記事内に広告が含まれています

ファミマ限定、すず鬼のカップ麺「スタミナ醤油味」実食レビュー!! 〜スタ満ソバを再現したインパクト抜群の一杯

スポンサーリンク
明星食品

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2024年1月30日(火)新発売、ファミマルのカップ麺「元祖スタミナ満点らーめんすず鬼 スタミナ醤油味」の実食レビューです。

すず鬼のカップラーメンで鬼退治!? アリラン×二郎系×竹岡式のハイブリッド「スタ満ソバ」を1年ぶりに再現!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

スポンサーリンク

元祖スタミナ満点らーめんすず鬼 スタミナ醤油味

元祖スタミナ満点らーめん すず鬼(き)とは、2017年(平成29年)11月19日の創業以来、東京都三鷹市下連雀3丁目・味の散歩道(地下1階)で人気を博している「鶏こく中華 すず喜(き)」のセカンドブランドで、昼営業の屋号は「すず喜」とし、鶏と魚介のコク深い旨みを特徴とする「中華そば」を提供していますが、2019年(令和元年)11月18日より夜限定の二毛作店「すず鬼」を開くや否や話題沸騰。すぐさま客の心を掴み、後述する新たなジャンルの先駆けとして不動の地位を確立しました。

撮影協力:ファミリーマート店舗

今回の新商品「元祖スタミナ満点らーめんすず鬼 スタミナ醤油味」は、スタミナ系の新ジャンル「スタ満」を生み出した鬼才・鈴木信介(すずき しんすけ)店主が監修した一杯で、メーカーは明星食品。お店で提供されている「スタ満ソバ(スタミナ満点ソバ)」を再現した、ファミリーマート限定のカップラーメンです。

あらためまして「スタ満ソバ」とは、ご当地ラーメン好きの “すーさん” こと鈴木信介(すずき しんすけ)店主が惚れ込んだ「八平の食堂 本店」(千葉県長生郡長柄町)発祥の「アリランラーメン」をベースに、よしぐま → ラーメン二郎 赤羽店 → ◯二郎(マルジ)→ 富士丸(ふじまる)の変遷を経て独自の進化を遂げた「富士丸系」の魅力を兼ね備えている、生粋のラーメンマニアも垂涎の一杯で、それだけでも凄まじいインパクトを誇っているのですが‥‥

さらなる尖りを持たせるために、アリランラーメンと共に “千葉三大ラーメン” の1つに数えられる「梅の家」(千葉県富津市竹岡)発祥の「竹岡式ラーメン」に欠かせない「宮醤油」のエッセンスを取り入れ、暴力的とも称される禁断のハイブリッドを実現してしまった鈴木店主。瞬く間にファンを量産し、ラーメン業界に大きな金字塔を打ち立てました。

見るからに凶暴な実店舗の「スタ満ソバ」

そんな「スタ満ソバ」を業界に先駆けて即席カップめん化したのが明星食品で、2020年(令和2年)10月26日に大判どんぶり型のNB(ナショナルブランド)商品「明星 スタミナ満点らーめんすず鬼監修 スタ満ソバ」を発売しているのですが、2023年2月7日発売の「元祖スタミナ満点らーめん すず鬼」から容器を縦型ビッグに変更し、ファミリーマートのPB(プライベートブランド)商品にスライド。

2023年7月25日には「スタ満ソバ」の汁なしアレンジ版「明星 元祖スタミナ満点らーめん すず鬼監修 こってり鬼濃 醤油まぜそば」を発売し、現在に至るため、今回の「元祖スタミナ満点らーめんすず鬼 スタミナ醤油味」は “2023年2月7日発売品の再販” に近いポジションに位置しているのですが、パッケージのデザインや原材料名の並びなど、まったく調整なしの再販ではありません。

ちなみにパッケージで “赤鬼” に扮しているのが「スタ満ソバ」の考案者である鈴木店主なんですけど、サービス精神が旺盛すぎるというか、ほんとユーモラスな方ですよね。屋号に “鬼” を掲げているから、というのも理由の一つなんでしょうけれど、販売の時期的に「節分」にも掛けてるのかな? ってことは、鈴木店主は外に追い出される側‥‥?

