唯一無二の “スナック感” マルちゃん QTTA(クッタ)史上初、鶏のポタージュ風「鶏ポタ」新登場!!

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東洋水産

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2024年1月8日(月)新発売、東洋水産のカップ麺「MARUCHAN(マルちゃん)QTTA(クッタ)鶏ポタ」の実食レビューです。

発売6周年を目前にして初の試み!? もちっとシアワセ、つやもち製法の中太麺と鶏のポタージュ風スープが特徴的な新フレーバー登場!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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MARUCHAN QTTA 鶏ポタ

MARUCHAN QTTA(マルちゃん クッタ)とは、しっかりと食べ応えがあり、食べた人に「はぁ~、くった~」と “ホッと一息ついて前向きな気持ちになってもらいたい” をコンセプトにした縦型カップめんブランドで、2017年(平成29年)3月27日に発売された初代御三家「SHO-YUラーメン」「SEAFOODラーメン」「TONKOTSUラーメン」を皮切りに発足。

「鶏ポタ」はブランド史上初のフレーバー

今回の新商品「MARUCHAN QTTA 鶏ポタ」は、通常の「コクしょうゆ味」や「シーフード味」などに使用している従来の “しっかり麺” よりも厚みをアップさせた “もちっと麺” に、鶏と野菜の旨みを合わせたポタージュ風のスープが特徴の一杯で、鶏ポタといえば「天下一品」をイメージしているのかと思いきや、具材にはフライドオニオン、玉ねぎ、パセリを使うなど、全体像の雰囲気は洋風です。

このブランドにおける初代御三家の発売日は、前述のように現在から6年ほど前のこと。その間にポタージュ系もといクリーム系の変わり種は数多く展開している「QTTA」なので、たとえば通年商品に格上げされた「サワークリームオニオン味」や「トマトクリーム味」しかり、クリーミーな味わいは得意分野。

しかし、あらためて「QTTA」の歴代フレーバーを振り返ってみたところ、タイトルにポタ・ポタージュを冠した商品は存在せず、そういえば鶏白湯(とりぱいたん)系の前例も無かったなと。

叫びたくなるクッタ感!?

「MARUCHAN QTTA 鶏ポタ」のパッケージには “もちもち食感で思わずくったー!! と叫びたくなるクッタ感のあるもちっと麺。麺のもちっと感を楽しめる、鶏のポタージュ風スープです。” との訴求があることから、スープの満足度についてはもちろん、従来品とは異なる「もちっと麺」の仕上がりにも注目しながらレビューします。

開封

物議を醸したベロが懐かしい今日この頃

今回のカップ麺に小袋は別添されていないため、フタを開けたら熱湯を注ぐだけでOKの手軽な仕様。そういえば「QTTA」の発売当初、ローリング・ストーンズのロゴよろしく “Q” を舌に見立てたデザインを天面に配していましたが、ちょうど舌先に当たる位置が開封口で、それを引っ張る感じが気持ち悪いだかなんだか、一部からの不評を理由に現在の吹き出しっぽいデザインに変わったんですよね。私は好きでしたけど、舌先を引っ張る感じw

存在大の鶏肉だんご(これ美味しいですよね)

余談は扨措き開封すると、大きな鶏肉だんごを筆頭に、途中で引き合いに出した「サワークリームオニオン味」よろしく細切りの玉ねぎにテンションがアップするなど。いってしまえば使い回しの具材になりますが、この玉ねぎがシャキシャキで、いつも秀逸。これが口の中に飛び込んできた途端、特有の香味が強く主張してくるため、それを支え切れる濃度を備えているのかどうか、スープの手腕が問われるところ。

メーカー希望小売価格は236円(税別)なので、通年販売の「コクしょうゆ味」や「シーフード味」「コク味噌味」などと同じ値段。コンビニで購入した場合の税込価格は254.88円になりますが、スーパーやドラッグストアなど、コンビニ以外の店舗であれば、平均的に税込200円以下で購入可能かと思います。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:MARUCHAN QTTA 鶏ポタ
製造者:東洋水産株式会社
製造所:関西工場(兵庫県神戸市西区見津が丘6-8)
内容量:71g(めん55g)
商品コード:4901990376839(JAN)
発売日:2024年01月08日(月)
実食日:2024年01月10日(水)
発売地域:全国
取得店舗:スーパー
小売価格:236円(税別)
購入価格:138円(税込)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:縦型レギュラー
容器材質:プラ(PP)
湯量目安:320ml
調理時間:熱湯3分
小袋構成:別添なし

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、精製ラード、でん粉、食塩、植物性たん白、砂糖、しょうゆ、チキンエキス、卵白)、添付調味料(チキンエキス、粉末野菜、豚脂、砂糖、乳等を主要原料とする食品、たん白加水分解物、香辛料、フライドオニオン、香味油脂、酵母エキス、食塩、パセリ)、かやく(味付鶏肉だんご、たまねぎ)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、増粘多糖類、炭酸カルシウム、かんすい、クチナシ色素、酸化防止剤(ビタミンE)、pH調整剤、ビタミンB2、ビタミンB1、香料、香辛料抽出物、(一部にえび・小麦・卵・乳成分・いか・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)

実食開始

これが “もちっと麺”

麺はマルちゃん独自の “つやもち製法” によるフライ麺で、揚げ油にラードを配合しているのがポイント。そのため植物油脂では出せない、動物油脂ならではの芳ばしさが滲み出てくるため、それがブランドコンセプトの「はぁ~、くった~」に貢献しているのですが、同時に繊細さは損なわれます。でも、だからこそのスナック感が「QTTA」の魅力。

香りは鶏よりも豚が優勢?

