「ワールドダイニング ガーリックシュリンプヌードル」イオンの格安ハワイアンB級グルメ!

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トップバリュ(TOPVALU)

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2019年04月16日(火)新発売のカップ麺、トップバリュ「World Dining ガーリックシュリンプヌードル GARLIC SHRIMP NOODLES」の実食レビューです。

ハワイのB級グルメ「ガーリックシュリンプ」をアレンジしたイオン限定の格安PBカップラーメン新登場!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。お時間よろしければ、最後までお付き合いください。

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ワールドダイニング ガーリックシュリンプヌードル

「世界を旅する食卓 World Dining(ワールドダイニング)」とは、イオングループのプライベートブランド「トップバリュ」に属している “世界のグルメ” を意識したワールドワイドなシリーズで、今回は特に大々的な告知もなく、しれっとカップ麺「ワールドダイニング ガーリックシュリンプヌードル」が販売されていました。

定期的に開催される「イオンワールドフェスタ」にちなんだ新商品かと思いきや購入店舗では特にイベント感もなく、そのへんにポン‥‥と陳列されていたのですが、トップバリュの公式ウェブサイト内にある新商品情報には “NEW 04/16発売” と掲載されていたので、2019年04月16日(火)発売の新商品で間違いありません。



それからトップバリュの公式ウェブサイト内にあるワールドダイニングの特設ページには、 “南国のグルメ&スイーツを手軽に!” というキャッチフレーズとともに「ハワイ」がテーマの商品が特集されていて、ガーリックシュリンプ味のポテトチップス(新発売)やえびチップス、キャラメル味・バニラコーヒー味のキャンディーポップコーン、ハワイバーベキュー味のツイストスナックなども一緒に掲載されていました。

「ガーリックシュリンプ」とは、エビの養殖が盛んなハワイで生まれた名物料理で、ノースショアやワイキキなどを中心に現地ではB級グルメとして愛されているのですが、お店によって味付けや付け合わせなどのスタイルは様々。日本でもブームになったことがありますし、ハワイアンカフェのグランドメニューにもあったりしますよね。

2004年3月にオアフ島ノースショアで設立したガーリックシュリンプの専門店「BLUE Water Shrimp(ブルーウォーターシュリンプ)」が有名で、2006年6月にワイキキのクヒオ通りに面した駐車場にバス型店舗をオープン。仕込みの全工程に4時間以上かけ、秘伝のローストガーリックを使用したガーリックシュリンプが評判を呼んで瞬く間に行列の絶えない人気店となり、2018年11月にオープンした「原宿店」はレストラン形式日本初出店のお店として話題になりました。

他にもオアフ島ノースショアエリアでトラックによる移動販売を展開している1993年創業の「Giovanni’s(ジョバンニーズ)」というお店があり、ジョバンニーズがガーリックシュリンプ販売の先駆け的存在ともいわれているのですが、バスの外側いっぱいに書かれた落書きがトレードマークとなっていて、多くのセレブや著名人のファンが多いことでも有名です。



クリーミーな味付けやピリ辛スパイシーな味付け、また本場の同じ系列店でもバス型店舗とフードコート店舗では味が大幅に違うなど、これだ! と詳細な定義を特定するのは難しいのですが、基本は文字通り「ガーリック(にんにく)」と「シュリンプ(えび)」の二本柱。しかし、これまでガーリックシュリンプを題材にしたカップ麺はエビが弱い、ガーリックそうでもないぞ‥‥というパターンもあったので、世界を旅するワールドダイニングの腕前が試されるところ。

ちなみに「イオンワールドフェスタ」の公式ウェブサイトも調べてみましたが、サイト内にある「開催フェア一覧(フェアカレンダー)」は前回の韓国フェア(2019年1月18日)から更新されていません。次回、ゴールデンウィーク(2019年4月26日~30日)開催予定の「タイフェア」は告知されていたのですが(※タイのカップヌードルが販売されます)、今回の「ガーリックシュリンプヌードル」に関するフェアの情報はありませんでした。

開封

別添の小袋はフタに貼り付けてある後入れの「調味油」が1袋で、パッケージのカラーリングは淡いブルー。調味油の小袋も淡いピンク色で漠然とハワイ感を醸しているのですが、前述した「ブルーウォーターシュリンプ」ではブルーの皿に、「ジョバンニーズ 」でもトロピカルなブルー基調の皿にガーリックシュリンプが盛られるので、あながちテキトーな組み合わせではありません。



フタを開けた瞬間、じっくりと揚げ焼きにしたようなフライドガーリックの芳ばしい香りが漂ってきたのですが、けっこうサイズの大きなフライドガーリックが目を引きます。また、今回は税込価格105円(厳密には105.84円)で販売されているタテ型レギュラーサイズのPBカップ麺なので、どうせエビも廉価版チックなものが入っているのかと思いきや、地味に大きめのエビが5尾も入っています。

