サッポロ一番 坂内食堂 喜多方本店 中華そば@サンヨー食品

サンヨー食品

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2018年7月9日(月)新発売、サンヨー食品サッポロ一番 坂内食堂 喜多方本店 中華そば」のレビューです。

老舗の名店が監修!

1958年(昭和33年)創業、「喜多方ラーメン坂内 / 小法師」の本家といわれている “喜多方で最も有名な老舗店” とタイアップした再現カップ麺になるのですが、残念なことにタテ型・油揚げ麺という再現カップ麺に不利なスタイルです。スープのベースは豚骨、本店では麺が見えないほどの柔らかいチャーシューが丼いっぱいに乗っている「肉そば」が人気なんだとか。

時に喜多方のラーメンといえば、麺類好きには言わずと知れた「札幌」「博多」に並ぶ “日本三大ラーメン” の一角として名高いラーメンなんですけれども、あまり喜多方を題材としたカップラーメンはリリースされません。スープや具材が王道を地で行くような‥というか、まさに “これぞ王道” と言わんばかりの構成になるので、個性が求められる新作カップ麺では特徴が打ち出しにくいのかもしれませんね。

しかし、取り分け個性的と言われれいるのが麺の質感で(「坂内食堂」の場合はチャーシューもですがカップ麺なので‥w)、独特の縮れがあり、食感は柔らかいのが特徴と言われています。サンヨー食品は「手打ち風めん(白河ラーメン「とら食堂」の再現カップ麺に使用)」や「刀削風麺」など、形状がランダムな独特の麺を得意としているのですが、その技術を活用しているのでしょう。しかしながら油揚げ麺を使用したカップ麺なので、スープと喧嘩しないかが懸念要素です。

名称:即席カップめん

原材料名:油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、でん粉、食塩、大豆食物繊維)、スープ(豚脂、食塩、糖類、ポークエキス、植物油脂、しょうゆ、ポークコラーゲン、酵母エキス、たん白加水分解物、香辛料)、かやく(味付豚肉、メンマ、ねぎ)/ 調味料(アミノ酸等)、加工でん粉、炭酸カルシウム、香料、かんすい、クチナシ色素、微粒二酸化ケイ素、レシチン、カラメル色素、酸化防止剤(ビタミンE)、香辛料抽出物、(一部に小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)

アレルゲン情報:小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチン

1食(94g)当たり

熱量:435kcal
たんぱく質:7.9g
脂質:20.4g
炭水化物:55.0g
食塩相当量:6.4g
(めん・かやく:2.1g)
(スープ:4.3g)
カルシウム:241mg

※参考値:調理直後に分別して分析
熱量:435kcal(めん・かやく:348kcal)(スープ:87kcal)

ご当地ラーメンで有名な「喜多方」の人気老舗ラーメン店『坂内食堂 喜多方本店』の味を再現したビッグサイズのタテ型カップめんです。

(サンヨー食品「製品情報」より引用)




めん

特殊切刃を使用することで手もみ風ちぢれめんを再現しました。薄い部分はつるつるとした食感で、味のりもよく、分厚い部分はしっかりとした食べ応えのあるめんです。

(サンヨー食品「製品情報」より引用)

油揚げ麺臭が気になる‥

少し写真では分かりにくいかもしれませんが、縮れと厚みの規則性に個性が‥というか、規則性がなくて不均等なんですよね。大まかな形状は縮れた平打ち麺で、縮れ方がランダムです。しばらく緩やかなところもあれば、急に縮れが小刻みになったり。さらに麺の左右にも違いがあって、断面図の右側が分厚いと左側は薄い、みたいな感じでランダムなんです。これによって “手もみ風ちぢれめん” のイメージは伝わってくるのですが、食感の持続性はありません。

3分待ってから即座に食べても柔らかめなんですけど、見る見るうちに伸びちゃって、コシもヘッタクレもなくなります。とはいえフライングしようものなら厚みのある部分がサクサクしているのでw なんとも焦れったいですね。ただ、喜多方ラーメンの麺は少し柔かいのがデフォルトらしいので、それを踏まえるとイメージは悪くないのではないでしょうか。と、それよりも問題だったのが、やはり懸念していた油揚げ麺特有の風味が干渉してくる野暮ったさです‥

今回のスープはアッサリと柔らかい味だったので、かなり油揚げ麺特有の風味が目立っていたんですよね。カップ麺ではプラスに作用することも少なくありませんが、今回は再現カップ麺であることに加えてスープの方向性が優しかったので、どうしても不躾に思えました。あと、少しスープにも悪い効果があって‥

