「明星 千里眼監修 辛辛辛辛辛 にんにく豚骨醤油ラーメン」中毒性がハンパない‥

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明星食品

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2018年12月17日(月)新発売のカップ麺、明星食品「明星 千里眼監修 辛辛辛辛辛にんにく豚骨醤油ラーメン」の実食レビューです。

辛辛辛辛辛(カラカラカラカラカラ)!? 明星食品×千里眼監修シリーズ初となるガッツリ系の超激辛大盛カップラーメンが新登場!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。お時間よろしければ、最後までお付き合いください。

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千里眼監修 辛辛辛辛辛にんにく豚骨醤油ラーメン

辛辛辛辛辛と異様に「辛」の字が多いのですが、明星食品の千里眼コラボ商品第3弾となる新作で、 “超激辛大盛カップめん” が今回のテーマ。ニュースリリースには “激辛ブームの中、超激辛なのにガッツリ食べ応えのある” と紹介されていたのですが、そういえば今年の冬は激辛系のカップ麺が多いですね。



監修店の「千里眼」(せんりがん)は、東京・駒場にある二郎系のラーメン店で、店主は安川隆司さん。二郎インスパイア系の中でもトップレベルで並大抵じゃないとの評判・クチコミも多く、どんな店よりもおいしい! という声も挙がっています。「辛揚げ」(からあげ)という辛い揚玉のトッピングが個性的で、これまでのコラボカップ麺にも入っていました。

明星食品とのコラボ商品第1弾は、「明星 千里眼 ガーリックまぜそば 大盛」で、2018年2月19日に発売。辛い系ではなかったんですけど、生おろしニンニク主体の強烈なガーリック系の大盛まぜそばでした。そして前回に当たる第2弾「明星 千里眼監修 辛辛辛まぜそば 大盛」(2018年10月22日発売)は「辛」の文字が3つ、今回は5つということで、もっともっと辛い雰囲気ですね。

以前、東洋水産(マルちゃん)から大盛バケツ型の再現カップラーメンが発売されていたので、うっかり記憶が混同していたのですが、明星食品とのコラボでは初の汁ありカップ麺。辛いのはスープだけでなく、かやくにはハバネロを加えた激辛揚玉を使用し、食べ応えのある “もっちり極太麺大盛” もパッケージでアピールされています。

ニュースリリースではメーカー直々に “超激辛” を謳っており、パッケージにも「辛味による刺激が大変強いので、お子様や辛味が苦手な方の飲食には充分ご注意ください」という注意事項があるのですが、前回の辛3は一口なら大辛(辛口以上・激辛未満)くらい、テンポよく食べたら激辛といっても差し支えない辛さレベルでした。



辛5になった第3弾では、いったいどれほど辛いのか、また明星食品製としては初のカップラーメンということで、辛さだけでなく極太麺の食べ応えやスープの「にんにく」と「豚骨」のバランスにも注目ですね。それでは、開封して中身をチェックしてみましょう。

開封

別添の小袋は「液体スープ」「かやく入り粉末スープ」「あとのせかやく」の3袋構成になるのですが、小袋すべて後入れです。ええ、お湯を注ぐ前に入れる先入れの小袋は珍しく一つもありません。パッケージにはキャベツらしき具材が写ってるけどキャベツも後入れなのか‥? などと一瞬だけ考えたりもしたのですがw



そんなにワイルドな仕様ではなく、キャベツは最初から容器の中に入っています。写真では少なく見えるのですが、振ったら底のほうから音がするので、麺の下に潜り込んでいるのでしょう。麺は油揚げ麺で、幅は特筆すべきサイズではないのですが、湯戻し前のザラついた肌が印象的でした。

さて、ここ重要‥ひとつ注意していただきたいのが販売ルートです。メーカーの販売地域は全国発売となっているのですが、コンビニだとセブンイレブンとファミリーマートでは取り扱いがありません。(※私はローソンで購入したのですが、ミニストップでも販売されていたので、ご参考ください)

明星食品からのアナウンスではないんですけど、千里眼の公式ツイッターではセブンイレブンとファミリーマートには置いていない、駅販売ならJR東日本のニューデイズなどで購入できると案内されています。コンビニ限定品ではないので、スーパーやドラッグストアも販路に含まれるのですが、ファミマとセブンイレブンが行きつけの方は注意してください。

製品情報・購入価格

製品名:明星 千里眼監修 辛辛辛辛辛にんにく豚骨醤油ラーメン
販売者:明星食品
製造所:埼玉工場(製造所固有記号「R」)
内容量:122g(めん90g)
発売日:2018年12月17日(月)
JANコード:4902881413251
希望小売価格:230円(税抜)

発売地域:全国(ファミリーマート・セブンイレブンを除く)
購入価格:248円(税込)
取得店舗:コンビニ(ローソン)

