大砲ラーメン監修「赤とんこつまぜそば」汁なしカップ麺コラボ第2弾!!辛味と高菜で総合力アップ

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明星食品

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2020年2月3日(月)新発売のカップ麺、明星食品「大砲ラーメン 赤とんこつまぜそば」の実食レビューです。

大砲ラーメンの汁なしカップ麺 “第2弾” は「赤とんこつラーメン」をアレンジ!!

辛い? 辛くない? 実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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大砲ラーメン 赤とんこつまぜそば

大砲ラーメン(たいほうラーメン)とは、豚骨発祥の地・久留米(くるめ)に本店を構える昭和28年(1953年)創業の老舗ラーメン店で、一般的にも認知されてきた “呼び戻し” という技法の元祖であり名付け親。久留米市は明治通りに開業した一軒の屋台に始まり、創業当時から一度も釜を空にすることなく継ぎ足されている「呼び戻しスープ」が大砲ラーメン最大の特徴です。

MAZESOBA RED

今回の新商品「赤とんこつまぜそば」は、株式会社大砲の代表取締役・香月 均史(かつき ひとし)社長(「大砲ラーメン」2代目店主)と明星食品株式会社の共同開発商品で、カップめん用に考案されたオリジナルメニューとして展開。スパイシーな辛味とコク旨な豚骨スープが人気の「赤とんこつラーメン」をモデルにしているらしく、前回とは違った方向性の新商品。

明星食品と大砲ラーメンの付き合いは長く、2020年2月現在も通年商品として販売が続いているカップラーメン「昔ラーメン」の発売日は2006年8月。以降、最近ではタテ型ビッグの変わり種も定期的にリリースしているのですが、大砲ラーメン監修シリーズ初の汁なしカップ麺「とんこつまぜそば」が初めて発売されたのは2018年9月24日と比較的に最近の話。

その「とんこつまぜそば」は、本店社員の限られた従業員しか食べることができなかったバックヤードの “まかないメニュー” を再現したもので、2019年7月29日にも再販しているのですが、今回のテーマは「赤とんこつまぜそば(MAZESOBA RED)」と変化球。さらに、パッケージのイメージ写真にも写っている “ザク切り高菜” は、従来の「とんこつまぜそば」にはなかった資材。

乾燥具材? レトルト調理品?

明星食品の公式ウェブサイト内にあるニュースリリースには “大砲ラーメン監修のカップめんだけでしか食べられない” という見出しに続き、カップめん専用のオリジナル商品である旨が記載されているのですが、最後に “新商品発売に合わせ、リアル「赤とんこつまぜそば」を限定店舗で提供する企画を実施予定” との一文が添えてあります。

というわけで店舗連動企画についても調べてみたところ、九州内でのみ展開している大砲ラーメン12店舗のうち「合川店」(福岡県久留米市新合川1丁目4-43)と「KITTE博多店」(福岡県福岡市博多区博多駅中央街9-1 KITTE博多 9F)の2店舗限定で、すでにリアル「とんこつまぜそばレッド」を提供していることが分かりました(2月末までの期間限定・数量限定)。

今回のベースになっている「赤とんこつラーメン」は、おそらくKITTE博多店の開業1周年記念商品として開発された「呼び戻しレッド(YOBIMODOSHI RED)」のこと。当初は2017年4月24日~5月7日の14日間のみ提供していた期間限定商品でしたが、現在は若者が多く集まる「KITTE博多店」と「天神今泉店」の店舗限定メニューとしてレギュラー商品に格上げされたようです。

2019年7月発売「とんこつまぜそば」

なお、前回の「とんこつまぜそば」は賛否両論で、けっこう個人的には好きな味だったのですが、果たして豚骨かといわれたら‥‥‥みたいな。さらに豚脂をはじめとする強烈な動物油脂の主張に加えて香味油の癖も強く、生半可な気持ちでは手を出せない、なかなか攻めのスタンスにある商品でした。※関連記事「明星 大砲ラーメン とんこつまぜそば」2019年7月発売品

