徹底比較!「日清デカうま きつねうどん」vs.「西のどん兵衛」食べ比べ

日清食品

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、日清食品のカップ麺「日清デカうま きつねうどん」と「日清のどん兵衛 きつねうどん(西)」の実食・比較レビューです。

どちらも日清食品が製造している和風カップうどんですが、「どん兵衛」はレギュラーサイズで定価180円なのに対し、「デカうま」は大盛りでオープン価格の廉価版。一応、今回は「デカうま」の評価になるのですが、どん兵衛との違いが気になっている方も多いようなので、食べ比べてみることにしました。

値段の差は?味の違いは?麺や油揚げも違う?けっきょくコスパ的にどうなの‥?実際に食べてみた感想と経験をもとに評価し、その疑問を解消します。同時に食べ比べて比較するので、どん兵衛とデカうまの違いが気になっている方は、お時間よろしければ最後までお付き合いください。

日清デカうまvs.どん兵衛

「日清デカうま」は、日清食品の廉価版シリーズとして販売されていたカップラーメン「日清デカブト」、カップ焼そば「日清デカヤキ」、和風カップ麺「貫禄の逸品」が合併したブランドで、2018年2月19日に誕生しました。

現行のラインナップは、「豚キムチ」「濃厚コク旨醤油」「豚ニンニク味」「野菜タンメン」「きつねうどん」「わかめそば」「Wマヨソース焼そば」「油そば」の8品で、「日清デカうま わかめそば」は2018年9月3日より、 “つるっと喉越し麺” に進化しています。

実はデカうまの「きつねうどん」を食べるのは今回が初めてなのですが、メーカーのニュースリリースでは関西風のつゆ、真っ直ぐな太いうどん、ジューシィおあげが製品の特徴としてピックアップされているので、コンセプトが “西のどん兵衛” と共通なんですよね。

「日清のどん兵衛」は関ヶ原(愛知県)を境に「西日本」「東日本」で味が区別され、さらに北海道限定「北のどん兵衛」もあるのですが、兵庫県在住の筆者にとって馴染みがあるのは西のどん兵衛なので、まさに打って付けでした。パッケージの側面が(W)なら西日本仕様、(E)なら東日本仕様です。

今回の購入価格は「どん兵衛」が税込127円(兵庫県のイオン)、「デカうま」は税込98円(京都府のメガドンキ)、だったので、値段の差は29円ですね。それでは、開封して中身をチェックしてみましょう。

開封

パッケージでは “後引く七味がうまさの決め手!” と書かれているのですが、「デカうま」は普通の粉末スープが1袋だけで、「どん兵衛」は普段通り手で切り離しが可能となった別添の後入れ彩り七味付き粉末スープです。

いきなり大きな差が生じているのは一枚揚げの大きさで、ほぼ半分のサイズとなっていますね。デジタルスケールで重さを測ってみたら「デカうま」の油揚げは8gで、「どん兵衛」の油揚げは17gでした。

サイズが半分だからといって、コンビニ限定の東洋水産「マルちゃん 赤いきつねうどん ふっくらお揚げ2枚入り」のように2枚入っているわけではありません。

せっかくなので、調理前の油揚げ麺も並べてみました。「デカうま」(左)は90gで、「どん兵衛」(右)は74gとなっているのですが、一見すると大差ないように見えます。しかし、よく見ると「デカうま」のほうが微妙に薄く見えなくもありません。ちなみに関西風を意識しているとのことですが、製造所は関東工場でした。

(もしかすると地域によって差があるかも?)

製品情報・購入価格

製品名:日清デカうま きつねうどん
製造者:日清食品
製造所:関東工場
内容量:106g(めん90g)
発売日:2018年2月19日(月)
JANコード:4902105246078
希望小売価格:オープン価格

発売地域:全国(全チャネル販売)
購入価格:98円(税込)
取得店舗:MAGAドン・キホーテ

麺の種類:油揚げ麺
容器材質:プラ(PS)+胴巻き紙
必要湯量:470ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:1袋(粉末スープ)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】
油揚げめん(小麦粉、植物油脂、食塩、植物性たん白、大豆食物繊維)、スープ(食塩、糖類、かつお節粉末、昆布粉末、粉末しょうゆ、たん白加水分解物、香辛料(七味唐辛子)、植物油脂)、かやく(味付油揚げ、味付卵、わかめ)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、増粘多糖類、リン酸塩(Na)、炭酸Ca、カラメル色素、pH調整剤、酸化防止剤(ビタミンE)、乳化剤、ベニコウジ色素、カロチノイド色素、ビタミンB2、ビタミンB1、香辛料抽出物、(一部に小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)
【アレルギー表示】
小麦・卵・乳成分・豚肉・鶏肉・大豆・ごま・ゼラチン



実食開始

▼日清デカうま きつねうどん

適度に揚げは膨らみ、わかめとスクランブルエッグで見栄えは悪くないですね。しかし、廉価版特有の化調チックで少し酸味を帯びたケミカルな香りが強いため、早くも値段の差を感じます。

▼日清のどん兵衛 きつねうどん

こっちは安定のドデカイきつねが圧倒的で、粉末ながら西のどん兵衛らしく出汁を重視した自然な香り‥それでは、実際に食べてみましょう。冒頭でも触れたように今回は「日清デカうま きつねうどん」のレビューなので、それを軸に食べ比べながら違いを解説します。

1食(106g)当たり

カロリー:467kcal
たん白質:9.0g
脂  質:18.5g
炭水化物:66.0g
食塩相当量:6.8g
(めん・かやく:2.3g)
(スープ:4.5g)
ビタミンB1:0.23mg
ビタミンB2:0.26mg
カルシウム:188mg

※参考値(調理直後に分別して分析)
熱量:467kcal(めん・かやく:458kcal)(スープ:9kcal)

めん

のどごしの良いまっすぐで太いうどん。麺重量90gで食べ応え抜群です。

(日清食品「ニュースリリース」より引用)

どん兵衛と “原材料は” まったく同じ!

