「俺の塩 濃厚たらこ味 大盛」熱湯1分たらこ2倍!!マルちゃん 王道の “たらこ味” を極める

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東洋水産

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2019年5月27日(月)新発売のカップ麺、東洋水産「マルちゃん 俺の塩 濃厚たらこ味 大盛」の実食レビューです。

「俺の塩」から湯戻し1分・たらこ加工品2倍のプレミアムな「濃厚たらこ味」が新登場!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。お時間よろしければ、最後までお付き合いください。

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俺の塩 濃厚たらこ味 大盛

「俺の塩」とは、1997年7月に発売されたカップ塩焼そばの草分け的存在で、当時まだ既存品には存在しなかった塩味のカップ焼そばをテーマに開発。今でこそ塩焼そば系の汁なしカップ麺もメジャーなジャンルになりましたけど、実は「俺の塩」をリリースした東洋水産(マルちゃん)が塩味カップ焼そばのパイオニアなんです。

当時のパッケージには「今どきの焼きそば」「初めてだゼ! 塩味の効いた、俺たちの焼きそば」とキャッチーなフレーズが書いてあったのですが、発売当初から計画の30%増となる販売数量を記録して大ヒット商品になり、その変わり種として「たらこ味」が初めて発売されたのは、2009年(平成21年)5月18日——

そう、ちょうど今回の新商品「マルちゃん 俺の塩 濃厚たらこ味 大盛」の発売から10年前の5月、「俺の塩」シリーズ初となる「たらこ味」がデビュー。1997年から発売している定番の青い「俺の塩」は通年商品となっているのに対し、ピンクの「たらこ味」はデビュー当時から期間限定商品で、しかしながら定期的に新商品が販売されています。



ここ最近は「マヨネーズ付き」や「辛口」「ラー油仕立て」「アヒージョ風」「たらペペ味」など、一捻りある変わり種が多かったのですが、今回は王道を地で行く「たらこ味」で、なおかつ “たらこ加工品2倍!” というプレミアム感を打ち出しているあたり、もしかすると「俺の塩 たらこ味」10周年記念の序章なのかもしれません。

他にも既存品には存在しなかった味噌味のカップ焼そば「俺の味噌」を1997年10月に発売、翌1998年10月にはウスターソースを作る際に溜まる副産物の「どろソース」(辛口濃厚ソース)を使用したカップ焼そば「俺のどろ」などを発売しているのですが、「たらこ味」は基本いたって平々凡々なザ・たらこ味。

さらに「俺の塩」は簡便性を追求したカップ入り塩焼そばをコンセプトにしたブランドなので、熱湯を注いでから1分で戻る細麺も欠かせない特徴になるのですが、もちろん今回の「たらこ味」も例に漏れず熱湯1分のヤカンマークをプリント。ただ、ちょっと気になるPB商品が約3ヶ月前に販売されていたんです——



2019年3月4日、コンビニのセブンイレブンを除くセブン&アイ限定商品として「マルちゃん たらこ味」というレギュラーサイズの格安カップ焼そば(税込105円)を発売。それは「俺の塩」でも「セブンプレミアム」でもありませんでしたが、熱湯1分の油揚げ麺を使用した商品で、まさに「俺の塩 たらこ味」の標準めん量バージョンでした。

しかしながら今回は大盛り麺130gかつテーマは濃厚たらこ味、そして正式な「俺の塩」ブランドからの新商品ということで、たらこ加工品2倍のインパクトにも期待ですが、大盛りでも最後まで飽きずに食べきれるのかどうかも重要なポイントです。

開封

別添の小袋は「液体ソース」「粉末ソース」「きざみのり」の3袋、いずれも後入れの小袋で、先入れ具材の小袋はありません。あと、たまたま今回は刻み海苔の小袋だけ麺の下に潜り込んでいたのですが、フタの上にも “きざみのり等の小袋が麺の下にある場合がございます” との注意書きがあるので、見落とさないようにチェックしてください。



麺は油で揚げたフライ麺で、ブランドのアイデンティティとも言える熱湯1分を踏襲。ちなみに前述したセブン限定の「マルちゃん たらこ味」に使用されていた麺は「俺の塩」に使われている熱湯1分の麺と比較して明らかに細かったんですけど、今回は定番商品と同じサイズ‥‥いや、わずかですけど太いですね。

