記事内に広告が含まれています

まるか食品の闇「ペヤング 中華五目やきそば」に隠された秘密、暴露します。

スポンサーリンク
まるか食品

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2024年9月23日(月)新発売、まるか食品のカップ麺「ペヤング 中華五目やきそば」(214円+税)の実食レビューです。

5種類の具材を使い、新商品として開発した「五目やきそば」公式曰く “チキンの旨味をきかせた塩ベースのソースに、ゴマ油とガーリックの風味をきかせることで、中華風の味わいに仕上げました„ とのことですが、これって‥‥。

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

スポンサーリンク

ペヤング 中華五目やきそば

ペヤング(peyoung)とは、まるか食品の代名詞となっているブランドで、1973年(昭和48年)7月16日発売の「ペヤングヌードル」が最初の商品。その約2年後、1975年(昭和50年)3月13日に「ソースやきそば」が現れ、以降は奇抜な味に挑戦し続けることになるのですが、屋台のパックを模した四角い容器に、まろやかな味の液体ソース、かやくの個包装など、いずれもペヤングが打ち立てた金字塔です。

「中華五目やきそば」のパッケージ

このページでレビューする「ペヤング 中華五目やきそば」は、彩りの良い5種類の具材を使用した「五目やきそば」ということで、以前に「獄激辛やきそば」と「ペタマックス」で失った信用を取り戻したいのか、最近はイメージ回復に努めている様子のペヤング。今回もネタに走った印象は皆無に等しい “まともな新作„ に見えるのですが‥‥

昨年の同時期、パッケージに突如「ペヤング飯店」の看板を掲げ、中華料理の木須肉(※)を彷彿とさせる「キクラゲとたまごのやきそば」をリリースしていたのは記憶に新しいところ。

※読み方は「ムーシーロー」「ムーシューロウ」「ムースーロー」など。キクラゲ・豚肉・たまごを炒めた中華料理の総称で、餃子の王将を例に挙げると「肉と玉子のいりつけ」が該当するメニュー。

「キクラゲとたまごのやきそば」のパッケージ

たとえば「超大盛シーフード唐辛子マヨやきそばシーフードやきそば」「超大盛やきそばハーフ&ハーフカレー ≈ ペヨングのカレーやきそば」「ペヨングの塩やきそばスカルプDやきそば」「超大盛やきそばハーフ&ハーフイカスミ」などなど、これまでに何度かソースの使い回しが気になったので、念のため原材料名を確かめてみた結果——

「中華五目やきそば」の原材料名

添付調味料の欄に記載されている「チキンエキス、植物油脂、糖類、たん白加水分解物、食塩、しょうゆ、香辛料、オイスターソース」の構成は、昨年の「キクラゲとたまごのやきそば」と並びまで完全に一致するため、これは間違いないだろうと。

そのためペヤングの公式Xアカウントが新商品情報を発表後、めん・ソースの原材料名が「キクラゲとたまごのやきそば」と一致するため、かやくの組み合わせだけ変更した様子——などとツッコミを入れたんですけど、あくまで原材料名を比較した段階での話。

まったく同じ原材料名でもチキンエキスの種類を変えていたり、糖類の量を調整していたり、しょうゆの加減が変わっていたり、それが味にも影響していたリニューアル商品を(他社ですが)何度か経験しているため、その検証も兼ねて取り上げることにしました。

開封

小袋のデザインは変わっていた

今回のカップ麺に別添されている小袋は、先入れの「かやく」に、後入れ「ソース」の組み合わせで、ソースが充填されている小袋は「キクラゲとたまごのやきそば」と異なるデザイン。この場合、他社の商品だと中身も変わっている可能性が高いので、前述のように実は内容を調整しているパターンも見えてきたのですが‥‥

いつもの油揚げ麺

麺はラード配合の油で揚げたフライ麺で、湯戻し時間は標準の3分。今回は平均的に見て隙間が狭いというか、いつもより縮れが強いというか、そもそも謎に平べったいよね? みたいな違いを感じる見た目なんですけれども、たぶんロット差の問題。

メーカー希望小売価格は214円(税別)なので、ロングセラーの「ソースやきそば」と同じ値段。2024年6⽉1⽇出荷分までは193円(税別)でしたけど、5年ぶりに価格改定に踏み切り、従来品比8〜14%の値上げが実施されました。とはいえ他社のレギュラーサイズ基準(236円+税)よりも明らかに低いため、まるか食品の企業努力を感じるポイント。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:ペヤング 中華五目やきそば
製造者:まるか食品株式会社
製造所:赤堀工場(群馬県伊勢崎市下触1101-1)
内容量:115g(めん90g)
商品コード:4902885011262(JAN)
発売日:2024年09月23日(月)
実食日:2024年10月11日(金)
発売地域:全国
取得店舗:スーパーマーケット
小売価格:213円(税別)
購入価格:214円(税込)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:角型レギュラー
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:480ml
調理時間:熱湯3分
小袋構成:2袋(ソース・かやく)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、ラード、しょうゆ、食塩、香辛料)、添付調味料(チキンエキス、植物油脂、糖類、たん白加水分解物、食塩、しょうゆ、香辛料、オイスターソース)、かやく(キャベツ、カニ風味かまぼこ、キクラゲ、にんじん、豚肉)/ 調味料(アミノ酸等)、酒精、増粘多糖類、香料、かんすい、酸化防止剤(ビタミンE)、香辛料抽出物、乳化剤、膨張剤、加工デンプン、ソルビトール、ベニコウジ色素、リン酸塩(Na)、ビタミンB2、カラメル色素、(一部にかに・小麦・卵・ごま・大豆・鶏肉・豚肉を含む)

