最高に面倒で、最高にうまい。京都の極濁鶏白湯を “湯切りせずに” 作ってみた結果‥‥

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日清食品

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2023年7月25日(火)新発売、セブンイレブンのカップ麺「最高に面倒で、最高にうまいラーメン。京都 極濁鶏白湯」の検証レビューです。

日清食品史上最高に “めんどくさい” カップラーメンを「熱湯2度がけせずに」食べたらどうなるのか、実際に試してみた結果——。

最高に面倒な作り方を無視すると「まずくなる」のか、それとも意外に仕上がりは「変わらない」のか、そんなに変わらなかったら別に湯切りする必要なくね? というわけで、実践です。よろしければ、最後までお付き合いください。

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最高に面倒なカップ麺を手抜きで作ってみる

「最高に面倒で、最高にうまいラーメン。京都 極濁(ごくだく)鶏白湯」とは、2022年(令和)7月26日発売の「家系豚骨醤油」及び2023年(令和5年)2月6日発売の「すみれ 特濃芳醇みそ」に続く「最高に面倒で〜」シリーズ第3弾の新作で、モデルは京都府京都市左京区一乗寺の行列店「麺屋 極鶏(めんや ごっけい)」とみて間違いなさそうな雰囲気。

「最高に面倒で、最高にうまい。京都 極濁鶏白湯」調理後

パッケージの手順通りに調理した状態での感想と評価は、関連ページ「最高に面倒で、最高にうまいラーメン。第3弾『京都 極濁(ごくだく)鶏白湯』を食べてみた結果‥‥」に詳しく記載しておりますので、そちらをご覧いただければと思います。では、なぜ “湯切りせずに” 作ろうと思い立ったのか——。

その動機は「めん」の仕上がりで、結論からいうと低品質ではなかったものの、どろどろでアツアツのスープに対し、どうにも伸びやすいというか、もうちょっと耐久力が欲しいなと。それを個人でアップさせるには、湯戻し時間を少し早める、またはスープのpHをイジるくらいしか思い付かないのですが、そもそも “熱湯2度がけ” が問題なのではなかろうかと。本末転倒なこと言ってますけどねw

というわけで、いわゆる “ふつうのカップラーメン” と同じように作っても麺は適切に戻るのか、なおかつ熱湯2度がけ調理よりもコシはキープされるのか、またスープの魅力も変わらずに楽しめるのかどうかなど、そういった部分に注目しながら調理してみます。

開封

ぜんぶ後入れ

このカップ麺に別添されている小袋は、2度目の給湯後に入れる「鶏の極濁旨みだし」と「旨み凝縮鶏だしスープ」の2種、さらに食べる直前に入れる「鶏の旨さ引き立てる香味オイル」と「特製薬味唐辛子」の計4パックに分かれているのですが、繰り返すように “2度目の給湯を省く” ので、いずれも食べる直前に加えます。逆に先入れすると麺が戻らなくなるので、そこだけは注意してください。

ちゃんと戻るかな‥‥

——で、これが問題を感じたノンフライ麺。最高に面倒な手順通りに調理すると耐久力のなさが気になったと前述しましたが、日清食品の高価格ラインに使われるノンフライ麺は “致命的な戻りムラが発生することも珍しくない” ため、きちんと戻ってくれるのかどうか‥‥というのが湯切りなしバージョンの新たな問題。

ちなみに熱湯の目安量は760ml(1度目 440ml・2度目 320ml)となっていますが、1度目で完結させるため、だいたい500mlほど用意しておけば事足ります。外出先やセブンイレブンのポットを使う場合など、湯切りすることが難しいシチュエーションもあると思うので、この感想が役に立つといいのですが‥‥どうなるでしょうねw(※このブログは基本的にリアルタイムで状況を記録しております)。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:日清 最高に面倒で、最高にうまいラーメン。京都極濁鶏白湯
製造者:日清食品株式会社
製造所:関東工場(茨城県取手市清水667-1)
内容量:152g(めん90g)
商品コード:4902105281314(JAN)
発売日:2023年07月25日(火)
実食日:2023年07月30日(日)
発売地域:全国
取得店舗:コンビニ(セブン-イレブン)
小売価格:398円(税別)
購入価格:429.84円(税込)
麺の種類:ノンフライ麺
スタイル:大判どんぶり型
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:440ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:4袋(旨みだし・鶏だしスープ・香味オイル・薬味唐辛子)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】めん(小麦粉(国内製造)、食塩、植物油脂、大豆食物繊維、チキン調味料、植物性たん白、卵粉)、スープ(チキンペースト、チキンエキス、チキン調味料、ポークエキス、ショートニング、しょうゆ、でん粉、クリーミングパウダー、食物油脂、糖類、食物繊維、たん白加水分解物、発酵調味料、香辛料、かつおぶしエキス、こんぶエキス)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、乳化剤、香料、かんすい、酒精、増粘多糖類、リン酸Ca、カラメル色素、ベニコウジ色素、マリーゴールド色素、酸化防止剤(ビタミンE)、フラボノイド色素、パプリカ色素、クチナシ色素、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)

