「プライスロックオン ソース焼そば」トライアルの激安PBカップ麺を徹底解説

トライアル(TRIAL)

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、トライアルの激安PBカップ麺、「トライアル プライス・ロックオン(PRICE LOCK ON)ソース焼そば」の実食レビューです。

税込価格59円!! なぜ安いのか、流通システムやカップ麺を製造しているメーカーの特定など、徹底的に掘り下げてみました。

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。お時間よろしければ、最後までお付き合いください。

トライアルのカップ麺 ソース焼そば

「TRIAL」(トライアル)とは、生鮮食料品や加工食品、ホームセンターなどで取り扱っている工具類から衣類、雑貨まで取り揃えている24時間営業の総合ディスカウントスーパーで、運営母体は株式会社トライアルカンパニー。九州・関東地方を中心に全国で総合ディスカウントストアを展開しているのですが、最近では関西の店舗数も増えてきました。

「株式会社トライアルカンパニー」とは、福岡県福岡市東区多の津に本社を置き、小売業・IT・物流・商品開発・製造などを手掛けている企業です。創業期はソフトウェアの構築及びパソコン販売等を主力事業としていて、主に流通業向けのITシステムを開発していたそうですね。

「買い物」を支えている複雑な仕組みを根本から変えるべく、流通を科学として数値分析を行い、率先して様々なテクノロジーを導入。2018年から「流通情報革命」をスローガンに掲げ、人工知能(AI)を搭載した数百台のカメラで人や物流などの動きをリアルタイムで追跡するなど、アメリカで急速に成長しているスーパーセンターのチェーン化を目指している大規模なビジョンを描いています。

現在も中国などにソフトウェア開発専門の子会社を所有しているのですが、ネットワークのある中国や韓国に製造を委託したり、商品によっては原料の調達から、製造・物流・在庫管理・販売にいたるまで、すべての工程を自社で行うことでコストを削減し、激安価格を体現・維持している、というのが「安さの理由」。詳しくは後述しますが、今回のカップ麺は日本製なので、ご安心ください。

トライアルの商品ディスプレイは、同じ商品を大量に陳列するロックオン(LOCK ON)方式が特徴となっていて、商品の安さを強烈に印象付けて顧客の心を掴む(ロックオン)という戦略を立てているのですが、その中でも安さを極めたオリジナルブランドが「プライス・ロックオン(PRICE LOCK ON)」というトライアルのプライベートブランド。

PBカップ麺のラインナップは、今回の「ソース焼そば」以外にも「醤油ラーメン」や「豚骨ラーメン」、「味噌ラーメン」などのカップラーメン部門もあって、中には69円の「長崎ちゃんぽん」など、ちょっと値段の高いカップ麺もあるのですが(といっても格安ですけどw)、レギュラー商品の平均本体価格は税込59円という超絶ロープライスを実現しています。いまどき珍しいですよね。

いわゆるPB商品には、製品情報欄の「販売者」付近、または賞味期限欄付近に製造所固有記号という製造者及び製造所が特定できる記号が表示されているのですが、今回のカップ麺には「販売者:(株)トライアルカンパニー」の文字だけで、たとえばイオングループのように製造所固有記号検索システムを利用してメーカーを特定することができません(お客様相談室の番号もトライアルのフリーダイヤル)。

なんとなくパッケージの雰囲気と激安価格を見てピンとキた方もいらっしゃるかと思いますが、今回その製造者(どのメーカーが作っているのか)についても注目しながら解説していきたいと思います。それでは、開封して中身を確認してみましょう。

開封

いやもうこれは確実に「麺のスナオシ」でしょw と、いきなり開封した瞬間にアレなんですけど、たぶん間違いないです。別添の小袋は「粉末ソース(焼そばソース)」と「かやく(ほぼ『ふりかけ』)」の2袋で、先入れ具材はなく、容器の形もカップラーメンの容器を汎用してフタに湯切り口を搭載したような、定番の四角い弁当型ではありません。

黄色味の強い縮れた中太サイズの油揚げ麺もスナオシの麺と瓜二つですし、けっこう強めに漂ってくる油揚げ麺特有のニオイも同じタイプ。実は内容量(麺の量も)及びカロリーなどの数値もスナオシのソース焼そばとまったく同じだったのですが、なぜかトライアル版の麺には「しょうゆ」が練り込まれていたので、原材料は完全に同じではありませんでした(でも栄養成分表は0.1g単位で同じ)。

