「マルちゃん 博多新風×気むずかし家 焦がしニンニク香る濃厚鶏豚骨」夢のWコラボ第10弾!

東洋水産

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2019年1月7日(月)新発売のカップ麺、東洋水産「マルちゃん 博多新風×気むずかし家 焦がしニンニク香る濃厚鶏豚骨」の実食レビューです。

「夢のWコラボ」シリーズ第10弾!「博多新風」と「気むずかし家」の両店主が共演し、黒マー油豚骨×濃厚鶏白湯をテーマに新たな味を作り上げました。

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。お時間よろしければ、最後までお付き合いください。

博多新風×気むずかし家のカップ麺

マルちゃんこと東洋水産×有名店が送る「夢のWコラボ」シリーズとは、全国的に知名度が高く、それでいてエリアの異なる有名店の両店主(代表)2名とコラボレーションし、各店の特徴を活かしてミックスさせたカップ麺だけの味わいを提供する、というのが基本的なコンセプトのシリーズです。今回は、博多の名店と長野の名店がタイアップしました。

博多の名店「博多新風」(はかたしんぷう)とは、福岡県福岡市にあるラーメン店で、 “博多” に “新しい風” を‥‥と、2005年3月にオープン。熊本・人吉の名店「好来らーめん」(はおらいらーめん)より授かった直伝の「黒マー油」をトレードマークとしています。(余談ですが、とんこつに秘伝の黒マー油ラーメンで全国的な知名度を誇る「なんつッ亭」の店主・古谷一郎氏の修行先も「好来らーめん」)

2019年1月現在、福岡にある「博多新風 本店」、大阪の「博多新風ラーメン食堂」、そして2018年12月7日に岡山のICOTNICOT(イコットニコット)内にオープンした「博多新風ラーメン食堂 岡山店」の3店舗を展開。本店は豚骨スープに黒マー油をあわせたコクとキレのバランスが絶妙と評判が高く、大阪の博多新風ラーメン食堂では限定メニューの「ヘルシーもやしラーメン」などがあるそうです。

長野の名店「頑固麺飯魂 気むずかし家」(きむずかしや)とは、2002年7月にオープンした長野県長野市(長野駅から徒歩約10分)にあるラーメン店で、運営母体は「BOND OF HEARTS(ボンドオブハーツ)」という有限会社。業界でいち早く鶏白湯スープを導入したお店のラーメンは元祖信州鶏白湯といわれ、信州の至宝との呼び声も高く、濃厚でクリーミーな鶏白湯スープが特徴とされています。(何度も「気むずかし屋」とタイプミスしたのは内緒w)

他にも「つけ麺 凱哉(がいや)」や二郎系の「気む二郎(きむじろう)」、子ども用の「ちびっこめん」、また長野県のご当地ラーメン「王様中華そば *」も提供しているそうですが、屋号は「家」でもレギュラーメニューに家系ラーメンはありません。同店以外にも全国に「笑楽亭」「けん軒」「烈士洵名」「武士」などの系列店があり、それぞれ時代に取り残されないように異なるブランドと味を展開しているそうです。

(*2010年に閉店した老舗ラーメン店「光蘭」の味を受け継ごうと県内ラーメン店の店主でつくる「信州麺友会」が発足して再現したラーメンで、澄んだ鶏ガラスープに黒胡椒、ざく切りのネギが特徴。そのプロジェクトに東洋水産も参加し、以前に「日本うまいもん」シリーズからカップ麺やチルド麺を開発・販売していました)

今回のカップ麺「焦がしニンニク香る濃厚鶏豚骨」は、「博多新風」の店主・高田直樹氏と「気むずかし家」の店主であり「有限会社BOND OF HEARTS(ボンドオブハーツ)」の代表取締役・塚田兼司氏が手を組んで味を考案したカップ麺だけの味わいで、黒マー油のパンチが効いた濃厚鶏豚骨スープが特徴とのこと。

さらに湯戻し2分の「新かため極細麺」使用ということで、そちらにも注目しなければいけません。というのも2017年11月13日(「マルちゃん ハリガネ スパイシー豚骨」の発売日)以降、東洋水産が手掛ける細麺はヌードルタイプのスナック的な角刃の縮れ麺が主流となってしまったので、何がどう新しいのか、けっこう興味深いポイントなんです。

それに、ただでさえ扱いが難しい黒マー油を豚骨×鶏白湯の濃厚スープに合わせるというテーマなので、スープの濃度や黒マー油の威力、また麺との相性や全体のバランスなど‥‥なんか緊張してきたw それでは、開封して中身を確認してみましょう。

