豚の旨みと風味を “とこトン” 味わう【MEGA豚】初の汁なし麺「濃厚どトンコツませそば」ついに登場!!

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エースコック

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2022年1月10日(月)新発売、エースコックのカップ麺「MEGA豚(トン)濃厚どトンコツまぜそば」の実食レビューです。

かつてない豚の濃度感でウマさMAX!? ガッツリめんにパンチのあるタレが絡む「MEGA豚」初の湯切りタイプを新開発!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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MEGA豚 濃厚どトンコツまぜそば

MEGA(メガ)とは、大阪府吹田市に本社を置くエースコックの即席カップめんブランドで、おいしさの代表要素を “とことん高めた一杯” がコンセプト。2015年(平成27年)7月13日に発売された「MEGAニボ ど煮干し中華そば」を皮切りに、同社の驚き&やりすぎ「EDGE(エッジ)」とは一線を画す “素材に特化した突き抜け系” を確立しました。

ポーク・イズ・グレイト!

今回の新商品「MEGA豚 濃厚どトンコツまぜそば」は、MEGAシリーズの中でもトップクラスの実力と人気を誇る「MEGA豚 どトンコツラーメン」をベースにした変わり種で、これまでの「MEGA豚」は縦型ビッグのカップラーメンでしたが、初の湯切りタイプに挑戦したエースコック。こぶたのイラスト横には力強く “ポーク・イズ・グレイト!” とあり、そこはかとなく狂気的なオーラを漂わせています‥‥w

初めて「MEGA豚 どトンコツラーメン」が発売されたのは、現在を遡ること5年以上、2016年(平成28年)10月10日の話。MEGAシリーズとしては「MEGAニボ」「MEGAゴマ」に続く第3のフレーバーとして現れ、まさかの “豚レバー” を配合した液体スープ(どトンコツの素)を別添し、骨髄から滲み出る旨みやクセを表現するなど、衝撃のデビューを飾った即席カップめん。

ちなみに「MEGA豚」の読み方は “メガぶた” ではなく「メガトン」で、重量単位の100万t(Mt – megaton)を捩ったネーミング。とにかく豚レバーを配合した「どトンコツの素」が強烈で、当時としては斬新な手法だったこともあり、なかなかの衝撃作でした。

左から初代・二代目・三代目と続いた「MEGA豚」

それから時は流れ、2018年3月26日に発売された二代目「MEGA豚 どトンコツラーメン」も素晴らしく、2019年2月25日に “過去最高の濃厚感” を実現した三代目「MEGA豚 どトンコツラーメン」を市場に投下。しかし、2020年1月20日に鶏油推しの「MEGA鶏 濃厚鶏まぜそば」を、2021年1月4日には “鶏レバー” 配合の「MEGA鶏 濃厚鶏そば」を発売した関係か、その間は動きを見せなかったMEGA豚。

2022年こそ復活するか、それとも3年連続「MEGA鶏」が来るのかと想像していた矢先、まさかの四代目「MEGA豚」は湯切りタイプにリニューアル。しかしながらエースコックのニュースリリースには “人気が衰えない濃厚系ラーメンの頂点「どトンコツ」に着目し、そのおいしさのポイントである「豚」の旨みと風味をとことん高めた一杯が登場!” とあり、続けて‥‥

“豚の旨みと香りをしっかりと感じられる濃厚なたれが豚骨らしい細カタめんに絡む、「どトンコツ」らしさに磨きをかけた味わい!” と、商品のポイントをアピールしていたので、かつての「MEGA豚 ど
トンコツラーメン」を実直に汁なしアレンジしたのであれば、かなりの高評価に期待できる展開。

豚の旨みと風味をとこトン味わう汁なし麺

はたして今回の添付調味料にも “豚レバー” を使用しているのか、それとも2020年1月発売の「MEGA鶏 濃厚鶏まぜそば」よろしく鶏油もとい豚脂(ラード)の力業で畳み掛けてくるのか、豚の旨みと風味の打ち出し方に注目しながらレビューします。

