どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。
このページでは、2024年1月8日(月)に新発売とリニューアルを予定している「カップ麺の新商品一覧」をまとめ、これまでの経験に基づいた所感を交えながら各製品の特徴と見所を画像付きで解説、今週の注目カップ麺を選定します。
コンビニの新商品や新作カップ麺(カップラーメン、カップ焼そば等)の最新情報、話題のニュースが気になる方は(こっそりメーカー未公開の新発売予定リストも公開しているので)、よろしければ最後までご覧ください。
今週の新商品 新作カップ麺リスト
▼日清食品
日清ドロラ王 ドロ、ニボニボ、濃厚煮干 / 438円(全国)N
清和風だしカレーメシ いとうまし / 268円(全国)N
▼明星食品
明星 一平ちゃん夜店の焼そば バターチキンカレー味 / 236円(全国)N
▼東洋水産
マルちゃん正麺 カップ 五香粉香る豆乳担々麺 / 278円(全国)N
MARUCHAN QTTA 鶏ポタ / 236円(全国)N
▼サンヨー食品
サッポロ一番 むすびの一杯 宿六監修 あさりだし味噌らーめん / 198円(全国)N
サッポロ一番 ニャオハ&ピカチュウのベジコンソメ味ラーメン / 236円(全国)N
▼エースコック
くせになる!わかめラーメン ごま・しょうゆ / 285円(全国)N
スープはるさめ NEWSTAR ヘムルタン風 / 192円(全国)N
▼セイコーマート
旭川醤油ラーメン / 245円(Secoma取扱店)
▼ローソン
サッポロ一番 坂内食堂 喜多方本店監修 中華そば / 257円(全国)N
▼ファミリーマート
けやき 濃厚辛味噌ラーメン / 239円(全国)N
▼セブンイレブン
田中商店 辛オニ濃厚豚骨 / 228円(全国)N
N=New(新商品)
R=Renewal(リニューアル)
※上記の参考価格は税別表示です。
日清食品「日清ドロラ王 ドロ、ニボニボ、濃厚煮干」新発売
煮干し好き必食!? 日清の「ドロラ王」最新作はハマると抜け出せない “ニボ沼の素” 搭載!! 日清ラ王(にっしんらおう)とは、1992年(平成4年)9月21日の発売以来、その時代における王道の味に進化し続けてきたブランドで、名前の由来はラーメンの王様。現在はノンフライの即席カップめん及び即席袋めんを中心に、本格的なフレーバーを数多く展開しています。
今回の新商品「日清ドロラ王 ドロ、ニボニボ、濃厚煮干」は、2022年4月25日に発売された「日清ドロラ王 ドロ、コッテリ、鶏白湯」に端を発する「日清ドロラ王」の新作で、シリーズ第4弾にして初となる “煮干し” がコンセプトの一杯。歯切れが良い細麺に、ブランド史上最大レベルに “ドロドロ” した濃厚煮干しスープを合わせ、さらに煮干しの旨みがアップする「ニボ沼の素」を別添と気合はバッチリ。
実際のラーメン店でも重宝されている煮干しですが、それを軸に据えたスープは淡麗系の清湯(ちんたん)からマニア向けのセメント系まで幅広く、今回の「ドロ、ニボニボ、濃厚煮干」は後者をイメージしているような雰囲気。果たして万人受けを無視したレベルの苦味やショッパさまで打ち出しているのか、それとも粘度の高さが先行するマイルドなタイプなのか、仕上がりが楽しみです。
日清食品「日清和風だしカレーメシ いとうまし」新発売
かつお、昆布、さば、あご‥‥はも!? 味わい深い “五種の和風だし” を特徴とするカレーメシ爆誕!! カレーメシとは、2013年(平成25年)9月2日発売の「カップカレーライス」にルーツを持つ即席カップライスで、2014年(平成26年)4月7日から「カレーメシ」としてリブランディング。カレーメシくんが好き放題している過激なPRとは裏腹に、きわめて硬派な味わいと簡便性の高さに定評があります。
