「マルちゃん正麺 カップ 野菜ちゃんぽん 野菜増量」コスパ高い! もはや利益度外視か‥?

東洋水産

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2018年12月3日(月)新発売のカップ麺、東洋水産「マルちゃん正麺 カップ 野菜ちゃんぽん 野菜増量」の実食レビューです。

「マルちゃん正麺カップ」シリーズ1億食出荷記念! ただでさえ野菜たっぷりの正麺カップ「野菜ちゃんぽん」にチンゲン菜を加えた野菜増量版がリリースされました。

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。お時間よろしければ、最後までお付き合いください。

マルちゃん正麺 カップ 野菜ちゃんぽん 野菜増量

「マルちゃん正麺」は、「いま抜群においしく、そして10年後20年後も古びることなく愛され続ける即席麺」をコンセプトにしている東洋水産の看板ブランドの一つなのですが、ずば抜けてカップ麺のクオリティも高く、いつも新作が出るたびに “この値段で!?” と驚かされます。

中でも「野菜ちゃんぽん」は、既存ラインナップの中でも特にコストパフォーマンスに優れた一品もとい逸品。ただ、2018年9月3日にリニューアルした際、具材の「かまぼこ」が「かにかま」に、「さやえんどう」は「こまつな」に変更され、ベースのスープは軽くなり、香辛料のアクセントも弱くなりました。

さやえんどうのリストラやスープが軽くなったことにはショックが隠せなかった反面、それでもコストパフォーマンスの高さは素晴らしく、リニューアル後も当ブログでは高評価を叩き出しています。安心と信頼の実績、野菜ちゃんぽん。

今回の野菜増量版には同時発売品の「マルちゃん正麺 カップ 香味まろ味噌 野菜増量」という味噌ラーメン版もあるのですが、すでに当ブログでレビュー済みです。麺の量も原材料の構成も同じで、もう単純にチンゲン菜サービスしとくよっ! みたいな赤字覚悟の仕上がりでした。

たぶん、今回の1億食出荷記念イベントは利益とか考えてないと思う。

しかし、それが手放しに楽しめるかといわれたら少し疑問もあって、香味まろ味噌では野菜のボリュームが増えた分だけ具材の満足感もアップしたのですが、それにあわせてスープを調整しないと少しメリハリに欠ける印象が無きにしも非ずだったんです。ええ、贅沢な悩みというやつですね。

パッケージを開封する前に原材料名や麺の重量を確認しましたが、 “チンゲン菜” の文字を除いて既存の通常版「マルちゃん正麺 カップ 野菜ちゃんぽん」とまったく同じ内容でした。ええ、もうあとはスープとの兼ね合いのみです。それでは、開封して中身をチェックしてみましょう。

開封

別添の小袋は「液体スープ」「粉末スープ」「かやく2袋」で計4袋構成になるのですが、かやくと粉末スープの小袋の色は通常版と異なります。かやくの小袋が違う色なのはチンゲン菜の参戦で納得できるんですけど、粉末スープの小袋が違う色というのは怪しいですね。

おそらく麺は通常版と同じノンフライ麺で、オレンジ色の小袋に入っているのはフリーズドライ製法の野菜ブロック(キャベツ、たまねぎ、ねぎ、小松菜、にんじん)です(たぶん通常版と同じ)。新しく入ったチンゲン菜は、通常の乾燥野菜だと思います。ところで “かやくの乾燥方法” には、代表的なものが3種類あることをご存知でしょうか。

最も代表的な乾燥方法は、「熱風乾燥」という熱風を当てて水分を飛ばす乾燥方法です。それとは逆にマイナス30度で急速に凍結後、そのまま真空状態で乾燥させる「真空凍結乾燥」を “フリーズドライ” といい、卵などを加工する時は「マイクロ波加熱乾燥」が主流になるのですが、マイクロ波加熱乾燥は電子レンジの原理ですね。

