麺処井の庄監修「辛辛魚らーめん」2024年はスープの絡みUP!! そして、衝撃の事実発覚

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寿がきや食品

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2024年1月29日(月)リニューアル発売、寿がきや食品のカップ麺「麺処井の庄監修 辛辛魚らーめん(16代目)」(316円+税)の実食レビューです。

関係者に取材してみた結果、まさかの事実発覚!? 発売16年目の激辛カップ麺が “豚骨感を強化して„ さらに進化!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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麺処井の庄監修 辛辛魚らーめん 2024

麺処 井の庄(めんどころ いのしょう)とは、2006年(平成18年)1月20日の創業以来、東京都練馬区・石神井公園を拠点としている人気店で、豚骨×魚介×激辛の金字塔「辛辛魚(からからうお)らーめん」や「濃菜麺(こいさいめん)」など、他に類を見ないメニューを確立した生けるレジェンド。15年以上前から寿がきや食品のカップラーメンを監修しているため、この業界での知名度も高い、泣く子も黙る銘店です。

2024年は麺、スープの絡みUP!

今回の新商品「麺処井の庄監修 辛辛魚らーめん」は、2009年(平成21年)1月26日の発売以来、人を選ぶほどの辛さを打ち出しながら、熱狂的なファンを量産し続けている「麺処 井の庄」監修の激辛カップラーメンで、発売16年目を迎えた人気商品。2024年(令和6年)版は「麺、スープの絡みUP!」ということで、そこがリニューアルポイントになっているようですが‥‥

「麺処井の庄監修 辛辛魚らーめん」といえば、毎年1〜2月に販売を開始するため、ファンの間では “冬の風物詩„ として知られていた存在。たとえば同店監修の「辛辛魚まぜ麺の素」や「辛辛魚つけ麺 1人前(要冷蔵)」「辛辛魚らーめん 辛辛MAXバージョンⅡ(通販限定)」などは、通年販売の定番商品に位置付けられているのに対し、カップラーメンは期間限定であることが常でした。

しかし、昨年(令和5年)1月30日にリリースされた「麺処井の庄監修 辛辛魚らーめん(15代目)」は、私の行動圏内だとウエルシア薬局を筆頭に、ほぼ通年で販売されている状態だったので、いよいよ定番商品に位置付けられたのかと。また寿がきや食品の公式ウェブサイト内にある「辛辛魚特設サイト」でも “新商品ではなくリニューアル扱い„ だったので、同社の広報に問い合わせてみた結果——

出典:辛辛魚ブランドサイト

広報曰く “実は 2022年1月31日発売品(14代目)から通年販売しております„ とのこと。続けて近年のリニューアルポイントも尋ねてみた結果、同氏曰く「ネット上では麺が細くなったとか太くなったとか、そのように言及されている方もおられますけど、麺は変えてないんですよね。笑」とのこと。マジ?w このブログでは14代目〜15代目の間にも麺の変化について触れていたので、なんか、うん‥‥w

いやでも実際、あらためて当時のレビューに使用した麺リフトの画像を比較してみても、歴然の差で形状が違うわけで、体感的な変化も大きかったし(ごにょごにょ)などと。それはさておき、このページでレビューする2024年1月発売品(16代目)の販売期間も “引き続き通年です„ とのことだったので、ついに1年中いつでも購入できる商品になった「辛辛魚らーめん」。

パッケージを見ると「2024」の記載と共に「麺、スープの絡みUP!」との訴求が確認できますが、今年も麺の配合や形状に関しては “ほとんど変えていない„ らしく、しかしながらスープに使用している “ポークエキスの量を増やし„ よりスープに絡むようブラッシュアップを図ったとのこと。

出典:TOP > 商品情報 > 麺処井の庄監修 辛辛魚らーめん|寿がきや食品

ちなみに寿がきや食品の公式ウェブサイト内にある商品情報の説明欄には “「辛魚粉」も辛さと香りが際立つ配合に仕上げました„ と記載されていますが、前述の広報曰く “唐辛子の使用量は変更していない„ とのことだったので、豚骨感アップに伴う辛さの感じ方など、そういった部分に注目しながらレビューします。

開封

小袋の構成は例年通り

今回のカップ麺に別添されている小袋は、先入れの「かやく入スープ」に、後入れ「液体スープ」と「粉末スープ」の合計3パックで、この構成は従来通り。2009年(平成21年)1月発売の初代〜2012年(平成24年)1月発売の4代目までは「焼き海苔」を別添していましたが、今年も復活ならずということで、それについても近年の例に漏れず。