実食開始

いいですねー、賑やか

別添の小袋は「かやく」のみ先入れで、内容はキャベツ、カニ風味かまぼこ、キクラゲ、にんじん、豚肉の合計5種類。原材料名の先頭にキャベツが位置している、これはキャベツの使用量が他の具材を上回っていることを意味しているのですが、そこまで量は多くありません。

ちゃんと具沢山

これ系の商品は “とりあえずキャベツでボリュームを稼いどけ„ みたいなパターンが多いのに、最も目立っているのはカニカマで、キクラゲとニンジンの量も多く、キャベツは豚肉と同等くらいの存在感。実食前はキャベツがメイン、あとは細々と寄せ集めて合計5種類ですよ、みたいな構図も予想していたので、この比率は嬉しいサプライズでした。そもそもパッケージにイメージ画像ないのもアレなんですけどw

さておき前述のソース使い回し疑惑がありますので、それが事実なのか、また事実だとしてもネガティブではないかどうか、そういった部分にも注目しつつ「めん」「ソース」「かやく」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(115g)あたり
カロリー:549kcal
たん白質:9.9g
脂  質:28.8g
炭水化物:62.5g
食塩相当量:3.3g
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

あいかわらずペヤングらしい油揚げ麺

5.0

そば粉不使用の「蕎麦風めん」だったり、熱湯1分の「細麺」だったり、現在は寿がきや食品の関東工場となっている旧・加ト吉水産フーズ部群馬工場に製造を委託していた「ノンフライ麺」だったり、いつもとは異なる麺を使用したペヤングも過去に存在するのですが、今回は “いつも通り„ の認識で問題ありません。

ラードの芳ばしさにも注目

レギュラーサイズ(めん90g)対比2倍(めん180g)だと超大盛、約4倍(めん330g)だと超超超大盛GIGAMAX、約7倍(めん660g)だと超超超超超超大盛ペタマックス、逆に11%減(めん80g)だと廉価版のペヨングになるのですが、それぞれブロックの形状が異なるだけで、基本的には同じ代物。

先に触れたように、他のペヤングに使われている油揚げ麺よりも薄めの形状が気になったのですが、それについてもロット差に過ぎません。後述するソースとの相性も悪くなかったので、ちょっとヤワい感じもいいなー、などと楽しめましたけど、そのソースは予想通り‥‥

ソース

「キクラゲとたまご」から転生

5.0

もしかすると微妙に配合を変えている可能性も否定できないところになりますが、こま油の芳ばしいアタックに始まり、いざ口に含むと中華鍋で具材を煽ったような臨場感が広がって、隠し味以上に主張してくるオイスターソースのコクも印象的なポイント。

さらに中毒性を高めてくる絶妙な甘さだったり、町中華の魅力を詰め込んだようなウマミだったり、これはもう間違いなく「キクラゲとたまご」のソースで、なんというか潔すぎんだろw っていう。先に触れたように前科がありますから、これに始まった事でもないんですけど、結論として麺や具材との相性は良かったし、このソース自体がハイクオリティだし、まったくネガティブではありません。

かやく

あっぱれ

5.0

カニカマは内部の細かい気泡が目立つ歯触りで、どうにかしてメラミンスポンジを柔らかく加工したら、こんな感じになるのだろうか‥‥などと、邪な妄想はさておき味は悪くありません。ニンジンはコリコリ、キクラゲはシャクシャク寄りのコリコリで、どちらの歯触りも食感のアクセントに効果的。

豚肉は塩気が強く、なかなかパンチの効いた味付けで、キャベツの量はペヤングらしからぬ少なさですけど、全体的に具沢山。またメラミンカニカマも噛んだ途端に麺の戻し湯とソースがジュワッと滲み出てくるため、振り返ってみるとオアシスでした。

総評

5.0

というわけで、昨年にリリースされた「キクラゲとたまごのやきそば」の具材を「五目」に変更しただけの内容から、油揚げ麺の仕様についてはもちろん、味についての新鮮味も感じられなかったんですけど、これ今後も定期的に具材だけ変更しながら「ペヤング飯店」シリーズ展開とかダメですかね?

油揚げ麺とソースは使い回しでも、具材のラインナップが変わると全体の雰囲気も大幅に変わりますから、ネガティブどころかソースの可能性を再認識する結果に。タイトルには “まるか食品の闇„ などと書きましたけど、ちゃんとシリーズ化すればソースの輝きも増すと思うので、ぜひ検討していただきたいです。【author・taka :a(大石敬之)】

タイトルとURLをコピーしました