またもや革命!?「明星 みかさ監修 塩焼そば」こってりWソースの新作カップ麺!!東京・神保町の行列店が監修

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明星食品

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2020年4月13日(月)新発売のカップ麺、明星食品「みかさ監修 塩焼そば」の実食レビューです。

行列の絶えない焼きそば専門店「みかさ」から初のカップ塩焼きそば新登場!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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みかさ監修 塩焼そば

「みかさ」とは、東京・神保町(じんぼうちょう)に本店を構える都内でも珍しい「やきそば専門店」で、2013年12月にオープン。けれども実店舗の暖簾(のれん)には “昭和59年創業” とあり、その歴史をたどると1984年(昭和59年)熊本県山鹿市に開業した粉もんの店「お好み焼 あたりや」まで遡ります。

実店舗の暖簾をオマージュ

「みかさ」の前身となる熊本の「あたりや」は、みかさの創業者・福島三郎(ふくしま さぶろう)氏の母親が始めたお好み焼き屋さん。そこで働いていた氏が2006年、熊本市坪井で「みかさ」のルーツとなる焼そば専門店「やきそばさぶ」を独立開業し、東京進出店として2013年にオープンしたのが神保町にある現在の「みかさ」なのですが、ちょっとややこしいのが “真打” の存在。

「みかさ」開業当初は熊本の「やきそばさぶ」をスタッフに任せ、創業者の福島氏が自ら運営していましたが、神保町の「みかさ」は2014年に入店した中田正人氏が店を買い取るかたちで店主交代。その後、福島氏は熊本に戻りますが、2016年4月22日に新宿・高田馬場で立ち上げたのが「手打ち麺やきそば専門 真打みかさ 本店」なので、ルーツは同じでも経営者は違います。

ちなみにカップ麺のパッケージにもある “威風” は、東京・中野駅北口(ふれあいロード)で2019年11月26日にオープンした「神保町やきそば 威風 みかさ」のロゴで、神保町「みかさ」の流れを汲んだFC(フランチャイズ)店。今回のカップ麺「明星 みかさ監修 塩焼そば」も神保町みかさ代表・中田正人店主と明星食品株式会社の共同開発商品で、みかさ監修シリーズ第4弾の新作として企画されました。

店主 中田 正人

「みかさ」の基本メニューは「やきそば(ソース・塩)」と「特製イカエビ入り(ソース・塩)」だけのシンプルな構成で、選べるサイズは小・並・大の3種類。明星食品と「みかさ」のタイアップは2017年10月16日発売の「明星 みかさ監修 ソース焼そば」から続いているのですが、これまで「みかさ」シリーズから塩味のカップ焼そばがリリースされたことはありません。

明星食品×みかさのカップ麺は、これまで2017年10月16日、2018年10月8日、2019年10月7日と毎年秋に「ソース焼そば」をリリースしていたのですが、今回の新作はイレギュラーな春夏向けのタイミングで、なおかつ初の「やきそば 塩」を再現。みかさのカップ麺はクオリティが高く、すでに多くの固定ファンがついているため、楽しみにされていた方も多いでしょう。

2017年発売の「明星 みかさ監修 ソース焼そば」は、初登場にしてカップやきそば界の革命児といっても過言ではなく、みかさの自家製生めん “手ごねちぢれ麺” を再現した極太麺の完成度もさることながら、2種類の液体ソースで完成度の高さを見せつけた初代。今回の「塩焼そば」にも “こってりうまいW(ダブル)ソース” とあるので、引き続き歴代と同じく2種類のソースを使用しています。

Wソースとレモンペッパーが決め手!

明星食品のニュースリリース曰く、ひとつはゴマ油を効かせた濃厚感のある塩だれ(液体ソース)で、もうひとつはネギと黒胡椒の風味が効いた香りと甘みが特長のソース(特製ソース)とのこと。さらに “レモンペッパーが決め手” と続いているのは、おそらく実店舗の「やきそば 塩」に添えられているレモンをイメージしたものでしょう。

開封

別添の小袋は3種類

さて、別添の小袋は「液体ソース」「特製ソース」「ふりかけ」の合計3袋。カップ焼きそばにソース系の小袋が2つ別添されている場合、液体ソースと粉末ソースが定番ですが、今回は液体ソースと液体ソースの珍しい組み合わせ。しかし、みかさ監修ソース焼そばの “Wソース” も液体×液体だったので、その流れを汲んだ構成です。