ドデカイラーメンも同時発売

などと余談はさておき、おやつカンパニーと共同開発した「ベビースター ドデカイラーメンすず鬼スタ満ソバ味」というスナック菓子もファミリーマート限定で同時発売となっているのですが、このブログは即席カップめんのレビューを本題としているため、2023年2月7日発売品との違いに注目しつつ「元祖スタミナ満点らーめんすず鬼 スタミナ醤油味」を掘り下げていきます。

開封

別添の小袋は「液体スープ」のみ

今回のカップ麺に別添されている小袋は、フタの上に貼り付けてある「液体スープ」1袋のみで、お召し上がりの直前にお入れくださいの “後入れ” 仕様。この構成は昨年の「元祖スタミナ満点らーめん すず鬼」と共通で、小袋を取った先の天面に印刷されている口上書きも変わっていませんが、小袋の基調色は変わっています。つまり、稀に例外もありますけど、液体スープの配合が前回と異なる可能性大。

たっぷりのニラは据え置きで赤ピーマンを追加

かやくはダイス状の味付豚肉に、背脂加工品、ニラ、玉ねぎ、赤ピーマンの組み合わせで、前回と同じ内容‥‥ではなく、赤ピーマンは初参戦。それとのトレードオフかコスト上の問題か、すこし味付豚肉が減らされているような気がしないでもないけれど、たっぷりのニラは据え置きで好印象。

ちなみにファミリーマート通常価格は239円(税込258円)に設定されているため、1年前の221円(税込238円)から約8%の値上げに踏み切っているのですが、その間に2023年6月1日出荷分からの価格改定を挟んでいることが起因。ファミマルの縦型ビッグ製品を例に挙げると「あじさい」「けやき」「はなび」「井出商店」「剛」「三宝亭」「来来亭」「味仙」「極鶏」「黒亭」監修のカップ麺と同じ値段なので、これが現在の基準になります。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:元祖スタミナ満点らーめんすず鬼 スタミナ醤油味
販売者:明星食品株式会社
製造所:東日本明星株式会社 埼玉工場(埼玉県比企郡嵐山町川島2360)
内容量:100g(めん70g)
商品コード:4902881487061(JAN)
発売日:2024年01月30日(火)
実食日:2024年02月03日(土)
発売地域:全国
取得店舗:コンビニ(ファミリーマート)
小売価格:239円(税別)
購入価格:258円(税込)
麺の種類:ノンフライ麺
スタイル:縦型ビッグ
容器材質:紙
湯量目安:400ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:1袋(液体スープ)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】めん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、しょうゆ、たん白加水分解物、植物性たん白、酵母エキス、香辛料(ガーリック))、スープ(香辛料(ガーリック、赤唐辛子、ジンジャー、ペッパー)、しょうゆ、豚脂、たん白加水分解物、食塩、ポーク調味料、デキストリン、糖類、ポークエキス、香味調味料)、かやく(味付豚肉、背脂加工品、ニラ、玉ねぎ、赤ピーマン)/ 加工デンプン、カラメル色素、調味料(アミノ酸等)、炭酸カルシウム、かんすい、香料、増粘多糖類、微粒二酸化ケイ素、乳化剤、酒精、カロチノイド色素、酸味料、酸化防止剤(ビタミンE)、香辛料抽出物、くん液、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に卵・乳成分・小麦・えび・ごま・大豆・鶏肉・豚肉を含む)※本品製造設備では、かに・落花生を含む製品を生産しています。

実食開始

前回と同じかな?

麺は油で揚げずに乾燥させたノンフライ麺で、天面に “ワシワシとした噛み応えのある極太麺” と記載されていたように、この時点で力強い佇まいが印象的。前回と同様に「麺神(めがみ)カップ」の流れを汲んでいるような雰囲気ですが、麺神におかれましては2023年9月に実施された大幅リニューアルで “新・生めん風3層極太製法” を導入しているため、その技術を応用しているのかも。

いい感じに攻撃的

別添の小袋は後入れなので、それを取ってから内側の線まで熱湯を注ぎ、フタの上で「液体スープ」を温めながら待つこと5分。時間になったらフタを開け「液体スープ」を投入し、よく混ぜ合わせたら完成です。やはり味付豚肉と背脂加工品も少し減らされているような気がしないでもないけれど、たっぷりのニラは嬉しいポイントで、もはや前回よりも増量してんじゃないかレベル。

