「日清ラ王 焦がし激辛豚骨」山椒練りこみ麺×激辛焦がしマー油

日清食品

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2019年3月11日(月)新発売のカップ麺、日清食品「日清ラ王 焦がし激辛豚骨」の実食レビューです。

「焦がしラ王」シリーズ第3弾は “激辛焦がしマー油” と “山椒練りこみ麺” が織りなす重層的な辛さをアピール!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。お時間よろしければ、最後までお付き合いください。

日清ラ王 焦がし激辛豚骨

1992年9月に “ラーメンの王様” という想いを込めて発売され、翌1993年には約1億5,360万個を売り上げてカップ麺に革命を起こした「日清ラ王」。2010年8月まで生産されていた初代モデルは、一般的なカップラーメンで採用されている乾燥タイプの麺ではなく、レトルトパウチされた “生タイプめん” が採用されていました。

2010年7月30日(金)には従来の生タイプめん廃止に伴い、生産終了を悼む「ラ王追湯式典(らおうついとうしきてん)」まで開催されたのですが、同年8月にシレッと湯切り不要の新世代ノンフライ麺を携えて復活。それ以降、 “陳列する時に立てて並べるように” という理由から、店頭でも目立つ「八角形」の特殊な容器が特徴となっています。



時代の変化に合わせ、日清食品が持つ最新・最高の技術を取り入れながら進化を続けている「ラ王」ですが、2018年9月10日(月)に日清食品史上初となる「山椒練りこみ麺」を引っ提げて、 “ラーメン店では味わうことのできないおいしさ” をコンセプトに「焦がしラ王」シリーズの初版、「日清ラ王 焦がし醤油」と「日清ラ王 焦がし味噌」が発売されました。

「焦がし(香ばしい)」は基本味の「五味」(甘味・塩味・酸味・苦味・うま味)に続く “第6の味覚” とも言われているそうですが、パッケージにも書いてあるように “焦がしたら、うまかった。” が共通のキーワード。当初はスポット商品(数量・期間限定商品)に終わるかと思いきや、2019年3月現在も初版の「焦がし醤油」と「焦がし味噌」は販売が続けられているため、どうやらレギュラー入りしたようです。

テレビCMには、お笑いコンビ「野性爆弾」のボケ・ネタ作り担当 “くっきー(くーちゃん)” こと川島邦裕(かわしま くにひろ)さんをイメージキャラクターの “焦ガッキー” として起用し、インパクト抜群の世界観を全国展開しているのですが、日清食品の公式ウェブサイト内にも「くっきーの焦がしラ王の汚部屋」というスペシャルコンテンツがありました(想像通り汚部屋の中はシュールだったw)。

そんな「焦がしラ王」第3弾は(シリーズ的には2回目の新作発表になるのですが既存の「醤油」と「味噌」を第1弾・第2弾と個別にカウントしている模様)、シリーズ初となる「激辛」がテーマ。パッケージには「焦がし激辛豚骨」としてか書いてありませんが、鶏の旨味を合わせたダブルスープに焙煎ごまペーストも加えているそうなので、ちょっと担担麺っぽい雰囲気を備えているのかもしれません。



“激辛焦がしマー油の辛さが引き立つ山椒練りこみ麺” ということで、今回もシリーズの顔となっている山椒練りこみ麺を実装。どのくらい辛いのか、ほんとうに激辛なのか、その辛さレベルも気になるところではあるものの、焦がしの威力や豚骨の重厚感、鶏の比率、焙煎ごまペーストの存在感など、かなり見所が多そうですね。

開封

パッケージの表(フタ上)にはハッキリ「激辛(げきから)」と書いてありますが、これといって目立った注意事項(警告文)の記載はありません。しかし、燃え滾る炎を背景にしたインパクトのある容器側面の「お客様相談室」下には「※辛味が強いので注意してお召し上がりください」と、さりげなく書いてあります。



容器の中に入っている小袋は、「激辛焦がしマー油」「液体スープ」「かやく」の合計3種類。「激辛焦がしマー油」「液体スープ」は食べる直前に入れる後入れで、「かやく」のみ先入れとなっているのですが、今回のフタ上パッケージには “ここまではがす” という目安線がないですね。多くの方は大丈夫かと思いますが、うっかり半分以上はがさないように気を付けてください。

