徹底比較!! 新旧食べ比べ「タテ型 飲み干す一杯 担担麺」2018

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エースコック

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2018年8月6日(月)リニューアル発売のカップ麺、エースコックタテ型 飲み干す一杯 担担麺」の新旧比較レビューです。

シリーズ発売15周年を迎え、2018年8月6日に「味噌バター味」が誕生。

タテ型 飲み干す一杯 味噌バター味ラーメン@エースコック
2018/08/06新発売"15周年記念商品"「タテ型 飲み干す一杯 味噌バター味ラーメン」の実食レビューです。エースコックの"飲み干す一杯"が発売15周年を迎え、"味噌バター味"が新登場。食べてみた感想を丁寧にお伝えします。

そして既存の定番フレーバー、「担担麺」と「背脂とんこつラーメン」がリニューアルされました。

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飲み干す一杯 担担麺 リニューアル

「飲み干す一杯」が初めて発売されたのは、15年前の2003年。余談ですが、「カップヌードル しお」が発売された年でもあります。エースコックの公式ホームページにある最古のニュースリリースは2007年3月30日だったので、シリーズ発売当初の PDFは見つけることができませんでした。

前回のリニューアルは、2017年10月2日。当時「豚まろ味噌ラーメン」が新たなラインナップとして加わっていたのですが、いつの間にかシレッと姿を消しましたね。製造メーカーのエースコック曰く、「担担麺」今回のリニューアルによってスープが美味しく進化したそうです。

このようなブログを運営していますが、実は塩気の強い食べ物が得意ではなくて、 “飲み干すコンセプトにしては濃すぎないか?” などと思っていたのですが、かれこれ真剣に飲み干す一杯の担担麺を食べたのは何年前だろう‥ということで、感じ方は変わっているかもしれません。

いつも新商品のカップ麺ばかり追って記事にしているので、ついつい定番品は後回しにしがちでしたが、これを機に食べ比べというかたちで紹介することにしました。では、リニューアル前とリニューアル後の商品を比較してみましょう。

スペック

▼(左)リニューアル前 /(右)リニューアル後

リニューアル前のフタには原材料名などが記載されていましたが、リニューアル後のパッケージではシズル感満載の写真が起用され、「感謝の15周年」と書いてあります。ええ、とりあえず1年以内にリニューアル確定ですね(笑)

パッケージ側面のデザインも臨場感が増しており、華やかで新しいイメージです。こうやってパッケージが刷新されると、急に以前の商品がレトロに見えますね。まだ前回のリニューアルから1年も経っていないのに、なんだか数年前のカップ麺を隣に並べているような気分になりました。

▼(左)リニューアル前 /(右)リニューアル後

あいかわらずフタを開けると別添の小袋が粉末スープまみれなんですけれども、リニューアル前には記載されていた「深うまいの素」という表記が無くなって、リニューアル後の小袋には単純に「液体スープ」としか書かれていません。好きだったのになぁ‥深イイ話みたいで。(←違)

で、粉末スープの量はリニューアル後のほうが少なくなっています。これに関しては容器の底にある空洞に粉末スープが先入れしてあるのかもしれませんが‥

▼(左)リニューアル前 /(右)リニューアル後

それはさておき麺の色と太さが明らかに違うんですよね。

ちょっと写真では分かりにくいかもしれませんが、リニューアル後の麺は少し太くなり、色も濃くなっていました。今回のリニューアル、スープだけではないようです。

全体の熱量に大幅な変化は見られませんが、わずかにスープの食塩相当量が増え、カルシウムは大幅にアップ。しかしながらスープの熱量は減るなど、変則的に変化しています。

※右()内の値はリニューアル前

1食76(76)g当たり

エネルギー:325(326)kcal
たん白質:8.4(7.4)g
脂質:13.3(13.7)g
炭水化物:43.0(43.2)g
食塩相当量:4.3(4.6)g
(めん・かやく:1.4(1.8)g)
(スープ:2.9(2.8)g)
ビタミンB1:0.40(0.31)mg
ビタミンB2:0.37(0.20)mg
カルシウム:234(160)mg

※参考値:調理直後に分別した値
エネルギー:325(326)kcal(めん・かやく:265(254)kcal)(スープ:60(72)kcal)

実食開始

▼リニューアル前(2017年発売品)

▼リニューアル後(2018年発売品)

おっと‥明らかに具材の量が減っていますね。

そして麺には「植物性たん白」が新たに練り込まれ、スープの構成も微妙に変わっています。スープの変化も然る事乍ら、麺の仕上がりも気になるところ‥

それでは、「めん」「スープ」「かやく」の項目に分けて、新旧交互に味を解説します。


名称:即席カップめん

▼【リニューアル前】

「原材料名」油揚げめん(小麦粉、植物油脂、食塩、しょうゆ、砂糖、卵白粉)、スープ(ねりごま、みそ、砂糖、植物油脂、食塩、豚エキス、豆板醤、しょうゆ、香辛料、でん粉、大豆たん白、全卵粉)、かやく(ごま、チンゲン菜、鶏・豚味付肉そぼろ、ねぎ、唐辛子)、加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、香料、炭酸カルシウム、酒精、カラメル色素、微粒二酸化ケイ素、増粘多糖類、かんすい、酸味料、甘味料(甘草)、カロチノイド色素、酸化防止剤(ビタミンE)、ビタミンB2、ビタミンB1、香辛料抽出物、(原材料の一部に卵、乳成分、ゼラチンを含む)