麺の種類:油揚げ麺
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:480ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:3袋(かやく入り粉末スープ・液体スープ・あとのせかやく)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉、植物油脂、食塩、しょうゆ、酵母エキス)、スープ(豚・鶏エキス、豚脂、食塩、香辛料、しょうゆ、糖類、たん白加水分解物、香味油、酵母エキス、植物油脂、かつおぶしエキス、香味調味料、発酵調味料、醸造酢)、かやく(キャベツ、オニオン入り揚げ玉、香辛料、ニラ)/ 加工デンプン、調味料(アミノ酸等)、増粘剤(増粘多糖類、加工デンプン)、カラメル色素、炭酸カルシウム、かんすい、酒精、乳化剤、カロチノイド色素、微粒二酸化ケイ素、酸化防止剤(ビタミンE)、香料、酸味料、炭酸マグネシウム、甘味料(スクラロース)、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に卵・乳成分・小麦・えび・牛肉・ごま・さけ・さば・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)
【アレルギー表示】小麦・卵・乳成分・えび・豚肉・鶏肉・牛肉・さけ・さば・大豆・ごま・ゼラチン(※コンタミネーション:そば・かに)

実食開始

かやく入り粉末スープの中には大きめのニラが入っていて、粉末スープはオレンジ色の辛そうな見た目。香りはガーリックパウダーに粉末とんこつスープを思わせるジャンクな表情で、なんとも食欲をそそられました。厳密に投入手順が指定されているわけではないのですが、粉末スープを馴染ませてから液体スープを入れたほうがスムーズです。



液体スープの量は多くありませんし、フタの上で温めてくださいとも書かれていませんが、動物油脂が含まれていたので、軽くフタの上で温めたほうがよいでしょう。中には赤いオイルと醤油ダレにあたる成分が含まれていたのですが、少しだけ舐めて味見してみると醸造酢の酸味が最も印象的でした。

スープ類を馴染ませたら、あとのせかやく(激辛揚玉)をトッピングして完成です。強烈なとろみ成分などは含まれていませんでしたが、粉末スープがニラに張り付いていたのでw よく溶かしてあげましょう。それにしても、キャベツの量がヤバい。想像以上に麺の下に隠れていたので、ちょっとビックリしました。あとで拡大しますが、上手に積んだら山になりますよ(笑)

ハバネロ入りの辛揚げも大量ですし、さらに麺も大盛りということで、それだけに麺の質やスープに欠点がなければいいのですが‥それでは、実際に食べてみましょう。辛さレベルにも注目しつつ、「めん」「スープ」「かやく」の順に解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

1食(122g)当たり

カロリー:507kcal
たん白質:9.6g
脂  質:16.1g
炭水化物:81.0g
食塩相当量:6.6g
(めん・かやく:1.9g)
(スープ:4.7g)
ビタミンB1:0.24mg
ビタミンB2:0.31mg
カルシウム:146mg

※参考値(調理直後に分別して分析)
熱量:507kcal(めん・かやく:430kcal)(スープ:77kcal)

めん

しまりがあり、もっちりとした食感の極太麺です。

(出典:明星食品「ニュースリリース」)

繊細でハイレベルな太麺

湯戻し前はザラついた表面で、なんだか内部の気泡も粗そうな雰囲気でしたが、熱湯5分で超美肌。舌触りや口当たりに喉越しなど、いっさいのザラつきを感じさせない滑らかでキメの細かい油揚げ麺です。ただ、油揚げ麺なのに特有の野暮ったい風味やニオイなどは控えめで、もちろん追いかけると特有の風味を感じるのですが、ノンフライ麺と油揚げ麺のハイブリッドみたいな‥これはレベルが高いですよ。

丸刃でカットされた平打ちの太麺で、縮れのないストレート。ごわごわワシワシとした無骨なタイプとは真逆を行くような、むしろ確かな食べ応えを打ち出しつつも女性的な繊細さを兼ね備えていたので、お店の麺とはタイプが異なるのではないかとも思ったんですけど、だからこそ大盛り油揚げ麺でも最後までクドいと感じない、とても大きなメリットがあります。



油揚げ麺らしからぬ洗練された質感でも、粘り気と弾力のある加水率の高い食感から食べ応えがあり、表面は滑らかなのにスープから孤立するような印象もなく、もっと縮れた麺でも面白かったかもしれないけれど、バランスとしては文句の付け所が見当たりませんでした。スープ類を混ぜたあとに30秒くらい待ってから食べると一体感が上がるので、時間に余裕のある方は試してみてください。

スープ

豚骨だしをベースに、にんにく、赤唐辛子を強烈にきかせ、醤油ダレと背脂入りのラー油オイルを合わせた、激辛豚骨醤油スープです。

(出典:明星食品「ニュースリリース」)

