【検証】賞味期限切れのカップ麺は食べられる? 味の違いや変化を解説〈ノンフライめん篇〉

セブンプレミアム

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、セブンイレブンのカップ麺、「セブンプレミアム スープが決め手の中華そば」の実食レビューなのですが‥いい感じに賞味期限が切れている。←

というわけで、賞味期限が切れたカップラーメンは食べられるのか、また賞味期限切れとそうでないもの、どのくらい味が違うのか食べ比べてみました。

実際に食べてみた感想に基づいて、味の違いを解説します。お時間よろしければ、最後までお付き合いください。

賞味期限が切れたカップ麺の味は‥

今回のカップ麺「セブンプレミアム スープが決め手の中華そば」は、セブン&グループと明星食品の共同開発商品です。もちろんですが、セブンイレブンもセブン&アイグループも明星食品も悪くありません。単純に私が買い込んでいたまま、気が付いたら賞味期限が切れていただけの話です(笑)

実食日は2018年12月20日(木)、賞味期限切れのカップ麺は期限が2018年12月15日(土)となっているので、ちょうど5日前に期限が切れました。ご存知の方も多いかと思いますが、カップ麺は基本的に賞味期限なので、さぁ期限が切れたからすぐに捨てなきゃ! ではありません。

「賞味期限」(主に加工食品)は、文字通り「味」の期限を表している、つまり「おいしく食べられる期限」を表しているものです。製造者が風味などの安全性を保証するものであり、すぐに食べられなくなるわけではありません。しかし、「消費期限」は「食品の食用可能期限」を表しているので、消費期限が過ぎてしまった食べ物(主に生鮮食品)は廃棄するのが基本です。もったいないですけどね‥

新しくセブンイレブンで買ってきた「スープが決め手の中華そば」の賞味期限は、2019年4月17日(水)と余裕綽々。その間にリニューアルもされていないので、違うのは製造年月日のみです。もともとカップ麺の賞味期限は製造から約5ヶ月と定められていたのですが、東日本大地震を切っ掛けに2014年4月1日以降、製造から約6ヶ月に延長されました。(ちなみに袋麺の賞味期限も同じタイミングで「製造から約6ヶ月」だったところを2ヶ月先の「製造から約8ヶ月」に改定しています)

もちろん製造メーカーの定める正しい保存方法(※カップ麺の場合は「高温多湿や香りの強い場所、直射日光を避けて常温保存」)を守り、一度も開封していない未開封の状態で適切に保存していた場合にのみ保証される期限です。

基本的に「消費期限」は公表されていませんが、ほとんどのメーカーは消費期限の70%を目安に賞味期限を設定しているので、カップ麺の消費期限目安は製造日から約9ヶ月・賞味期限から3ヶ月後までがデッドラインといえるでしょう。そのデッドラインを超えなければ食用可能期限内ではあるものの、味の保証期限は切れているので、風味が劣化していても文句は言えません。

もちろん適切に保管していても時間の経過に伴って味は刻々と劣化していくので(おそらく味噌のように熟成することはないw)、賞味期限切れから5日経過の製品と来年の4月まで余裕がある製品ではどのくらい味が違うのか、まずは開封して調理前の状態から順に確かめていきましょう。

開封

まずは別添の「液体スープ(後入れ)」を取り外さなければいけないのですが、フタ上には「スチームノンフライ製法」と書かれています。油揚げ麺だと時間の経過によって酸化臭が酷くなる傾向にあるのですが、それに関しては大丈夫そうですね。

ちなみに「スチームノンフライ製法」とは、麺を高水分状態で高温蒸煮する工程を組み込むことで 「油揚げめん」と「スーパーノンフライめん(どんぶり型に使用されるノンフライ麺)」の中間的な麺線組織を作ることが可能となった麺製法なんですけど、最近では低加水麺から多加水麺までバリエーションが豊富になってきました。

