スーパーカップ1.5倍×青春ブタ野郎のカップ麺「炎の豚野菜ラーメン」爆誕!! ただし、思いのほか辛いです。

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エースコック

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2023年11月6日(月)新発売、エースコックのカップ麺「スーパーカップ1.5倍 炎の豚野菜ラーメン」の実食レビューです。

発売35周年のスーパーカップと創刊30周年の電撃文庫が『青ブタ』のカップラーメンを共同開発!? 異例のアツいコラボでW周年を盛り上げる!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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スーパーカップ1.5倍 炎の豚野菜ラーメン

スーパーカップとは、1988年(昭和63年)7月25日の発売以来、今年で発売35周年を迎えた “大型カップめんのパイオニア” で、大阪府吹田市に本社を置くエースコックの主力商品群。食べ応え抜群の大盛り仕様と濃いめでパワフルな味付けを特徴としているため、一部では敬遠されることもありますが、即席カップめん業界に大盛り商品を定着させた立役者です。

炎の豚野菜×青ブタによる “W豚” 限定パッケージ

今回の新商品「スーパーカップ1.5倍 炎の豚野菜ラーメン」は、発売35周年を迎えた大型カップめんのパイオニア「スーパーカップ」と、創刊30周年を迎えたKADOKAWAのレーベル「電撃文庫」による夢のコラボ作で、人気ライトノベル『青春ブタ野郎』(通称:青ブタ)の劇場アニメ『青春ブタ野郎はランドセルガールの夢を見ない』(2023年12月1日公開)を絡めた‥‥って情報量が多いですねw

あらためまして電撃文庫(でんげきぶんこ)とは、KADOKAWA / アスキー・メディアワークスが発行している日本の文庫レーベルで、1993年(平成5年)6月10日に旧・メディアワークスが創刊した4タイトル『漂流伝説クリスタニア』『聖マリア修道院の怪談 極道くん漫遊記外伝』『ダーク・ウィザード 蘇りし闇の魔道士』『瑠璃丸伝 当世のしのび草紙』を皮切りに発足。

現在も掲げている “面白ければ、なんでもあり” をコンセプトに、SF(サイエンス・フィクション)やファンタジー、ラブコメ、ミステリーなど、ジャンルを問わないエンターテインメント小説を刊行し続け、これまでに発行したシリーズは怒涛の4000タイトルを突破。今では名実共に業界No.1レーベルとなり、様々な名作を世に送り出し続けています。

イラストはメインヒロインの桜島麻衣

そんな電撃文庫が発行している『青春ブタ野郎』とは、鴨志田一(かもしだ はじめ)氏による人気ライトノベルで、イラストは溝口ケージ(みぞぐち けーじ)氏。2014年4月10日に第1弾『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』が発行され、2018年(平成30年)10月6日にはTVアニメの放送が始まり、2023年5月に累計発行部数250万部を突破するなど、その勢いは止まることを知りません。

——などと作品の概要に触れながら、私は『青春ブタ野郎』の内容を詳しく把握していないため、それについての解説は避けますけど、前述のようにエースコック×電撃文庫の「スーパーカップ1.5倍 炎の豚野菜ラーメン」は、2023年12月1日に公開を予定している青ブタ《高校生編》完結の物語『青春ブタ野郎はランドセルガールの夢を見ない』の宣伝も兼ねた一杯。

黄色い縁取りの赤文字と商品名に “豚” を冠していることから「スーパーカップ1.5倍 豚キムチラーメン」あるいは「(コンビニ限定)スーパーカップ1.5倍 ブタキムラーメン」をベースにしたスポット商品かと予想していたのですが、天面に “赤の特製ラー油付き旨辛醤油味” との表示があるので、既存の豚キムチやブタキムの派生品ではありません。

辛い? 辛くない?