開封

別添の小袋は2つ

さて、別添の小袋は「液体ソース」と「ふりかけ」の合計2袋。ザク切り高菜はレトルト調理品に期待していたのですが、最初から容器の中に入っている乾燥具材を採用しています。それから今回の外装フィルムには「辛さレベル3」との表示があり、その下には “小さなお子様や辛みが苦手な方は注意してお召し上がりください” との注意事項も記載されていました。

ちょっと前回から細くなったかも

そこまで麺は太くないのですが、湯戻し時間は熱湯5分。ちなみに前回の「とんこつまぜそば」は西日本明星株式会社の神戸工場(製造所固有記号「73」)製造で、手元にある「赤とんこつまぜそば」は東日本明星株式会社の埼玉工場(製造所固有記号「R」)製造となっているのですが、もしかすると今年も複数の工場で製造しているのかもしれません。

メーカー希望小売価格は税別230円、コンビニで購入した場合の税込価格は248円が相場と前回から変更なし(値段は2020年2月4日現在、軽減税率8%適用)。実際に立ち寄ったコンビニ大手4社の中では「ファミリーマート」と「ミニストップ」での取り扱いが意欲的だったので、もし売ってない場合はファミマもしくはミニストップを中心に探してみてください。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:大砲ラーメン 赤とんこつまぜそば
販売者:明星食品株式会社
製造者:東日本明星株式会社 埼玉工場
製造所:埼玉県比企郡嵐山町大字川島2360(R)
内容量:160g(めん130g)
商品コード:4902881438537(JAN)
商品サイズ:縦176mm×横176mm×高さ65mm
発売日:2020年02月03日(月)
実食日:2020年02月04日(火)
発売地域:全国(全チャネル)
取得店舗:コンビニ(ミニストップ)
商品購入価格:248円(税込)
希望小売価格:230円(税別)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:大盛カップ焼そば型
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:770ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:2袋(液体ソース・ふりかけ)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、ソース)、ソース(豚脂、しょうゆ、糖類、香味油、食塩、ポークエキス、たん白加水分解物、香辛料、香味調味料)、かやく(高菜)、ふりかけ(ごま、紅しょうが、ねぎ、のり、赤唐辛子)/ 加工デンプン、調味料(アミノ酸等)、トレハロース、炭酸カルシウム、酒精、かんすい、カラメル色素、増粘剤(加工デンプン)、香料、カロチノイド色素、酸味料、酸化防止剤(ビタミンE)、ビタミンB2、ビタミンB1、香辛料抽出物、ムラサキイモ色素、ベニバナ黄色素、(一部に乳成分・小麦・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・りんごを含む)※本品製造設備では、卵・えび・かにを含む製品を生産しています。原材料の海苔は、えび・かにが混ざる漁法で採取しています。

実食開始

けっこう大きな高菜もチラホラ

ザク切り高菜は特筆して多いわけではないものの、前回は使い回しのキャベツが少し入っていただけだったので、この変化は素直に嬉しいポイント。それから調理方法や小袋には特に何も書かれていないのですが、液体ソースの中に豚脂が多く含まれているので、お湯を注いでから5分間、待っている間に液体ソースをフタの上で温めるのが得策です。

あいかわらずインパクトの強い香りw

で、例のニオイですよ‥‥これなんだろう。いや、別に悪い意味で臭いとかじゃないんですけど、やはり液体ソースから癖の強い香りが漂ってきます(※部屋に残るレベル)。個人的には好きな香りなのですが、けっこう “むわっ” とくる感じなので、もし前回の「とんこつまぜそば」でネガティブだった場合、今回も同じく気になってしまうかもしれません。

逆に “あの匂いがよかった!” という場合は引き続き独特の香りが楽しめるので、そういった意味ではファンの期待を裏切らない香りともいえるでしょう。それでは、ザクぎり高菜と実際の辛さレベルにも注目しつつ、「めん」「ソース」「具材・ふりかけ」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(160g)あたり
カロリー:711kcal
たん白質:10.7g
脂  質:31.2g
炭水化物:96.8g
食塩相当量:7.2g
ビタミンB1:0.30mg
ビタミンB2:0.35mg
カルシウム:213mg
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

前回よりも粘り気を強化

5.0

カップまぜそば系の中では細い部類に入るサイズ感なので、熱湯3~4分くらいでも‥‥と、思われるかもしれませんが、麺はカタめ派の方も今回は熱湯5分きちんと待ってください。表面はソース馴染みのいいソフトな質感で、ふっくらと歯を包み込んでくれるのですが、中心部の密度は高く、もっちりとした粘り気のある弾力が楽しめます。