スープ

ポークのうまみに豚脂のコクがきいたシンプルな清湯スープベースにしょうゆを程よく合わせ、仕上げました。

(サンヨー食品「製品情報」より引用)

優しいスープに豚脂のパンチ

豚骨ベースですが、九州などで定番の白濁した豚骨スープではありません。清湯系の‥つまりは濁りの少ない透き通ったスープで、豚骨を白濁するまで炊き出すのではなく、鶏ガラのように出汁を取るようなイメージでしょうか。ただ、ちょっと驚いたのが仕上げの小袋です。

おそらくスープに厚みを付与する油脂成分とタレ系の成分が含まれているのかと思いきや、フルでアブラでした。それも豚脂の含有量が多く、かなりベースは優しくてスッキリとしているのに、こってりとした印象が並行します。醤油は濃口ではなく薄口で、どちらかというと味を整える役割は食塩が担っているような構成ですね。

サンヨー食品らしく糖類による甘さが気になりましたが、動物由来の成分は豚に絞り、すっきり優しいスープに豚脂のパンチという組み合わせには個性が得られました。しかし、この多めに含まれていた豚脂が仇となっていた箇所もあったんです。というのも、「めん」の項目で油揚げ麺臭が気になると書きましたが、スープの表面に浮かぶ豚脂が助長していた面が否めなかったんですよね。麺のランダムな縮れによってスープのリフト性能が高く、表面に浮かぶ豚脂をグイグイ引き寄せるので、どうしても油っぽさ増してしまいます。しかもクリアなスープに油揚げ麺特有の風味が滲み出てくるので、少し勿体無いと感じてしまいました。

かやく

チャーシューのうまみがスープとよく合い、おいしさを引き立て、メンマのコリコリとした食感が食欲をそそります。ねぎを加えて彩りよく仕上げました。

(サンヨー食品「製品情報」より引用)

なかなか充実

実際のラーメンで有名な自家製の特製焼豚とは比べ物にならないのは明白ですがw けっこう肉具材は多めに入っていますね。まぁ構成としては同じ週に発売された「首里そば」のカマボコがメンマに変わっただけなんですけどw スープの豚脂が多かったので、その相乗効果からチップ状のチャーシューが少しリアルになっていました。

メンマはサイズが大きく、それなりに厚みもあって、適度な発酵感と自然な歯触りが箸休めに嬉しかったです。ネギも食感しっかりめのタイプで、派手さのない素朴なスープにマッチしていました。写真でも具材の比率が高いように、量は全体的に多かったです。

総評

★★★☆☆☆☆☆☆☆(3)
(標準は★3です)

あまり油揚げ麺の風味とかが気にならない方は高い満足感が得られるかもしれませんが、麺を食べている時にもスープを飲んでいる時にも油揚げ麺特有の風味が “香味ではなく雑味として作用していた” ので、手放しに高評価は即決できませんでした。しかしながら麺の形状は個性的ですし、優しい味わいに大量の豚脂という組み合わせには面白いギャップが感じられ、ちょっと人工的な甘さが気になったけど、素朴でホッとする優しいスープは温かかったです。

今回の容器は定番のプラ(PS)+胴巻き紙ではなく紙製だったので、もしかしたら麺の劣化スピードを緩めるために保温性能の低い素材を採用したのかもしれません。しかしながら結果的に麺は序盤から柔らかかったし、おかげで容器を持つ時めっちゃ熱かったですw

食べる前から心配していた「やっぱりノンフライ麺で食べたかったなぁ‥」という懸念が的中してしまったのですが、けっしてイマイチではありません。でも、やはり「喜多方ラーメン」というジャンル自体、そもそもノンフライ麺で再現するべきテーマなのでしょう。

サンヨー食品は「和ラー」などの特化型ブランドを除いて、油揚げ麺だと基本的に全体が安っぽい仕上がりになってしまうメーカーなんですけど、これに関してはカップ麺だからこそプラスに作用することは少なくありません。しかし、今回のようにテーマのスープが繊細だった場合、それも再現カップ麺だとなおさら負の印象が強くなってしまいます。逆にサンヨー食品はノンフライ麺に強いメーカーなので、ぜひ今回の “手打ち風ちぢれめん” で使用した特殊切刃でノンフライ麺用の生地をカッティングし、次回は希望小売価格を上げてでもノンフライ麺・どんぶり型の本格的な再現カップ麺でリベンジしていただきたいですね。