カップ焼そば系では充分極太

麺は熱湯5分の油揚げ麺で、歴代みかさ監修シリーズと同じく130gの極太ちぢれ麺を採用。熱湯を注ぐ前から油揚げ麺特有の芳ばしい香りが漂ってくるのですが、嫌みな香りではありません。ちなみに原材料名は2019年10月発売の「明星 みかさ監修 ソース焼そば」と同じ内容(小麦粉、植物油脂、食塩、しょうゆ、でん粉、卵粉、香味調味料)なんですけど、すこし雰囲気が違うような——

なお、メーカー希望小売価格は税別230円、今回はドンキホーテで188円+税(15.04円)で捕獲しましたが、コンビニでの税込価格は248円と比較的に高めの値段に設定されています。ちなみに2019年10月発売の「ソース焼そば」も税別230円に設定されていたので、特別に値上がりしているわけではありません。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:明星 みかさ監修 塩焼そば
販売者:明星食品株式会社
製造者:東日本明星株式会社 埼玉工場
製造所:埼玉県比企郡嵐山町川島2360(R)
内容量:165g(めん130g)
商品コード:4902881438544(JAN)
商品サイズ:縦176mm×横176mm×高さ65mm
発売日:2020年4月13日(月)
実食日:2020年4月14日(火)
発売地域:全国(全チャネル)
取得店舗:MEGAドン・キホーテ
商品購入価格:203円(税込)
希望小売価格:230円(税別)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:角型ビッグ
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:770ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:3袋(液体ソース・特製ソース・ふりかけ)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、しょうゆ、でん粉、卵粉、香味調味料)、ソース(糖類、しょうゆ、豚脂、牛脂、食塩、植物油脂、チキンオイル、香味油、ポークエキス、たん白加水分解物、香味調味料、香辛料、ねぎエキス)、かやく(キャベツ、チャーシュー)、ふりかけ(レモン粉末、混合削りぶし(かつおのふし、いわしの煮干し、さばのふし)、デキストリン、アオサ、香辛料、ねぎ)/ 加工デンプン、調味料(アミノ酸等)、炭酸カルシウム、酒精、かんすい、増粘多糖類、カラメル色素、乳化剤、酸味料、酸化防止剤(ビタミンE)、香料、pH調整剤、カロチノイド色素、微粒二酸化ケイ素、炭酸マグネシウム、ビタミンB2、ビタミンB1、香辛料抽出物、(一部に卵・乳成分・小麦・ごま・さば・大豆・鶏肉・豚肉を含む)※本品製造設備では、えび・かにを含む製品を生産しています。原材料のアオサは、えび・かにが混ざる漁法で採取しています。

実食開始

けっこう具材は多め

かやくの小袋は別添されておらず、具材は最初から容器の中に仕込んであるので、先入れの小袋はなし。容器のサイズが大盛り用となっているため、上記の写真で見ると具沢山には見えないのですが、現在の平均を思うと寂しい量ではありません。内容はキャベツにチップ状のチャーシューとシンプルな構成ではあるものの、ふりかけの勢いを思えば好印象。

けっこう賑やか

みかさの汁なしカップ麺を作る場合、ちょっと意識してほしいのがソースを入れる順番と使い方。大きめの液体ソースは通常のカップ焼そばよろしく湯切りしてから最初に混ぜちゃっても大丈夫なのですが、それを満遍なく全体に馴染ませた後、小さな特製ソースを仕上げに加えてからは “あまり大きく混ぜずに” 食べてください。

今回も歴代ソース焼そばと同じく、液体ソース単体の味に特製ソースを加えてからの変化、さらに別添ふりかけのアクセントなど、段階的な移り変わりが楽しめそうですね。それでは、極太麺の仕上がりにも注目しつつ、「めん」「Wソース」「具材・ふりかけ」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(165g)あたり
カロリー:735kcal
たん白質:10.4g
脂  質:32.9g
炭水化物:99.4g
食塩相当量:7.0g
ビタミンB1:0.48mg
ビタミンB2:0.35mg
カルシウム:203mg
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