麺は山椒を練り込んだ油で揚げていないノンフライ麺で、一見して明白に黒ずんでいます。今話題の「花椒(かしょう)」と「山椒(さんしょう)」は同属異種に当たりますが、「花椒」は中国のミカン科サンショウ属の落葉低木(華北山椒)、「山椒」は日本のミカン科サンショウ属の落葉低木で、別名「ハジカミ」とも呼ばれていますね。

メーカー希望小売価格は税別220円と高めですが、おそらくスーパーマーケットやドラッグストアなどであれば税込200円前後〜200円以下で捕獲可能でしょう。コンビニでは「ローソン」と「ファミリーマート」で意欲的に取り扱われていたのですが、特に割引キャンペーンと連動しているわけではなかったので、コンビニで買うと値段は税込238円が相場です。

あ、そうそうファミリーマートで思い出したんですけど、同グループで定期的に開催されている「今お得」キャンペーンで、3/12(火)~3/25(月)の間に対象の「カップヌードル」を2個買うと “さらにまんぷく” として「日清焼そばU.F.O.」が無料で1個もらえるそうです。気になる方は、最寄りのファミリーマート店舗でチェックしてみてください。

概要(製品情報・購入価格等)

製品名:日清ラ王 焦がし激辛豚骨
製造者:日清食品
製造所:関東工場(製造所固有記号 A)
内容量:120g(めん75g)
商品コード:4902105245972(JANコード)
規格サイズ:縦172×横172×高さ70mm

発売日:2019年03月11日(月)
実食日:2019年03月12日(火)
発売地域:全国(全チャネル販売)
取得店舗:ローカルスーパー(フレッシュバザール)
商品購入価格:192円(税込)
希望小売価格:220円(税別)

麺の種類:ノンフライ麺
スタイル:八角形どんぶり型・ラ王レギュラーサイズ
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:400ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:3袋(激辛焦がしマー油・液体スープ・かやく)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】めん(小麦粉、食塩、香辛料(山椒)、植物性たん白、植物油脂、大豆食物繊維、卵粉、チキンエキス)、スープ(ポークエキス、チキンエキス、動物油脂(豚、鶏)、香味油、たん白加水分解物、糖類、食塩、ごまペースト、植物油脂、クリーミングパウダー、ポーク調味料、チキン調味料、香辛料、山椒調味油)、かやく(味付肉そぼろ、キャベツ、ねぎ)/ 加工でん粉、酒精、調味料(アミノ酸等)、かんすい、香料、増粘多糖類、炭酸Ca、香辛料抽出物、セルロース、カロチノイド色素、カラメル色素、乳化剤、酸化防止剤(ビタミンE、ローズマリー抽出物)、炭酸Mg、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)
【アレルゲン情報】小麦・卵・乳成分・豚肉・鶏肉・大豆・ごま・ゼラチン(食品衛生法で義務付けられた特定原材料7品目と表示が推奨されている20品目の合計27品目について掲載)

実食開始

お湯を注ぐ前に入れる小袋は「かやく」のみ、後入れの液体スープと激辛焦がしマー油はフタの上で温めてくださいと書いてあるのですが、激辛焦がしマー油は動物性油脂の含有量が多いようで、中身がガッチガチに固まっていました。暖かい部屋で撮影している間に多少は柔らかくなりましたが、きちんと温めたほうがよさそうです。



で、ちょっと試していただきたいんですけど、後入れのスープと激辛焦がしマー油を入れる前、ぜひ麺の味を確認してみてください。山椒は花椒よりも刺激が弱いので、激辛スープを相手にすると耐えられないかもしれませんが、お湯を注いでから5分後の湯気は山椒の香りを帯びており、そのままの状態で食べてみると豊かな小麦の香りに山椒の風味、ほのかに上がってくる繊細な痺れの滋味は一興ですよ。

