【元祖】蒙古タンメン中本のカップ麺に納豆!? マツコも絶賛 “激ウマ” ちょい足しアレンジ!!

どうも、taka :aです。

以前ご紹介したセブンイレブンで定番のカップ麺「セブンプレミアム 蒙古タンメン中本 辛旨味噌」に「チーズ」と「温泉卵」をトッピングしたアレンジレシピの記事は、たいへんご好評いただきました。

今回、その続編として、ちょっと‥‥いや、かなり? 人を選ぶアレンジに挑戦してみましょう（※この記事は、TBS系のテレビ番組『マツコの知らない世界』2019年1月8日放送分『マツコの知らないインスタントラーメンの世界』に参考資料として紹介したものです）。

蒙古タンメン中本のカップ麺に納豆を入れてみた

私は納豆が大好きで、蒙古タンメン中本のカップラーメンもPB（プライベートブランド）商品の中で最強クラスだと思っています。もちろん大好きな食べ物と大好きな食べ物を掛け合わせたからといって、必ずしもサラブレッドが誕生するとは限りませんが、番組放送後にセブンイレブンの店頭から中本のカップ麺と納豆が品薄状態になったように、自信を持ってオススメできる組み合わせ。

まだテレビで紹介される以前の話、実は2009年ごろにチラッとネット上で口走ったところ、一部のユーザーから「セブンの蒙古タンメン中本に納豆を入れたらヤバい!」と好評だったのですが、如何せん納豆は人を選ぶ素材——当時、話題になったのといっても限定的で、小規模なものでした。

今回の記事で使用する納豆は、「タカノフーズ すごい納豆 S-903」というもの。別にスポンサーとかではなく、単純に冷蔵庫にあった常備品を使っているだけなので、セブンイレブンの納豆（セブンプレミアム）でも問題ありませんし、ブランドはなんでも大丈夫です。

（ちなみに「すごい納豆 S-903」とは、タカノフーズが所有している2,000種類以上の「納豆菌」から選びぬいた健康をサポートする特許取得菌「S-903納豆菌」を採用し、添付のタレには森永乳業の「シールド乳酸菌」を100億個配合しているという腸活の強い味方です ※お悩みの方おススメ）

納豆菌は熱に強く、実は100℃で30分間加熱殺菌しても胞子は生き残ります。また高温のみならずマイナス100℃にも耐え、さらに酸やアルカリにも強いという特徴があるのですが、注目されている栄養素・ナットウキナーゼ（酵素）は熱に弱く、水分が多い状態では高温（50℃以上）になると活性が急激に低下してしまうので、血栓予防効果は得られません。というわけで、今回は美味しさ重視。

納豆が嫌いな人には写真を含め、苦痛な記事になってしまうかもしれませんが、あなたは “この記事” に辿り着いてしまいました。もしかしたら納豆を好きに‥なれるかどうかは保証できませんがw 最後までお読みいただければ幸いです。ちなみに熱湯を少なめに入れると納豆の存在感が増し、より一層おいしく仕上がるので、お湯は気持ち少なめに調理しましょう。

製品情報

今から10年以上前、2008年11月16日（水）東京都板橋区にある「蒙古タンメン中本」店主監修のもと、セブン＆アイグループの共同開発品として、初のカップラーメンが関東・甲信越エリア先行で発売されました。その後、徐々にエリアを拡大し、今ではセブンイレブンの顔と言っても過言ではない超人気商品となっています。

2018年にはシリーズ発売10周年を記念して、初のカップ焼そばもリリースされたのですが、蒙古タンメン中本にしては辛さこそ弱かったものの、とても美味しい商品に仕上がっていました。その際に納豆を使ったアレンジメニューも試しているのですが、これまた納豆の相性が最高でw 基本的に納豆と辛い食べ物（辛いカップ麺）は相性がいいんですよね。

▲【蒙古タンメン中本】焼そばアレンジ3選!! 正直、おいしすぎた件。

味噌も納豆と同じく大豆が原料なので、それもマッチングの高さに寄与していた勝因と言えるでしょう。もちろん両者ともにオリジナルのままでも充分おいしいのですが、この蒙古タンメン中本のカップ麺×納豆は「ちょい足しアレンジブーム」を加速させた組み合わせです。

製品情報詳細

原材料名とアレルギー表示

アレンジ・実食開始

作り方（アレンジのやり方）は、蒙古タンメン中本のカップ麺を通常通りに調理し、納豆をトッピングして食べるだけ。使う納豆は何でもいいのですが、カップ麺がタテ型ビッグサイズなので、小さい紙コップみたいなのに入っているヤツよりも、きちんと1パック用意するのがオススメです（※もし納豆の量を増やす場合は、熱湯の量を入れすぎないように気をつけてください）。

添付のタレは入れたほうがいいのか、入れないほうがいいのか——については “入れなくてもいい” です。ただ、カラシを入れると全体のコクがアップするので、カラシは入れてください（※味噌や食べるラー油、お酢、ごま油などを投入している場合は除きますが、いくら混ぜてもネバネバしない納豆は「発酵」から「腐敗」の段階に突入している状態なので、混ぜても糸を引かない納豆は食べないように注意しましょう）。

カップ麺には熱湯を気持ち少なめに（内側の線から5〜7mmほど下を狙って）注ぎ、メーカー指定の5分待機。5分後にフタを開けから念入りにかき混ぜ、仕上げに納豆をトッピングします。それでは、これより先けっこう粘りのある画像が続きます。可能な限りフォトジェニックな写真を意識しますが、納豆が本気でダメな方‥‥も、引き続き最後までお付き合いください。

辛さの中に粘りあり!!