全粒粉入太麺(※小麦粉に占める割合5%)

麺は油で揚げずに乾燥させた全粒粉入りノンフライ麺で、全粒粉の使用率は “小麦粉に占める割合5%„ とのこと。昨年の全粒粉入太麺と比較して、また少し形状が変わったように見えなくもないですけど、広報の人は “ほとんど変えていない„ と言っていたし、うん(※ちなみに全粒粉の使用率や原材料名の表記も昨年から変わっていません)。

今年のメーカー希望小売価格は316円(税別)ということで、昨年発売時の280円(税別)から大幅に値上がりしていますが、それについては “寿がきや食品株式会社 商品価格改定のお知らせ„ にて発表済み。この時点で「麺処井の庄監修 辛辛魚らーめん(15代目)」の希望小売価格は316円(税別)に上がっているため、お値段は従来品から据え置きです。

※2024年1月発売品(16代目)の販売期間も引き続き通年と前述しましたが、寿がきや食品のカップラーメンは流通の問題を理由に “沖縄では売ってない„ ので、販売エリアは一部制限されています。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:麺処井の庄監修 辛辛魚らーめん
製造者:寿がきや食品株式会社
製造所:関東工場(群馬県高崎市新町2330-26)
内容量:136g(めん75g)
商品コード:4901677190291(JAN)
発売日:2024年01月29日(月)
実食日:2024年04月11日(木)
発売地域:全国(沖縄除く)
取得店舗:ウエルシア薬局
小売価格:316円(税別)
購入価格:278.64円(税込)
麺の種類:ノンフライ麺
スタイル:大判どんぶり型 φ167×70(mm)
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:420ml
調理時間:熱湯4分
小袋構成:3袋(液体スープ・かやく入スープ・後入れ粉末スープ)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】めん(小麦粉(国内製造)、小麦全粒粉、食塩、小麦たん白、植物油脂、大豆食物繊維、たん白加水分解物)、スープ(しょうゆ、ポークエキス、動物油脂、唐辛子、糖類、香味油、粉末かつお節、たん白加水分解物、チキンエキス、ポーク調味油、しょうゆ調味料、デキストリン、食塩、ポークパウダー、ガーリックペースト)、かやく(ねぎ)/ 加工デンプン、調味料(アミノ酸等)、増粘剤(加工デンプン、増粘多糖類)、着色料(カラメル、クチナシ、パプリカ色素)、炭酸カルシウム、かんすい、乳化剤、香辛料抽出物、酸化防止剤(V.E、ローズマリー抽出物)、香料、(一部に卵・小麦・ごま・大豆・鶏肉・豚肉を含む)

実食開始

ここまでの印象も従来品から大きく変わらず

別添の小袋は「かやく入スープ」のみ先入れで、なかには粉末スープと共に、かやくという名のネギが同梱されています。これが唯一の具材になるのですが(とはいっても具材らしい具材ではなく、世間的には薬味ですけど)「辛辛魚らーめん」を成立させる上で欠かせない、アイデンティティの辛魚粉(後入れ粉末スープ)は今年も健在。

調理後のオーラも然り

容器側面の調理方法では “フタを半分まではがし、「かやく入スープ」を入れ、熱湯を内側の線まで注ぎフタをし、「液体スープ」をフタの上にのせ温める。4分後「液体スープ」と「後入れ粉末スープ」を加え、よくかき混ぜてお召し上がりください„ となっていますが、雰囲気を高めるために「液体スープ」を馴染ませた後、仕上げに「後入れ粉末スープ」をトッピングしたら出来上がり。

けっきょく混ぜますけどね? それはさておき調理後のビジュアルは従来通り、これといって大きな変化を感じることはないけれど、まったく調整なしの再販ではないので、引き続き前回発売品からの違いに注目しつつ「めん」「スープ」「かやく」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(136g)あたり
カロリー:483kcal
たん白質:14.3g
脂  質:17.7g
炭水化物:66.5g
食塩相当量:6.9g
(めん・かやく:1.8g)
   (スープ:5.1g)
カルシウム:340mg
参考値(調理直後に分別した値)
熱量:483kcal(めん・かやく:302kcal)(スープ:181kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

印象の違いは単純に個体差か?