エースコックのニュースリリースやパッケージにも辛さレベルや辛味の強さ対する注意事項などは記載されていないため、とんでもない辛さを誇る激辛カップ麺ではない様子。また “豚” と “野菜” を強調していながら二郎インスパイア系の商品でもないようですが、タイトルに炎(ほのお)の-・とあるので、気を引き締めて参ります。

開封

先入れ・後入れの小袋を別添

今回のカップ麺に別添されている小袋は、先入れの「粉末スープ」と後入れ「特製ペースト」の計2パックで、エースコックはニュースリリースに “ポークをベースに胡椒やガーリック等の香辛料や豆味噌、豆板醤のコクを加え、唐辛子の辛みを利かせたスープです。別添特製ペーストを加えることで、ラー油の刺激や風味が加わる一杯に仕上げました” と、スープの特徴について記載。

スーパーカップ的には具沢山

かやくは最初から容器の中に入っている状態で、内容はキャベツ、味付豚肉、にんじん、ねぎ、ニンニクの組み合わせ。めっちゃ豚! めっちゃ野菜! みたいなインパクトは伝わってきませんが、基本的に「スーパーカップ」の変わり種は具材の量がショボいので、そのイメージを踏まえると比較的に具沢山。

ただ、2023年11月現在、ミニとコンビニ限定を除く「スーパーカップ」シリーズのメーカー希望小売価格は240円(税別)が標準となっているのに対し、今回は278円(税別)に設定されているため、たとえばコンビニで購入した場合の税込価格は300.24円。ちなみに即席カップめん業界全体で見ると、大盛りサイズのメーカー希望小売価格は271円(税別)が基準となっているため、それも上回っています。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:スーパーカップ1.5倍 炎の豚野菜ラーメン
製造者:エースコック株式会社
製造所:関西滝野工場(兵庫県加東市河高1816−175)
内容量:110g(めん90g)
商品コード:4901071402723(JAN)
発売日:2023年11月06日(月)
実食日:2023年11月07日(火)
発売地域:全国
取得店舗:スーパー
小売価格:278円(税別)
購入価格:246円(税込)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:大盛バケツ型
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:500ml
調理時間:熱湯4分
小袋構成:2袋(粉末スープ・特製ペースト)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、しょうゆ)、スープ(ショートニング、食塩、砂糖、香辛料、ポーク調味料、ポークエキス、植物油脂、粉末しょうゆ、酵母エキス、粉末みそ、たん白加水分解物、豆板醤、全卵粉)、かやく(キャベツ、味付豚肉、人参、ねぎ、にんにく)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、炭酸Ca、増粘多糖類、香料、カラメル色素、かんすい、カロチノイド色素、酸化防止剤(ビタミンE)、酸味料、ベニコウジ色素、香辛料抽出物、甘味料(スクラロース、アセスルファムK)、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・豚肉を含む)

実食開始

かなりジャンクな香り

なぜか「粉末スープ」の小袋に穴が空いていたので、ちょっと中身が漏れてたんですけどw 先入れ仕様だから結果的に問題なし? ——と、それはさておき容器側面の調理方法には “スープに直接熱湯をかけて” とのアドバイスが記載されていたので、指示通り粉末を溶かしながら熱湯を注ぎ、フタの上で「特製ペースト」を温めながら待つこと4分。

なかなか攻撃的なビジュアル

時間になったらフタを開け「特製ペースト」を投入し、よく混ぜ合わせたら完成です。いつもは変わり種だと具材を掻き集めても麺の比率が高く見える「スーパーカップ」ですが、そういった頼りなさは感じません。そして、けっこう辛そうな見た目の調理直後——。

前述のように辛さレベルや辛味の強さに対する警告文なども見当たらないのですが、いちいち書かなくても「炎の豚野菜ラーメン」なんだから分かるだろ? みたいな? というわけで、引き続き辛さの加減に注意しつつ「めん」「スープ」「かやく」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(110g)あたり
カロリー:481kcal
たん白質:9.4g
脂  質:18.0g
炭水化物:70.4g
食塩相当量:6.6g
(めん・かやく:1.9g)
   (スープ:4.7g)
ビタミンB1:0.38mg
ビタミンB2:0.47mg
カルシウム:281mg
参考値(調理直後に分別した値)
熱量:481kcal(めん・かやく:392kcal)(スープ:89kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

