業界初の合い盛り!? まるか食品が放つ新手のペヤング「超大盛合い盛りうどんそば風」を食べてみた結果‥‥

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まるか食品

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2022年8月29日(月)新発売、まるか食品のカップ麺「ペヤング 超大盛合い盛りうどんそば風 天かす・七味入り」の実食レビューです。

ペヤングやきそば‥‥じゃなくて和風麺!? 今度の新手は超大盛やきそばHALF&HALFもとい即席カップめん業界初の “合い盛り” を展開!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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ペヤング 超大盛合い盛りうどんそば風 天かす・七味入り

ペヤング(peyoung)とは、まるか食品の代名詞となっているロングセラーで、1973年(昭和48年)7月発売の「ペヤングヌードル」が最初の商品。その約2年後、1975年(昭和50年)3月13日に「ペヤング ソースやきそば」が現れ、屋台の焼きそばを模した四角い容器に、まろやかな液体ソース、具材の個包装など、現在のカップ焼きそばにおけるディファクトスタンダードを築き上げたのですが‥‥

業界初の「合い盛り」爆誕

今回の新商品「ペヤング 超大盛合い盛りうどんそば風 天かす・七味入り」は、飲食店で話題の “合い盛り” に着目した湯切りタイプのカップ麺で、内容量は231g(めん180g)の超大盛りサイズ。過去に味が違う2種のソースを別添した「ハーフ&ハーフ(HALF&HALF)」を何度も展開しているペヤングですが、うどん×そば風の “合い盛り” は前例がありません。

うどんとは‥‥という説明は不要かと思いますが、うどんサイドの麺はペヤング史上最大級の即席カップうどん「幸楽苑ペタマックス味噌野菜うどん※1」(2021年11月1日発売品)や「ペタマックスきつねうどん※2」(2022年2月14日発売品)に使われていた油揚げ麺と共通である可能性が高く、それを湯切り専用の容器に収めた商品は記憶にないため、けっこう新鮮味のある展開。

もう片方が “そば風” となっている理由は、そば粉不使用で話題になった「なんちゃって蕎麦風※3」(2021年3月22日発売品)を皮切りに、何度か続編をリリースしている “蕎麦風めん” を合わせているから。それが間違いなければ見た目は日本の蕎麦っぽいものの、梘水(かんすい)を使用した黒っぽいだけの油揚げ麺なので、厳密にいうと中華麺に分類されます。

「ペヤング 超大盛合い盛りうどんそば風」の原材料名

つまり、正確には “うどん×やきそばの合い盛り” なので、なんか釈然としないところはありますけどw まるか食品曰く業界初(同社調べ)の新商品。

※1 総重量3.5kg以上!? ペヤング×幸楽苑の暴挙「ペタマックス味噌野菜うどん」を食べてみた結果‥‥
※2 まだ続けるの? 総重量3.3kg以上 / 2567kcalのペヤング「ペタマックスきつねうどん」を食べてみた結果‥‥
※3 ネット民騒然!? SNSで話題 “そば粉不使用” の新作ペヤング「なんちゃって蕎麦風」を食べてみた結果——


正式な発売日は2022年8月29日(月)と公式がアナウンスしていたのですが、8月23日(火)東北・関東・甲信越・北陸・静岡エリアのセブンイレブン店舗で先行販売されていたので、発売前に実食済みの方もいらっしゃいました。しかし、ペヤングといえば “新作が出ても売ってない問題” が深刻化している地域も多く‥‥

私の住んでいる地域では発売当初、最寄りのコンビニ、スーパー、ドラッグストアすべて未入荷の状態で、正式な発売日から1週間以上経った頃、ペヤングの新商品に強いウエルシアで捕獲。2022年9月11日現在、まだTwitterなどのSNSでも話題になっているので、需要はあるだろうとレビューに至りました。

出典:ペヤングソースやきそば【公式】Twitter

ええ、なんとなく味は想像できちゃいますけどw わかめの量が異様に多いとか、うどん・そば風でソースの味付けが違うとか、いろいろと情報が飛び交っていたので、より詳しく掘り下げます。

開封

4種の小袋を別添

今回のカップ麺に別添されている小袋は、先入れの「かやく(わかめメイン)」に、色違いの「ソース」と「後入れかやく(揚げ玉メイン)」の計4種で、ソースが「そば風めん用」と「うどんめん用」に分けられているのがポイント。うどんめん‥‥なんかこう、馬から落馬して頭痛が痛い的な響きに聞こえますけどw 原材料名にも “油揚げうどんめん” とあるので、正しい表現なのでしょう。

2種の麺を合い盛り

小袋を取り出すと、かんすい不使用の「油揚げうどんめん」に、そば粉不使用の「油揚げそば風めん」が合い盛りになっている状態で、麺重量は90g×2の超大盛りサイズ。単純計算でレギュラーサイズの「ペヤング ソースやきそば」2食分とボリューム感については申し分ないけれど、メーカー希望小売価格は通常よりも高めに設定されています。