今回の新商品「日清和風だしカレーメシ いとうまし」は、風味豊かな “和風だし” を取り入れたカレーの人気が高まり、それを提供する専門店が続々とオープンするなど、新たなジャンルとして注目を集めているらしく‥‥っていうか、カレー業界で人気なんですね、和風だし。お蕎麦屋さんのカレーをブラッシュアップした的な? ぜんぜん知らなかった。
日清食品はトレンドに敏感な企業なので、それを「カレーメシ」に反映させた様子。しかも、日本の出汁(だし)文化を支え続けているカツオ・昆布・サバ・アゴ(飛魚)のほか、鱧(はも)まで使用しているところが興味深いポイント。鱧の出汁は繊細なので、カレーのスパイス感に負けてそうなイメージですけど、その存在感まで感じられるのかどうか、カレーメシの手腕が問われます。
明星食品「明星 一平ちゃん夜店の焼そば バターチキンカレー味」新発売
一平ちゃんならではのバターチキンカレー!? 生クリームをイメージした “バター風味マヨ” 搭載の新フレーバーを開発!! 一平ちゃん(いっぺいちゃん)とは、1993年(平成5年)1月18日の発売以来、明星食品が力を入れているブランドで、現在は湯切りタイプの「一平ちゃん夜店の焼そば」を中心に、大盛りサイズでコストパフォーマンスに優れた縦型カップの新シリーズ「BIGだぜ!一平ちゃん」も常時展開しています。
今回の新商品「明星 一平ちゃん夜店の焼そば バターチキンカレー味」は、湯切りタイプの「一平ちゃん夜店の焼そば」からの新作で、おせちに飽きたら-・の代表格でもあるカレー味をチョイス。ただ、いわゆる家庭的なカレーではなく、濃厚でマイルドな味わいが人気のバターチキンカレー味ということで、カレーはカレーでも意表を突いてきた明星食品。
しかも、チキンをベースに甘く仕上げたカレーソースに、バターとチキンの香りを付けたオイルを合わせ、パセリ・チリミンス・パプリカ・クミン・ガーリック・ブラックペッパー・マジョラム・タイムを使用した「ふりかけ」と “バターチキンカレーにかける生クリームの色をイメージした” 特製の「バター風味マヨ」を別添と「一平ちゃん」らしさ満載の一杯なので、こってり賑やかな仕上がりに期待できそうです。
東洋水産「マルちゃん正麺 カップ 五香粉香る豆乳担々麺」新発売
今度のキーワードは五香粉!? 正麺カップの “担担麺” に新展開!! マルちゃん正麺(せいめん)とは “いま抜群に美味しく、そして10年後・20年後も古びることなく愛され続ける即席めん” をコンセプトにしたブランドで、永年に亘ってインスタントラーメンを作り、味を磨き続けてきた東洋水産=マルちゃんが考える「これこそ正しい麺、理想のラーメンの完成形なのだ」という強い自負が名前の由来。
今回の新商品「マルちゃん正麺 カップ 五香粉香る豆乳担々麺」は、生麺ゆでてうまいまま製法による乾燥麺に、豚の旨みと豆板醤(トウバンジャン)の辛さ、そしてマイルドな豆乳の風味を特徴とする担担スープを合わせた一杯で、本格的な中華料理に使われることが多い五香粉(ウーシャンフェン)の香りを効かせているところもポイント。
これまでに「マジ盛(マジモリ)」や「麺づくり」からは何度も豆乳担担麺をリリースしており、また「マルちゃん正麺 カップ」からも定期的に担担系のフレーバーを展開している東洋水産ですが、振り返ってみると “正麺カップの豆乳担担麺” は初めての組み合わせ。豆乳と担担のノウハウは充分に備わっているメーカーなので、あとは正麺カップの麺に上手くハマっているのかどうか、そこだけです。
東洋水産「MARUCHAN QTTA 鶏ポタ」新発売
ありそうでなかった新商品!? QTTAに “鶏白湯” 系のフレーバー登場!! MARUCHAN QTTA(マルちゃん クッタ)とは、しっかりと食べごたえがあり、食べた人に「はぁ~、くった~」と “ホッと一息ついて前向きな気持ちになってもらいたい” をコンセプトにしたブランドで、2017年(平成29年)3月27日の発売以来、独自の路線で若者を中心に支持されています。