質より量じゃない

5.0

熱風で乾燥させたノンフライ麺ではなく、油で揚げたフライ麺なので、どうしても特有の風味を伴いますが、縮れの弱さは見事。もともと即席カップめんに使われるフライ麺の縮れは、輸送の際に圧力が生じても折れにくいように、また隙間を作ることで均等に揚げられるようになど、そういった目的で施されるようになったので、今でも海外製のインスタントラーメンは基本的に縮れているのですが‥‥

しなやか〜

近年、日本の大手が製造している即席袋めん、即席カップめん用のフライ麺は、このように特有の縮れを抑えた商品も珍しくないため、冷静に考えるとスゴい技術だなと。また “質より量” みたいなイメージを抱かれることもある「スーパーカップ」ですが、今回のフライ麺は熱湯4分で適切に戻り、食べ始めは強めの反発性が楽しめる仕様。

その反発性は後半にかけて弱くなってくるけれど、食感の変化は緩やかで、ふつうに食べる分には最後まで頼りなさを感じることはありません。コシの持続性は大盛り商品という立ち位置的にも高く評価できるポイントになりますし、エースコックの揚げ油に由来する特有のニオイも他の商品と比較して穏やかだったので、きちんと値段相応の価値が見出せる品質でした。

スープ

辛い食べ物が苦手な方は要注意

4.0

まずは「特製ペースト」を入れる前に「粉末スープ」単体の特徴をチェックしてみたところ、とろみ成分が人工的だったので、これは必要なかったのでは——などと思いつつ、ちょっと待って辛いんだけどw てっきり「特製ペースト」で辛味を強めるスタイルだと思い込んでいたので、この時点で辛いとは予想を裏切ってくれる展開。しかも、けっこう硬派に辛いんですよねビックリ。

パッケージには “旨辛醤油味” と記載されていましたが、勢い的に「ふつうに辛口」あるいは “それ以上” かもしれないレベルだったので、唐辛子が苦手な方は要注意。味については、粉末しょうゆ特有の刺激だったり、ポークエキスの感じだったり、いかにもエースコックのカップラーメンらしい人工的なテイストだったので、前述の麺とは裏腹に高級感は醸し出せていなかったのですが‥‥

こっちは見た目ほど辛くない

「特製ペースト」は芳ばしく、その風味については胡麻油による効果が強いと感じたのですが、同時に動物系のコクもイッキに底上げしてくれるアイテム。それと乾物の旨みに近い個性も感じたので、きちんと印象に残るペースト(オイル?)でした。それにしても地味に辛いw

かやく

スーパーカップのイメージ的には頑張ってるけど‥‥

3.0

角切りのニンジンと熱風乾燥の青ネギも入っていますが、野菜のボリューム感はキャベツの演出。前述したスーパーカップのイメージ的に、頑張ってくれているほうではあるものの、メーカー希望小売価格を思うと “もう一息” でしょうか。

豚肉は大豆加工品(フェイクミート)ではなく本物の豚肉ですが、コンビニ限定の「ブタキム」に入っている豚肉ではなく、スーパーやドラッグストア向けの「豚キムチ」に入っているアレだったので、商品名に掲げているわりにはケチってきたなと。たまに飛び込んでくるチップ状のニンニクが美味しかったので、もうちょい量を増やすか大きめだと嬉しかったんですけど、あくまでサポート的でした。

総評

3.0

さすがにメーカー希望小売価格を既存の「鶏ガラ醤油」や「熟成味噌」「濃コクとんこつ」などと同じ240円(税別)に抑えてほしいとは言えないけれど、2023年11月現在の大盛り商品で基準となっている271円(税別)を超えるため、総評は及第点としました。しかし、なんの警告もなく “この辛さ” はアッパレw

それに、コンビニでの販売価格は税込300円になりますが、スーパーやドラッグストアなども販売店の対象に含まれるため、おそらくコンビニ以外での相場は250円前後。私は原作に詳しくないため、パッケージ以外の『青春ブタ野郎』らしさについては評価できませんけど、スーパーカップが好きで辛い食べ物が大丈夫なら試しておいても損はないと思います【author・taka :a(大石敬之)】

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