食べ応えはバッチリ

大砲ラーメンの麺といえば加水率が低く、まさに豚骨ラーメンにピッタリな細めのストレート低加水麺を使用しているのに対し、「赤とんこつまぜそば」の麺は歯切れの良さよりも粘り気を重視しているような加水率が高めの食感。またストレートではなくウェーブがかっているため、ぜんぜん雰囲気は異なるのですが、今回のタレに対して加水率も太さも適切と思える存在感。

明星食品のニュースリリースに記載されている説明文は前回・前々回の「とんこつまぜそば」と酷似しているのですが、原材料から粉末油脂がカットされ、粘り気が強くなっています。前回は麺の粘り気が強いと後半ちょっとシンドいかも‥‥だったんですけど、今回の味付けなら大丈夫。量・食感ともに食べ応えもバッチリですよ。

ソース

辛味プラスで総合力アップ

5.0

液体ソースを開封した瞬間、あの “むわっ” とくる独特の香りは健在だったので、ちょっとヤバいかもと思ったのですが、なんのなんの。今回も呼び戻し感や豚骨の骨っぽさは目立っておらず、黒い「とんこつまぜそば」を食べた時どうしても口に合わなかった‥‥という方にはオススメしにくい味ですが、明らかに総合力は上がっています。

辛さレベルは “ピリ辛ちょい上” なので、よほど辛い食べ物が苦手でなければ構える必要はありません。たとえばカレーや麻婆豆腐の素で “中辛” と表示されている市販品が大丈夫なら問題なく、逆に辛口以上の刺激を求めている方にとっては物足りない辛さになりますけど、多めに含まれている豚脂(ラード)の重さを適度に緩和してくれる程よい辛さ。

タレは濃口醤油ベースでキレがあり、ふわっと焦がしニンニクの芳ばしい風味がアクセント。ただ、あくまでも今回のタレは土台を構築しているに過ぎません。正直これ単体で評価すると部分的に物足りなさを感じるというか、美味しいのは美味しいけど後半ちょっと飽きてくる感じで、もう一押し‥‥と、その穴をバシッと埋めてくれるのが「高菜」と「ふりかけ」です。

具材

ある意味ここが本丸かも

5.5

高菜はキャベツ同様けっこう膨張してくれて、レトルト調理品ほどリアルな風味ではなないものの、食べればイッパツで高菜と分かる風味で自己アピール。その高菜の風味とソースの相性が絶妙で、キャベツでは表現できない臨場感を打ち出します。半分くらいは葉の部分で薄いのですが、きちんと “ザク切り” の名に恥じないサイズの高菜も入っていて、なかなかの存在感。

ふりかけで見た目も賑やかに

さらにネギや刻み海苔、チリ、ゴマ、紅生姜を組み合わせた「ふりかけ」の引き立て効果が凄まじく、チリは正直よく分からなかったんですけど、ねぎ・刻み海苔・ごま・紅生姜は今回の決め手といっても過言ではありません。ごまと高菜の相性は言うまでもなく、紅生姜の酸味がソースのクドい部分をピシッと引き締め、ねぎと刻み海苔が全体を盛り上げてくれる、まさに味の立役者でした。

総評

★★★★★☆☆☆☆☆(★5+)

麺が食べ応えのある量なので、液体ソースだけの状態では後半ちょっと飽きてきそうな味付けだったのですが、ふりかけのアクセントと高菜の風味が今回の要。辛味は万人ウケしそうなレベルではあるものの、それも最後まで飽きない工夫に繋がっていて、前回・前々回の「とんこつまぜそば」よりも明らかに総合力が高くなっていました。

とはいえ独特の香りを引き継いでいたので、あの “むわっ” とくるニオイはちょっと‥‥であれば、念のためスルーしたほうが安全。反対に例の香りが好みだった方は、今回の「赤とんこつまぜそば」も確実にハマるはず。これまで大砲ラーメンの汁なしカップ麺を食べたことがない方は、香りに重厚な癖があることを理解(覚悟)した上で試してみてください。

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