実食開始

液体が入っている小袋はフタの上で温める

4種の小袋は食べる直前に入れるのですが、その前(熱湯5分後)に “麺をほぐしておく” こと。やはり部分的な戻りムラが皆無とはいえない状態だったので、麺と麺が重なっているところに不安を覚える展開ではあるものの、これから粉末スープ(鶏の極濁旨みだし)を溶かし、液体スープ(旨み凝縮鶏だしスープ)を溶かし、香味油(鶏の旨さ引き立てる香味オイル)を加えて——

調理後の見た目は‥‥まぁ、変わらないですね。笑

などと、けっこう必要な手順が多いので、湯切り&再給湯の手間を省いたとしても、ぶっちゃけ面倒な方には面倒なカップラーメンであることに変わりはないかもしれません。しかし、前述のように “湯切りが難しいシチュエーションでも問題なく食べられる” のであれば、それだけでも価値のある検証になるかなと。

ちなみに「鶏の極濁旨みだし」「旨み凝縮鶏だしスープ」「鶏の旨さ引き立てる香味オイル」は、ノンフライ麺をほぐしてから “粉末 → 液体 → オイル” の順に投入すること。また不自然なほどにスープの粘度が高いので、スープがダマにならないよう念入りに混ぜ合わせてください。それでは、実食いってみましょう。

栄養成分表示:1食(152g)あたり
カロリー:534kcal
たん白質:19.5g
脂  質:16.3g
炭水化物:79.1g
食塩相当量:8.6g
(めん・かやく:4.1g)
   (スープ:4.5g)
ビタミンB1:0.26mg
ビタミンB2:0.38mg
カルシウム:283mg
※参考(熱湯2度がけ調理後の値)
熱量:534kcal(めん・かやく:361kcal)(スープ:173kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

臨場感アップ

湯切りしてから再び熱湯を注ぐ手順を省いている、つまりはスープの温度や保温性についても2度がけ調理より下回るので、それが大きく影響しての結果になりますが、ひとまず戻りムラとほぐれにくさについては余裕で許容範囲内。

熱湯2度がけ専用の配合らしいけど問題ない

熱湯2度がけ調理のときは、そこまで印象に残るノンフライ麺ではなかったんですけど、ちょっとポクポクした感じというか、特に食べ始めは独特で、熱湯2度がけ調理のときよりも「麺屋 極鶏」の低加水麺を彷彿とさせる質感に。もちろんノンフライ麺の枠を超えるような本格さではないけれど、少なからずイメージは近付きます。

またスープの温度が低下したことも功を奏し、その個性的な食感が最後まで楽しめたのもポイント。後述する高粘度極濁鶏白湯との相性もよく、これは正解だったなと。ただ、そう思えたのは麺の仕上がりに限っての話——。

スープ

魅力、半減‥‥

私はアッツアツのスープに執着がないため(というか猫舌なので)ちょうど食べやすい温度になるだろうし、味のニュアンスについても分析しやすくなるのではなかろうかと、そのくらいに予想していたのですが、前者については予想通りで、後者については逆の結果に。

まず圧倒的に鶏の香りが弱くなったこと、加えてアッツアツではポジティブだったザラつきのある舌触りも不自然になり、どうにもギミックが目立つというかアンナチュラルというか、せっかくの魅力がガクッと半減。麺の変化についてはポジティブでしたけど、そこから滲み出る小麦感が干渉してくることもあり、なおさら諸々の要素がマスキングされていたように感じました。

まとめ

というわけで、熱湯2度がけ推奨のカップラーメンを “湯切りせずに” 作ってみた結果、麺の質感に関してはポジティブに傾いた反面、それと引き換えにスープの魅力はガタンと右肩下がり。ラーメンはスープよりも圧倒的に麺が大切だ! であれば “湯切りなし” をオススメしますけど、コンセプト的に「最高に面倒で、最高にうまいラーメン。京都 極濁鶏白湯」の主役はスープ。

勝手に熱湯2度がけを無視して調理した場合を、強いて評価するならば、値段も込みで「★3」かな? だったので、よほどの事情がない限り、その魅力を損なってまで試す必要はありません。たとえばメーカー非推奨の電子レンジ加熱など、他にも麺のコシを強化する方法はありますが、今回は無難に「熱湯2度がけ」することをオススメします【author・taka :a(大石敬之)】

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