超激辛ではない。しかし‥

なんだったら激辛でもありません。個人的には普通に辛口、一般的に見ても大辛が関の山でしょう。よほど辛い食べ物が苦手でなければ苦戦することはないと思いますし、激辛系カップ麺としては赤唐辛子の量も別に強烈ではなかったし、そんなに辛くない‥けど、これメチャクチャうまいスープですね。

液体スープの中身には背脂入りのラー油が入っていたようですが、背脂が浮くようなタイプではなく、むしろ豚骨に関しては粉末スープがメイン。しかし、まろやかでマイルドな、癖を抑えつつも豚骨らしいクリーミーさが感じられる、唐辛子に負けない動物系の旨味には素直に好感が抱けました。にんにくは常識的でガーリックパウダー的なものでしたが、しっかりジャンク。

そしてカツオの下支えに醤油ダレの適度なキレとコク、中でも醸造酢の酸味が職人技のアクセントで、辛味の強い濃厚なスープでも最後まで飽きません。と、食べ進めながら徐々に、それでいて大きな変化が‥そう、どんどん辛さが強くなってくるのです。

粉末スープと液体ソースのみなら普通に辛口、人によっては大辛程度だったんですけど、ハバネロ入りの激辛揚玉がスープに馴染んでくると中盤以降じわじわ辛さが増してゆき、ハバネロの特性である瞬発力のない遅効性・蓄積型の辛味によって、カプサイシンは食べ終わる頃になると激辛でもいいかな? と思えるレベルに到達。それでも超激辛とは言えないけれど、旨味と刺激の移ろいが楽しく、かなり気に入りました。

かやく

千里眼名物「辛揚げ」にさらにハバネロを加えた「激辛揚玉」とニラ、たっぷりのキャベツを組み合わせました。

(出典:明星食品「ニュースリリース」)

二郎インスパイア系の雰囲気あり

肉具材なし、お店のようにモヤシでもなければ丼から溢れるような量でもないんですけど、ご覧の通りキャベツが大量で、大判どんぶり型の大口径容器でも寂しくありません。今回はクオリティの高い麺が大盛り、加えて辛いスープに辛い揚玉も大量に入っているので、このボリュームは見事としか言いようがありません。

唐揚揚玉は単体で食べると激辛クラスではなかったんですけど(もちろんピリ辛以上)、そのまま食べると悪い意味で安っぽい風味というか、野暮ったい油臭が先行するのと前項で触れたようにスープと一体化することで真価を発揮するタイプだったので、スープに馴染ませることをオススメします。

それに、不思議と時間が経ってもグズグズにならなくて、むしろモチモチしてくるんですよね。あといれかやくですが、もし再食の機会があれば先入れしてみたいです。ほんのりオニオンの香味も心地良く、背徳的なジャンクさが二郎インスパイア系の魅力に通じるイメージを強調していました。

かやく入り粉末スープとして同梱されていたニラは軸の部分が多く、全体的な量としては大量ではありませんが、パンチのある風味が力強くていいですね。クオリティの高い大盛り麺かつ激辛系のカップ麺で、しっかり具材も満足できる製品には久々に出会ったような気がします。

総評

★★★★★★☆☆☆☆(★6)
【中毒性が半端ない大盛り激辛カップ麺!】

コンビニで買ったら248円なので、総評は★5(それでも高評価)と迷ったのですが、食べ応えとジャンクさと食べやすさを絶妙に両立していたバランスは見事としか言いようがない、素晴らしいカップ麺でした。特に麺を食べ終えてから、モチモチになった大量の「辛揚」がスープに残るんですけど、それを食べる時の罪悪感や背徳感に似た感情は二郎系のイメージに通じるところがありました。もやしマシマシでアレンジしたい。(やろうかな‥)

さて、カップ麺の発売に合わせて千里眼の店舗でも10月の辛まぜそばに続く限定激辛メニュー第2弾、「辛辛辛辛辛豚骨醤油ラーメン」が展開されるそうです。期間はクリスマス限定(2018年12月23日・24日)の2日間、23日は昼の部・夜の部に分けて先着60名様、24日は通し営業で先着120名様にプラス30円(破格)で〈カップ麺お試しセット〉が販売されるそうなので、お近くの方は足を運んでみてください。

それから繰り返しになりますが、今回の「明星 千里眼監修 辛辛辛辛辛にんにく豚骨醤油ラーメン」はセブンイレブンとファミリーマートには売ってないので、コンビニならローソンやミニストップ、駅販売ならJR東日本のニューデイズなど、あとは新商品のカップ麺に強いスーパーマーケットを中心に探しましょう。辛3・辛5と続いたので、次は「辛辛辛辛辛辛辛」(辛7)とか出ると嬉しいですね。(2018年12月22日追記:どうしてもやってみたかったので、今回のカップ麺をアレンジしてみました。「『千里眼 辛辛辛辛辛にんにく豚骨醤油ラーメン』を二郎インスパイア風にアレンジした結果‥」よろしければ、あわせてご覧ください)

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