「アレルゲン情報」小麦・卵・乳成分・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチン・ごま

▼【リニューアル後】

「原材料名」油揚げめん(小麦粉、植物油脂、食塩、しょうゆ、植物性たん白、砂糖、卵白粉)、スープ(ねりごま、粉末みそ、糖類、植物油脂、食塩、みそ、ごま加工品、豆板醤、ポーク調味料、おからパウダー、香辛料、しょうゆ、香味調味料、香味油、酵母エキス、全卵粉)、かやく(ごま、鶏・豚味付肉そぼろ、チンゲン菜、ねぎ、唐辛子)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、炭酸カルシウム、香料、酒精、微粒二酸化ケイ素、カラメル色素、カロチノイド色素、かんすい、増粘多糖類、酸味料、甘味料(カンゾウ)、酸化防止剤(ビタミンE)、香辛料抽出物、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチン・ごまを含む)

「アレルゲン情報」小麦・卵・乳成分・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチン・ごま

15周年を迎える「飲み干す一杯」シリーズのスープがさらに美味しく進化!

(エースコック「商品情報」より引用)




めん

リニューアル前(2017年発売品)

しなやかな中細めんです。なめらかでつるっとしたのどごしにしました。

(エースコック「ニュースリリース」より引用)

一世代前のレトロな麺

ぷりっと歯切れのいい丸刃の中細麺で、最近のエースコックが頻繁に採用しているガッシリとした歯応えの強い角刃の麺ではありません。しなやかで口当たりがよく、縮れも緩やかで穏やかな面持ちですが、ちょっと油揚げ麺特有の風味が気になりますね。

個人的に嫌いな風味ではありませんでしたが、エースコックの油揚げ麺は少し風味が気になる‥という方にとってはマイナスポイントになってしまうかもしれません。スープの掴みは問題ありませんでしたが、やや味をマスクするファクターも備えています。

リニューアル後(2018年発売品)

適度な弾力と滑らかさを併せ持った中細めんです。

(エースコック「商品情報」より引用)

まるで別人w

こちらも丸刃でカットされた中細麺ですが、リニューアル前よりも少し太くなり、色も濃くなっています。しなやかな面持ちから力強さを感じる麺質に方針転換。縮れも強くなり、麺の存在感が上がりました。同じく歯切れを重視したようなタイプですが、リニューアル前よりも硬めの食感です。

リニューアル前はスープに寄り添うような方向性で、それを運ぶ媒体として割り切られる覚悟すら感じましたが、リニューアル後は自己主張が強く、量はリニューアル前も後も同じ55gなんですけど、明らかに麺の食べ応えがアップしますね。

しかしながらスープが主体のシリーズなので、跳ね上がった麺の存在感を良しとするか悪しとするかで評価は別れるかもしれません。個人的にはリニューアル前の慎ましさが心地好く、担担麺のイメージにも合っていると感じました。

もしもスープがスーパーカップの醤油味みたいだったら、これピッタリだと思うんですけどね。

スープ

リニューアル前(2017年発売品)

別添「深うまいの素」で仕上げる胡麻の風味が楽しめる深みのある担担麺スープです。胡麻の風味を強化しました。

(エースコック「ニュースリリース」より引用)

胡麻の風味よりも‥

芝麻醤(ねりごま)が中心の構成ですが、体感的に強いと感じたのは和味噌の風味で、唐辛子の刺激は控えめ。以前(数年前)は芝麻醤が主体の強いスープだったと記憶していたのですが、それよりもスッキリとした印象を受けました。ただ、これに関しては思い出補正かもしれません。

お酢とは違う酸味を強めに感じたのですが、ほとんど花椒は感じられず、刺激の強さに期待していると肩透かしを喰らう羽目になるでしょう。反面、強い刺激が苦手な人でも食べやすく、スーパーの定番品としては敷居の低さが加点要素とも言えますよね。

突然ですが野菜(もやし?)を炒めたような香りが強く、それが最も印象に残ったポイントだったかもしれません。

リニューアル後(2018年発売品)

ピリッと辛い担担麺スープに練り胡麻の「特製液体スープ」を入れることで、深い香りとコクに仕上げました。

(エースコック「商品情報」より引用)

担担らしさアップ!