画像の向かって左が「賞味期限切れ」、右が「賞味期限内」のカップ麺になるのですが、香りは賞味期限切れのほうが強く、しかもイイ匂いじゃないかw どちらも素朴なザ・中華そばという感じなのですが、賞味期限切れのほうは具材のチャーシューが強く香っているような印象で、賞味期限内のほうはスープの鶏ガラが雑味なく香ってきます。

ただ、この時点から一見して明白に違うのはネギの色で、明らかに賞味期限切れのほうは色が悪く、白い部分なんてメンマと同じくらい茶色に変色していました。また、触ってみると賞味期限内のネギはパリッとしているのに対し、賞味期限切れのほうは湿気たような質感です。現段階で酸化臭については気になりませんが、早くも劣化が見られました。でも、水分の含有量が少ないメンマとナルトは問題なさそう(笑)

製品情報・購入価格

製品名:セブンプレミアム スープが決め手の中華そば
販売者:明星食品
製造所:神戸工場(製造所固有記号「73」)
内容量:70g(めん53g)
実食日:2018年12月20日(木)
JANコード:4902881480086
希望小売価格:128円(税抜)

発売地域:全国(セブンイレブン限定)
購入価格:138円(税込)
取得店舗:コンビニ(セブンイレブン)

麺の種類:ノンフライ麺
スタイル:縦型レギュラー
容器材質:紙
湯量目安:290ml
調理時間:熱湯3分
小袋構成:1袋(液体スープ)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】めん(小麦粉、植物油脂、食塩、植物性たん白、大豆食物繊維)、スープ(しょうゆ、デキストリン、チキンオイル、たん白加水分解物、香味調味料、鶏・豚エキス、食塩、糖類、ラード、香辛料、酵母エキス、香味油)、かやく(チャーシュー、メンマ、ナルト、ねぎ)、加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、かんすい、炭酸カルシウム、乳化剤、卵殻カルシウム、増粘多糖類、カラメル色素、クチナシ色素、微粒二酸化ケイ素、香料、酸味料、酒精、酸化防止剤(ビタミンE)、ピロリン酸ナトリウム、ビタミンB2、ビタミンB1、香辛料抽出物、ベニコウジ色素、(原材料の一部に卵、乳成分、えび、ごま、さけ、さば、ゼラチンを含む)
【アレルギー表示】卵・乳成分・小麦・えび・ごま・さけ・さば・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチン

実食開始

さて、調理直後(後入れの液体スープ投入前)の比較です。向かって左側が賞味期限切れの「スープが決め手の中華そば」になるのですが、明らかにチャーシューの色が濃いですね。長い時間をかけてチャーシューの油脂成分が粉末スープを吸着したのか、それとも変質しているのか‥それに湯気の香りが段違いです。

調理前は両方とも美味しそうな匂いだったのに、賞味期限切れのほうは乾いたようなニオイというか、風化したような劣化を覚える香りに変わっていて、あまり美味しそうではありません。向かって右側(賞味期限内)の湯気は中華そばらしい素朴な面持ちで、特にメンマの香りが印象的でした。

別添の液体スープにはチキンオイルや香味油、醤油などタレ系の成分で構成されていて、おそらく空気に触れない密閉された小袋だからだと思うのですが、ちょこっと小袋に残った醤油や油脂成分の味を確認してみたところ、ほぼほぼ賞味期限に関係なく同じ味でした。

1食(70g)当たり

カロリー:267kcal
たん白質:7.1g
脂  質:5.7g
炭水化物:46.7g
ナトリウム:2.1g
(めん・かやく:0.7g)
(スープ:1.4g)
ビタミンB1:1.25mg
ビタミンB2:0.23mg
カルシウム:147mg

(食塩相当量5.3g)

めん

意外と食感は大差なかったが‥

丸刃でカットされた細身で緩やかな縮れのある中細麺になるのですが、食べ始めは中心部のコシが強く、ノンフライ麺ということで油揚げ麺のような雑味もありません。前半は力強くありながら、しっとりとした麺の肌が心地よい、これはレベルの高いノンフライ麺ですね。というのは賞味期限に余裕があるほうの感想‥