今回の新商品「MARUCHAN QTTA 鶏ポタ」は、揚げ油にラードを使用した “つやもち製法” のフライ麺に、鶏白湯(とりぱいたん)系の濃厚なポタージュ風スープを組み合わせた一杯で、もうすぐ7周年を迎えるブランドですが、意外にも「QTTA」の鶏白湯系は前例がありません。
しかも、麺は通常の「コクしょうゆ味」などに使用している従来版よりも厚みをアップさせた “もちっと麺” を採用ということで、そこも注目したいポイント。鶏ポタ系のスープも然る事乍ら、どのように麺から滲み出るラードの風味が影響してくるのかなど、そこも見どころになってくるのですが、味付鶏肉だんごを中心に具材の満足度も高そうですし、けっこう期待できそうです。
サンヨー食品「サッポロ一番 むすびの一杯 宿六監修 あさりだし味噌らーめん」新発売
東京で最も古い “おにぎり専門店” 監修!? あの老舗と「おにぎり」に合うカップラーメンを商品化!! おにぎり浅草宿六 (おにぎり あさくさ やどろく)とは、東京都台東区浅草に店を構える “東京で一番古いおにぎり専門店” で、毎年厳選する単一原料米に、日本各地から取り寄せた種、それらを江戸前の海苔で包み込んだ、こだわりの「おにぎり」を提供しています。
今回の新商品「サッポロ一番 むすびの一杯 宿六監修 あさりだし味噌らーめん」は、おにぎりに合うカップ麺をコンセプトにした「浅草 宿六」監修による一杯で、しなやかで粘りのある味付け麺に、あさりを中心とする貝の旨みやポークのコク、さらにガーリックの風味を加えて仕上げた、風味豊かな味噌スープが特徴とのこと。
サッポロ一番ことサンヨー食品が手掛ける縦型カップ麺といえば、よくも悪くも油揚げ麺の仕上がりが総評を左右することが多く、どうしても私なんかは構えてしまうんですけど、むすびの一杯‥‥なんでしょう、この無条件に心惹かれるコンセプトはw それとメーカー希望小売価格が198円(税別)と現在の平均値よりも明らかに低いので、汁物代わりのカップラーメンとして手に取りやすい、これは想像以上の良品かもしれません。
エースコック「くせになる!わかめラーメン ごま・しょうゆ」新発売
新食感の茎わかめ入り!? しかも油で揚げないノンフライ麺を搭載した “くせになる” わかめラーメン誕生!! わかめラーメンとは、1983年(昭和58年)6月の発売以来、エースコックが製造・販売している “わかめが主役” のブランドで、近年は39周年(サンキューイヤー)を迎えた2022年を起点とし、個性的で奇抜な変わり種を矢継ぎ早にリリースしていたのですが‥‥
今回の新商品「くせになる!わかめラーメン ごま・しょうゆ」は、いつもの「わかめラーメン」とは一線を画す “茎わかめ” を加えた新感覚の一杯で、なおかつ油で揚げないノンフライ麺を採用した、清く正しくヘルシーさマシマシの変わり種。実は何年も前にノンフライ麺の「わかめラーメン」を展開していたので、それについては初めての試みではないけれど、何年振りの復活でしょうか——。
また新具材の “茎わかめ” も即席カップめん業界においては珍しく、1食(86g、めん55g)あたりの熱量は255kcal、糖質は43.8g、食物繊維は4.5gと実際にヘルシーな数値を叩き出しているのですが、メーカー希望小売価格は285円(税別)とハイカロリー。また “くせになる” という謳い文句を掲げているため、この値段でもリピートしたくなる商品なのかどうか、それなりにハードルも多い一杯です。
ファミマル「けやき 濃厚辛味噌ラーメン」新発売
ファミリーマートの高コスパ商品「けやき」監修の “辛いカップラーメン” が復活!! にとりのけやき(欅)とは、北海道札幌市中央区に本店を置く札幌味噌拉麺専門店で、1999年(平成11年)11月に現在の「すすきの本店」をオープン。店主の似鳥栄喜(にとり えいき)氏は、1983年(昭和58年)に創作和食店「わびさび」を開業しており、その技術を遺憾無く詰め込んだ “五感に訴える一品料理としてのラーメン” を生み出しました。