開封

まずはフタの上に貼り付けられている別添の小袋「特製油」を取り外さなければいけないのですが、おそらく黒マー油系の成分が含まれているのでしょうね。ただ、添付調味料の欄で最も含有量の多い成分(原材料)が「豚脂」となっているように、小袋の中で動物油脂が凝固しているため、特に指示などはありませんが、たとえ2分でもフタの上で温めたほうがよさそうです。

さて、開封しますと豚骨臭や鶏骨を思わせる動物系の濃厚な香りが漂ってくると思いきや、そうでもありません。東洋水産が手掛ける縦型ビッグの豚骨・鶏白湯系は開封した瞬間から粉末ながらに動物系の旨味を彷彿とさせる香りを感じる製品が多いので、ちょっと物足りなさを感じた反面、意外にも強かったのが山椒。

ファーストインプレッションから一見して明白にわかるのは山椒の香りで、かなり意外性を感じました。新開発とされる熱湯2分の麺は角刃だったんですけど、比較的に縮れが弱く見えます。さて、いったいどのように仕上がるのでしょう。それにしても、いきなり山椒の香りは意外すぎるサプライズですね。って書いちゃったらサプライズを奪ってしまうことになるのか‥などと30分くらい悩んでいたのですが、レビューブログなのでどうかひとつ‥w

製品情報・購入価格

製品名:マルちゃん 博多新風×気むずかし家 焦がしニンニク香る濃厚鶏豚骨
販売者:東洋水産
製造所:酒悦 房総工場
内容量:97g(めん70g)
発売日:2019年1月7日(月)
JANコード:4901990362245
希望小売価格:210円(税抜)

発売地域:全国(CVS・量販店・一般小売店 他)
購入価格:170円(税込)
取得店舗:スーパー(フレッシュバザール)

麺の種類:油揚げ麺
スタイル:縦型ビッグ
容器材質:紙+プラ
湯量目安:460ml
調理時間:熱湯2分
小袋構成:1袋(特製油)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、植物性たん白、卵白)、添付調味料(豚脂、チキンエキス、香味油脂、香辛料、砂糖、ポークエキス、食塩、植物油、たん白加水分解物)、かやく(味付豚肉、きくらげ、ねぎ)/ 調味料(アミノ酸等)、増粘多糖類、加工でん粉、炭酸カルシウム、かんすい、カラメル色素、酸化防止剤(ビタミンE)、クチナシ色素、香辛料抽出物、香料、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)
【アレルギー表示】小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチン

実食開始

別添の特製油はフタの上で2分間温めただけですが、動物油脂の凝固は見られませんでした。しかし、雪国の方は購入してから家に帰るまでの間に小袋がガチガチかもしれないので、軽く沸騰しない程度の熱湯に小袋ごと潜らせておくと安心です。開封すると焦がしニンニクのイイ香りが漂ってくるのですが、けっこう豚脂の含有量も多そうですね。

軽く馴染ませるとスープの表面に油膜が張り、あっという間に湯気が立たないほどの量で驚きました。それに最初は固まっている動物油脂によって分からなかったんですけど、投入する時は小袋の中がザラザラしていることが外側から指に伝わってくるくらい、けっこう焦がしニンニクの含有量にも期待できそうですよ。

さて、具材を整えたら完成です。はい、一般の方は具材を整える必要ございません(笑)。それにしても、思いのほかキクラゲが膨張しましたね。豚肉も多めに入っていますし、さすが東洋水産の縦型ビッグこうでなくちゃ。あ、とろみ成分が粉末スープの中に仕込まれていたので、特製油を入れる前によくかき混ぜてください。

それでは、実際に食べてみましょう。けっこう黒マー油の香りは強めですが、スープの土台や麺の仕上がり、それぞれの相性などに注目しながら食べ進め、カップ麺としての総合力を判定します。

1食(97g)当たり

カロリー:468kcal
たん白質:13.3g
脂  質:24.1g
炭水化物:49.5g
食塩相当量:5.1g
(めん・かやく:1.7g)
(スープ:3.4g)
ビタミンB1:0.35mg
ビタミンB2:0.37mg
カルシウム:213mg

※参考値(調理直後に分別して分析)
エネルギー:468kcal(めん・かやく:359kcal)(スープ:109 kcal)

めん

硬く歯ごたえある、極細の角麺。

(出典:東洋水産「ニュースリリース」)

新開発のポイントは縮れの弱さ

軽く縮れが残ってはいるものの、これまで頑なに強烈な縮れ麺を採用してきた東洋水産とは思えない、なめらかで摩擦抵抗のない口当たりと喉越しが印象的な “ややストレート麺” です。ええ、完全なるストレート麺ではないんですけどw 東洋水産の縦型ビッグに使われる油揚げ麺としては縮れがありません。