で、こちらが「麺のスナオシ ソース焼そば(カップめん)」の開封写真になるのですが、粉末ソースのデザイン、かやくの中身など、ぜんぜん大差ありません。いま比較用に購入した新品の現物も手元にあるのですが、上記の写真はスナオシのソース焼そばをレビューした時に撮影した開封時の画像で、当ブログ内にある記事内にも掲載している写真です。

製品情報・購入価格

製品名:トライアル プライスロックオン ソース焼そば
製造者:麺のスナオシ
内容量:86g(めん72g)
発売日:-
実食日:2019年1月20日(日)
JANコード:4522646569117
本体価格:59円(税込)

発売地域:全国(トライアル限定)
購入価格:59円(税込)
取得店舗:スーパーセンタートライアル

麺の種類:油揚げ麺
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:-(たぶん430ml)
調理時間:熱湯3分
小袋構成:2袋(粉末ソース・ふりかけ)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉、植物油脂、食塩、しょうゆ)、砂糖、揚げ玉、食塩、粉末ソース、削り節、イリゴマ、青さ、香辛料、紅生姜、たん白加水分解物、チキンエキス、アミエビ、粉末酢、粉末野菜、植物油脂、加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、カラメル色素、増粘多糖類、かんすい、トレハロース、酸味料、酸化防止剤(ビタミンE)、クチナシ色素、(原材料の一部にえび、さば、大豆、鶏肉、豚肉を含む)
【アレルギー表示】えび・小麦・さば・大豆・鶏肉・豚肉(コンタミネーション:そば)※容器には印刷されていませんが「ごま」も含まれます

実食開始

なんとも趣のあるデザインの「粉末ソース」ですが(実際もうちょっとレトロな色)、スナオシのカップ麺に入っていた焼そばソースと同じデザインで、東京都目黒区目黒本町に本社・工場を置く「三求化学工業株式会社」という粉末に特化した食品メーカーが製造を担当しています。これについても、スナオシのカップ麺と共通のポイントですね。

実は青森県平川市日沼富田に本社を置く「高砂食品株式会社」(明治40年創業)の業務用麺専門サイトでも同じデザインの粉末ソース(三求化学製)が取り扱われていて、商品名は「焼きそばソース 粉末甘口10g×10袋」(税込334円)。そちらに粉末酢は入っていませんが、以前に取り寄せて試してみたところ、ほぼ同じ味でした。

先入れの小袋は何もないので、2種類の小袋を取り出したら熱湯を注いで3分待機、お湯を捨ててから「粉末ソース」を馴染ませ、よくかき混ぜたら「かやく」をかけて完成です。パッケージには「がっつりいけちゃう香ばしさ!」と書いてあるのですが、粉末ソースならではといえるスパイシーな香りで、安売りカップ麺でも嫌なニオイではありません。

それでは、実際に食べてみましょう。茨城県水戸市に本社・工場を置く「麺のスナオシ」が製造・販売しているカップ麺「ソース焼そば」との違いに注目しつつ、「めん」「ソース」「かやく」の順に解説し、税込59円という販売価格を加味した上でカップ麺としての総合力を判定します。

1食(86g)当たり

カロリー:372kcal
たん白質:6.2g
脂  質:13.2g
炭水化物:57.7g
ナトリウム:1.2g

(食塩相当量:3.0g)

めん

しっとり多加水もちもち食感

丸刃でカットされた平打ちの縮れ麺で、しっとりとした優しい口当たりと適度な粘り気のある弾力が噛んでいて心地よく、やや加水率は高めの設定で歯切れの良さよりも粘り気を意識しているタイプ。最近の大手メーカーが製造する新作カップ焼そばには極太ストレート麺などの新技術が駆使されているのに対し、いたって平々凡々な油揚げ麺です。

けれどもマイナスなイメージは皆無に等しく、なんだったらオープン価格(廉価版)の製品やヘタなスーパーのPBカップ麺よりもハイレベルですよ。もちろんメーカーやブランドにも左右されますが、少なくとも大手メーカーが製造している希望小売価格180円(税別)の油揚げ麺と比較しても見劣りすることはありませんし、まったく遜色ないですね。

調理前は目立っていた油揚げ麺特有のニオイもソースとかやくのアクセントで気になりませんし、食べ始めはモッチモチ、後半しっとり穏やかな食感に移行していくのですが、その変化も自然で最後まで美味しいです。ひとつ物足りない点を挙げるとするならば、麺の量が72gという少なさくらい(汁なしカップ麺の平均めん量90g)。

