伝説の幕開けを飾る序章” なのかもしれません。ちなみに次は11月22日(火)にローソン先行商品「ペヤング 超大盛チーズタッカルビ風やきそば」がリリースされるので、ペヤンガーは要チェックです【author・taka :a(大石敬之)】

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