開封

調味たれはガッチガチに凝固していた

今回のカップ麺に別添されている小袋は、湯切り後に加える「調味たれ」と「後入れかやく」の合計2袋。調味たれの中身はガッチガチに凝固している、つまり動物油脂の使用量が多いこと意味している(植物油は基本的に固まらない)ので、豚脂のインパクトについては期待大。片や後入れかやくの小袋は既視感のあるデザインで、たしか昨年の某商品にも使われていたトッピング。

特徴的な見た目の油揚げ麺を搭載

麺は油で揚げたフライ麺で、すこし表面が荒いというか、独特の見た目。これも別添の「後入れかやく」と同じように、どこかで見たことある油揚げ麺なんですけど、それについては後述します。ちなみに調理前の麺量は100gなので、大盛り(130g)ではないのですが、レギュラーサイズの汁なしカップ麺におけるの変わり種の標準(めん90g)よりも少し多め。

メーカー希望小売価格は240円(税別)に設定されていたので、たとえばコンビニで購入した場合の税込価格は258円になりますが、スーパーやドラッグストアなども販売店に含まれます。2022年1月9日現在、正式には発売前のレビューですが、新商品に強い店舗では宵積みされていると思いますし、火曜日から各コンビニにも並び始めるので、購入するかどうかの判断材料にしてください。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:MEGA豚 濃厚どトンコツまぜそば
製造者:エースコック株式会社
製造所:W・関西滝野工場(兵庫県加東市河高1816-175)
内容量:131g(めん100g)
商品コード:4901071207984(JAN)
発売日:2022年01月10日(月)
実食日:2022年01月09日(日)
発売地域:全国
希望小売価格:240円(税別)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:寸胴型
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:670ml
調理時間:熱湯3分
小袋構成:2袋(調味たれ・後入れかやく)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、植物性たん白)、たれ(ポークエキス、植物油脂、水飴、豚脂、食塩、ガーリックペースト、香味油、でん粉、酵母エキス)、かやく(ごま、紅しょうが入り揚げ玉、ねぎ)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、酒精、炭酸Ca、香料、かんすい、カラメル色素、酸化防止剤(ビタミンE)、カロチノイド色素、ベニコウジ色素、ビタミンB2、ビタミンB1、香辛料抽出物、(一部に小麦・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉を含む)

実食開始

ちょっと3分ではキツいかな‥‥

別添の小袋は “2つとも後入れ” なので、2種類の小袋を取り出した後、内側の線まで熱湯を注ぎ、待っている間に「調味たれ」の小袋をフタの上で温めます。ただ、寒い地域では時期的に中身が凝固している確率が高く、場合によっては豚脂が溶け切らないと思うので、事前に大きめの丼に熱湯を注ぎ、そこで小袋ごと温めておくのがベストかもしれません。※湯煎には対応していないため、注意してください。

麺とタレで勝負するスタイル?

作り方は一般的なカップ焼きそばと共通で、3分経ったら湯切り口からお湯を切り、別添の「調味たれ」を混ぜ合わせた後、仕上げに「後入れかやく」をトッピングしたら出来上がり。後入れかやくの中身は胡麻、紅しょうが入り揚げ玉、ねぎとシンプルで、なるほど豚骨ラーメンに寄せたラインナップではあるものの、それ以外に具材らしい具材は入っていません。

しかし、調味たれを加えた瞬間に漂ってくる “豚臭いニオイ” は印象的で、濃厚な豚骨ラーメン特有の熟成感というか、ただの豚脂に由来する香りではありません。あとは味覚に訴えかけてくる骨っぽさも打ち出せているのかどうか、引き続き豚骨感に注目しつつ「めん」「たれ」「後入れかやく」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(131g)あたり
カロリー:603kcal
たん白質:14.0g
脂  質:31.2g
炭水化物:66.5g
食塩相当量:5.0g
ビタミンB1:0.43mg
ビタミンB2:0.53mg
カルシウム:498mg
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