もちろん無理にとは言いませんが、とりあえず液体スープと激辛焦がしマー油を先入れしてしまうと麺がほぐれないので、かならず後入れしましょう。また、液体スープを入れる前にノンフライ麺をほぐしてから液体スープを馴染ませ、最後に激辛焦がしマー油を浮かべるとスムーズに調理可能ですし、マー油の色が際立って臨場感のある見た目に綺麗に仕上がります。

それでは、激辛というほど辛いのか辛くないのか、辛さレベルや山椒の香りも意識しつつ、「めん(山椒練りこみ麺)」「スープ・激辛焦がしマー油」「かやく(具材)」の順に解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

1食(120g)当たり

熱  量:434kcal(カロリー)
たん白質:11.9g
脂  質:14.4g
炭水化物:64.2g
食塩相当量:6.8g
(めん・かやく:2.3g)
   (スープ:4.5g)
ビタミンB1:0.28mg
ビタミンB2:0.28mg
カルシウム:183mg

参考値(調理直後に分別して分析)
熱量:434kcal(めん・かやく:325kcal)(スープ:109kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品パッケージに記載されている情報を必ずご確認ください。

めん(山椒練りこみ麺)

3層ストレートノンフライ製法* による “まるで、生めん。” のようなコシとつるみ、もっちりとした食感の太麺に山椒の粉末を練りこんだ “山椒練りこみ麺”。噛むほどに感じるほのかなシビれが特長です。

(出典:日清食品「ニュースリリース」)

これまで以上に個性的‥!

*「3層ストレートノンフライ製法」とは、3層構造の内層と外層に異なる配合を用いることで独特なコシのある食感を生み出した「3層麺製法」と、生麺のようなストレート感を表現した「ストレート麺製法」を掛け合わせた日清食品独自の製麺技術で、今回の「焦がし激辛豚骨」をはじめとする「日清ラ王」シリーズ共通の製法です。ちょっとタイプは異なりますが、「タテ型ラ王」にも応用されている製法ですね。

おそらく第1弾・第2弾の「焦がし醤油」「焦がし味噌」と同じ山椒練り込み麺と思われますが、熱湯5分でスムーズにほぐれ、なおかつ食べは締めは強いコシが印象的です。けれども適度に表面が糊化(α化, アルファ化)するため、スープの掴みは悪くありません。また、完全に埋没すると思われた麺の山椒なんですけど、意外や意外存在感は消えません。



スープを入れる前に感じた独特の山椒風味に芳醇な小麦の香りは引き続き自己主張を放ち、花椒ほど強烈ではありませんが、噛めば噛むほど後半じんわりと軽い痺れが奥の方から上がってきて、山椒練り込みだからこその恩恵が感じられます。それもスープとの兼ね合いか、「焦がし醤油」や「焦がし味噌」の時よりもストレート。とんこつラーメンらしい細麺ではないけれど、今回の濃厚なスープとベストマッチでした。

スープ・激辛焦がしマー油

豚骨をベースに鶏のうまみを合わせたコク深い味わいのダブルスープ。焙煎ごまペーストとマー油に唐辛子オイルを合わせた “激辛焦がしマー油” が、辛さと香ばしさのアクセントを加えます。

(出典:日清食品「ニュースリリース」)

ぜったい激辛じゃないw

まず激辛焦がしマー油を入れる前のスープを味見してみたのですが、乳化感のある豚骨を中心に白湯系の鶏が重ねてあって、旨味は複雑。芝麻醤(チーマージャン, ねりごま)っぽい風味の焙煎ごまペーストも確かにスープを支えているのですが、日清食品が得意とする芝麻醤推しの担担麺ほど明白に主張しているわけではなかったので、担担スープっぽい味ではありません。

豚骨と鶏白湯の比率はフィフティで、甘味を帯びた攻撃性のないマイルドなスープ。旨味は複雑でも脂っぽさや骨っぽさは控えめで、この時点では唐辛子の辛さも皆無に等しく、しかしながら山椒練り込み麺から滲み出ていた山椒の風味が面白いアクセントになっていました。で、期待の激辛焦がしマー油を投入したところ‥‥

