サンヨー食品「サッポロ一番 オタフクお好みソース味焼そば ガーリック風味」

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2018年10月9日（火）新発売のカップ麺、サンヨー食品「サッポロ一番 オタフクお好みソース味焼そば ガーリック風味」の実食レビューです。

お好み焼き用のソースとして国内外を問わず知られている「オタフクソース」ですが、サンヨー食品とのタイアップは長く、1999年5月から通年商品として販売が続けられている定番品の「サッポロ一番 オタフクお好みソース味焼そば」は、スーパーでも顔馴染みのカップ麺ですよね。

今回、オタフクソース社と共同開発したカップ焼そばの姉妹品、「ガーリック風味」が期間限定でリリースされました。実際に食べてみた感想をもとに評価も行なっているので、お時間よろしければ最後までお付き合いいただけると幸いです。

オタフクお好みソース味焼そば ガーリック風味

「オタフクソース」は、広島県広島市西区に本社を置く調味料メーカーで、特に関西ではスーパーで見かけない日はないと言っても過言ではない知名度を誇っています。甘口でフルーティーなコクのある味わいは、いつ口にしてもホッとするんですよね‥

出典：YouTubeチャンネル「オタフクソース」

ふとオタフクソースの公式ホームページを覗いてみると、初めて観る温かいタッチのショートムービーが流れていて思わず見入ってしまったのですが、ちょうど記事を書いている本日 “お好み焼きの日” にあわせて2018年10月10日（水）午前10時より、オタフクソースのYouTube公式アカウントで公開が始まったばかりの新作WEBアニメーションでした。

出典：YouTubeチャンネル「オタフクソース」

2018年10月から新たに策定したコーポレートスローガン、「小さな幸せを、地球の幸せに。」を訴求するWEBアニメーションで、作品名は「わたしの名はオオタフクコ〜小さな幸せを、地球の幸せに。〜」タイトルは全3話。監督・脚本は片渕須直さん、キャラクター原案はこうの史代さん、音楽はコトリンゴさん、アニメーション制作は丸山正雄さんが設立したMAPPAが担当している‥そう、大ヒット映画「この世界の片隅に」を手掛けた豪華メンバーが再集結して製作された、まさに話題ど真ん中の動画だったんです。

主人公は永遠の1028歳という「オオタフクコ」で、声優は「この世界の片隅に」で径子を演じた尾身美詞さん。公開中の「その1」では、主人公のオタフクコが戦後の広島で出会った “一銭焼き”（お好み焼きの原型となった鉄板料理）を通じ、行く先々で一緒に鉄板を囲んだ人たちに普遍的な「小さな幸せ」と笑顔の輪を広げてゆく、ほのぼのとした世界観の動画でした。その2は11月上旬より、その3は12月上旬より順次公開予定だそうです。もしかすると、このタイミングに合わせてサンヨー食品と新製品の開発を進めていたのかもしれませんね。

「オタフクお好みソース味焼そば」の変わり種は、2018年6月25日に発売された「辛口お好みソース味焼そば」以来なので、およそ3ヶ月半ぶりの新作になります。残念ながら辛口お好みソースでは10段階中★2と辛口に評価してしまったんですけど、今回のガーリック風味はどうでしょうか。

開封

別添の小袋は「液体ソース」1袋で、キャベツとフライドガーリックは最初から入っています。フライドガーリックは勝手に放り出して後入れしたいのですが、レビューのためにグッと堪えましょう‥

製品情報・購入価格

原材料名とアレルギー表示

こ、これは‥w いまだかつてない原材料のシンプルさに驚きです。食品添加物まで暗記するのは大変ですが、油揚げ麺・ソース・かやくの原材料は明日なにかのテストに出てきてもイッパツで解答できそうなくらい簡素な内容ですよね。通常、ガーリックは「香辛料」に要約されて表記されるのですが、それらしい原材料はフライドガーリック以外に見当たりません。