昨年の全粒粉入太麺は、従来品よりも “ぷっくりと丸みを帯びた形状„ だったのに対し、それよりも今年は “ほんのちょっと角ばっている„ というか、そのような違いを感じたんですけど、公にされていない事情まで把握している内部の人間が「麺は変えてないんですけどね。笑」などと取材中に何度か繰り返していたので、単純にロット差の問題かも。

強めの縮れがスープをキャッチ

後述するスープの辛味が強いので、意識的に注意深く探したとしても、全粒粉ならではの芳ばしさが全面に主張してくることはありません。しかし、やや強めの縮れがインパクト抜群のスープを遠慮なく持ち上げ、その魅力をダイレクトに伝えようとしている真っ只中、まったくもって埋没する気配を見せない小麦感の立派さたるや。

麺を口に運んでいる間も遠慮なく辛いので、その衝撃を受け入れられるか否かは個人の耐性値に左右される項目になりますが、麺を噛めば噛むほど辛さの向こう側から湧き上がってくる、やさしい小麦の甘みも商品の中毒性を高めてくれているポイント。実店舗の「辛辛魚らーめん」には、平打ちの中太ストレート麺を合わせているため、再現度は二の次になっていますけど、スープとのバランスはバッチリでした。

スープ

昨年よりも魚粉が弱く、豚骨が濃厚に

先入れの「かやく入スープ」にも粉末状の唐辛子を使用していますが、この時点での辛さレベルは特筆すべき高さにあらず、とろみの効かせ方やウマミについても人工的。とろみ成分については少し影響が強くなったような気がしないでもないけれど、ほぼほぼ誤差の範囲内。

さらに丸みを帯びた豚骨感

続けて「液体スープ」を投入すると、かなり辛そうなビジュアルに変貌しますが、この時点での辛さレベルは市販品の範疇で中辛〜ふつうに辛口くらい。実店舗のスープには、タマネギやジャガイモなどの野菜が使われ、それらの原型が無くなるほど、じっくり丁寧に炊き出されているのですが、そういった要素は皆無に等しい、このフレークワークは昨年のスープから変わっていません。

ただ、2014年(平成26年)1月27日に発売された「6代目」ほど顕著ではないけれど、ここ数年の「辛辛魚らーめん」としては豚骨の旨みが分かりやすく、まったりとしたテイスト。

魚粉の主張も従来より控えめに

「後入れ粉末スープ(辛魚粉)」を加えると、辛さレベルが大幅に跳ね上がり、なおかつ「辛辛魚」の “魚„ 部分が明確になるのですが、今年の魚粉は比較的に落ち着いた様子。たしかに魚粉の荒々しさはプラスされますけど、昨年は従来品比 “けっこう分かりやすく魚粉(主に鰹)が強くなった„ と感じたのに対し、それよりも粒子が細かいイメージで、豚骨の魅力が後ろに追いやられる感覚は受けません。

辛味の感じ方も穏やかになり、たとえば一昨年の辛さレベルを「100」とするならば、昨年の辛さレベルは「90〜93」くらいで、今年は「87〜89」みたいな。もちろん辛味の感じ方には、経験値や気分なども影響し、けっこうな個人差が生じますけど、うっかり涙が出るような辛さではなく、より濃厚な味わいにシフトしていました。スープの絡み方に関しては‥‥そんなに変わってなかったですw

かやく

もはや様式美といっても過言ではない

原材料名の「かやく」にも「ねぎ」としか記載されていないように、それ以上でも以下でもなく、おかげで特に書くこともないんですけどw FD(フリーズドライ)なのは好印象。ときどきFDネギ特有の優しい風味が伝わってくるので、もしも入っていなかった場合、全体のイメージが大きく変わってしまうでしょう。とりあえずスープのインパクトが強いので、よくも悪くも気にならないと思います。

総評

7.5

2023年の「15代目」と比較して、スープの豚骨感が増し、やや魚粉の主張が抑えられるなど、そういった変化を感じたのですが、引き続きファンの期待を裏切るような仕上がりではありません。むしろ、私を含め「辛辛魚らーめん」の “豚骨„ にも強い魅力を感じていた方にとっては朗報の展開。

逆に “魚介×激辛„ こそ至高!! であれば、この丸さに物足りなさを感じてしまうかもしれないけれど、即席カップめん業界の基準で見れば充分に激辛クラス。さらに来年以降、また細かな調整が続くと思うので、2024年は “このバージョン„ を心行くまで楽しんじゃってください【author・taka :a(大石敬之)】

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