今回の新商品「けやき 濃厚辛味噌ラーメン」は、コンビニの中でもファミリーマートにしか売ってない、PB(プライベートブランド)のカップラーメンで、製造者は日本の即席めん業界最大手に君臨する日清食品。2020年7月28日発売の「けやき 濃厚辛味噌ラーメン」を皮切りに、ほぼ毎年恒例となっているため、安定感は抜群。
そのため新鮮味のあるフレーバーではないけれど、このブログで初代「けやき 濃厚辛味噌ラーメン」は “★6” の超高評価を叩き出しているため、よほどの変化がない限り、今年も安心して楽しめそうな予感。ファミリーマート通常価格も239円(税込258円)ということで、有名店が監修したコンビニ専売品にしては手に取りやすい値段ですし、これから寒さが本格化してくるタイミング的にも嬉しい一杯になるでしょう。
セブン-イレブン「田中商店 辛オニ濃厚豚骨」新発売
しれっとセブン-イレブン限定で復活!? 田中商店の “辛オニ” が帰ってきた!! 田中商店(たなかしょうてん)とは、2000年(平成12年)12月20日の開業以来、くさい・かたい・うまいを信条に、厳選した豚骨を煮込み続けること六十時間。それによって生み出された極上のスープを提供し続けている博多長浜らーめん専門店で、根強いファンが多いことでも知られる人気店です。
今回の新商品「田中商店 辛オニ濃厚豚骨」は、セブンプレミアムからの新作ではないけれど、コンビニの中でもセブン-イレブンにしか売ってない、通称 “留型” と呼ばれるタイプのカップラーメンで、メーカーはマルちゃんの東洋水産。実は6年以上前にも「縦型ビッグ 田中商店 旨辛濃厚豚骨」という “赤オニ” をイメージしたNB(ナショナルブランド)商品を発売しているため、これが初めての再現ではありません。
ちなみに “赤オニ” とは、唐辛子などの香辛料で甘辛く味付けした「田中商店」オリジナルのトッピングで、直近だと2022年3月21日に発売された夢のWコラボ「彩未×田中商店 濃厚辛味噌豚骨」にも応用していましたけど、今回の新作は「田中商店」単独監修。ここ最近、ちょいちょいセブン-イレブン限定で復活している過去商品の焼き直し企画ですが、どれもコスパ高めのイメージなので、ありがたい企画です。
今週注目のカップ麺と展望
というわけで、寿がきや食品、ヤマダイ、まるか食品あたりは引き続き休暇中ですが、大手は続々と動きを見せ始めた1月第2週。今週の注目すべき新作は、ニボ沼の素を搭載した「日清ドロラ王 ドロ、ニボニボ、濃厚煮干」に、東洋水産の「マルちゃん正麺 カップ 五香粉香る豆乳担々麺」や「MARUCHAN QTTA 鶏ポタ」の注目度も高く、茎わかめ入りの「くせになる!わかめラーメン ごま・しょうゆ」も興味深い商品。
また東京最古の “おにぎり専門店” とコラボした「サッポロ一番 むすびの一杯 宿六監修 あさりだし味噌らーめん」の仕上がりも気になりますし、コンビニ限定の「けやき」と「田中商店」ほか、もしかするとローソンやウエルシア薬局にもノーアナウンスの新商品が並ぶかもしれないので、そちらも睨みながらブログを更新します。
※追記:ローソンに「サッポロ一番 坂内食堂 喜多方本店監修 中華そば」並んでました!(2024年1月9日)
メーカー未公開情報あり! カップ麺マル秘リスト
それでは、最後に私の把握している新作カップ麺の発売予定リストを公開します。なかにはネットで商品名を検索しても出てこないメーカー未公開のタイトルも混ざっているため、発売日が変動する、あるいはリリースされない場合もあるかもしれませんが、こんなカップ麺が出るかもしれないよー、くらいのスタンスで話のネタにご活用ください【author・taka :a(大石敬之)】
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