もうひとつ気になるのがパッケージ側面の賞味期限欄右端に表示されている製造所固有記号「M1」で、これは群馬県館林市にある東洋水産の関東工場(群馬県館林市赤生田本町3831-1)を意味しているのですが、定番の青い「俺の塩」は「M8」(兵庫県神戸市西区見津が丘6丁目8番)——つまり、「定番商品とは違う工場」で製造されています。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:マルちゃん 俺の塩 濃厚たらこ味 大盛
販売者:東洋水産株式会社
製造所:関東工場・M1
内容量:153g(めん130g)
商品コード:4901990363327(JANコード)
規格サイズ:縦177mm×横177mm×高さ68mm

発売日:2019年05月27日(月)
実食日:2019年05月30日(木)
発売地域:全国(CVS・量販店・一般小売店 他)
取得店舗:スーパー(ミニフレッシュ)
商品購入価格:170円(税込)
希望小売価格:210円(税別)

麺の種類:油揚げ麺(かんすい使用)
スタイル:角型ビッグ・大盛カップ焼そばタイプ
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:720ml
調理時間:熱湯1分
小袋構成:3袋(液体ソース・粉末ソース・きざみのり)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、精製ラード、食塩、しょうゆ、卵白)、添付調味料(植物油、たらこ加工品、チキンエキス、砂糖、魚醤、野菜エキス、魚介エキス、しょうゆ、食塩、香辛料、酵母エキス、ねぎ)、ふりかけ(のり)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、香料、炭酸カルシウム、増粘多糖類、かんすい、乳化剤、酒精、酸化防止剤(ビタミンE)、ベニコウジ色素、クチナシ色素、パプリカ色素、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・さけ・大豆・鶏肉を含む)
【本品原材料に含まれているアレルギー物質】小麦・卵・乳成分・さけ・大豆・鶏肉(特定原材料及びそれに準ずるもの)※本製品で使用しているのりは、えび、かにが混在する方法で採取しています。

実食開始

先入れ具材の小袋はありませんでしたが、麺の下に先入れの具材もなく、キャベツなどの固形具材は入っていません。麺は油揚げ麺かつ乾燥状態で130gの大盛り仕様、けれどもキャベツ系のインターバルなし。で、小袋を入れる順番が指定されているのですが、湯切りの後は “液体ソースを馴染ませてから” 粉末ソースをあけてください。



あとはお好みで刻み海苔をトッピングしたら完成! なんですけど(寂しいですね見た目がw)、「おいしい作り方」のポイントを一つ‥‥湯切りの際、徹底的に湯切りするのではなく “ほんのちょっと甘い湯切り” を意識してみてください。というのも今回は水気が残るキャベツなどの固形具材が入っていないため、ガチガチに湯切りしてしまうと液体ソースだけでは潤滑が追いつきません。

もちろん目に見えて容器の底に水分が余るほど残したらダメですけど、麺が大盛りということもあるので、わざと水気を残すような感じで湯切りすると調理しやすいですよ。それでは、たらこ加工品2倍の濃厚さに注目しつつ、「めん」「スープ」「具材」の順に解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(153g)当たり

熱  量:729kcal(カロリー)
たん白質:14.2g
脂  質:38.1g
炭水化物:82.3g
食塩相当量:5.0g
ビタミンB1:0.67mg
ビタミンB2:0.65mg
カルシウム:260mg

※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品パッケージに記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

1分で戻る、コシが強く弾力のある細麺。

(出典:東洋水産公式サイト「東洋水産トップ > 企業・IR・採用 > ニュースリリース >『マルちゃん 俺の塩 濃厚たらこ味 大盛』新発売のお知らせ」)

定番品よりもコシ強め
5.0

熱湯1分で戻る細麺でも製品説明通りコシが強く、しっかりとした弾力と適度な歯切れのよさが楽しめるのですが、やはり定番レギュラーサイズ(めん100g)の青い「俺の塩」と比較して若干ながら(ほんと僅差ではあるものの)麺が太く、よりコシを強めに感じます。もちろん大盛り130gという麺量も関係しているのだと思いますけど、念のため湯戻し前に定番商品の麺と並べて比較してみました。

写真の向かって左が群馬県の工場(製造所記号 M1)で製造された今回の「濃厚たらこ味」で、右が兵庫県の工場(製造所記号 M8)で製造された定番商品「俺の塩」です。なんか写真で見たら同じサイズに見えますけどw ほんのちょっと今回の濃厚たらこ味に使用されている麺のほうが太めに切り出され、冷めてもモタついたり柔らかくなったりしません。



ちなみに原材料名は同じですし、おそらく製造工程も変わらないと思うのですが、もしエアコンの効いたオフィスや自室で調理される場合、熱湯1分ジャストだと部分的にサクッとした部分が残ると思うので、部屋が肌寒い時は15秒から20秒ほど長めに待ってみてください。あと調理前や湯切り時に精製ラード由来の芳ばしい香りが強く漂ってきますけど、実食中は悪い意味で気になることはありませんでした。