安定の極太麺

6.0

焼きそばマニアからも定評のある実店舗の自家製生めん “手ごねちぢれ麺” は、北海道産小麦を100%使用した多加水麺で、2日間じっくり熟成させたもの。その自家製麺を一度茹で上げてから焼き上げるスタイルが特徴となっていて、これについては福島店主の「真打みかさ」にも通じるところがあります。

安心と信頼の実績を誇る明星の極太麺

歴代の「みかさ監修」シリーズと比較して、ちょっと今回の油揚げ麺は薄くなっているように感じたのですが、コシの強さは申し分ありません。以前は “むっちり” とした粘り気を最重要視していたのですが、今回は中心部にギュッと詰まったような歯応えを残し、密度が高く、可能な限り気泡を外に押し出しているような力強い食感。

ソースが力強かったので、油揚げ麺特有の風味もネガティブではなく、むしろ相性がよくてポジティブなくらい。ソースに負けない存在感を打ち出しつつ、独特の縮れと若干の捻れでソースとの馴染みも悪くありません。ちょっとゴワゴワした食感も備えていたのですが、そのワイルドな印象も今回の雰囲気にピッタリでした。

Wソース

ガツンと濃い味で複雑

6.5

大きめの小袋に入っていた「液体ソース」は油脂の量が多く、開封した瞬間から胡麻油の芳ばしい香りが立ち上り、けっこうガーリックも強めに効かせた力強い味わい。それから動物系の旨味も複雑で、基本はポークエキスを軸にしているのですが、豚脂(ラード)とチキンオイルだけでなく、牛脂特有の甘いコクを強めに効かせているのも見所。

今回のテーマは「塩焼そば」ですが、薄口醤油で香り付けを施し、特製ソースを入れる前の段階から味の濃さに物足りなさを覚えることはありません。正直このままでも “こってり系” の塩焼そばとして完成しているのですが、さらなる個性を表現してくれるのが特製ソースの存在です。

濃い味でも大味ではない

小さめの小袋に入っていた「特製ソース」は、ネギと黒胡椒のアクセントだけでなく(むしろ特製ソースにおける黒胡椒は目立っていなかったのですが)、野菜を炒めたような臨場感のある風味が印象的。胡麻油の芳ばしさに炒め野菜の風味が重なることで、実際に野菜を鉄板で炒めたような本格感を演出してくれていました。

特製ソースを単体で舐めてみると、かなりガツンと濃い味で、しかしながら比較的に甘さも強く、ただ闇雲に味が濃くなるわけではありません。液体ソースとの親和性も高かったですし、自分の好きなタイミングかつ好きな場所にピンポイントで狙えるため、濃い味でも緻密な計算を感じます。

具材・ふりかけ

ふりかけナイス

6.5

具材は同社の他ブランドにも使用されている汎用のキャベツなので、まったく個性的な原料ではないのですが、けっこう多めに入っているのが嬉しいところ。特製ソースの調理感とキャベツには相乗効果があり、チップ状のチャーシューも何気に食べ応えがあります。で、ふりかけも効果抜群。

かなり効果的

ネギ、アオサ、黒胡椒、レモンペッパー、さらに鰹・いわし・鯖をブレンドした魚粉の組み合わせで、特製ソースの黒胡椒は目立っていませんでしたが、ふりかけの黒胡椒は存在感大。後入れ乾燥ネギ特有の風味にアオサのアクセントもさることながら、複雑な魚粉の旨味にレモンペッパーの清涼感も素晴らしく、この爽やかなアクセントがあったからこそ濃い味でも最後まで飽きずに食べきることができました。

総評

★★★★★★☆☆☆☆(★6+)

歴代みかさ監修シリーズと比較して、自慢の極太麺に変化を感じたのですが、まったくネガティブなものではなく、今回のWソースとベストマッチ。そのWソースも液体ソースだけで完結できる味を打ち出しつつ、特製ソースを重ねることで個性を際立たせ、さらにレモンパウダー入りの別添ふりかけで食べ飽きない、とても完成度の高い塩焼きそばです。

けっこう油脂の量が多かったので、がっつり系のカップ焼きそばが苦手な方にはオススメできませんが、そうでなければ一見の価値ありの逸品。極太麺をはじめ3種の動物油脂にレモンパウダー、魚粉、黒胡椒、炒め野菜の風味など、かなり見所の多いカップ麺ですが、それぞれ喧嘩することなく高い親和性を保っていたので、食べ応えのある塩焼そばが気になる方は試してみてください。

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