どうも、taka :aです。
本日の一杯は、「マイフレンド」「大黒」「AKAGI」という3つのブランドで即席麺を製造している大黒食品工業のカップ麺、「DAIKOKU うま辛麻辣麺 大盛り」の実食レビューです。
辛い? 辛くない? びりびり痺れる辛さが特徴的な「麻辣麺(マーラーメン)」が格安価格で楽しめる大盛カップ麺!
実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力と辛さレベルを判定します。お時間よろしければ、最後までお付き合いください。
DAIKOKU うま辛麻辣麺
以前から販売されている通年商品ですが、なぜか2018年の夏に「新商品」としてスーパーに転がり込んでいたので、そのスーパーにとっての新商品だったのかもしれません。テーマは文字通り、痺れる辛さの「麻(花椒)」とヒリヒリした辛さ「辣(唐辛子)」がコンセプトの激辛系で、「大盛りバラエティシリーズ」の一角です。
かなり攻撃的なパッケージで煽っていますが、どのくらい辛いのでしょうか(※以下、そこそこ唐辛子と花椒の刺激に耐性がある者のレビューです)。
開封
フタの手前にあるバーコードの下には、激辛カップ麺で馴染みのあるコーション(警告)があります。この目立つんだか目立たないんだかの位置とサイズには軽く悪意を感じますよね。一応、確実に見える箇所ではありますけども‥字が小さいw
別添の小袋は「液体スープ」と「かやく」の2袋で、メーカーの希望小売価格は税別190円に設定されていますが、北近畿のローカルスーパーにて95円で捕獲しました。値段が値段なので、しっかり激辛クラスなのか、それとも中途半端に辛いだけのか、普通に辛口程度なのか‥しっかり見極めたいと思います。
製品詳細情報・取得価格等
製品名:DAIKOKU うま辛 麻辣麺 大盛り 販売者:大黒食品工業 内容量:121g(めん85g) 発売日:2016年6月1日(月) JANコード:4904511003146 発売地区:全国(全チャンネル) |
麺の種類:油揚げ麺 容器材質:プラ(PS) 必要湯量:450ml 調理時間:熱湯3分 小袋構成:2袋(かやく / 液体スープ) |
原材料名とアレルゲン情報
原材料名:油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩)、スープ(しょうゆ、豚脂、豆板醤、チキンエキス、たん白加水分解物、果糖ぶどう糖液糖、食塩、植物油脂、香辛料、ポークエキス、砂糖、デキストリン )、かやく(味付挽肉(鶏肉、豚肉)、ねぎ、赤ピーマン )/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、酒精、炭酸Ca、香辛料抽出物、カラメル色素、かんすい、香料、酸味料、増粘多糖類、セルロース、パプリカ色素、酸化防止剤(ビタミンE、ローズマリー抽出物)、クチナシ色素、ビタミンB2、ビタミンB1、(原材料の一部に卵・小麦・大豆・鶏肉・豚肉・ごまを含む) |
アレルゲン情報:卵・小麦・大豆・鶏肉・豚肉・ごま |
実食開始
栄養成分表示:1食(121g)当たり
熱量:499kcal |
※参考値:調理直後に分別して分析 熱量:499kcal(めん・かやく:434kcal)(スープ:65kcal) |
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品パッケージに記載されている情報を必ずご確認ください。 |
めん
うま辛スープと相性のよい中細麺。
(大黒食品工業「ニュースリリース」より引用)
これぞカップラーメンと言わんばかりの実にオーソドックスな中細麺で、縮れは強く、油揚げ麺特有の風味も遠慮ありません。しかし、100円前後で購入できるカップ麺としては、むしろ “だからこその風味” が好印象なポイントとも言えるのではないでしょうか。
本格志向のカップ麺とは真逆の麺ですが、食べ始めは硬めの食感で、しかも意外と伸びにくいことに驚きました。麺の量は85gとエースコックの「スーパーカップ」や東洋水産の「でかまる」には少し及びませんが、大盛りバケツ型のカップ麺として伸びにくさは大きな加点要素ですし、むしろ値段を思えば上等でしょう。
麺の雰囲気としては旧世代系ですが、廉価版製品のような頼りなさは見せません。しかもスープとの一体感が高く、麺を食べている時にも刺激をダイレクトに運んでくれていて、その刺激と油揚げ麺特有の甘味の兼ね合いが心地よかったです。ただ‥‥後述するスープの仕様から、ちょっと麺の量には悪意を感じましたけどねw
