明星 ラーメンの鬼 焦がし牛塩らぁ麺@明星食品

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明星食品

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2018年7月16日(月)新発売、明星食品明星 ラーメンの鬼 焦がし牛塩(ぎゅうしお)らぁ麺」のレビューです。

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伝説のメニューがカップ麺で復活!

今では珍しくない自家製麺、厳選素材の火付け役とも言われている「支那そばや」の創業者であり、“ラーメンの鬼” と呼ばれた佐野実氏の傑作レシピを再現したカップ麺で、佐野氏が2010年に本店で発売し、現在では提供されていない「焦がしGYU塩」を「支那そばや」監修のもと再現したそうです。なんと、佐野氏が自ら厳選した「国産牛オイル」を使用しているのだとか。ちょっと調べてみると、佐野氏が初めてプロデュースを手掛けたラーメン店「創彩麺家 野の実」で「焦がし香味GYU 塩らぁ麺」というメニューが食べられるそうですね。

時に今では「支那そば」「中華そば」「ラーメン」などと様々な呼ばれ方をしますが、すべて意味は同じで、呼び名が違うのは時代の流れによるものです。明治初期の頃は「南京そば」と呼ばれ、「南京」「支那」「中華」は中国を指す言葉ですが、明治中期頃からは「支那そば」や「柳麺」「老麺」などと呼ばれるようになり、戦後に「支那」という言葉の使用自粛が外務省事務次官通達によって要請されたことから「中華そば」に変わりました。ちなみに「ラーメン」という呼称が一般的に広まったのは、昭和33年(1958年)に日清食品が開発したせい開発のインスタントラーメン「チキンラーメン」を発売したからと言われています。

週報」でも触れましたが、先週は佐野氏の弟子であるHEY!たくちゃんこと藤谷拓廊氏がプロデュースした「鬼そば藤谷監修 赤い鬼塩ラーメン」が発売されたばかりなので、今日も師弟横並びで商品棚を彩っている店舗も多く、ちょっと示し合わせを感じました。人前で涙を見せなかった佐野氏でしたが、「東京ラーメンショー2011 NRA杯 ラーメンコンテスト バトプリ2011」で藤谷氏が優勝したという連絡を受けた際、こっそりトイレに駆け込んで泣いたそうです。さて、牛系は香りモノですし、今回は「焦がし」とタイトルにもあるので、油揚げ麺という部分に懸念が否めないものの、牛脂と焦がしの風味に注目ですね。

名称:カップめん

原材料名:油揚げめん(小麦粉、植物油脂、食塩、クロレラエキス)、スープ(デキストリン、食塩、牛脂、糖類、香味調味料、豚脂、鶏肉エキス、たん白加水分解物、貝エキス、香辛料、チキンオイル、昆布エキス)、かやく(チャーシュー、味付メンマ、たまねぎ、ねぎ)/ 加工デンプン、調味料(アミノ酸等)、トレハロース、炭酸カルシウム、かんすい、乳化剤、香料、酸化防止剤(ビタミンE)、カゼインナトリウム、カロチノイド色素、ポリリン酸ナトリウム、酸味料、ビタミンB2、ビタミンB1、カラメル色素、香辛料抽出物、(一部に卵・乳成分・小麦・えび・牛肉・ごま・さけ・さば・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)

アレルゲン情報:小麦・卵・乳成分・えび・豚肉・鶏肉・牛肉・さけ・さば・大豆・ごま・ゼラチン

1食(95g)当たり

熱量:428kcal
たんぱく質:7.8g
脂質:18.7g
炭水化物:57.0g
食塩相当量:7.0g
(めん・かやく:2.1g)
(スープ:4.9g)
ビタミンB1:1.16mg
ビタミンB2:0.33mg
カルシウム:108mg

※参考値:調理直後に分別して分析
熱量:428kcal(めん・かやく:342kcal)(スープ:86kcal)

お店をイメージしたしなやかなで食べやすい麺とペッパーやパセリのアクセントをつけた塩スープに「国産牛オイル」を配合した調味油で仕上げるこだわりのスープが特長のカップめんです。

(明星食品「製品情報」より引用)




めん

「支那そばや」で提供される麺をイメージした、歯切れがよくしなやかで食べやすい麺です。

(明星食品「ニュースリリース」より引用)