ぜったい激辛じゃないですw 辛さの感じ方には個人差が大きく関わってくるため、これを激辛とする意見があれば、もちろん否定はしません。しかし、例えば同じ激辛マー油が決め手となっていた「セブンプレミアム 蒙古タンメン中本 北極ブラック 黒い激辛味噌」の足元にも及ばず、それとの比較は極端すぎるかもしれませんが、たとえば麻婆豆腐の素なんかを基準にしても辛さレベルは「中辛」のライン。

私は辛い食べ物が好きなので苦手ではないんですけど、ほんとうにほんとうに苦手じゃなかったら「激辛」の文字にビビる必要はありません。むしろ、そこに期待すると確実に肩透かしを食うことになるでしょう。また、焦がしの風味も苦味を覚えるほど強烈ではなかったのですが、ニンニクのアクセントがスープの味をより複雑に、そして動物油脂がスープの重心をイッキに下げて濃度を高めます。

さらに麻辣(マーラー)味ほど明白ではないものの、唐辛子の刺激が想像以上に控えめなことから山椒調味料や山椒練り込み麺から滲み出てくるニュアンスが崩れずに存在し、また激辛じゃなかったからこそ山椒練り込みの個性がストレートに伝わってくる、むしろスープが麺の個性を引き立てているようなバランスから、とても絶妙なスープに仕上がっていました。しかしながら逆立ちしても激辛を名乗っていいほど辛くないので、刺激については期待しないでください。

かやく(具材)

ミンチ肉、キャベツ、青ネギ。

(出典:日清食品「ニュースリリース」)

けっこう多かったミンチ肉

ミンチ肉は高級感のないジャンクな味わいで、しかしながらカップヌードルの「謎肉」ほど背徳的な肉具材ではありません。サイズは大小さまざまですが、それだけにスープとの一体感が高く、特筆して量が少ないわけでもなかったですし、肉の旨味と濃いめで適度にジャンクな味付けがスープを力強く援護します。

キャベツも重心の低い濃厚なスープの中でインターバルに効果的で、みずみずしさが嬉しく、ネギもシャキッとした歯触りが好印象でした。しかし、曲がりなりにも激辛を謳っているので、ネギより見た目にも映える粗挽き唐辛子をドサッと入れて欲しかった‥いや、すると山椒練り込みが押されて繊細なニュアンスが感じ取れなくなるかも‥‥とりあえず今回は完全にタイトルミスですね。

総評

★★★★☆☆☆☆☆☆(★4)

今回の総評(★の数)は、ほんとうに悩みました。えっと、まず「激辛」かどうかを評価すると★2(イマイチ)即決です。カプサイシン及び唐辛子の文字を見ただけで汗が出るほど辛い食べ物が苦手なら話は別ですが、辛口は厳しくても一般的に「中辛」が余裕なら苦戦することなく笑顔で完食できるでしょう。ただ、美味しいか美味しくないかと聞かれたら間違いなく「おいしい」と即答しますし、オススメかやめとくべきかと聞かれたら「オススメ」したいです。

パッケージど真ん中に「激辛」を冠しておきながら大辛にも満たない辛さレベルだったのは見逃せず、焦がしも苦味を感じるほどではありませんし、ニンニクのパワーも常識的ではあったものの、濃厚なスープに負けない山椒練り込み麺の滋味深い個性は素晴らしく、単純に「激辛」を無視して評価するなら上出来の「★5」は確定もしくはそれ以上。あくまで今回の総評は、 “激辛なのに‥‥?” というギャップが足を引っ張っているだけに過ぎません。

このまま中身を大幅に変えることなくタイトルを「焦がし『旨辛』豚骨」にリニューアルし、焦がしラ王の定番品として末長くシリーズを支えてほしい‥そう素直に思えるくらい味のバランスは素晴らしかったので、 “辛くない” というギャップさえ許容できるなら素直にオススメしたい、とても美味しいカップラーメンでした。ちなみに3月25日(月)リニューアル予定の「日清ラ王 ビリビリ辛うま 汁なし担々麺」には山椒ではなく “新・花椒練りこみ麺” が実装される予定なので、今から発売が待ち遠しいですね。

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