けっこうヤワ麺

3.5

とんこつラーメンの麺を基準にすると、やや太めに切り出されているのですが、加水率は低めの設定で、あえて粘りを抑えているような質感。ただ、熱湯3分きっちり守った場合、ちょっと柔らかめに仕上がります。で、ふと思い出したのが「テッパンご当地グルメ旅 弾丸屋台メシ 博多濃厚焼ラーメン(豚骨×ソース味)」の油揚げ麺。

「テッパンご当地グルメ旅 弾丸屋台メシ 博多濃厚焼ラーメン」

販売店を一部の店舗に限定し、ノーアナウンスでリリースされたので、おそらく試験的な販売だったのではないかと踏んでいるのですが、それはさておき今回の油揚げ麺と「テッパンご当地グルメ旅 弾丸屋台メシ 博多濃厚焼ラーメン」は共通するポイントが多く、原材料名も完全に一致。カップラーメンでの「MEGA豚」とは異なる仕上がりで、カタ麺がデフォの方にはネガティブだと思います。

後述する「調味たれ」が美味しかったので、さらに加水率が低く、コリッとした歯応えのカタ麺を合わせてほしかった‥‥というのが正直な感想です。ただ、麺の主張を抑えることで豚骨のインパクトを強調したのだとすると、あながち悪い取り合わせではないのかもしれません。

たれ

系統としては久留米系

6.5

原材料名は「ポークエキス、植物油脂、水飴、豚脂、食塩、ガーリックペースト、香味油、でん粉、酵母エキス」とシンプルで、残念ながら豚レバーなどの記載はなかったのですが、けっこうクセの強いポークエキスを使っているのがポイント。いわゆる博多の取り切りスープよりもクセが強い、久留米の呼び戻しスープを彷彿とさせる骨っぽさと独特の熟成感が印象的です。

インパクトの強さでいえば「どトンコツの素」に軍配ですが、口いっぱいに広がる膨よかな味わいと、鼻に抜ける香りも心地よく、乳化感の強い旨味を打ち出しながら、しょっぱくないのも好印象。お店品質をイメージした本格的な仕上がりで、かなり作り込まれていることが伝わってきました。これ、カップラーメンにも応用してくれないかな‥‥。

後入れかやく

たれの作り込みを思えば及第点

3.0

小袋のデザインに見覚えがあると前述したように、これも麺と同じく「テッパンご当地グルメ旅 弾丸屋台メシ 博多濃厚焼ラーメン」からの使い回しで、胡麻、紅しょうが入り揚げ玉、ねぎ、それぞれ「調味たれ」との相性は悪くないけれど、メーカー希望小売価格が240円(税別)の商品としては頼りなさが否めない内容です。

とはいえ気持ち程度のキクラゲとか、あまり価値が見出せない “程よく味付けした肉そぼろ” を大量に入れられても困るので、ある意味これが安牌だったのかもしれません。

総評

4.5

かつての「MEGA豚」よりも「テッパンご当地グルメ旅 弾丸屋台メシ」の第2弾(博多からの久留米バージョン的な)に位置するような仕上がりだったので、すこし企画的に引っかかるところはありましたが、なかでも呼び戻しスープを彷彿とさせる豚骨の打ち出し方は素晴らしく、そこは強く印象に残りました。

それを加味すれば「後入れかやく」も悪くないと思ったのですが、ヤワい食感の油揚げ麺が残念だったのと、メーカー希望小売価格も240円(税別)と地味に高額なので、すこし総評から差し引いています。ただ、今回のポークエキスと豚脂は他の商品にも応用してほしいくらいだったので、関係者各位ご検討ください【author・taka :a(大石敬之)】

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