ただ、2個買ったら59円×2個=118円で144gになりますから、汁なし大盛カップ麺の平均めん量130gを余裕で凌駕します。単純に量が欲しいなら、ぜんぜん2個食いで解決ですし、麺自体のクオリティは1食100円で買っても惜しくないレベルなので、めちゃくちゃコストパフォーマンス高いですよ。

ソース

粉末ソースの面目躍如

調味油や液体ソースは別添されていないので、潤滑油なし・粉末ソースのみなんですけど、すんなり馴染むからストレスフリー。おそらく麺の仕様も関係していると思うのですが、麺の量に対して粉末ソースの量が多めに入っていることと、粉末ソースが適度に麺の水分を外に引っ張りだしてくるので、かなりスムーズにソースが全体に馴染みます(これ地味にポイント高い)。

そして、これぞ粉末ソースの王道を地で行くような味というか、袋麺もカップ麺も粉末ソース派の方は、もう手放しに楽しめること請け合いです。じっくりと炒めた玉ねぎを思わせる芳ばしい甘味と鶏ガラの旨味をベースにして、タイプとしては甘口になるのですが、舌に纏わり付いてくるような野暮ったくてセンスのない甘みではありません。

人を選ばない適度な甘さが味の奥行きを深め、フルーティーな果実味と適度な酸味、そして粉末ソースならではのスパイシーな香辛料の加減が絶妙に全体を引き締めて、なんともレトロで後引く味わいを表現しています。けっこうガツンと濃い味ですが、濃い味でも最後まで食べ飽きない、むしろまた食べたくなるノスタルジックでクセになる味わいには、文句ひとつ浮かんできませんでした。シンプルだけど、値段以上。

かやく

乾燥素材の使い方がプロ

詳しい原価率は分かりませんが、肉はおろか定番のキャベツすら入っていません。しかし、多めに入っている揚げ玉のサクサク感や、これまた多めに入っている青さの風味、そして写真では分かりにくいのですが、削り節による旨味の重ね方が絶妙で、レトロなテイストが魅力的なソースの味をワンランク上のレベルに押し上げます。

けっして多くはないものの、さりげないアミエビの芳ばしさも味のアクセントに寄与していて、プチッとした胡麻の芳ばしい食感や風味など、かなり賑やかな構成です。紅生姜は多くありませんでしたが、ふと酸味が強調される瞬間がチラホラあったので、濃い味でも飽きない工夫が凝らされてるなぁ‥と感心しました。

のんびり食べると後半ちょっと揚げ玉が湿気て美味しくないので、最初から入れずに何口か粉末ソースのパンチと絶妙な酸味・甘味・旨味を楽しんでから、気分転換する感覚で中盤にかやくを投入すると2度おいしくてオススメです。

総評

★★★★★☆☆☆☆☆(★5++)
(個人的には超おすすめ!)

やはり体感的にも「麺のスナオシ」が製造するカップ麺の「ソース焼そば」と瓜二つで、麺に醤油が練り込まれていたからといって全体の味に強く影響することもなく、とりあえずスナオシのソース焼そばが好きなら手に取っていただいて結構ですし、これで税込59円は素晴らしいですね。★の数は冷静になって客観視しているつもりですが、主観的な味嗜好を加味したら余裕で★6です。もう粉末ソースがセンチメンタルに美味しすぎて‥w

麺の量とキャベツや肉具材のなさがネックになるのですが、逆に「スパイシーなソース味のカップ焼そばもたまには食べたいけど量が多いから‥」という理由から敬遠せざるを得なかった女性の方にとっては朗報ですし、単純にガッツリと食べたいなら2個食いで解決。2個食べても食塩相当量は「日清焼そばU.F.O.大盛」の7.6gと比較して控えめな6.0gですし、もしくは浮いたお金でカップスープやサラダ、惣菜などに手が出しやすくなるので、栄養バランスに気を配る余裕も生まれます。

それから最後に「本製品に含まれるアレルギー物質(■で示すものが含まれています)」の欄について気になったことがあったので触れておきますが、容器側面にある表示欄に「ごま」の表記はない(そもそも項目がない)けれど、原材料にはイリゴマが含まれているので、くれぐれも胡麻に懸念のある方は召し上がらないように気を付けてください。

いつも私の行くドンキホーテでは税込58円でスナオシのソース焼そば(カップ)が販売されているので、わずか1円だけ値段では負けているのですが、トライアルに行けば確実に59円(2019年1月現在)ということでプラスマークを付けました。中身は十中八九(ほぼ100%)同じなので、行動圏内にトライアルはあるけどスナオシのカップ焼そばは見たことも食べたこともない‥という方は、トライアルのPBカップ焼そばで解決です。

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