リニューアル後も和味噌が味の土台を構築しているのですが、リニューアル前よりも芝麻醤の風味が濃くなったように感じます。リニューアル後は味噌が「粉末みそ」と「みそ」に分けられていて、粉末みその含有量が多くなっているのですが、あえて粉末化することで戦略的に味噌を一歩後ろに下がらせているように思いました。

実際、それによって体感的に芝麻醤の存在感が増し、担担らしさが強まっているように感じました。しかし、リニューアル前で感じた野菜を炒めたような風味は鳴りを潜め、酸味も目立って気になりません。

こちらも唐辛子の辣味はピリ辛に毛も生えない程度だったので、辛い食べ物が苦手な方でも攻略可能かと思います。きわめて軽いアクセントではあるものの、じゃっかんながら花椒の清涼感は増したように感じました。

とんこつスープの時には蛇足的だと感じることの多い「おからパウダー」の追加でザラついた舌触りになっていましたが、芝麻醤のコクと胡麻のイメージから蛇足的に作用することなく、自然にスープの濃度を高めてくれていたのも印象がよかったです。

かやく

リニューアル前(2017年発売品)

程良く味付けした肉そぼろ、ごま、チンゲン菜、ねぎ、唐辛子を入れました。

(エースコック「ニュースリリース」より引用)

This is a sponge yaro.

当ブログでは “スポンジ野郎” との愛称で親しまれている、毎度お馴染みスポンジ食感の粗悪な味なし肉そぼろです。食感はスッカスカで、ずーっと浮いてるし、何気に多くても嬉しくありません。反面、胡麻と青梗菜は実に好印象でした。

シャキシャキとした食感が嬉しい青梗菜は担担麺の定番具材ですし、今回のスープとも言わずもがなマッチ。でもって大量の胡麻が嬉しく、ぷちぷちとした食感と芳ばしさで胡麻のパンチを底上げします。スポンジ野郎は頂けませんが、たっぷりの胡麻と青梗菜が嬉しいですね。

あ、唐辛子は飾りです。←

リニューアル後(2018年発売品)

風味の良いごま、肉そぼろ、チンゲン菜、ねぎ、唐辛子を加えて仕上げました。

(エースコック「商品情報」より引用)

同じ構成だが量は減った

まったく同じ構成ですが、スポンジ野郎と青梗菜の量が半分に減りました。でも、胡麻たっぷりは据え置きです。

曲がりなりにも担担麺として肉そぼろ系の具材が必要なのかもしれませんが、あまりにも存在価値が見出せない具材なので(私が過剰反応しているだけなら申し訳ありません)、あえて思い切り斬新な具材をチョイスしてオリジナリティを高めるのも面白いかなー、とかって開発スタッフ皆様の苦労も知らないカップ麺ブロガーは好き勝手に思うわけです、ハイ。(すいません‥)

総評

★★★★☆☆☆☆☆☆(4)
(標準は★3です)

やっぱり飲み干すにはスープの味が濃いと感じたんですけど、和味噌が主体で野菜を炒めたような調理感と酢ではない酸味が印象に残ったスープから、転じて調理感と酸味が鳴りを潜め、芝麻醤ちょっとアップ。じゃっかん花椒が顔を覗かせていたスープは担担らしさを増していた反面、麺の大幅な変更が意見の分かれるところかもしれません。

具材は大きな変更なくスポンジ野郎なんとかしてくれ状態ではあったものの、スープのコンセプトである満足感がアップしたと感じました。しかし、存在感が倍以上に膨れ上がった麺に関しては、賛否両論あるでしょう。

製品名:タテ型 飲み干す一杯 担担麺
製造者:エースコック
内容量:76g(めん55g)
発売日:2018年8月6日(月)
発売地区:全国(スーパー / コンビニ等)
取得店舗:スーパー
取得価格:95円(税込)
希望小売価格:180円(税抜)
JANコード:4901071278236

麺の種類:油揚げ麺
容器材質:紙
必要湯量:280ml
調理時間:熱湯3分
小袋構成:1袋(液体スープ)

エースコック株式会社:〒564-0063 大阪府吹田市江坂町1-12-40紙谷新御堂ビル
お客様窓口:大阪 06-6338-2745 / 東京 03-3982-9518

  1. 飲み干す一杯は、私も、好きです
    食べ比べ、楽しく拝見しましたよー
    具が少なくなったんですね、味が濃くなった、部分では飲み干せる一杯か自分自身で気になる所です、!

  2. 飲み干すのはこっちだったか!なんだぁ?あの具の少なさは・・・ちょっとがっかりやね。
    飲み干す一杯ってメインが3種で、他にご当地シリーズがあったと思うけど・・・・
    タンタンは発売当初からカップ麺を買うときに選ぶ確立が高かったと思う。結構好きなのよ。
    ご当地シリーズも横浜、仙台は何度か食べてる。今までエースコックに対しては、あまりいい
    印象を持ってなかったけど、飲み干す一杯で変わったな。

  3. こうやってモロに横並べで比較されると、メーカーもグサッとくるやろなー^^;

    具材が減った分、スポンジ野郎では無くなりました!やったらガッツポーズやったのにな(笑)

    でも坦坦麺らしさをより追求したのは伝わってきたよー☆

  4. 私も今日のお昼に頂きました。
    全体的に満足のお味でしたが、同じく飲み干すのには濃すぎるかなぁと思いました。
    余談ですが、私の姉はこのスープにご飯を投入するみたいです。

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