そう、実は原材料が一言一句まったく同じなんです。しかし、真横に並べてみたら別物。

左が「デカうま」で右が「どん兵衛」なんですけど、たしかに縮れのなさや幅の広さは一見すると匹敵します。それに、食べ始めの廉価版らしからぬ “もっちり” とした食感には驚いたのですが、現行どん兵衛の如く “ふっくら” とした弾力は得られません。

若干ながら厚みが薄く、粘り気よりも歯切れのよさが優勢で、原材料は一緒でも特有のジューシーな食感とは異なっていました。もちろん麺まで同じだったら定価180円の立つ瀬がなくなるので、もっともな差ではあるのですが、オープン価格であることを考慮すると悪くないです。

しかし、さすが廉価版と言わざるを得ないのが麺と麺の結合部で、しっかり5分待っても‥いや、なんだったら10分どん兵衛よろしく10分デカうましても戻りきらない箇所が生じます。許容できないほど頑固な硬さではありませんでしたが、廉価版カップうどんで有り勝ちな現象で、ほとんどが1本吊り上げたら4本ヒットしちゃうような状態だったんですよね。

どうしてもオープン価格ならではの差を感じてしまった反面、その手の大盛りカップ麺でストレートうどんは日清食品らしい個性ですし、麺の量は90g(どん兵衛は74g)なので、ちゃんと当社比で大盛りです。ちなみに10分経った状態を比較してみると、さすが「どん兵衛」は “ふっくら” としていて、「デカうま」はコシを失いました。

つゆ

昆布と鰹だしをきかせた関西風つゆ。”後引く味わいの七味” がうまさの決め手です。

(日清食品「ニュースリリース」より引用)

化調っぽくて旨味が浅い

鰹 “だし(出し汁)” というか魚粉なんですけど、湯気の香りで感じたように旨味のベクトルは化学調味料チックなテイストで、これについては廉価版と言わざるを得ません。甘味を帯びた奥行きのある西のどん兵衛と比較して味に層が見られず、魚粉は舌にザラつきを感じる量ではあったものの、なるほど “粉末” と “エキス” の差を感じました。

たとえば調理後に分別して分析した値の熱量(スープのカロリー)を比較すると面白くて、「どん兵衛」は41kcalなんですけど、「デカうま」たったの9kcalなんですよね。カロリーは手放しに美味しさの指標にはなりませんが、並べて比較してしまうとコクのなさが否めません。

私は根っからの関西人なので、化調任せの旨味に醤油が薄いだけで関西風を名乗るとは何事かと思ってしまったりもしたのですが、とりあえず関東風ではないと思います。うまさの決め手という後引く味わいの七味も「どん兵衛」の鮮烈な彩り七味の足下にも及ばない存在感でしたが、値段相応といえば値段相応の味で、それ以上でも以下でもありませんでした。

かやく

ジューシィなおあげ、たまご、わかめ。

(日清食品「ニュースリリース」より引用)

どん兵衛には劣るが‥

けっこう油揚げは5分の間に膨張してくれましたが、当たり前のように「どん兵衛」の巨大きつねと比較してジューシーさに劣り、ややパサつきが見られます。熱湯を注ぐ前のグラム数は比較して約半分の差でしたが、実際に食べてみた時の体感的な差は約3倍くらいありますね。

やや色が薄いように味付けも違い、「どん兵衛」ほど甘濃くありませんでした。わかめは香りが味に影響を及ぼしてくれるものの、 “だし” のレベルではありません。しかし、あまり存在価値が見出せなかったスクランブルエッグよりも効果的だったので、次回のリニュールでスクランブルエッグを揚げ玉+かまぼこあたりに置換でしょうか。

とりあえず比較対象が天下の「どん兵衛」だからこそ劣って見えるだけで、廉価版の大盛りカップ麺としては満足度が高く、そのパイオニアであるエースコックの「スーパーカップ」(定価200円)よりも具材に対する満足感が高いことは間違いありません。

総評

★★★★☆☆☆☆☆☆(4)
(標準は★3です)

およそ前任にあたる「貫禄の逸品 きつねうどん」の揚げ玉とネギをわかめに変更したような印象で、もっちりとした麺の食感は廉価版らしからぬですが、戻りムラが生じていたことやケミカルなスープなど、しょせんオープン価格の印象は否めません。麺は大盛りの90gだけど、きつね(油揚げ)のボリュームを加味するとレギュラーサイズの1.5倍(大盛り指標の平均)以下かもしれません。「貫禄の逸品」と比較しても、ちょっとつゆの味は落ちたかなぁ‥

どん兵衛とは実際に食べ比べてみると別物でしたが、廉価版という枠組みの中では頑張っていると感じたので、★ひとつプラスしました。果たして100円前後で買える「デカうま」か値段は高くても大盛りの「日清のどん兵衛 特盛きつねうどん [西](希望小売価格205円)」どっちを買うかと言われたら私は高くても「どん兵衛」を購入しますが、値段を考慮すると悪い製品ではないと思います。