スープ
「麻(マー)」中国花山椒をたっぷり使ったシビれる辛さと、「辣(ラー)」唐辛子のピリピリする辛さを合わせた、コクのある辛さを追求したうま辛スープ。
(大黒食品工業「ニュースリリース」より引用)
食べ始めこそ「そうでもないかな?」などと思っていたのですが、食べ進めると花椒のビリビリとした麻味が蓄積され、意外と唐辛子の辣味にも攻撃性があります。特に表面のオイルに威力が込められていて、唐辛子の刺激も花椒の刺激もオイルに詰め込んでいるようですね。
もちろんスープを飲む時にはスープの表面に浮かぶオイルの量的に刺激は不可避ですし、麺を食べている時にも今度は麺の表面をオイルがコーティングしてくるので、ほぼ実食中に逃げ場はありません。まだ市販のカップ麺としては最恐クラスに満たない刺激ですが、少なくとも一般的には余裕で激辛クラスと言えるでしょう。苦手な方はパッケージを見た時点でスルー決定かとは思いますが、その本能に従ってください。
しかし、ただの刺激物ではありません。ベースは甘味を帯びた醤油スープで、軽く豆板醤のアクセントが入ります。果糖ぶどう糖液糖による少し粘り気のあるジャンクな甘さが気になりましたが、刺激の強いオイルとジャンクな甘味の兼ね合いには中毒性があり、どことなく雰囲気は醤油ベースのラー油系タンタンメンに通じる面持ちでした。基本はオイル系の刺激が中心となっていたので、一味唐辛子や粗挽きの花椒で武装すると刺激の幅が大きく広がり、さらなる満足感が得られるでしょう。
かやく
辛さを彩る「小ネギ」「ひき肉」「レッドベルペッパー」入り。
(大黒食品工業「ニュースリリース」より引用)
以前は鶏肉そぼろだったようですが、味付挽肉(鶏肉・豚肉)に変わっていますね。とりあえずボリュームとしては、大盛りバケツ型という大口径の容器を差し引いても具材が多いとは言えません。しかし、オーソドックスながらも耐久性の高かった麺のクオリティや刺激の強いスープ、あとは平均100円前後で入手できるであろう取得価格を思えば許容できるでしょう。
味付挽肉はジャンクなタイプでしたが、今回のスープと相性がよく、食べ応えのある具材というよりも旨味の増幅要員として効果的。小ネギも歯触りがアクセントに心地よく、あえて唐辛子ではなく甘味のあるレッドベルペッパー(赤ピーマン)を合わせてきたことにも大黒食品の作戦を感じました。
こういった刺激の強さを意識したカップ麺の場合、レッドベルなんてちょろいこと言わずに唐辛子を使ってくれ、などと私なんぞは思うことが多いのですが、今回はスープだけでも刺激が強めだったので、逆にホロ苦く甘いレッドベルの対比が素直に嬉しかったです。
総評
★★★★★☆☆☆☆☆(★5)
「うま辛」と書かれているように、ただ辛いだけの食べ物ではありませんが、今後の人生で辛い食べ物と親睦を深める予定がない方は近付かないほうが安全なレベルです。カップ麺の中でも最恐クラスには満たないものの、少からず市販品としては間違いなく激辛カップ麺に分類されるでしょう。食べ始めは大したことないと感じたのですが、徐々に蓄積されていく刺激には思わず笑みがこぼれました。
それに、わざと麺を二番手に下げているというか、しっかりスープの刺激を前面に押し出していた構成は大黒食品のワザ。オイルに刺激を集中させることで麺を食べている時にもスープを飲んでいる時にも唐辛子と花椒による麻辣のインパクトが得られ、しかしながらオイルが薄れてくると上がってくる甘みに中毒性があってよかったです。玉ねぎは入っていませんが、やはり醤油ベースのラー油系タンタンメンに通じる雰囲気で、味の系統は「勝浦タンタンメン」に近いかもしれません。
かなり刺激的なパッケージですが、そのイメージから受ける麻辣のシビ辛い刺激に期待して手に取っても大きく裏切られることはないでしょう。あくまで市販品として許される範囲の刺激レベルとはいえ、この麻辣味が100円前後(場合によっては100円以下)で楽しめるわけですから、かなりの良品です。激辛フリークにとっては物足りない刺激レベルかもしれませんが、辛いカップ麺が食べたい気分の時に選んだとしても大きく空振りすることなく、その欲求は満たされるでしょう。
同じデザインのカップまぜそばバージョン「DAIKOKU うま辛麻辣まぜそば」もレビュー・評価しているので、よろしければあわせてご覧ください。
最近辛いカッブ麺と親睦が深まりつつある俺には1杯行っとけ(`・ω・)bグッ!なやつやね٩(๑´3`๑)۶
蒙古タンメンやトナリよりも高レベルそうやね。