たとえば内容量237gの「ペヤング ソースやきそば超大盛」におけるメーカー希望小売価格は230円(税別)なのに対し、今回は285円(税別)となっているため、セブンイレブンをはじめとするコンビニで購入した場合の税込価格は307円。1食あたり150円前後と考えれば、悪くない値段ではあるものの、はたしてどうなるか——。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:ペヤング 超大盛合い盛りうどんそば風 天かす・七味入り
製造者:まるか食品株式会社
製造所:本社工場(群馬県伊勢崎市戸谷塚町49-1)
内容量:231g(めん180g)
商品コード:4902885008507(JAN)
発売日:2022年08月29日(月)
実食日:2022年09月11日(日)
発売地域:全国
取得店舗:ウエルシア
商品購入価格:278円(税込)
希望小売価格:285円(税別)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:超大盛
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:820ml
調理時間:熱湯3分
小袋構成:4袋(ソース2袋・かやく・後入れかやく)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げうどんめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、ラード、食塩、香辛料)、油揚げそば風めん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、ラード、しょうゆ、食塩、香辛料)、添付調味料(しょうゆ、糖類、植物性たん白加水分解物、かつお節エキス、食塩、魚介エキス、いりこ(粉末)、かつお節(粉末))、かやく(わかめ、揚げ玉、ねぎ、七味唐辛子)/ 加工デンプン、調味料(アミノ酸等)、酒精、増粘多糖類、トレハロース、香料、カラメル色素、クチナシ青色素、酸化防止剤(ビタミンE)、かんすい、タマリンド色素、膨張剤、酸味料、カキ色素、香辛料抽出物、ビタミンB2、(一部に小麦・ごま・さば・大豆を含む)

実食開始

わかめ多くない?

別添の小袋は「かやく」のみ先入れで、わかめの量は乾燥状態でも多いと感じるほど。わかめといえば、カップ焼きそばで定番のキャベツよりも膨張率が凄まじいアイテムなので、ある種の懸念が‥‥などと考えながら、お湯を注いで待つこと3分——。

わかめ多くない???www

湯切りしてから「うどんめん用ソース」を “うどんめん” に、片や「そば風めん用ソース」は “そば風めん” に‥‥って、文字にするとゲシュタルト崩壊の危険w なお仕上げにトッピングする「後入れかやく」は全体にと調理方法に記載されているのですが、七味唐辛子が入っているため、辛い食べ物が極端に苦手な方は注意してください。

さて、総カロリーは1020kcalとなっているのですが、大量の(大漁の?)わかめによって漠然とヘルシーな印象を受けなくもない調理直後。わざわざソースの小袋を分けているため、味付けの違いにも注目しつつ「めん」「ソース」「かやく」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(231g)あたり
カロリー:1020kcal
たん白質:19.9g
脂  質:50.4g
炭水化物:121.7g
食塩相当量:8.1g
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

うどんは「ペタマックス」と同じ

4.0

「日清のどん兵衛」や「赤いきつねうどん」の油揚げ麺は、熱湯5分の湯戻し時間を必要とするのに対し、熱湯3分で湯戻りする設定に加え、縮れが強すぎる(圧迫され過ぎた)エラーの発生やラードの芳ばしさなど、やはり「ペタマックス」の油揚げ麺と共通する要素が多く、ふんわりと柔らかめの食感。力強いコシは楽しめないものの、京都や福岡の “腰抜けうどん” をイメージすると悪くありません。

そば粉不使用の「そば風めん」は、前述のように黒っぽく着色しただけの中華麺で、風味や質感だけで判断すると「ペヤング ソースやきそば」に使われている油揚げ麺と遜色ない仕上がり。蕎麦の香りはガン無視しているため、それに期待していた場合、盛大な肩透かしを食うことになりますが、そばアレルギーの方でも安心して楽しめるのは評価すべきポイント。

業界初の「合い盛り」を謳いながら、麺は完全に過去作品の使い回しで、正直なところ新鮮味はありません。ただ、うどんは湯切りの仕様が功を奏し、ペタマックスのように伸び続けることはなく、ふんわり食感とラードの芳ばしさがクセになる感じ。そば風めんも和風ソースとの相性がよかったので、特に違和感なく食べられました。

ソース

めんつゆ系だけど異なる味付け

4.5

上記画像の向かって左側が「うどんめん用」のソース、向かって右側が「そば風めん用」のソースで、後者のほうが明らかに高粘度。そば風めん用のソースは「なんちゃって蕎麦風」と共通の味付けか、違ったとしてもマイナーチェンジに過ぎません。こっくりと甘く、かつお節の旨味が強めで、濃口しょうゆのコクもあり、しょっぱさは控えめ。

うどんめん用のソースは、そば風めん用よりも色が薄く、比較的にサラッとしていて、そば風めん用よりもシャープな味わい。どちらも “めんつゆ系の味” であることに変わりはないけれど、うどんめん用のほうが食塩の鋭さがあり、甘さも控えるなど、明らかな違いを感じました。ちなみに小袋の仕様(切り口の有無や側面のギザギザなど)が違ったので、もしかすると下請けから違うのかもしれません。

かやく

わかめが過ぎるwww

5.0

打倒エースコック!? などと勘繰ってしまうくらい、とにもかくにも “わかめの量” が多過ぎて、お前はどこのわかめじゃとw かなりの力業に思えるのですが、ちょっと濃いめのソースを中和するアイテムとして効果的。箸休めに‥‥などという量ではないので、麺に継ぐ主食の一つといっても過言ではないけれど、おかげで食べ応えに大きく寄与するだけでなく、食べやすさにも貢献してくれる存在。

後入れの揚げ玉はサクサクとした食感で、わかめのヘルシーさにジャンクな印象を付与。適度に入っている七味唐辛子のアクセントも嬉しく、飽きない工夫を感じました。しかし、そこそこピリッと辛めだったので、お子様とのシェアを考えている方は、すこし量を減らしたほうが安全かもしれません。

総評

4.0

うどんが腰抜けだったり、そば風めんは文字通り蕎麦じゃなかったり、既視感を覚えるソースだったり、わかめが異常に多かったりw いろいろツッコミどころが多い一杯ではあるものの、最終的に残る印象と満腹感は悪くありません。

2人前の油揚げ麺+わかめのボリュームは凄まじいので、2つ合わせてレギュラーサイズの「合い盛り」が出たら革命的なのに‥‥と、そう感じた部分もありますけど、それは扨措きペヤングにしか実現できない、夢のある商品でした【author・taka :a(大石敬之)】

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