ちなみに2023年2月発売品と比較して、カロリーは388kcalから384kcalに下がり、たんぱく質や脂質、食塩相当量などの値も下がっているのですが、ほとんど再計測による誤差の範囲に過ぎません。ただ、原材料名の表示に興味深い変化が生じていたので、引き続き1年前からの変更点に注目しつつ「めん」「スープ」「かやく」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(100g)あたり
カロリー:384kcal
たん白質:10.2g
脂  質:9.9g
炭水化物:65.0g
(糖  質:62.2g)
(食物繊維:2.8g)
食塩相当量:7.2g
(めん・かやく:2.5g)
   (スープ:4.7g)
ビタミンB1:0.29mg
ビタミンB2:0.38mg
カルシウム:121mg
参考値(調理直後に分別した値)
熱量:384kcal(めん・かやく:306kcal)(スープ:78kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

「麺神」のDNAを受け継いだ麺

5.0

実食前に「麺神」ブランドの “新・生めん風3層極太製法” を引き合いに出しましたけど、それには米麹調味料(でん粉、米麹加工品、塩麹、食塩)を練り込んでいるのに対し、こちらに米麹は配合していないことから、まったく同じノンフライ麺を使い回しているわけではありません。

がっしりとした密度の高さが魅力

しかし、赤の他人というわけでもなく、なかでも乾燥の過程で発生する気泡を可能な限り外に押し出したような、密度の高い噛み応えは「麺神」に通じるポイントで、他人の空似よりも近しい間柄。やや食べ始めは麺の主張を強めに感じる取り合わせですが、後述するスープも負けじと強いので、最終的には程よいバランスに落ち着きます。

もしかすると配合や製法を見直している可能性もありますが、原材料名の「小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、しょうゆ、たん白加水分解物、植物性たん白、酵母エキス、香辛料」という表示は昨年と完全に一致する内容で、体感的にも然り。実店舗の自家製麺とは異なるベクトルを歩んでいるけれど、明星食品が保有している技術力の高さが伝わってくる、レベルの高いノンフライ麺でした。

スープ

従来よりも甘さを抑え、シャープな味わいに進化

5.0

昨年の原材料名では真っ先に「しょうゆ」を記載していたのに対し、今年は「香辛料(ガーリック、赤唐辛子、ジンジャー、ペッパー)」が筆頭に位置している、つまり香辛料の主張が増していることを意味しているのですが、同時に甘さも抑えられているため、けっこうファーストインプレッションは別物。

「液体スープ」にも変化が‥‥

続けて別添の「液体スープ」を加えると、液体しょうゆ特有のキレだったり、豚脂のコクだったり、粉末では出せない要素がプラスされ、臨場感のある味わいに進化する、という流れについては前回発売品から変わっていませんが、引き続き従来のスープよりも甘さは控えめで、なおかつ「くん液」を追加しているところもリニューアルポイント。

さらにガーリックオイルと思しきエッジが加わって、以前よりも攻撃的な味わいにグレードアップ。実際の「スタ満ソバ」に抱かれるイメージと比較した場合、随分と優しい味にデフォルメされてはいるけれど、即席カップめんというカテゴリーの中ではアグレッシブな部類に入りますし、よりシャープな顔付きになったというか、以前よりも硬派に感じる仕上がりです。

かやく

赤ピーマンのアクセントが想像以上に偉大だった

5.0

味付豚肉、背脂加工品、ニラ、玉ねぎの質感については前回と共通で、そこに少量の赤ピーマンを追加し、味付豚肉と背脂加工品の量が若干ながら減っているような‥‥くらいの変化なんですけど、ふと感じる赤ピーマンの優しい甘さが心地よく、それとの相性を考慮してスープの甘さを抑えたんだなと。

おかげでアクセントの幅が広くなったというか、視覚的な効果だけでなく、ときどき主張してくる赤ピーマンの風味が楽しかったので、けっこう大きな変化を感じました。

総評

5.0

ノンフライ麺に大きな変化を感じることはなかったけれど、新たに赤ピーマンが追加されたことに伴い、スープの甘さが抑えられ、従来より硬派な味わいに。それでも縦型カップの限界を感じる仕上がりから、実際の味を知っている方からは特に、やっぱりカップラーメンだよね‥‥と、そのように思われてしまうかもしれません。

ただ、ひとつのカップラーメンとしての総合力は高く、239円(税込258円)というファミリーマート通常価格を加味すると、コストパフォーマンスについてもポジティブに評価できる一杯。この流れで今年の夏も汁なし版をリリースしてくる確率は高く、もしかすると満を持しての大判どんぶり型が復活するかもしれないし、なんの前触れもなく「すず喜」が出てくる可能性もあるので、次回作の展開にも注目です【author・taka :a(大石敬之)】

タイトルとURLをコピーしました