後入れ・先入れの小袋は別添されていないため、フタを開けたら内側の線まで熱湯を注ぎ、フタをして待つこと3分。時間になったらフタを開け、よく混ぜ合わせたら完成です。鶏のポタージュ風ということで、クノールのコーンスープよろしく粘度が増すのかと思いきや、比較的にサラッとした仕上がり。

また鶏の香りも然る事乍ら、同時にラード(豚脂)も強めに主張してくる調理直後。はたしてブランド史上初の “鶏ポタ” は「QTTA」特有のスナック感に上手くハマっているのかどうか、ここから先は「めん」「スープ」「かやく」の項目に分けて特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(71g)あたり
カロリー:310kcal
たん白質:7.5g
脂  質:12.3g
炭水化物:42.4g
食塩相当量:4.0g
(めん・かやく:1.6g)
   (スープ:2.4g)
ビタミンB1:1.64mg
ビタミンB2:0.30mg
カルシウム:135mg
参考値(調理直後に分別した値)
熱量:310kcal(めん・かやく:246kcal)(スープ:64kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

普通の “しっかり麺” じゃダメだったの?

3.0

「QTTA」に搭載されている油揚げ麺は、例外なくラードを配合した揚げ油を通過しているため、独特の芳ばしさが特徴となっており、それは今回の「鶏ポタ」も例に漏れず。その風味はスープにも強く影響してくるのですが、おかげで唯一無二の食べ応えを演出することに成功し、なおかつ大先輩の「カップヌードル」や「カップスター」との差別化にも繋がりました。

ちょっと長めに待ったほうがいいかも

今回の “もちっと麺” は、既存の “しっかり麺” よりも厚みアップとのことで、なるほど横幅ではなく厚みが増しているのですが、それに伴う食べ始めの戻りムラが玉に瑕。バッキバキほど頑固な戻りムラではないけれど、部分的にサクサクしているため、よくも悪くもスナック感が大幅に加速します。

ある意味、それが「QTTA」らしさでもあるので、頭ごなしに否定するわけにもいかないのですが、別に通常の “しっかり麺” でも問題なかったんじゃない? というのが最終的に残ったイメージ。イマイチではないけれど、スープの粘度を上げて「サワークリームオニオン味」と同じ “幅広麺” を使うとか、他の選択肢が脳裏を掠める取り合わせだったので、評価は及第点としました。

スープ

けっこう豚脂も強かった

4.0

とろみ成分を使っていないわけではないけれど、おそらく粘度は想像の3割くらい控えめで、ポタージュ風のわりに重たくありません。——などと、そう思っていたのは食べ始めの段階で、すこしずつ高まる粘度。けれども粉末野菜に由来するザラッとした舌触りが功を奏し、とろみの加減も自然に思えるというか、なるほどポタージュ風という表現にも納得のテクスチャーです。

ただ、鶏の主張は鶏白湯ほど顕著ではなく、基本は野菜を中心とするポタージュで、そこに鶏を優しく寄り添わせているような骨組み。むしろ動物系に関しては、麺から滲み出てくるラードの風味とスープにも使用している豚脂が強いので、途中から疑問符が脳内に浮かび始めたんですけどw あえてスナック感も売りにしている「QTTA」のブランドイメージを思うと悪くありませんでした。

かやく

具材の満足度はバッチリ

5.0

メインの大きな鶏肉だんごは、同社の「マルちゃん正麺(せいめん)カップ」や「マジ盛」「謹製」など、他のブランドにも使い回されている具材なので、新進気鋭のアイテムではないけれど、ふっくらと柔らかい食感だったり、鶏肉の旨みだったり、ほんのり生姜が香る味付けだったり、どれを取っても満足度の高い肉具材。

細切りの玉ねぎは思っていたよりも少量で、例の「サワークリームオニオン味」ほど目立って主張してくるわけではないけれど、シャキシャキ食感とフレッシュな香味がアクセントに効果的。フライドオニオンとパセリは脇役で、しかしながら全体の洋風らしさを強めることに寄与している、それぞれに意味を感じる取り合わせでした。

総評

4.0

よくも悪くも「QTTA」らしいスナック感が前に出ていたので、タイトルの「鶏ポタ」を重視した場合、ちょっとラード(豚脂)が目立ち過ぎかなと。片や「QTTA」らしさにウェイトを置いた場合、このスナック感こそが強みでもあるため、なんとも評価が難しい商品だったんですけどw その間を取って総評は「★4」としました。

そもそも「QTTA」の油揚げ麺が苦手な方にはオススメできない一杯になりますが、逆に「QTTA」は無条件で好き! であれば楽しめること請け合い。有名店が監修した「鶏ポタ」ではなく、麺から滲み出るラードの旨みが特徴的な「QTTA」ならではの一杯に仕上がっていたので、気になっている方は最寄りの販売店をチェックしてみてください【author・taka :a(大石敬之)】

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