日清の汁なしどん兵衛「豚ニンニクまぜうどん」を食べてみた結果 / マジでクサいw 実食注意のクサ旨さ!!

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日清食品

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2022年5月9日(月)新発売、日清食品のカップ麺「日清の汁なしどん兵衛 豚ニンニクまぜうどん」の実食レビューです。

日清の汁なしどん兵衛も二郎インスパイア商戦に参加!? やみつき注意の “クサ旨な一杯” ブランド史上初の濃厚まぜうどん爆誕!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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日清の汁なしどん兵衛 豚ニンニクまぜうどん

日清のどん兵衛(にっしんのどんべえ)とは、1976年(昭和51年)8月9日の発売以来、即席カップめん市場の和風どんぶり型うどん・そばカテゴリーにおいて圧倒的な占有率を誇るブランドで、お湯を注ぐだけで食べられるカップめんタイプを中心に、チルド(冷蔵)や冷凍、お椀で食べる袋麺など、さまざまな形態でラインナップを充実させています。

こちらを見つめてくるニンニク型の豚がシュールw

今回の新商品「日清の汁なしどん兵衛 豚ニンニクまぜうどん」は、豚の旨味とニンニクの風味を効かせた “豚ニンニクしょうゆだれ” に、ワシワシとした食感の “太ウェーブ麺” を合わせたパンチのある一杯で、パッケージでは「超ニンニク」と「クサ旨」をアピール。そのコンセプトとカラーリングから察するに、今を時めく二郎インスパイア系の新作とみて間違いありません。

日清のどん兵衛に初めて湯切りタイプが登場したのは、現在を遡ること25年以上、1997年(平成9年)2月の吉日。それは現在も定期的にリリースされている “焼うどん” の源流「日清のどん兵衛 だし焼うどん」で、同社のカップ焼そばブランド「日清焼そばU.F.O.」と同じ皿型を採用していました。

しかし、日清のどん兵衛における標準どんぶり型の “汁なし” シリーズが初めて登場したのは、2018年5月28日と比較的に最近で、ブランド初の湯切りで作る「釜たま風うどん」が第1弾。続けて吉岡里帆さん(初代・どんぎつね)とコラボした「汁なしピリ辛肉みそうどん」を展開し、以降は変わり種に力を入れ始め‥‥

日清の汁なしどん兵衛 歴代フレーバー(2018 – 2022)

「汁なし黒カレーうどん」「汁なし牛カルビ風味うどん」「ラー油香るラーそば」「冷しぶっかけうどん」「濃い濃い濃厚ソース焼うどん」「スパイシーカレー焼うどん」などをリリースしているのですが、日清のどん兵衛における汁なしシリーズから二郎インスパイア系のフレーバーが出るのは初めての展開。

縦型ビッグでは2019年10月8日発売の「日清のどん兵衛 マシマシ篇 ガチ豚ニンニク」(セブンイレブン限定)を皮切りに、2021年10月25日発売の「日清のスタミナどん兵衛 豚ニンニク醤油うどん」から日清食品のNB(ナショナルブランド)に切り替わっているのですが、それを汁なしアレンジしたわけではない様子。

日清食品といえば、即席カップめん業界における二郎インスパイア系のエポックメーカーで、日清ラ王のスピンオフ「豚ラ王 ヤサイ、アブラ、ニンニク」(現時点での最新作は2022年1月10日発売の三代目「トリプルニンニク」)を筆頭に、直近だと2022年4月11日発売の「日清焼そばU.F.O.大盛 豚×辛 背脂にんにく辛味噌まぜそば」でも “クサ旨” をアピールしていたのは記憶に新しいところ。

卵黄ちょい足しアレンジを訴求

例の “むわっ” とくるニオイを覚悟しなければいけないのは明白で、なおかつパッケージに “黄身とからめてさらにやみつき! ※卵は別途ご用意ください” という訴求があることから、けっこう濃いめの味わいが予想されます。卵は常備していますが、ひとまず公正を期すためにアレンジなしの状態で参りましょう。

開封

なんか色が毒々しいw

今回のカップ麺に別添されている小袋は、後入れの「液体スープ」が1袋。これ、正式には何色っていうのでしょうか。紫寄りのショッキングピンク? 食べ物に別添される小袋としては毒々しいカラーリングですよねw それだけニンニクが強いのか、漠然と “クサ旨” の攻撃力を上げてきます。

いつもの油揚げ麺より縮れが強め

麺は油で揚げたフライ麺で、湯戻し時間は熱湯5分。日清のどん兵衛といえばストレート麺に力を入れていますが、あえての “太ウェーブ麺” ということで、ここも二郎インスパイア系を意識している匂わせポイント。梘水(かんすい)を使わない “うどん” なので、中華麺ではないものの、背徳感をアップさせるワシワシとした食感に期待。

メーカー希望小売価格は193円(税別)で、おそらくスーパーやドラッグストアでは「日清のどん兵衛 きつねうどん」と同じ値段、あるいは変わり種のため若干ながら安めの販売価格に設定されていると思います。場合によっては売ってない地域もあるかと思いますが、コンビニ大手4社(セブンイレブン、ファミリーマート、ローソン、ミニストップ)すべて営業の対象なので、エンカウント率は高いでしょう。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:日清の汁なしどん兵衛 豚ニンニクまぜうどん
製造者:日清食品株式会社
製造所:F・静岡工場(静岡県焼津市相川17-2)
内容量:97g(めん74g)
商品コード:4902105272299(JAN)
発売日:2022年05月09日(月)
実食日:2022年05月13日(金)
発売地域:全国
取得店舗:スーパー
商品購入価格:138円(税込)
希望小売価格:193円(税別)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:標準どんぶり型・湯切りタイプ
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:370ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:1袋(液体スープ)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩)、スープ(豚脂、香辛料(にんにく)、ポークエキス、しょうゆ、糖類、食塩、たん白加水分解物、ポーク調味油、チキン調味料)、かやく(キャベツ、味付豚肉)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、香料、リン酸塩(Na)、増粘剤(増粘多糖類、加工でん粉)、酒精、炭酸Ca、カラメル色素、香辛料抽出物、グリセリン、pH調整剤、酸化防止剤(ビタミンE)、炭酸Mg、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)