実食開始

あまり具材の量が多いとはいえませんが、待っている間や湯切りの時、ガーリックの芳ばしい香りが漂ってきます。では、実食開始！

めん

コシがあり、もっちりとした食感のナチュラルなストレートの中太麺で、濃厚なソースによく合います。

（サンヨー食品「製品情報」より引用）

しなやかで口当たりのいい麺

おそらく通常商品の「サッポロ一番 オタフクお好みソース味焼そば」と同じ油揚げ麺が使用されているものと思われるのですが、「辛口」と同じく麺の量は5g少ない85gとなっています。しなやかで縮れのないストレート状ですが、もっちりとした「日清焼そばU.F.O.」のような弾力は得られません。しかし、丸刃でカットされた麺の表面は滑らかで口当たりがよく、プリッとした歯切れの良さが特徴的で、地味にハイクオリティ。

それから油揚げ麺特有がニオイも控えめ、というのも大きな利点なんですよね。サンヨー食品の油揚げ麺は古典的なタイプが多いのですが、このオタフクコラボ焼そばだったり「和ラー」なんかでは先進的な油揚げ麺を採用しています。もっちもちではありませんが、どちらかというとチルド麺を意識しているようなリアリティの高い油揚げ麺です。

サイズは中太というには細く、中細というには太いのですが、とりあえず前々回の記事でレビューした「サッポロ一番 みそラーメン BESTレシピ 豚キムチ タテビッグ」と同じ “中太麺” のサイズではありません。中太の基準どうなってるんだろう‥w

ソース

果実と野菜の甘みを引き立てた、フルーティでまろやかなソースに、食欲をそそる香り豊かなガーリック風味を合わせました。 

（サンヨー食品「製品情報」より引用）

けっこうリアルなガーリック感

原材料名はソース、豚脂、植物油脂のみという簡素な構成なんですけど、植物油脂にガーリックオイルが含まれているのか、それともソースに要約されているのか、きちんとガーリック風味のソースです。それも、若干ながらニンニク特有の辛味成分を感じました。不意に飛び込んでくる具材のフライドガーリックの威力も並行していますが、おかげて結果的なガーリックは強め。

しかし、ベースはオタフクお好みソースらしいフルーティーな甘さがあり、それでいて適度な酸味のアクセントが光っている、 “あの味わい” を踏襲しています。さすが共同開発品というだけあって、しっかり遺伝子が継承されていました。思いのほかガーリックが強かったので、仕事中やデートの前に食べるのは危険かもしれません。

かやく

キャベツのシャキシャキとした食感が食欲をそそり、ソースと相性抜群です。フライドガーリックの香ばしい風味がソースのおいしさを引き立てます。

（サンヨー食品「製品情報」より引用）

フライドガーリックけっこうキます

キャベツもフライドガーリックも多いとは言えませんが、キャベツのシャキッとした食感が気分転換に嬉しく、フライドガーリックは当たり前にニンニクなので、口に飛び込んできた時の威力は凄まじいです。で、フライドガーリックは先入れで正解かもしれない‥

というのも、柔らかくなったことで自然と麺に絡み、気が付かないうちに口の中に入ってくるんですよね。で、ガツンとw サイズは大小さまざまですが、6欠片くらい入っていたので、けっこう存在感は明白です。3分待っている間にもガーリックの香りが湯気に乗って漂い、食欲増進効果にも寄与してくれていました。

総評

★★★★☆☆☆☆☆☆（4）
（標準は★3です）

サンヨー食品×オタフクソースのタイアップ製品は、いつも変わり種のカップ麺だと具材が貧弱になりがちなんですけど、麺とソースのクオリティが高く、今回はフライドガーリックの存在で寂しくありませんでした。

それに平均的な販売価格は新発売当日からスーパーでワゴン入りすることも珍しくないので、オタフクソースとガーリックが好きなら買って損のないカップ麺です。具材のフライドガーリックが強烈だったことに加えてソースにもガーリックが仕込まれているので、実食の際は諸々の業務に支障を来さないタイミングを狙ってください（笑）