どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。
いよいよ2024年(令和6年)も本日でラスト‥‥というわけで、毎年恒例のランキング公開です!
このブログでは「汁あり篇」「汁なし篇」「二郎インスパイア篇」「激辛篇」「総集篇」など、いくつかのカテゴリーに分けて順位付けを行っていたのですが、今年も二郎インスパイア系と激辛系のスポット商品がコロナ禍ほど盛んではなかったのと、汁なしカップ麺の傑作も少なかったので、ジャンル無差別の総合ランキングを発表します。
——と、その前にランキングのルール。対象商品は今年1月1日〜年内に “ブログでレビューした„ 即席カップめん(ラーメン・うどん・そば・焼きそば・油そば・まぜそば等)だけ、それと「殿堂入り」の商品について触れておきます。
カップ麺ランキング
というのも総評を基準に振り返った場合、このブログ『本日の一杯 -Cupmen review blog-』では毎年恒例となっている「セブンプレミアム 蒙古タンメン中本 北極ラーメン」(日清食品)及び定番商品に格上げされた「麺処井の庄監修 辛辛魚らーめん」(寿がきや食品)の2品が確実に上位を獲ってくるので、こいつらは昨年に殿堂入りさせました。
たとえば大判どんぶり型の「北極ラーメン」だったり、縦型ビッグの「辛辛魚らーめん」にリニューアルしたり、そこまでの劇的な変化が生じた場合はピックアップさせますけど、今年は引き続き殿堂入りの状態。ただ、派生品はランキングの対象としています。それでは、いきますよ!
第5位「麺処井の庄監修 辛さひかえめ 辛辛魚らーめん」
ランキング第5位は寿がきや食品のカップ麺、2024年6月17日(月)発売品「麺処井の庄監修 辛さひかえめ 辛辛魚らーめん」(316円+税)で、昨年に殿堂入りさせた「麺処井の庄監修 辛辛魚らーめん」の限定スピンオフバージョン。SNSでは「辛さ控えめの辛辛魚なんて辛辛魚じゃない」みたいな感想も散見していたんですけど、ただ辛さを抑えた商品ではありません。
定番商品になった「辛辛魚らーめん」の辛さレベルを5とし、辛さ控えめは “辛辛レベル3.5くらい„ ということで、まぁまぁ辛いんですいけどw 唐辛子の含有量を抑えた分「魚粉増し!」「豚骨増し!」なのがステータス。そのため豚骨は本家よりも厚みのあるテイストで、魚粉もバッチバチ。
またノンフライ麺の形状も変更し、幅と加水率も抑えるなど、細部にわたる調整が印象に残りました。辛い食べ物が苦手な方にとっては充分すぎるほど辛口で、辛い食べ物が得意な方にとっては物足りない、捉え方によっては中途半端な辛さになりますけど、限定スピンオフVer.らしい個性が楽しめる良品でした。ちなみに星の数だけでいえば1、2位なんですけど、殿堂入りの派生品だから第5位です。
第4位「チャルメラの逸品」
続きましてランキング第4位は明星食品のカップ麺、2024年4月1日(月)発売品「明星 チャルメラの逸品 大盛 ワンタン麺 芳醇しょうゆ」(236円+税)で、メーカー希望小売価格はレギュラーサイズのカップラーメンにおける事実上の標準を守っているのですが、大盛り仕様のノンフライ麺とノンフライワンタンを搭載したコスパぶっ壊れ商品。
「芳醇しょうゆ」はホタテの旨みを効かせたチャルメラらしい味わいで、きちんとブランドのアイデンティティを表現していたのですが、同時に「明星 チャルメラの逸品 大盛 ワンタン麺 芳醇しお」を展開することで選べる楽しさを訴求。後者もノンフライ麺とノンフライワンタンを搭載した一杯で、こんなもん出されたら評価の基準が狂うだろ‥‥ってくらい高コスパ。
発売日は4月1日だったので、もう売ってないだろうと明星食品の公式ウェブサイトを確認してみた結果、2024年12月31日時点で販売中。スーパーやドラッグストアなど、コンビニ以外の店舗で取り扱われていると思うので、まだ未体験の方は探してでも試してみてください。
第3位「明星 別格麺神 京都鶏白湯」
折り返し地点となるランキング第3位は明星食品のカップ麺、2024年9月9日(月)発売品「明星 別格麺神(めがみ)京都鶏白湯」(306円+税)で、新・生めん風3層極太製法による規格外の極太ノンフライ麺に、もみじ(鶏の足)を配合した濃厚スープ、さらに鶏ワンタンをトッピングしたブランド初の大判どんぶり型。