麺にクロレラ入ってますw

「クロレラ」とは、1890年にオランダの微生物学者によって発見された「アルカリ性食品の王様」と呼ばれている淡水性の単細胞の緑喪植物で、湖や河川湿地などに生息しています。そのクロレラを熱水で抽出したものが一般的に「クロレラエキス」と呼ばれている成分になるのですが、アミノ酸やビタミンB郡、βカロテン、ミネラル、たんぱく質など肌に必要な栄養素が豊富に含まれています。通常、美容を意識したサプリメントやスキンケア商品などに使用されるのですが、あまりカップ麺では見慣れない成分ですよね。しかし、2012年6月4日に発売された「明星 究麺外伝 佐野実 限定香味塩らぁ麺」にも佐野氏が厳選した素材として麺にクロレラエキスが練り込まれていたので、その経緯が影響しているのでしょうか。

さて、そんな美容に嬉しいクロレラエキスが入ったからといって味や質感に特別な変化が生じるわけではありません。しなやかで歯切れのよい細麺で、すすりあげた瞬間はスープの表面に浮かぶ調味油の芳ばしさが先行して “おっ‥!” と思わされたのですが、瞬く間に奥から油揚げ麺特有の風味が顔を出し、味のニュアンスをジャミングしてきます。とはいえ主張の弱い麺なので、現状の油揚げ麺の中では比較的に無難なチョイスと言えるかもしれません。

しかしながら明星食品は「スチームノンフライ製法」を駆使してタテ型でも意欲的にノンフライ麺を採用してくれるメーカーなので、ここはひとつ頑張ってほしかったかなぁ‥というのが正直な感想です。フライングするとサクサクした箇所が部分的に残るのですが、耐久力に優れた麺ではなかったので、うっかりレイトスタートしないように気を付けましょう。

スープ

チキンをベースに魚介系のだしを合わせ、ペッパーやパセリのアクセントをつけたキレのよい塩スープに、”ラーメンの鬼が厳選した素材” である「国産牛オイル」を配合した別添の調味油を加えて仕上げます。
この「国産牛オイル」は、スープにコク感をつけるためのひと手間として「牛の脂」を焦がして風味付けしました。

(明星食品「ニュースリリース」より引用)

食べ始めにインパクトあり!

別添された国産牛オイルの焦がし風味は香料によるものかもしれませんが、単なる牛脂とは違う焦がしたような香りが漂い、スープの表面に浮かぶオイルが麺をリフトした際に表面をコーティングしてくるので、その時に強く感じました。しかしながら中盤からオイルの勢いが落ちてくるので、焦がしの風味が弱くなり、スープの表情は大きく変わります。

スープのベースは鶏ですが、豚脂も採用されており、舌の脇に感じる貝に滋味を感じます。クラム系の風味にパセリのアクセントで洋風っぽい面持ちもあり、なかなか独創的なスープですね。ただ、いかんせん塩気が強い。口に含んだ瞬間は複雑味があって、なおかつ統制されており、じんわりとした甘味が上がってきた後に塩気がキュッ、と牛脂の風味などが残る後味を引き締めてくれるのですが、2,3口と回数を重ねる毎に塩気が蓄積され、私の紙装甲なヘタれ舌の味覚は追いつきませんでした‥すいません。おそらく食塩のキレに強い方にとっては、かなり美味しく感じられるスープになるのではないかと思います。

かやく

チャーシューチップ、メンマ、ネギ、タマネギの組み合わせです。特にタマネギは、牛の脂に相性がよく、スープの風味アップにも寄与しています。

(明星食品「ニュースリリース」より引用)

ちょっとメンマが変化球

メンマの色が薄くて驚いたのですが、見た目通り味付けが控えめで、むしろ麻筍(マチク)の風味が手前にあり、意外性を感じました。塩気のキレが強かったので、わざと対比を描こうとしたのかもしれません。チャーシューチップは文字通りチップ状のハムっぽいチャーシューなので、あまり情緒は感じられなかったです。テーマ的に牛肉がよかったなぁ‥と思ったのですが、実際の「焦がしGYU塩」には使われていなかったのかもしれませんね。ネギは大きめにカットされていて、自然な歯触りが邪魔にならず、それでいて適度な存在感が好印象でした。

さて、製品説明では「特に」と強調されている玉ねぎですが、エースコックや東洋水産のカップ麺で頻繁に遭遇するシャキシャキとした存在感絶大のスライス玉ねぎではなく、たしかにシャキシャキとしているのですが、そこまで香味は強くありません。むしろ加熱した玉ねぎ特有の甘味を感じたのですが、牛の脂よりも塩気のキレが強かった塩スープの中に光っていて、時々オアシスでした。もうちょっと多いと嬉しかったかな。

総評

★★★★☆☆☆☆☆☆(4)
(標準は★3です)

あまりに強いスープの塩気にヤラれて途中から私の舌は悲鳴をあげてしまったのですが、麺を食べている時に感じた国産牛エキスの焦がし風味は目立っていたし、スープの組み立て方も独創的だったので、印象に残るカップ麺になると思います。

