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ローソン限定、坂内食堂のカップ麺が「味濃いめ」で再登場!! 2022年12月発売品からの違いを解説

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サンヨー食品

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2024年1月9日(火)ローソン限定発売、サンヨー食品のカップ麺「サッポロ一番 坂内食堂 喜多方本店監修 中華そば(味濃いめ)」の実食レビューです。

3代目は味濃いめ!? 喜多方を代表する老舗「坂内食堂」監修のカップラーメンが帰ってきた!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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坂内食堂 喜多方本店監修 中華そば(味濃いめ)

坂内食堂(ばんないしょくどう)とは、1958年(昭和33年)5月の創業以来、福島県喜多方市で人気を博している老舗の支那そば専門店で、1927年(昭和2年)創業の「源来軒(げんらいけん)」及び1947年(昭和22年)創業の「満古登(まこと)食堂」と並び称される “喜多方ラーメン御三家” の一角。市内に120以上のラーメン店が点在する喜多方において、トップクラスの知名度を誇る名門です。

撮影協力:ローソン店舗

今回の新商品「サッポロ一番 坂内食堂 喜多方本店監修 中華そば」は、コンビニの中でもローソンにしか売ってない、しかも事前告知なく店内に並び始めた「坂内食堂 喜多方本店」監修によるカップラーメンで、メーカーはサンヨー食品。この3社によるコラボは “3度目” なので、これが初の試みではないけれど、パッケージにもある「味濃いめ(2022年12月発売品比)」が前回からのリニューアルポイント。

これまでにローソン限定のホット麺(レンジ麺)や夏の定番「冷し喜多方ラーメン」をコンスタントに監修してきた「坂内食堂」ですが、ローソン×サンヨー食品とのカップラーメンは2021年6月22日発売の初代「坂内食堂 喜多方本店監修 中華そば」に始まったので、そこまでタイアップ歴は長くありません(余談ですけど、2018年7月9日にNBのカップラーメンは発売されていました)。

ちなみに同時期、福島県喜多方市の「坂内食堂」を本店に持つ「喜多方ラーメン坂内」監修のカップラーメン「明星 喜多方ラーメン坂内 コク醤油」を “ファミリーマート” がリリースしてきたので、このブログでは両商品を比較し、特徴を書き留めています。

本家「坂内食堂」vs.暖簾分け「喜多方ラーメン坂内」

結論から申しますと「喜多方ラーメン坂内」監修のカップラーメンに軍配を上げることになったのですが、約1年半後となる2022年12月6日に再び「坂内食堂 喜多方本店監修 中華そば(2代目)」を販売し始めたローソン。しかし、サンヨー食品が誇る “3種の混合麺” は印象に残った傍ら、初代と比較してオイルの香り弱くなったことにより、油揚げ麺の風味が悪目立ちするなど、すこし残念な結果に終わりました。

その後、2023年に目立った動きはなかったので、ちょっと忘れ掛けていたのですが、前述のように今回の3代目「坂内食堂 喜多方本店監修 中華そば」は2022年12月発売品(2代目)と比較して「味濃いめ」がキーワード。しかもパッケージに “サッポロ一番” のロゴを掲げているため、ここからも従来品とは異なる気合の入れ様が伝わってくるポイント。

原材料名の表示を見る限り、3代目も油揚げ麺を使っているようで、なおかつ縦型ビッグという製品スタイルも初代〜2代目と共通する項目になりますが、容器の材質を紙からポリプロピレン(PP)に変更。またパッケージのカラーリングも「坂内食堂 喜多方本店」の暖簾をイメージしていた “青” から “看板を彷彿とさせる深緑” に変わるなど、商品の外見は大幅にイメージチェンジ。

容器側面の店舗情報もデザインが変わった

前回発売品よりも「味濃いめ」ということで、スープにおける変更点はもちろん、あの個性的だった “3種の混合麺” は引き継がれているのかどうか、だとすれば油揚げ麺ならではのスナック感とスープのバランスなど、そういった部分に注目しながらレビューします。

開封

小袋のデザインは使い回し

今回のカップ麺に別添されている小袋は、食べる直前に加える「仕上げの小袋」1パックのみで、これについてはサンヨー食品の縦型ビッグで定番のデザイン。前述のように初代〜2代目の変遷でオイルの香りが弱くなったと感じたので、盛り返しに期待したいところ。

かやくの構成は変わってない

かやくはチップ状にカットされた味付豚肉を筆頭に、メンマとネギの組み合わせで、前回発売品から大きく変わった様子はありません。なお熱湯を入れる前から油揚げ麺ならではの芳ばしさが強く主張してくるため、それもカップラーメンならではの魅力と捉えられなくもないけれど、はたして吉と出るか凶と出るか。

ちなみにローソン標準価格は257円(税込278円)だったので、この時点で破格と思える値段ではありません。ただ、NBの縦型ビッグ製品におけるメーカー希望小売価格の基準(2024年1月現在、271円・税別)を踏まえると、手に取りやすい値段に設定されています。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:サッポロ一番 坂内食堂 喜多方本店監修 中華そば(味濃いめ)
販売者:サンヨー食品株式会社
製造所:太平食品工業株式会社 関西工場
内容量:96g(めん70g)
商品コード:4901734053040(JAN)
発売日:2024年01月09日(火)
実食日:2024年01月14日(日)
発売地域:全国
取得店舗:コンビニ(ローソン)
小売価格:257円(税別)
購入価格:278円(税込)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:縦型ビッグ
容器材質:プラ(PP)
湯量目安:410ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:1袋(仕上げの小袋)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、でん粉、食塩、粉末卵)、スープ(糖類、食塩、豚脂、ポーク調味料、しょうゆ、植物油脂、ポークコラーゲン、たん白加水分解物、酵母エキス、ポークエキス、香辛料)、かやく(味付豚肉、メンマ、ねぎ)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、香料、炭酸カルシウム、カラメル色素、かんすい、レシチン、微粒二酸化ケイ素、クチナシ色素、酸化防止剤(ビタミンE)、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)