他社になりますが、ノンフライ麺を使用した喜多方ラーメンのカップ麺もあります。

ニュータッチ 凄麺 喜多方ラーメン@ヤマダイ
蔵のまち喜多方老麺会推奨カップ麺「ニュータッチ 凄麺 喜多方ラーメン」の実食レビューです。「坂内食堂」のカップラーメンを食べ、やはりノンフライ麺が定石と感じ、定番品のヤマダイ「凄麺 喜多方ラーメン」と完成度を比較してみました。

上記のカップ麺は期間限定品ではないので、よろしければ参考になさってください。

製品名:サッポロ一番 坂内食堂 喜多方本店 中華そば
販売者:サンヨー食品
製造所:太平食品工業
内容量:94g(めん70g)
発売日:2018年7月9日(月)
発売地区:全国(全チャンネル)
取得店舗:ローソン
取得価格:216円(税込)
希望小売価格:205円(税別)
JANコード:4901734034636

麺の種類:油揚げ麺
容器材質:紙
必要湯量:410ml
調理時間:熱湯3分
小袋構成:1袋(仕上げの小袋)

サンヨー食品株式会社:〒371-0811 群馬県前橋市朝倉町555
お客様相談室:027-265-6633

【坂内食堂 喜多方本店】

住所:福島県喜多方市字細田7230
電話:0241-22-0351

定休日:木曜(祝日の場合営業)・元旦
営業時間 / 7:00~18:00・日曜営業
※スープがなくなり次第閉店

JR磐越西線・喜多方駅から徒歩約15分
磐越自動車道・会津若松インターから車で約22分
喜多方駅から923m

  1. takaさん、こんばんは!

    この商品については評価のしどころがほぼ同じでしたね!

    優しいスープに対して油揚げ麺臭が立ってしまう麺に、
    それと負の相乗効果を見せてしまう後入れの豚脂と、
    せっかくのスープを覆い隠すという感じでしたからね(;゚ω゚)

    それでも★3を確保したのはちょっと驚きではありましたが!

    自分だと高くて★2、場合によっては★1だったかもですし;
    「この商品を縦型で作ったのがそもそもの間違い」という感じで、
    内容以前の問題みたいに感じたところがありましたからね;

    ではでは、おじゃまいたしました!(゚x/)

  2. 油揚げ麺の麺のにおいが気になるっていうのは当たり前とは言え、
    ほんとにお互いに困ったものですね~ww

    個人的にはこの部分はもっと鈍感になりたい!
    なら、この製品ももっと美味しく食べれた。
    スープはなかなかのものでしたからね。

  3. 昨日、ローソンでコレを購入!食べるのは後のお楽しみやで、うへへへ。喜多方ラーメンは、福島県会津若松市から山形県米沢市との間を結ぶR121号線沿いにある喜多方市発祥ですね。昔、営業担当が福島と山形だったので、よく立ち寄っては食べてました!店舗数も街道沿いにかなりあって、どこのお店に入るか迷うほど!また食べに行きたいわぁ・・・・

  4. 油揚げ麺の独特のかおりは嫌いではないんだけど、taka :aさんにあんまり食べて欲しくないって言われて気にするようにはなったよ・・(゚∇゚ ; ) 私自身も揚げてない麺の食感の方が好きだし(((uдu*)ゥンゥン 「フルでアブラ」にはちょっと戦意喪失・・・今日もカップ麺のストックが増えなくてすんだぁ٩( ᐛ )و

  5. 坂内は横浜にも支店があって、たまに食べに行きます。超秀逸なラーメンではないですがどことなく落ち着く、王道を行く常食可能ラーメンなんですね・・。スープは繊細で穏和な淡麗系。やはり油揚麺では雑味が溶け出して邪魔するんでしょうね・・。出来れば麺だけマルちゃん正麺で食べたいかなぁww

  6. サカモトさん、坂本食堂のカップ麺だからって張り切っちゃってもぉ〜( *´艸`)

    と思ったら、ヤマモトさんだったし、坂内食堂だったとさw

  7. ノンフライ麺で表現すべきラーメン…。(;゚д゚)ゴクリ…
    これだけわかっている人がどれくらい日本にいるだろうか?

    少なくとも僕にはわからん。その域に達してないのよ。。。(ノД`)シクシク