もう少しオイルの風味に持続性があったら、麺がノンフライ麺だったら、塩気が穏やかだったら‥という思いが無きにしも非ずではあったものの、塩気に関しては監修店の意向なのかもしれません。クロレラエキス入りの油揚げ麺は面白い発想でしたが(以前、サンヨー食品が「スピルリナ練り込み麺」を開発していた時もありました)、この記事を事前に読んでくれた方か原材料をチェックしてから召し上がられる方以外は気が付かないと思うので、もうちょっと大々的にアピールしたほうが面白かったんじゃないのかな‥と思いつつ、でもアピールしてもらったところで実際に食べた時に “え、クロレラ?” となりかねなかったかも‥と思ったり。それはさておきスナック的な油揚げ麺だったので、気になる方は気になるでしょう。

あまりに蓄積されていく塩気が強く、主観的な満足度は★3くらいだったんですけど、塩ラメーンにキリッ!とした塩気を求められている方にとっては★5クラスの逸品になるかもしれません。食べ始めの焦がし国産牛オイルの個性は印象に残ったので、しっかり混ぜた後に調味油を投入し、オイルを浮かべたまま召し上がられるとインパクトが強めに感じられると思います。これすると中盤から効力は落ちてしまうんですけどね‥w

製品名:明星 ラーメンの鬼 焦がし牛塩らぁ麺
販売者:明星食品
内容量:95g(めん75g)
発売日:2018年7月16日(月)
発売地区:全国(全チャンネル)
取得店舗:ローソン
取得価格:216円(税込)
希望小売価格:205円(税別)
JANコード:4902881435352

麺の種類:油揚げ麺
容器材質:紙
必要湯量:350ml
調理時間:熱湯3分
小袋構成:1袋(香味油)

明星食品株式会社:〒151-8507 東京都渋谷区千駄ヶ谷三丁目50番11号
お客様サービス室:0120-585-328

  1. あーはいはい、あれね!ジュースでよくありますよね(*゚∀゚*)
    でも、なんで麺赤くならないんだろ?ジュースは赤いのに…

    …と思ったらそれはアセロラだったぜ(ノ≧ڡ≦)てへぺろ

  2. 麺にクロレラ!?(;゚Д゚)って思ったんですが今は別に珍しくないんですね。。(無知)
    塩気、辛そうですねぇ。。僕も塩気苦手なのでわかります( ;∀;)
    お寿司につける醤油も一滴で十分だし、ガツンと塩気強いのを食べてしまったら食欲なくなってしまうぐらい苦手です(笑)

    塩分苦手なのに頑張ってるなぁと感心する反面、商売道具でもある舌を労わって欲しいなぁとも思います(; ・`д・´)
    くれぐれも無理のない範囲で続けていってください!応援してます(・∀・)

  3. ( ゚д゚)ウム こういう赤くないスープに惹かれるぞい。

  4. 佐野実さんと明星は昔からのコラボでしたが、
    そのつながりはいまでも続いているのですね~。
    なんかちょっとうれしい気もしました。

    で塩っぱいんですか~ (^_^;)
    ビジュアルはとてもいい感じですが、
    それならちょっとお湯多めにしてみましょうか・・・。
    それにしてもスチームノンフライ麺にしてほしかったですね!

  5. 牛と聞いて、韓国料理のソルロンタンの優しいスープを想像してたんだけど、けっこう攻撃力があるスープみたいやね・・週報をみて食べる気満々やったてんけど・・塩気やばいかな(; ・`д・´) 勝手に牛骨出汁だと思い込んでたんだけど、ちょっと想像と違ったかも(゚∇゚ ; ) ちょい保留かなぁ・・

  6. クロレラ入ったらどうなるんかな~って想像したけど、確かにコラーゲンとかプラセンタとかなら麺の質感がプルプルスルッとなるかも、って考えちゃった^^
    クロレラは別にプルプル成分ちゃうもんな(笑)

    アッ新着記事におくらねばねば見つけても~た!
    あっちも行ってくるわw

  7. 支那は使用自粛になってるのか_φ(・_・

    そしてクロレラ入り?!それって一般的ではないよね?!

    ワーファリン飲んでる患者さんは食べない方が良い麺ってことね(´⊙ω⊙`)。

    料理を焦がしてしまったら
    「今日の料理は焦がし◯◯よーー」
    って言って、あたかも最初から風味出すために焦がしましたよ、、、というデマカセを言う私(ノ≧ڡ≦)。

  8. ビタミンB群でよろしくね(*^^)v

  9. クロレラって言われると、なぜかSFを思い浮かべてしまうたまぞうw(クロレラ人間とか、人類の食糧難の救世主とか;
     でも体に良さそうではありますね^^

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