製品情報・購入価格

製品名:マルちゃん正麺 カップ 野菜ちゃんぽん 野菜増量
販売者:東洋水産
製造所:関東工場
内容量:99g(めん65g)
発売日:2018年12月3日(月)
JANコード:4901990362108
希望小売価格:205円(税抜)

発売地域:全国(CVS・量販店・一般小売店 他)
購入価格:159円(税込)
取得店舗:スーパー(ミニフレッシュ)

麺の種類:ノンフライ麺
スタイル:大判どんぶり型
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:410ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:4袋(液体スープ・粉末スープ・かやく2袋)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】
めん(小麦粉(国内製造)、でん粉、食塩、食物繊維、こんにゃく、植物性たん白、植物油脂)、添付調味料(ポークエキス、豚脂、植物油、鶏脂、食塩、チキンエキス、魚介エキス、砂糖、香味油脂、しょうゆ、たん白加水分解物、野菜エキス、香辛料)、かやく(キャベツ、チンゲン菜、いか、かに風かまぼこ、きくらげ、たまねぎ、こまつな、ねぎ、にんじん、でん粉)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、かんすい、炭酸カルシウム、レシチン、増粘多糖類、香料、酒精、香辛料抽出物、pH調整剤、クチナシ色素、酸化防止剤(ビタミンE、ローズマリー抽出物)、ベニコウジ色素、パプリカ色素、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・いか・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)
【アレルギー表示】
小麦・卵・乳成分・いか・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチン

実食開始

お湯を注ぐ前に入れるのは「かやく2袋」のみ、液体スープ・粉末スープは熱湯を注いでから5分後に投入するのですが、粉末スープを入れて馴染ませてから液体スープを入れるとスムーズです。粉末スープを入れる前に、軽くノンフライ麺をほぐしておきましょう。(※ノンストレスにほぐれます)

液体スープはフタの上で温めるように指示されているのですが、フタの上だけで充分に温まります。油脂成分とタレ成分、半々といったところですかね。とろみ成分が粉末スープに仕込まれていたので(そんなに強力ではありませんが)、きちんと溶かしてから液体スープを投入してください。

さて、完成‥って野菜の量がヤバいw 先ほど麺の量や原材料名は通常版と同じだったと書きましたが、栄養成分表示ではスープの食塩相当量が3.5gから3.1gに下がるなど、微妙な変化が生じていました。再計測による誤差の範囲なのか、それとも粉末スープの小袋が違う色になっていることが関係しているのか‥

それでは、実際に食べてみましょう。通常版との違いを意識しながら「めん」「スープ」「かやく」の順に解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

1食(99g)当たり

カロリー:385kcal
たん白質:9.2g
脂  質:11.4g
炭水化物:61.3g
食塩相当量:5.3g
(めん・かやく:2.2g)
(スープ:3.1g)
ビタミンB1:0.23mg
ビタミンB2:0.29mg
カルシウム:197mg

※参考値(調理直後に分別して分析)
エネルギー:385kcal(めん・かやく:309kcal)(スープ:76kcal)

めん

生麺のような口当たりと、粘りのある食感が特長の、太めのちゃんぽん麺。

(出典:東洋水産「ニュースリリース」)

素晴らしい‥素晴らしいぞマルちゃん‥!

これはもう文句の付け所が見当たりません‥強いて言えば箸で持ち上げた時の重量感が他の正麺カップに使われている平打ちの多加水麺よりも軽いかな? というくらいで、丸刃でカットされた縮れのない太麺は、まさに「ちゃんぽん」の麺。

とにもかくにもグルテンの結束力が尋常じゃないので、もっちりと中心部まで練り上げられた粘り気のある弾力は食べ応えがあり、奥歯で噛むと高反発な弾力が楽しめます。その弾力は最後まで継続するので、焦って食べる必要はありません。むしろ、ちょっと馴染ませるくらいがベスト。

つるみのある表面は摩擦抵抗がなく、加水率の高い多加水ストレート麺なので、しっかり5分待ってからスープ類を溶かした後、もう1分我慢してから食べ始めると程よく表面がスープに馴染んで孤立感を抑えられます。その形状や食感も然る事乍ら麺の風味までもが “ちゃんぽん” らしいという、素晴らしいノンフライ麺ですね。

