大黒食品工業「大黒 杵もちらーめん」秋・冬季節限定商品

大黒食品工業

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、大黒食品工業の秋・冬季限定カップ麺「大黒 杵もちらーめん」の実食レビューです。

2017年は9月1日に発売されたのですが、2018年の公式アナウンスは見当たらず、でもイオンで山積みになっていたので、ピックアップしてみました。ええ、安い上に「越後製菓」の文字に釣られたのは言うまでもありません。

越後製菓の杵つきもち使用

店頭では最近になって見かけ始めたので、おそらく2018年の発売日も9月前後になると思うのですが、その横には同社の大盛りバラエティシリーズ、「うま辛 麻辣麺」や「酸辣湯麺」、「濃厚カレーラーメン」なども山積みでした。半分だけ解体された段ボール箱のままワイルドにw

一応、大黒ブランドとしては、上記に挙げた “大盛りバラエティシリーズ” ではなく、「もちシリーズ」に分類されています。なんか響きがいいですね、もちシリーズ。で、私がホイホイされた理由は大盛りバケツ型で税込105円という安さだったことと‥

これです、越後製菓。そう‥あらゆる分野における、すべての問いが “正解” の越後製菓です。切り餅や鏡餅、他にも米菓子、ごはん、麺類、惣菜などなど‥様々な分野で活躍されているメーカーですが、中でも正月に需要のピークを迎える鏡餅の分野で業界トップのシェアを誇っているのは有名な話。

そんな越後製菓の餅は、 “よい餅” の定義を “調理した際に搗きたての餅そっくりに戻る餅” と決めているそうで、 “寒搗き餅が一番おいしい” という昔の言い伝えを守り、餅を杵つきした後に平たく伸してから寒いところで素早く冷やす、というのが美味しさの秘訣なんだとか。その “寒搗き餅の法則” を守り、こだわり抜いて各種お餅が製造されているのですが‥

餅の両面・中央に切り込みを入れた、「カップに切りもち」という “熱湯3分で食べられるカップラーメン用の切り餅” も販売しているそうなんです。しかし、残念ながら私は今まで一度も目にしたことがありません。

公式ホームページの商品紹介ページに掲載されている写真には、パッケージの右下に “国内産水稲もち米100%” と書かれていたんですけど、今回のカップ麺にも「もち米100%のおいしさ」と明記されているので、けっこう関連性がありますよね。

業界初の “お湯で戻る餅” を使用した「元祖餅入りカップめん」を製造したのはエースコックとされていて(1981年発売)、現在も販売されている「力うどん」と「もちもちラーメン」(発売35周年を記念して2017年9月11日にリニューアル)にも “越後の杵つき餅” が使用されているのですが、富山・石川・福井・愛知・岐阜・三重・静岡を中心とした北陸・東海エリア限定のカップ麺なんです。(筆者:兵庫県在住)

カップ麺に餅を入れたのは大黒が日本で初めてという噂もあるのですが、当時の資料などを保管していなかったため、発売日を明確に証明することができず、 “元祖” と名乗れないそうです。

それはさておき越後製菓の杵つき餅を使用している大黒のカップ麺は嬉しいことに全国発売なので、現段階では期間限定とはいえ唯一全国で手に入る越後製菓関連のカップ麺ということになりますね。それでは、開封して中をチェックしてみましょう。

開封

小袋は「もち」と「かやく入り粉末スープ」の2袋で、餅は真空パックに入っています。定番品だと東洋水産の和風丼カップ麺シリーズ「力もちうどん」に入っていますが、期間限定商品だと珍しいですし、最近の新作カップ麺でも餅入りの商品を食べた記憶はありません。

メーカー希望小売価格は190円ですが、どの店舗でも平均的な実売価格は税込100円前後だと思いますし、それも踏まえた上でレビューします。

製品情報・購入価格

製品名:大黒 杵もちらーめん
製造者:大黒食品工業
内容量:99g(めん65g)
発売日:-
JANコード:4904511003122
希望小売価格:190円(税抜)

発売地域:全国(季節限定)
購入価格:105円(税込)
取得店舗:イオン

麺の種類:油揚げ麺
容器材質:プラ(PS)
必要湯量:450ml
調理時間:熱湯3分
小袋構成:2袋(もち / かやく入り粉末スープ)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】
油揚げめん(小麦粉、植物油脂、食塩)、かやく(もち、ナルト、わかめ、コーン、ねぎ)、スープ(食塩、砂糖、醤油、香辛料、チキンエキス、酵母エキス、オニオンパウダー、植物油脂、デキストリン、メンマパウダー)、加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、カラメル色素、炭酸Ca、かんすい、酸化防止剤(ビタミンE)、クチナシ色素、増粘多糖類、乳化剤、ビタミンB2、ビタミンB1、紅麹色素、(原材料の一部に乳成分を含む)
【アレルギー表示】
乳・小麦・大豆・鶏肉
※コンタミネーション:そば・卵・えび・かに

実食開始

1食(99g)当たり

カロリー:380kcal
たん白質:7.7g
脂  質:13.3g
炭水化物:57.4g
ナトリウム:3.1g
(めん・かやく:0.7g)
(スープ:2.4g)
カルシウム:121mg

※参考値(調理直後に分別して分析)
熱量:380kcal(めん・かやく:350kcal)(スープ:30kcal)
食塩相当量:7.9g(めん・かやく:1.8g)(スープ:6.1g)

