坂内食堂のカップ麺がサイレント復活!? 喜多方本店監修「中華そば」2022年もローソン限定で再び登場!!

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サンヨー食品

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2022年12月6日(火)新発売、ローソン名店シリーズのカップ麺「坂内食堂 喜多方本店監修 中華そば」の実食レビューです。

なかなか行けない福島・喜多方の名店「坂内食堂 喜多方本店」監修によるカップラーメンが “微妙に仕様を変えて” 復活!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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坂内食堂 喜多方本店監修 中華そば 2022

坂内食堂(ばんないしょくどう)とは、1958年(昭和33年)5月の創業以来、現在も福島県喜多方市で人気を博す老舗の支那そば専門店で、1927年(昭和2年)創業の「源来軒(げんらいけん)」及び1947年(昭和22年)創業の「満古登(まこと)食堂」と並び称される “喜多方ラーメン御三家” の一角であり、その筆頭格として知られます。

撮影協力:ローソン店舗

今回の新商品「坂内食堂 喜多方本店監修 中華そば」は、坂内食堂の総本山「喜多方本店」監修のもと、同店が誇る「支那そば」の味わいを再現したカップラーメンで、メーカーはサッポロ一番のブランドで知られるサンヨー食品。2021年6月22日にも同じタイトルのカップ麺を発売していたので、その続編になるのですが、まったくテコ入れなしの再販ではありません。

2021年6月22日に発売された「坂内食堂 喜多方本店監修 中華そば」もサンヨー食品の担当で、ローソン限定という販売ルートも共通し、容器側面の概要(麺:もっちりとした食感が特長の当社独自の特許製法麺「手打ち風麺」を使用 / スープ:豚と香味野菜のうまみ広がる、何度でも食べたくなるコク旨しょうゆ味スープ)や店舗外観のイメージ画像も変わっておらず——

——よく見ると439kcalというカロリーの数値まで一致するのですが、めん・かやくのカロリーは2kcal増え、スープのカロリーは2kcal減り、たんぱく質や脂質の値なども微妙に変化しているのが気になるところ。

ちなみに昨年は全国展開を図っている暖簾分け店「喜多方ラーメン 坂内」監修のカップ麺「明星 喜多方ラーメン坂内 コク醤油」(ファミリーマート限定 / 製造:明星食品)と発売時期が被っていたので、せっかくだからと比較* したのですが、このページでは「坂内食堂」監修の一杯と単体で向き合います。

*本家「坂内食堂」vs.暖簾分け「喜多方ラーメン坂内」コンビニ限定発売のPBカップ麺を徹底比較!!

開封

小袋の外装はカラーチェンジ

今回のカップ麺に別添されている小袋は、天面に貼り付けてある「仕上げの小袋」のみで、紙製の縦型ビッグ容器を使っているのも前回発売品との共通点。ただ、小袋の色が黄から深緑に変わっているため、中身も変わっているかもしれません。

かやくの構成も昨年と同じ

かやくはチップ状の味付豚肉に、メンマ、ネギの計3種。喜多方を代表する「坂内食堂」といえば、麺が見えなくなるまでチャーシューを盛り付けた「肉そば(チャーシュー麺)」も代名詞となっているのに対し、その片鱗も見えないラインナップではあるものの、ひとまず前回発売品と共通する内容です。

ちなみにローソン標準価格は211円(税込228円)から239円(税込258円)に値上がりしているのですが、ふたつ前のページでレビューした「博多一双 泡系濃厚豚骨ラーメン」と同じ値段。これが現在のローソン名店シリーズにおける縦型ビッグの標準的な設定なので、坂内食堂監修だけが特別に高いわけではありません。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:坂内食堂 喜多方本店監修 中華そば
販売者:サンヨー食品株式会社
製造所:関西工場(奈良県大和郡山市額田部北町944)
内容量:94g(めん70g)
商品コード:4901734048381(JAN)
発売日:2022年12月06日(火)
実食日:2022年12月08日(木)
発売地域:全国
取得店舗:ローソン
小売価格:239円(税別)
購入価格:258円(税込)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:縦型ビッグ
容器材質:紙
湯量目安:400ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:1袋(仕上げの小袋)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、でん粉、食塩、粉末卵)、スープ(豚脂、食塩、糖類、ポーク調味料、植物油脂、しょうゆ、ポークコラーゲン、酵母エキス、たん白加水分解物、香辛料、ポークエキス)、かやく(味付豚肉、メンマ、ねぎ)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、香料、炭酸カルシウム、かんすい、レシチン、微粒二酸化ケイ素、カラメル色素、クチナシ色素、酸化防止剤(ビタミンE)、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)