実食開始

麺も前回発売品と共通か

麺は油で揚げたフライ麺で、前回発売品と同様に、よく見ると3種の太さが確認できます。もしかすると配合を変えている可能性もありますけど、ほかに類を見ない佇まいを踏襲しているため、基本的な設計は変わっていないかもしれません。

ねぎ、多くね?

別添の小袋は後入れなので、フタを開けたたら内側の線まで熱湯を注ぎ、フタの上で「仕上げの小袋」を温めながら待つこと5分。時間になったら「仕上げの小袋」を投入し、よく混ぜ合わせたら完成です。坂内食堂のメニューといえば、大量の豚バラ肉で麺が見えない「肉そば」が有名ですけど、ネギの入れ放題も名物なのかな? ってくらいネギが主張してくる調理直後。

ちなみに製造所は太平食品工業の関西工場(奈良県大和郡山市額田部北町944)となっていますが、太平食品工業は1963年(昭和38年)1月にサンヨー食品が設立した製造部なので、単純に “サッポロ一番の工場” という認識で問題ありません。それでは、引き続き前回発売品からの違いに注目しつつ「めん」「スープ」「かやく」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(96g)あたり
カロリー:439kcal
たん白質:7.9g
脂  質:21.8g
炭水化物:52.8g
食塩相当量:6.9g
(めん・かやく:2.1g)
   (スープ:4.8g)
ビタミンB1:0.32mg
ビタミンB2:0.38mg
カルシウム:187mg
参考値(調理直後に分別した値)
熱量:439kcal(めん・かやく:345kcal)(スープ:94kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

おそらく前回発売品と同じ

5.0

ちょっと画像では分かりにくい部分もあるかと思いますが、中央に溝が引いてある “捩れ中細麺” に、左右の厚みが異なる(断面が四角ではなく三角に近い)特殊な “中幅広麺” と “太幅広麺” を搭載しているため、すすり上げたときのランダムな口当たりは圧巻。

ほんと個性的

ぶっちゃけ再現度については高く評価できないけれど、この感覚はサンヨー食品(太平食品工業)ならではのオリジナルで、いまだに他社の商品で感じたことはありません。ただ、太めの低加水麺にありがちな強付きが目立つのと、油揚げ麺臭が遠慮なく主張してくるため、そこは好みが分かれそうなポイント。

今に始まった口当たりではないのですが、未体験なら一度は試していただきたい、そのくらい個性的な油揚げ麺なので、評価は「★5」としています。とはいえ「坂内食堂 喜多方本店」監修ならではの魅力というよりも “サンヨー食品の面目躍如” といったイメージが強い分、ちょっと難しいところでもあるんですけどね。

スープ

たしかに味は濃いけれど‥‥

3.0

前回発売品と比較して、スープの食塩相当量が4.2gから4.8gにアップしており、原材料名の並びを見ても「しょうゆ」や「香辛料」の記載が手前に移動しています。なるほど実際に味付けも濃いめに感じるのですが、味のフレームワークは大きく変わっていないため、醤油と塩の中間から塩寄りを狙ったバランスが「坂内食堂」らしいポイントなんでしょうけれど、なんというか‥‥ふつう。

オイルの内容も大幅に変わっているわけではない

別添「仕上げの小袋」には、豚脂がメインのオイルが入っているため、その芳ばしさが多少なりとも油揚げ麺臭を誤魔化してくれるのですが、引き続き初代で印象的だった “中華鍋の表面を思わせる芳ばしい風味” は復活ならず。たしかに体感的な塩気については前回発売品よりも強くなっているような気がしましたけど、お湯ちょっと少なかったかな? くらいの変化かもしれません。

かやく

やたらとネギの主張が強い(※筆者はネギが嫌いなわけではありません)

2.0

それぞれの量は個体差にも左右されると思いますが、前回発売品と完全に一致する内容で、安っぽいハムみたいな食感の味付豚肉が前述の「肉そば」を彷彿とさせることはなく、メンマやネギも同社の他商品で頻繁に見かける具材。なかでもジャキジャキとしたネギの歯触りが異様に目立つので、それ以外は印象に残りませんでした。

総評

3.0

2022年12月発売品からの変化に注目してみましたが、なるほど味が濃くなっているような気がした(気がしただけかもしれないw)程度。抜群に個性的な “3種の混合麺” については大きな見どころで、しかしながら全体的に「坂内食堂 喜多方本店」の個性が伝わってくる仕上がりなのかと聞かれたら、それとは異なるベクトルを歩んでいると答えざるを得ません。

たとえば「ビャンビャン風」シリーズを筆頭に、個性的なノンフライ麺に意欲的なサンヨー食品なので、そろそろノンフライ版 “3種の混合麺” にも着手してもらいたいところ。ただ、それが満を持して出る前の予習として、こちらの商品を体験しておく価値はあると思います【author・taka :a(大石敬之)】

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