実食開始

かやくは少なめ

具材は最初から容器の中に入っている状態で、キャベツと味付豚肉だけのシンプルなラインナップ。お世辞にも具沢山とはいえないものの、最近はチャーシューチップ状の大豆たん白加工品が横行しているため、ちゃんと本物の豚肉を使っているところは評価すべきかもしれません。

あ、そこそこキャベツは多かった

別添の液体スープは “フタの上で温めてください” とのことなので、熱湯を内側の線まで注ぎ、待っている間にフタの上で温めます。でもって湯切り後に液体スープを馴染ませるわけなんですけれども‥‥想像していた以上に臭ぇなオイww(※全力で褒めております)。

まさに「豚ラ王」などで感じる例の豚臭い香りが充満するので、実食のタイミングと場所には注意してください。それでは、引き続き「めん」「スープ」「具材」の項目に分けて特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(97g)あたり
カロリー:435kcal
たん白質:7.3g
脂  質:20.7g
炭水化物:54.9g
食塩相当量:3.9g
ビタミンB1:0.21mg
ビタミンB2:0.26mg
カルシウム:135mg
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

見た目はペラペラだけどコシは強め

5.0

二郎インスパイア系といえばのワシワシ食感とは異なりますが、いつものストレートうどんより薄めの形状にもかかわらず、それとは一線を画す強付きの持ち主で、麺厚のわりに力強い弾力が魅力的。ぴろぴろとした口当たりも楽しくて、なんだか昔のペラペラどん兵衛を正統進化させたような、ちょっと懐かしさを感じる口当たり。

勢いよく啜りたいタイプ

同じブランドでも縦型ビッグに使われている太ウェーブ麺は、セブンイレブン限定のPB(プライベートブランド)時代ほどではないものの、部分的にパキッとした戻りムラが生じてしまうのに対し、そういった不具合も気になりませんでした。

湯切りタイプの汁なしカップ麺における麺重量は、レギュラーサイズだと90g、大盛りサイズだと130gが業界水準で、今回は74gと少なめですが、数値だけ見ると定番の「きつねうどん」と同じ量。これなら普段あまり量が食べられない方でも食べやすいと思いますし、ちょうど腹八分目というか、もうちょっと欲しいな‥‥っていう、なかなか絶妙な量かもしれません。

スープ

まさにクサ旨は言い得て妙

5.5

原材料名は「豚脂、香辛料(にんにく)、ポークエキス、しょうゆ、糖類、食塩、たん白加水分解物、ポーク調味油、チキン調味料」となっているように、けっこう豚脂の存在感が強く、その中に含まれる “むわっ” とした香りは特筆すべきインパクト。これはローソン名店シリーズの「無鉄砲 濃厚ド豚骨」に別添されている小袋の中身にも通じる香りで、グッと背徳感が強まります。

背徳感といえばニンニクの主張も明確で、それもガーリックパウダーではなくペースト状の鋭利なヤツ。生おろしニンニク特有の辛味を感じるほどではないけれど、実食のタイミングには気を付けなければいけないレベルなのは間違いありません。その指揮を執るタレは濃口しょうゆベースで、ちゃんと対等に渡り合っているのですが、濃い味でも塩っぱいと思わせない絶妙な塩梅。

豚脂とニンニク、ポークの旨味でパワフルさを打ち出しながら、塩気で食わせるタイプではなかったので、インパクトは強くても食べやすかったです。ちなみに「うどん」でも “和風だし系の要素は皆無に等しかった” というのも潔くて、真っ直ぐ二郎インスパイア系に振り切っていました。

具材

シンプルだけど気にならない

4.0

もうちょっと味付豚肉を増やすとか、同じ週に発売された「丸源ラーメン 熟成醤油 肉そば」と同じ豚バラ肉を使うとか、まったく不満がないわけではないけれど、前述のように本物の豚肉を原材料にしていることに加え、そこそこキャベツの量も多く、麺とスープにおける満足度が高かった分、結果的に妥当なコスト配分だと感じました。

ここに卵黄ソースとかあると完璧だったんですけど、卵なら容易に購入できる環境が整っている日本なので、事前にトッピング用の生卵、あるいは温泉卵を用意しておくのがオススメです。

総評

5.0

日清の二郎インスパイア商品で常套手段となっている “クサ旨” な味付けだったので、それに慣れていると新鮮味を覚えることはないと思いますが、あいかわらず豚臭いニオイと強めのニンニクについてはアッパレといわざるを得ない仕上がり。これを優等生なイメージの強い「どん兵衛」に落とし込んだのは思い切りのある戦略で、おおむね期待を裏切らない良品だと感じました。

パッケージでも卵黄ちょい足しアレンジを推奨していたように、なるほど卵黄を足せば間違いなく “やみつき度” は増しますが、コンセプトのわりに意外と塩っぱくなかったのも勝因の一つ。もちろん薄味ではないけれど、その絶妙な塩梅も含め、バランス型の二郎インスパイア商品として高く評価できる一杯です。【author・taka :a(大石敬之)】

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