ちなみに以前のトップバリュ製品は製造所が明記されていませんでしたが、食品表示法の刷新により、今回のカップ麺には「製造所:東日本明星株式会社 埼玉工場 埼玉県比企郡嵐山町大字川島2360」と明記されています(旧:嵐山工場)。公式ウェブサイトに容器の個装サイズまでは掲載されていませんでしたが、レギュラーサイズの「カップヌードル」と同じくらいですね。

容器底面の賞味期限欄下段右端にある製造所固有記号は「R」となっているのですが、ちょっと前まで東日本明星が製造するトップバリュのカップ麺には「A960」と記載してありました。私は「マックスバリュ」で購入しましたが、イオンリテールやダイエーなど、トップバリュ製品を取り扱っている店舗で販売されていると思います(※コンビニのミニストップでは売ってない、もしくは時期をずらして販売されるかもしれません)。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:World Dining ガーリックシュリンプヌードル GARLIC SHRIMP NOODLES
販売者:イオン株式会社
製造所:東日本明星株式会社 埼玉工場
内容量:67g(めん55g)
商品コード:4549741779005(JANコード)

発売日:2019年04月16日(火)
実食日:2019年04月20日(土)
発売地域:イオングループ限定
取得店舗:スーパー(マックスバリュ@兵庫県)
商品購入価格:105円(税込)
希望小売価格:98円(税別)

麺の種類:油揚げ麺(かんすい使用・ヌードルタイプ)
スタイル:縦型レギュラー・標準サイズ
容器材質:紙
湯量目安:280ml
調理時間:熱湯3分
小袋構成:1袋(調味油)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん[小麦粉、パーム油、食塩、しょうゆ(大豆・小麦を含む)]、スープ[なたね油、鶏・豚エキス(大豆・小麦・乳成分・卵を含む)、食塩、デキストリン、香辛料(大豆・小麦を含む)、香味油、香味調味料(豚肉・小麦・鶏肉・大豆・乳成分・さけ・さば・ゼラチン・卵・えび・ごま・牛肉を含む)、たん白加水分解物(大豆を含む)、乳等を主要原料とする食品、えびエキス]、かやく[キャベツ(乳成分を含む)、えび(ごま・小麦・乳成分を含む)、フライドガーリック、赤ピーマン]/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、炭酸カルシウム、増粘多糖類、かんすい、香料(えびを含む)、酸化防止剤(ビタミンE)、酸味料、甘味料(スクラロース)、炭酸マグネシウム、カラメル色素、カロテノイド色素、香辛料抽出物、ビタミンB2、ビタミンB1
【アレルゲン情報】卵・乳・小麦・えび・牛肉・ごま・さけ・さば・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチン(※同じ生産工程で「かに・そば・落花生・いか・りんご・魚介類」を含んだ食品を扱っています)

遺伝子組換情報

○遺伝子組換えではない:鶏・豚エキス(とうもろこし、大豆)・香辛料(とうもろこし)・香味調味料(てん菜)・加工でん粉(とうもろこし)
●遺伝子組み換え不分別:香味調味料(大豆)

実食開始

麺はラーメンというよりも「ヌードル」という表現が似合う雰囲気で、ノンフライ麺ではなく油揚げ麺が入っているのですが、前回の韓国フェアに合わせて発売されていた「スンドゥブチゲ味ヌードル」や「タッカルビヌードル」、定番の「トムヤムクンヌードル」などと同じ共通の麺かもしれません(※いずれも東日本明星が製造で麺の重量は55g)



お湯を注いで3分後、ちょっと海老は縮んでしまいましたが、膨張したキャベツが相俟って、ほぼ開封直後は麺が見えない状態。具材のガーリックとシュリンプの存在感も明白で、思っていたよりも寂しくありません。別添の後入れ調味油についてはフタの上で温めてください・温めないでくださいなどの指示はありませんが、温めたほうが香り立ちがよくなるので、ご参考ください(※場合によっては温めないほうがいいこともありますが、今回は軽く温めたほうがよさそうです)。

「ガーリックシュリンプヌードル」の発売にあわせて「ワールドダイニング World Dining グリーンカレーヌードル GREEN CURRY NOODLES」も2019年4月16日(火)の新商品として公式ウェブサイトに掲載されていたのですが、以前から販売されているのでリニューアルですね。それでは、ガーリックシュリンプのB級グルメ感と税込105円のコストパフォーマンスに注目しつつ、「めん」「スープ」「かやく」の順に解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(67g)当たり

熱  量:304kcal(カロリー)
たん白質:7.4g
脂  質:13.3g
炭水化物:39.8g
  (糖質:37.5g)
(食物繊維:2.3g)
食塩相当量:3.9g
(めん・かやく:1.3g)
   (スープ:2.6g)
カルシウム:61mg
ビタミンB1:0.15mg
ビタミンB2:0.12mg

参考値(調理直後に分別した値)
熱量:304kcal(めん・かやく:278kcal)(スープ:26kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品パッケージに記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