見た目こそ大差ありませんし(ちなみに向かって左が賞味期限切れ)、しっとりとした質感の口当たりや印象的だった前半のコシなど、製造から半年以上経っても遜色のないクオリティではあるものの、如何せん風味が悪い。さすが味の保証期限が過ぎてるだけのことはある‥w(※もちろん誰も悪くありませんし保存環境は完璧に近い状態でした)

まず小麦の風味が得られず、奥のほうから乾いた感じの(風化した感じの)ニオイが鼻を抜けるので、そもそも麺として不自然です。油揚げ麺ではないけれど、ノンフライ麺(油で揚げていない麺)とはいえ生地には植物油脂が練り込まれていますから、どうしても酸化・劣化が進むのでしょう。それに、印象の違いはスープの影響も大きいですね

スープ

ここまで劣化するかぁ‥

いや、もう完全に別物ですよ。賞味期限内のスープは少し不自然なとろみが気になったりもしたのですが、おそらく麺とスープの一体感を高める措置だと思うので(スチームノンフライ製法の麺はスープに馴染むまで少し時間がかかるので)、それを思えば納得です。

鶏ガラと濃い口醤油のコク、適切な胡椒のアクセントに強めのメンマが素朴な中華そばの印象を演出している、「これで税込138円!? いいの?」なんて思ってしまうほど。やや化学調味料の旨味も強めになるのですが、それも昔ながらに通じますし、もう余裕で値段以上ですね。(賞味期限内であれば‥w)

▼賞味期限切れ

さて、賞味期限切れのスープは見た目こそ変わりませんし、密閉されていた液体スープも大きな劣化を感じませんでしたが、やはり粉末スープが明らかに変質しています。かろうじて液体スープのチキンオイルが臨場感を演出していましたが、それよりも麺同様に風化したような味が気になり、コクも衰えている‥食べられないわけじゃないけれど、これでは値段と名前を変えても製品化のゴーサインは出せないような味に落ちていました。

かやく

あ、意外と大丈夫w

麺とスープは大幅な劣化が否めませんでしたが、意外と具材は大丈夫です。さすがに色が変わったネギは風味も衰えていましたが、もともと軽い食感のチャーシューは軽いままで、色が濃くなっていたものの、特に風味が鼻に付くこともなく、メンマは大きくてコリッコリ、ナルトも入れ替えたってわかりません。

▼賞味期限切れ

色の変わったネギも全体の風味に悪影響を及ぼす要因の一つとなっていたのですが、賞味期限内のネギはシャキッとした食感と風味、そして適度な量がアクセントに嬉しかったので、もちろん印象はよかったです。

まとめ

結論、食べようと思えば問題なく食べられます。ただ、おいしいかマズイかと聞かれたら正直まずいw 今回はノンフライ麺だったので、意外と食べてみたら大丈夫でした! みたいなオチを想像していたのですが、皆様ぜひカップ麺だからと先延ばしにせず、賞味期限内に(可能な限り早めに)食べていただきたい‥そう感じました。

まだブログでは「セブンプレミアム スープが決め手の中華そば」をキチッとレビューしていないので、今回の記事では総評のタグを付けていませんが(ぶっちゃけ★7でいいんじゃないかと思っている)、賞味期限が切れてから途端に5日間で味が落ちたとは思えないので、もし備蓄されている方は賞味期限が切れる2〜3ヶ月くらい前を目安に備蓄の交換を行ってください。

今回はノンフライ麺でさえ思いがけないほど激しい劣化を感じたのと、前々からプライベートでも人にお願いしていることなのですが、まだ賞味期限あるから大丈夫! ではなく、その間も刻々とカップ麺の鮮度(味)が落ちていることを忘れずに、よきカップ麺ライフを送ってください。これは当ブログのセオリーになるのですが、カップ麺は嗜好品だと思っているので、少しでもおいしいうちに食べて楽しみましょう。