スープ

チキン風味のオーソドックスなすっきり醤油味。

(大黒食品工業「チラシ PDF」より引用)

化調系のチープなスープ

でもって塩気めっちゃ強いw なんか、ほんと昔のカップ麺だなぁ‥というテイストですね。最近の洗練されたカップ麺に浸かっていた私としては、まだ現存していたのかと懐かしく思えました。食塩相当量はスープだけで6.1gと高く、実際に塩っぱくて、そもそもスープの原材料で最も含有量が多いのが「食塩」ですからね(苦笑)

加えて食品添加物特有のピリピリとした刺激が舌に残る、ある意味これはこれで貴重な現代に残る古き良き伝統の味わいと言えるかもしれません。さすがに塩気が強すぎて舌が麻痺しかけたので、お湯を足したんですけど‥おお、これはいいですよ。

まさにオーソドックスの名に相応しい味わいで、塩気が弱くなると見えてくるオニオンの柔らかい香味とメンマパウダーの隠し味がホッとする‥あ、一応ちゃんと麺や具材を食べ終わってから熱湯で薄めています。もちろん味の好みはあるかと思いますが、塩気の強いスープが苦手な方は少し熱湯を多めに用意しておきましょう。

めん

すっきり醤油スープと相性のよい、しこしこ細麺。

(大黒食品工業「チラシ PDF」より引用)

伝統的な油揚げ麺

おそらく「大盛りバラエティシリーズ」にも使われている汎用の白っぽい中細麺で、シンプルなスープの中において油揚げ麺特有の風味も遠慮なく、フルスロットルに “これぞカップラーメン” なんですけど、これも古き良きですよね。

ヘタしたら大手メーカーの製造する定価180円のカップ麺にさえも負けそうな勢いですが、実売価格は税込105円前後になりますし、大盛りで‥と思ったら麺の量は65gなんですよねコレw てっきり容器が大盛りバケツ型だったので、餅を差し引いて80gくらいかなぁ‥と踏んでいたんですけど、レギュラーサイズの「カップヌードル」と同じ量でした。

しかしながら餅の炭水化物パワーも相俟って、カップヌードルよりも食べ応えがあります。素朴で飾り気のない今回のスープとも相性がよく、それこそ安もんカップ麺ならではの醍醐味を演出してくれていて、そのチープさが素直に好印象でした。高級感は皆無に等しいのですが、だからこその魅力ですよね。

かやく

原料・製法にこだわった「越後製菓の杵つきもち」と、彩りのよい、「わかめ、コーン、ナルト、ねぎ」入り。

(大黒食品工業「チラシ PDF」より引用)

餅のコシと粘りがスゴい!

いやぁ‥さすが正解の越後製菓、 “調理した際に搗きたての餅そっくりに戻る餅” という理想が体現されています。そりゃもちろん実際の出来立てホヤホヤ搗きたて餅と並べてはいけませんが、もち米100%が体感できる米の甘味が心地よく、また杵つきを思わせるキメの細かさと密度の高さ、それに伴う粘り気とコシ、ずばり一言で伝えると “日本人でよかったぁ‥” ← こんな餅

しかし、注目すべきは餅だけではありません。意外なダークホース「わかめ」です。エースコックの肉厚わかめ最強説を信じて疑わない私だったんですけど、それに匹敵するかもしれません。エースコック以外のメーカーが製造するカップ麺のわかめは比較してペラペラなんですけど、大黒のわかめは少し茎の部分が被ってて、意外にも存在感があって驚きました。

コーン、ナルトで見た目も鮮やかですし、なんだか “昔のカップ麺” って感じの構成と雰囲気ですよね。コーンは甘さが控えめだったんですけど、食感は良好。ナルトは小さくて可愛いサイズですが、食べるとナルトらしい魚介練り製品特有の風味が得られる、今回のカップ麺で最もコストのかかっている項目になるのではないでしょうか。

餅は熱湯3分で食べ頃を迎えましたが、調理の際は餅に熱湯を直接(ゆっくり)かけるように意識しましょう。

総評

★★★★☆☆☆☆☆☆(4)
(標準は★3です)

あまりにもスープの塩気が強かったので、私の紙装甲な味覚では苦戦してしまったのですが、飾り気のないスープと古き良き伝統的な油揚げ麺の相性はバッチリだったし、越後製菓印の杵つき餅に加えてバリエーションが嬉しい賑やかな具材構成など、税込100円前後以内で購入できたらコスパの高いカップ麺です。

ラーメンに餅と言われたら少し珍しい組み合わせになりますが、東洋水産が「麺づくり」シリーズから出していたこともありますし、意外と合うんですよ。

まさか麺量がレギュラーサイズだったのには気付いてからコケましたが、密度の高い餅の腹持ちがよかったので、結果的な食べ応えは油揚げ麺90gの大盛りカップ麺以上になるかもしれません。

麺もスープも洗練さに欠ける昔ながらのカップ麺ですが、餅のクオリティはズバ抜けて一級品ですし、新商品のカップ麺では味わえない素朴で安っぽいからこその魅力に価値が見出せる方にオススメしたい一杯です。

  1. ラーメンに餅は大好き…。( ^ω^ )ニコニコ
    炭水化物に炭水化物だがな!(☼ Д ☼) クワッッ!!!