同じ日に「明星 別格麺神 横浜家系豚骨醤油」もリリースされたのですが、あきらかに別格だったのは鶏白湯。新・生めん風3層極太製法によるノンフライ麺は、表面に多加水麺ならではのヌメりを伴うほど、かなり加水率が高めの設定で、強靭な耐久性の持ち主。それでいて戻りムラが気になることはなく、縦型ビッグの「麺神カップ」とは完全に別物。
さらにスープも鶏の熟炊き感満載で、ぽってりとした口当たりや骨の風味、さらに鶏レバー粉末の隠し味に由来する骨髄っぽい風味まで楽しめる硬派な作り込み。これだけでも充分なのに、ノンフライの鶏ワンタンを4個も搭載しているため、思わずメーカー希望小売価格を二度見してしまったほど。2024年12月現在、こちらも絶賛販売中です。
第2位「スープ激うま!濃厚豚骨ラーメン」
いよいよ終盤、ランキング第2位はローソンのカップ麺、2024年10月29日(火)発売品「スープ激うま!濃厚豚骨ラーメン」(221円+税)で、共同開発者は日清食品。こちらタイトルが「スープ激うま!」となっているように、スープのおいしさに特化した新シリーズなんですけれども、ごめんなさい見どころはスープじゃないんです。
かやくを省いてスープに特化した商品なので、ネギさえも入っていない辛辛魚もビックリのスペックなのと、ぶっちゃけスープは値段相応というか、おいしいのはおいしいけど引っくり返るほどじゃないよね? みたいな。ほとんど香辛料のアクセントを感じなかったので、そこは印象に残ったんですけど、なにより麺をすすった途端、つんと鼻に抜ける香りがリアルすぎて衝撃。
老舗のラーメン店で使われている中華麺だったり、家庭で調理するチルドタイプの生ラーメンだったり、それを食べるときに梘水(かんすい)や酒精に由来するツンとした香りを感じるじゃないですか。あれをノンフライ麺で再現するのって不可能だと思ってたんですけど、これ再現しちゃうか——って。ちなみに同時発売品の「激辛味噌ラーメン」は文字通り「スープ激うま!」だったので、好みでお選びください。
第1位「Lab Q かけ醤油らぁ麺」
そしてラスト、2024年のランキング第1位はファミリーマートのカップ麺、2024年4月23日(火)発売品「ファミマル Lab Q かけ醤油らぁ麺」(249円+税)で、共同開発者はマルちゃんの東洋水産。2014年(平成26年)6月12日の創業以来、札幌で人気を博している「Japanese Ramen Noodle Lab Q(じゃぱにーず らーめん ぬーどる らぼきゅう)」監修のカップラーメンです。
「かけ醤油らぁ麺」という商品名が表しているように、こちらも具材を省いたカップ麺で、麺は「マルちゃん正麺(せいめん)カップ」と同じ「生麺ゆでてうまいまま製法(特許5719064号)」の系譜に連なるノンフライ麺。正直、まったくもって感動はありません。ただ、スープの作り込みがガチすぎる。
まず「液体スープ」が2つ別添されている時点でヤバいと思ったんですけど、片方の「液体スープ」は醤油にウェイトを置いた内容で、酸味を伴うフレッシュな醤油感が印象的。もう片方の「液体スープ」は宗田節や昆布の存在感が強く、それらを合わせると蕎麦つゆっぽいテイストに。
さらに「特製油」を加えると瞬く間に動物系の要素が強くなるのですが、じっくりと低温で鶏皮から抽出したような、びっくりするほどナチュラルな鶏油(ちーゆ)の芳ばしさにうっとり。カップラーメンにしては珍しく香辛料は一切使っていなかったのですが、それだけに鶏油がダイレクトに楽しめたのと、りんご酢のアクセントも絶妙で、久々に唸りました
まとめ
というわけで、ほかにも「QTTA GREENスモーキーマヨ味」や「味仙本店監修 激辛台湾ラーメン エイリアン」「手緒里庵 冷やし手延そうめん」「凄麺 うどんの逸品 豆腐チゲうどん」「凄麺 夏の辛味噌ねぎラーメン」「焼豚ラーメン こってり豚骨推し」「青葉 中野本店監修 中華そば 濃厚魚介豚骨醤油味」「マルちゃん正麺カップ 濃厚担々麺」
「つじ田監修 煮干しそば」「AFURI 柚子塩らーめん」「鳴龍 担担麺」あたりも候補に入っていたのですが、悩んだ末のTOP5です。今年も『本日の一杯 -Cupmen review blog-』をご覧いただき、本当にありがとうございました。来年はブログを継続しつつ、新たな媒体でも活動していくので、引き続きよろしくお願いいたします。
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