フォトジェニック‥とは言い難いかもしれませんが、侮るなかれ——めちゃくちゃ美味しいぞ!! まずは混ぜずに納豆下にある麺を引っ張り出して食べてみると、納豆の粘りにコーティングされた麺は、まるでネバネバ系の和蕎麦を食しているかのような喉越しの良さ。辛いカップ麺と油揚げ麺特有の風味はベストマッチではあるのですが、ほぼ雑味は吹っ飛びます。

表面の摩擦抵抗が少ないストレート麺なので、喉越しの良さがツルリと光り、それでいて絶妙な納豆の旨味と別添の辛味オイルが混ざり合うため麺が独り歩きするような嫌いはありません。これは混ぜないほうがいいのか、それとも混ぜちゃったほうがいいのか——などと迷わずに、納豆を入れた後も “しっかり混ぜて” ください。

スープの熱や水分、塩分などが納豆の糸を安定させている “フラクタン” という成分を不安定にし、糸が伸びる前に切れてしまうので、プレーンの納豆を持ち上げた時のような糸引きは見せませんが、スープ全体に納豆の粘りを感じさせるトロミとコクが付与されます。

それに糸を引かないだけで、大豆自体は納豆特有の風味とムチン（タンパク質と多糖類が結合した粘素）をキープしており、族徳の存在感が埋没することはありません（※ちなみに納豆のネバネバが箸について鬱陶しい時は、味噌汁に箸を浸せばイッパツでネバネバ武装解除です）。

突然の侵略に納豆の存在を阻もうとする中本‥いや、むしろ納豆を我が支配下に置かんとすべく勢いで猛攻に転じるのですが、負けじと粘る納豆の存在感。その緊迫が堰を切ろうとした矢先、まるでそれが嘘だったかのように互いを受け入れ合ってブーストします。もともと蒙古タンメン中本のカップラーメンには標準装備で大豆加工食品の豆腐が入っているわけですし、とにかく全体の統一感が高い。

納豆が参入することで刺激が緩和されるのではないかと不安に思われるかもしれませんが、たしかにストレートで食べる時よりも刺激にブレーキがかかるものの、納豆を入れたからといって目に見えて刺激が減速するわけではありません。むしろ旨味の濃度が飛躍的に高まり、ベースの中本と飛び入りの納豆が運命的に出会うべくして出会ったかのような一体感を見せ付けてきます。

中本 with 納豆・卵黄・ネギ

ええ、月並な組み合わせですけど、これまた絶妙。卵黄を加えることにより唐辛子の刺激が緩和されるので、これは「蒙古タンメン中本のカップラーメンは好きだけど、もうちょっとだけマイルドだったら‥」という方にピッタリなアレンジです。しかし、攻撃性が鳴りを潜めて終わりではありません。

卵黄のコクが加わることでスープの包容力が上がり、中本らしい攻めの姿勢こそ少し丸みを帯びますが（それでも余裕でピリ辛以上ですよ）、納豆を活かすという点においては卵黄入りが勝ります。卵黄と納豆の旨味が結合することで独特のコクがブーストすることと、さすが卵黄かなり食べ応えもアップします。けっこうズシッとw

ネギは飾りのつもりでトッピングしましたが、青ネギなら香りを引き立てるアクセントになりますし、生の白ネギならシャープな香味が卵黄の間に切れ込んでくれることでしょう。手軽でシンプルに食べたい気分の時には納豆単体でも抜群に美味しいのですが、ちょっと手を加えると美味しさアップです。

で、あまり美しいビジュアルではなかったこともあって撮影は控えましたが、麺を食べ終えたら「納豆が残っているスープ」に「白ご飯」を入れてください。二度おいしいどころの騒ぎじゃないですよ——

危険度

★★★★★★★★☆☆（8）

サラブレッド爆誕w

これはもう納豆が好きで蒙古タンメン中本のカップ麺も好きなら是が非でも食べましょう!!

とりあえず納豆が苦手な方にはオススメできませんが、納豆に対して極度に恐怖を感じているわけでなければ挑戦する価値はあるかもしれません。納豆を入れることで緩和される中本の要素、また中本と拮抗することで威力が衰える納豆の要素（ニオイ）もありますが、むしろ相乗効果のほうが圧倒的に上。もっと “悪いこと” したい人は、とけるスライスチーズを適度にちぎって入れるのもオススメ。

とりあえず基本はカップ麺と納豆さえあれば手軽に試せるアレンジですし、カップ麺だけ食べるよりも栄養バランスは遥かに向上するので、ただ悪魔的に美味しいだけの食べ物ではありません。このブログを読んで知った方も、テレビや店内のポップで知った方も、ぜひ試してみてください。

関連記事「絶対やっちゃダメ!! 悪魔の食べ物『蒙古タンメン中本 with 温玉チーズ』」よりもコアな組み合わせになりますが、それに匹敵する中毒性の持ち主で、うっかり★9を付けてしまいそうなくらい美味しい食べ方でした。

激辛カップ麺「セブンプレミアム 蒙古タンメン中本 北極ラーメン」の納豆アレンジは、「『蒙古タンメン中本 北極×納豆』白根店主公認!!最強トッピング “激辛納豆” アレンジ」をご参考ください。

（あとがき——『マツコの知らない世界』の演出プロデューサーから取材・インタビューを受けた際、この記事を参考資料として紹介。番組で試してほしいと促した結果、『マツコの知らないインスタントラーメンの世界』に採用されました。以来、類似した記事が乱立していますが、この記事が情報の出典であり、元祖です）