実食開始

あいかわらず個性的

麺は油で揚げたフライ麺で、容器側面の訴求にもあった特許製法麺「手打ち風麺」なのが見どころ。調理前の佇まいや原材料名の構成など、前回発売品から大きく変わった様子は見られません。ちなみに昨年の麺は10段階(及第点★3)基準で “★6” と評価しているため、退化していないことを祈るばかり。

ネギが思いのほか多かったw

別添の小袋は後入れなので、内側の線まで熱湯を注ぎ、フタをして待つこと5分。時間になったら小袋の中身を加え、よく混ぜ合わせたら出来上がり。なんかネギの量が増えたような‥‥というか、明らかに増えていたんですけどw そのほかに劇的な変化は感じないため、引き続き昨年との違いが気になるところ。

ちなみに製造所は太平食品工業の関西工場(奈良県大和郡山市額田部北町944)となっているのですが、太平食品工業は1963年(昭和38年)1月にサンヨー食品が設立した製造部なので、どちらも “サッポロ一番” という認識で問題ありません。それでは、ここから先は「めん」「スープ」「かやく」の項目に分けて特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(94g)あたり
カロリー:439kcal
たん白質:8.3g
脂  質:20.8g
炭水化物:54.7g
食塩相当量:6.2g
(めん・かやく:2.0g)
   (スープ:4.2g)
ビタミンB1:0.29mg
ビタミンB2:0.31mg
カルシウム:165mg
参考値(調理直後に分別した値)
熱量:439kcal(めん・かやく:356kcal)(スープ:83kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

ランダムな口当たりに注目

5.0

サンヨー食品の縦型カップは基本的に油揚げ麺で、なかでも有名店が監修した商品ではスナック的な食感と風味が総評の足を引っ張る傾向があるのですが、サンヨー食品の公式ウェブサイトやパッケージに “当社独自の特許製法” といった旨の記載があれば別の話。

ほかに類を見ないビジュアル

ちょっと画像では分かりにくい部分もあるかと思いますけど、2022年5月9日に発売された「ののくら監修 謹製醤油中華そば」に似た “3種の混合麺” で、中央に溝が引いてある “捩れ中細麺” に、左右の厚みが非対称に切り出された “中幅広麺” と “太幅広麺” を搭載しています。ただ、けっこう揚げ油のニオイが目立つところが玉に瑕‥‥。

おそらくスープとの関係だと思うのですが、それにしても今年は油揚げ麺臭が目立っていたので、けっこう気になりました。とはいえ “3種の混合麺” 特有のランダムな口当たりは面白く、サンヨー食品の縦型カップに有り勝ちなネガティブさは控えめですから、値段に見合ったクオリティないし個性の面においては値段以上です。

スープ

なんか‥‥ふつうw

3.0

まずは粉末スープだけの状態で味を確認してみたところ、パッケージには “豚と香味野菜のうまみ広がる、何度でも食べたくなるコク旨しょうゆ味” とありましたが、実際の醤油感は強くありません。しかし、醤油と塩の中間から塩寄りを狙ったバランスが「坂内食堂」らしい個性なので、醤油は香り付け程度に効かせているのが再現度の高さに寄与している部分。

ここが大きな変更点

でもって「仕上げの小袋」には動物油脂の豚脂を軸にしたオイルが入り、それは昨年の「坂内食堂 喜多方本店監修 中華そば」と共通のフレームワークになるのですが、昨年のオイルで印象的だった “中華鍋の表面を思わせる芳ばしい風味” は目立っていなかったので、ここに調整を感じました。うーん、ちょっと感動はないかも。

かやく

使い回しの資材だけど量は申し分ない

3.0

チップ状の味付豚肉は、このブログで “ハムみたいな” と形容している安っぽい質感で、店舗のチャーシューとは比べ物にならないクオリティなのですが、それでも多めの量は好印象。メンマは少量でも香りが強く、前述のスープとも合っていたのですが、ちょっとネギは多すぎですねw これがフリーズドライなら話も変わってきますけど、自己主張の強さが気になりました。

総評

3.0

あいかわらず “3種の混合麺” は口当たりが面白く、そこに価値が見出せる一杯なのですが、スープ(オイル)の香りが弱くなったことにより、けっこう油揚げ麺の風味が幅を利かせているのがネガティブなポイント。おそらく今後も他の商品で “3種の混合麺” を楽しむ機会には恵まれると思うので、イマイチとまでは言わないけれど、迷ってるなら無理に試さなくていいかな、というのが正直な感想です。

ちなみにファミリーマートの話なんですけど、最近は昨年・一昨年にリリースしたカップ麺を「ファミマル」のブランドで再販するパターンが多く、ノンフライ麺を使用した「喜多方ラーメン 坂内」監修のカップラーメンが復活するかもしれないので、そっちに期待を寄せたほうがいいかもしれません【author・taka :a(大石敬之)】

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