ソース

チキンの旨味をベースに、魚介の旨味と野菜の甘味を利かせた、たらこ味のソース。たらこ加工品、ねぎ入り。ソースに「赤穂の塩」を使用。

(出典:東洋水産公式サイト「東洋水産トップ > 企業・IR・採用 > ニュースリリース >『マルちゃん 俺の塩 濃厚たらこ味 大盛』新発売のお知らせ」)

たらこリッチ!
7.0

粉末ソースを加える前、液体ソースだけの状態で味見してみたところ、定番の青い「俺の塩」と同じく “赤穂の塩” を使用しているためか、濃い味付けになりがちな大盛りカップ焼そばのソースでも舌を刺してくるような塩気ではありません。そもそも食塩の含有量が少ないんですけど、塩の甘みさえ覚えるような、奥行きのあるマイルドな塩梅(あんばい)です。

さらに魚介エキスによる海鮮の風味や野菜エキスの旨味が丁寧に土台を支え、魚醤のアクセントが味わいを深めているのですが、ちゃんと液体ソースにも「たらこ味」が仕込んであるのがいいですね。強烈な超たらこ味とかではないんですけど、ちゃんとタラコの風味が液体ソースからも感じられたことに好感が抱けました。で、液体ソースという名の「たらこ加工品」を加えると——

超たらこw いやいや、ちょっと油断してました2倍のインパクト。まず明太子(辛子明太子)ではなく「たらこ」なので、唐辛子の辛さはありませんが、それなりに塩気は強くなります。けれども舌を刺してくるような塩っぱさではなく、食塩相当量も大盛りカップ焼そばタイプなのに5.0gなので、むしろ平均して少ないくらい。とはいえ実際たらこ感は申し分ないため、薄味と感じることはないでしょう。

ちゃんとプチプチした食感も楽しめますし、「濃厚たらこ味」に嘘偽りない濃度は素晴らしく、ありがちのバター風味なども目立っていないので、純粋に「たらこ味」が楽しめます。さらに液体ソースがシーズニング(たらこ加工品)を完璧な態勢で受け止めてくれるため、 “たらこ味の相乗効果” も図られていました。

ちなみに写真のように粉末ソースをドサッとイッキに入れてしまうと混ぜにくいことこの上ないため、だいたい2〜3回に分けて馴染ませることをオススメします。ほんと混ぜにくかったので。

具材‥?

きざみのり。

(出典:東洋水産公式サイト「東洋水産トップ > 企業・IR・採用 > ニュースリリース >『マルちゃん 俺の塩 濃厚たらこ味 大盛』新発売のお知らせ」)

スターレート(星の数)で測定不能w

粉末ソースの中に乾燥小葱が入っていましたが、ほぼほぼ存在感は皆無に等しく、具材らしい具材は入っていません。けれども今回の場合、たらこ加工品も具材扱いしたら——というのは強引なフォローになりますけどw アレですよね、たらこスパゲッティよろしく最初に刻み海苔 with たらこ味の道を開拓した人って国民栄誉賞ものですよね。

今回はソースが王道も王道の純たらこ味だったので、刻み海苔のアクセントも面目躍如。ただ、大盛りの麺量に対して刻み海苔の量はレギュラーサイズ、ちょっと量が物足りないかな‥‥という思いもありました。なので追加分の刻み海苔を用意しておくと安心ですし、ソースが王道を地で行くテイストなので、細く刻んだ大葉(青じそ)ちょい足しアレンジぜったい美味しいですよ!

総評

★★★★★☆☆☆☆☆(★5+)

一見すると王道すぎて没個性なテーマなんですけど、逆に変わった味が求められる新商品で純たらこ味は珍しく、しかも「たらこ味」を真っ直ぐに極め、さらに “赤穂の塩” を使って「俺の塩」らしく塩にもこだわっている、いやいや素晴らしい商品ですね。具材についてはショボすぎますがw ちゃんと濃厚たらこ味だったので、大盛りでも最後まで飽きずに完食できました。

というか、むしろレギュラー商品向けの味だったので、レギュラーサイズで定番化してほしい‥‥などと思いつつ、実は2019年6月3日(月)に「俺の塩」がリニューアル(※残念ながら貝柱風かまぼこ消えます)、新たに期間限定の「梅かつお味」が加わるため、「たらこ味」のレギュラー化は先の話か実現しないかもしれませんが、今回の「濃厚たらこ味」は決定版の完成度です。

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