万能ヌードル型

加水率の低いヌードルタイプの低加水麺で、サイズは細めの縮れた油揚げ麺が採用されています。おそらくワールドダイニングの「トムヤムクンヌードル」や「グリーンカレーヌードル」「イエローカレーヌードル」など、同シリーズ内で汎用しているフライ麺と思われますが、けっこう食べ始めは弾力があり、激しくスープを選ばない万能型。

強烈に濃いめの家系ラーメンや黒胡椒ブチギレ富山ブラックなんかが題材だと調整が必要になってきそうですが、テーマが洋風・中華風・エスニック系だと強いですね。サイズは日清食品の「カップヌードル」に例えるとカップヌードルカレーやチリトマトヌードルくらいなので、ちょっと太め(およそ3mm幅)のヌードルタイプですが、やや比較してカップヌードルよりも食感の持続性があります。



麺の下味に香辛料や野菜エキス、動物系エキスなどは使用されておらず、食塩とは別に醤油で香り付けが施されているのですが、あくまで醤油は隠し味に過ぎません。ただ、すくなからずスープとの一体感を高めることに寄与していると思いますし、低めの加水率によって調理中に溶けた粉末スープを程よく吸い上げて実際に一体感は高く、今回のガーリックしおスープとの相性もバッチリでした。

スープ

えびのうまみとガーリックの風味が際立つスープ

(出典:トップバリュ公式サイト「トップページ > 食品 > 麺類 > 麺類 > World Dining ガーリックシュリンプヌードル GARLIC SHRIMP NOODLES」)

調味油が効果的!

スープの原材料は「なたね油、鶏・豚エキス、食塩、デキストリン、香辛料、香味油、香味調味料、たん白加水分解物、乳等を主要原料とする食品、えびエキス」となっていて、チキンとポークに加えて人工的な旨味をベースに塩で味を整えているジャンクなテイストなんですけど、カップラーメン! って感じでいいですね。

人工的な旨味とはいえ怪しい味や攻撃的な味覚ではなく、それこそ麺の雰囲気も相俟ってカップヌードルの新作フレーバーにあっても違和感なさそうな‥‥あ、ちょっとベースはポトフっぽいかも。粉末スースから感じる海老は下支えに過ぎませんが、おそらく具材から旨味が滲み出たものでしょう。また、フライドガーリックが入っているのでガーリック感も明白なんですけど——(※ここまでは調味油を入れる前の感想)

別添の調味油が決め手。ここにガーリックがガツンと仕込んであって、イメージとしてはガーリックオイルなんですが、それだけではありません。一見して明白なオイルベースのガーリックでインパクトを打ち出し、さらに海老の芳ばしさも付与されていて、しっかり「ガーリックシュリンプ」を表現。味はジャンクな方向性にありますが、適度なブラックペッパーの引き締め作用もニンニク強めのスープに嬉しいアクセントになっていて、本格的なB級グルメ感を打ち出しながらインスタントならではの魅力を両立してました。

かやく

値段を思えば充分

具材はキャベツ、えび、フライドガーリック、赤ピーマンとなっていて、なぜかエビは熱湯3分後ちょっと縮んでしまったんですけど、さすが本物ちゃんとシュリンプしてますね。そこそこのサイズではあるものの、スープ表面に浮かぶガーリックシュリンプオイルにコーティングされることで雰囲気ありました。おそらく海老の数は、5尾前後が平均かと思います。

先入れのフライドガーリックにカリッとした歯ごたえは望めませんが、熱湯3分でニンニク特有のシャープな旨味が蘇り、当たり前ですが噛んだら超ニンニクです。調味油のガーリックオイルもインパクトのある存在でしたが、やはり固形具材にはオイルでは打ち出せない本物の臨場感がありますね。

キャベツは甘く、それも専属農家と契約してるのかってくらい甘かったので、「一平ちゃん夜店の焼そば」シリーズと共通のキャベツかもしれません。特別に具沢山ではありませんが、赤ピーマンも大きめで洋風スープとの相性も良好、値段を思えば充分です。

総評

★★★★★☆☆☆☆☆(★5)

イオン(トップバリュ)のワールドダイニングはカップ麺に限らず “ちゃんと本格的なもの” と “日本人の好みに合わせて個性を抑えたもの” に二分される傾向にあるというか、食べ終わってから思ってたよりも大人しかったなぁ——と感じることも多いのですが、今回はアタリ。カップ麺サイドにチューニングされてはいるものの、きちんと「ガーリック」と「シュリンプ」が打ち出されていて、南国らしい個性と魅力、そしてワールドダイニングらしい本格感が楽しめました。

特に海老の芳ばしさが添加されたガーリックオイル(調味油)が印象的で、実際ちゃんと具材にも本物の海老やフライドガーリックが入り、しかも値段は98円(税込105円)の格安価格ですからね。ふらっと現れたハワイがテーマの新商品でしたが、ハワイのB級グルメ「ガーリックシュリンプ」をカップラーメンとして適切にアレンジし、きれいに落とし込んでいるコスパの高い良品です。

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