2分で開封、しっかり混ぜる(30秒以上)、特製油を投入してから軽く混ぜて撮影前に食感を確認してみたところ、まだ一部がパキパキしていました。これは調理環境(室温など)の差にもよるのですが、熱湯2分だとスナック的な部分が残ります。それが好きなら問題ありませんし、パキッとした食感が気になる方は2分30秒くらい待つと程よいでしょう。

とんこつラーメンらしい麺ではありませんし、サイズも極細というより中細くらいですが、加水率が低くて歯切れのいい低加水麺タイプの油揚げ麺です。終盤はプリッとした歯切れの良さが際立ち、最後まで食感は悪くありませんでした。しかし、けっこうインスタント感が強かったので、独特の芳ばしい香りがスープに滲み出ています。これもカップ麺ならではの魅力なんですけど、有名店のダブルタイアップ製品としては少しマイナス因子ですね。

スープ

鶏と豚骨の旨味をベースにした、濃厚な白湯スープ。アクセントに唐辛子と山椒を利かせ、別添の特製油(黒マー油)で香ばしい風味を加えました。

(出典:東洋水産「ニュースリリース」)

山椒のアクセントが面白い

お湯を注ぐ前は顕著に香っていた山椒ですが、特製油(黒マー油)が入ることでサポート要員に徹します。しかし、それでも存在感は明白で、軽く舌にピリッとくるテイストのアクセントが面白く、ベストマッチかと言われたら不思議な感覚ではあるものの、確かな新鮮味を覚えました。でも唐辛子は大したことなかったので、辛い食べ物が苦手な方でも大丈夫。

とろみのあるスープは動物系の癖が抑えてあり、比率としては豚骨よりも鶏が優勢。ただ、ちょっと旨味が人工的なのと油揚げ麺の風味が遠慮なく滲み出てくるので、山椒があっても輪郭がボヤけているような感覚が無きにしも非ず。焦がしニンニクと思われる小さな粒は多めに入っていて、香りこそ強めでしたが、そこまで味覚に訴えかけてくるほど強烈な威力ではありません。

というのも、やはり中身は100%黒マー油ではなく、けっこう豚脂の割合が多かったんです。油膜が張るほどの豚脂によってスープは最後までアツアツ、もちろん豚脂の分だけ厚みがあった反面、しっかり混ぜると黒マー油の味が弱くなる、でも混ぜなければ土台が少し頼りない、ちょっとジレンマを感じるバランスでした。

かやく

味付豚肉、きくらげ、ねぎ。

(出典:東洋水産「ニュースリリース」)

申し分ありません

東洋水産の縦型ビッグ製品は「本気盛(マジモリ)」シリーズを筆頭に具材の充実感も高いので、実は開封した時「今回ちょっと具材が寂しいかなぁ‥」などと思ったんですけど、ぜんぜん。特に大振りのキクラゲが思いのほか大きくなって、プリッ、コリッ、と心地よい食感。しっかり大きめですが、熱湯2分で問題なく食べられるのもポイントですね。

ふつうの乾燥きくらげだと戻すのに時間がかかって大変なのに‥などと素朴な疑問が浮かびつつw それはさておき、あいかわらず味付豚肉も素晴らしいです。粉末スープの関係か、ちょっとスパイシーだったんですけど、程よく甘辛い安定の味付け。厚みのある赤身部分は余分に1分待つのが適切に思えましたが、肉の繊維質と豚臭い風味(いい意味で)がリアルで好印象。

脂身の部分は甘く、具材の味付豚肉を噛み締めている時にスープでは物足りなかった「豚」を感じることができました。シャキッとしたネギの歯触りも食感のアクセントに寄与していたし、具材の質とボリュームに関しては文句なしです。

総評

★★★★☆☆☆☆☆☆(★4)

香りは強めでも実際に食べてみると主張が弱かった黒マー油と土台の豚骨や鶏白湯に深みがなかったこと、またインスタント感の強い油揚げ麺の芳ばしい風味がスープに干渉していて少し野暮ったかったので、そこが気になってしまったのですが、黒マー油が香る白湯スープに山椒のアクセントは面白く、東洋水産の縦型ビッグ製品にしては縮れの弱い油揚げ麺は記憶に残りました。

今回はカップ麺でしか味わえない一杯というのがコンセプトなので、油揚げ麺臭も黙認するのが筋なのかもしれませんが、ちょっと勿体無かったです。でも、豚骨×鶏白湯×黒マー油×山椒なんて面白すぎる組み合わせなので、いつかノンフライ麺・どんぶり型で再びタイアップしてもらいたいですね。