スープ

ポークをベースに、ほたて・あさりを利かせたコクのある濃厚なちゃんぽんスープ。自家製の豚骨だしを使用。

(出典:東洋水産「ニュースリリース」)

ほぼほぼ現行の通常版と同じ味

2018年9月のリニューアルでスープが軽くなったと書きましたが、ある意味これはこれで “やさしい” ちゃんぽんとして完成形にあるかもしれません。魚介ガツン! 香辛料ビシッ! 豚骨も荒々しいぜ! みたいなパンチのある野趣に富んだスープに期待していると物足りないかもしれませんが、それは定番の正麺カップに求められているテイストではないのでしょう。

でも、丁寧な豚骨の旨味にホタテやアサリの滋味、そして具材のイカから滲み出る海鮮の風味が相俟って、柔らかく繊細に、それでいて芳醇な “ちゃんとコクのある濃厚な” ちゃんぽんスープに整っていました。もしパンチが足らないと感じたら、ベースが倒れない程度にエスビーのテーブルコショーあたりで手を打てばいいのですよ。

現行品がリニューアルした時に比較した際、リニューアル後のスープは圧倒的にオイルの量が減っていて、魚介の旨味についても段違いな優しいスープになってしまったんですけど、優しい野菜ちゃんぽんとして割り切ったら素直に楽しめました。しかし、今回かなり野菜の量が多いので、お湯は少なめに入れて様子を見るといいかもしれません。

かやく

フリーズドライ製法の野菜ブロック(キャベツ、たまねぎ、ねぎ、小松菜、にんじん)、チンゲン菜、いか、きくらげ、かに風かまぼこ。

(出典:東洋水産「ニュースリリース」)

とんでもねぇな‥

この記事を読んでくださっている大半の方が実際にマルちゃん正麺カップを見たことがある、または食べたこともあるという方が多いと思います。さぁ、いま店頭でスマホ片手に読んでくださっている方は目の前の現物を、お家で読んでくださっている方は容器の大きさを想像してみてください‥大きいでしょ?

にもかかわらず上手に盛り付けたら麺が見えなくなるほどの具材の量ですからねw とりあえずフリーズドライブロックは据え置きで間違いありません。微調整があったとしても膨張率が半端じゃないので(むしろFD具材も増えてないか? くらいのボリュームだったので)、これに関しては文句なし。

で、熱風乾燥と思われるチンゲン菜が惜しげもなく追加されているのですが、ご心配なく。いか、きくらげ、かに風かまぼこ、すべて減ることなく‥というか、イカとカニ風味かまぼこに関しては過去記事でレビューしている通常商品よりも多かったです。ええ、もう購入に迷う必要はありませんよね?

総評

★★★★★★☆☆☆☆(★6+)
(及第点★3)

今回のカップ麺「マルちゃん正麺 カップ 野菜ちゃんぽん 野菜増量」は、ずばり結論からいうと文句なしで “買い” です。コスパやばい。ただし、無条件でというわけではありません。味の濃さについては熱湯の量で多少なりとも調節可能ですが、リニューアル後のスープに酷く落胆した方は私の高評価を鵜呑みにしないでください。

そもそも野菜は嫌いだ! マルちゃん正麺カップも嫌いだ! という方にとっては無条件で回避してくださいなんですけど、もう単純に現行品の「野菜ちゃんぽん」に “チンゲン菜を入れただけ” の野菜増量版なので、かなりコストパフォーマンスに優れた一杯です。

2018年9月以降製造の「マルちゃん正麺 カップ 野菜ちゃんぽん」を普段から常備またはヘビーリピートされている方は(もう野菜増量版も試しているかもしれないけれど)、今のうちに買い置きしておいたほうがいいですよ。まさに “お客さま還元キャンペーン” とでも言わんばかりの企画ですね。