セブンプレミアム「肉うどん」は “関西風肉うどん” と何が違う?

セブンプレミアム

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2018年11月5日(月)新発売のカップ麺、「セブンプレミアム 肉うどん」と「セブンプレミアム 関西風肉うどん」の実食レビューです。

セブン&アイグループのプライベートブランド(PB)セブンプレミアムから新発売の「肉うどん」と「関西風肉うどん」は何が違うのか気になったので、徹底的に比較してみました。

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。お時間よろしければ、最後までお付き合いください。

セブンプレミアム 2種類の「肉うどん」

「肉うどん」の発売日は2018年11月5日になるのですが、もっと前からセブンイレブンに肉うどんがあったような‥と思っていたら私が知っていたのは「セブンプレミアム 関西風肉うどん」で、そういえば見かけていたけど食べたことはなかったなと‥

「関西風肉うどん」は明星食品が製造、関西風じゃない新発売の「肉うどん」はセブン&アイグループと東洋水産(マルちゃん)の共同開発商品となっており、特に販売地域は限定されていないようですが、私の行動圏内にある京都府のセブンイレブンでは取り扱いがありませんでした。

というわけでイトーヨーカドーのネット通販サイト、「オムニ7」(オムニセブン)で購入したのですが、ネットで買っても本体価格は税込105円。調べてみると、これまでにもセブンプレミアムのカップ肉うどんは何度か販売されていたようなので、定期的にリリースしているのかもしれません。

東洋水産の「肉うどん」は「セブンプレミアム向上委員会」という公式コミュニティサイトでも紹介されているのですが、セブンイレブンのホームページには製品情報がありませんでした。で、明星食品の「関西風肉うどん」はセブンイレブンのサイトもセブンプレミアム向上委員会も確認したのですが、 “そもそも製品情報がなかった” ですw(※でも絶賛販売中)

パッケージに描かれている背景には、ど田舎でも大都会でもない適度に発展した街並みと大きな山が柔らかいグリーンで描かれていて、両方とも原画は同じですね。でも商品名の縦書き・横書きが違うのと、「肉うどん」には正面のタイトル下にカロリーなどの栄養成分表示がありました。

当初は東洋水産の「肉うどん」をメインに記事を構成し、それのみ評価するつもりでしたが、せっかくなので両方ともキッチリ解説して評価します。それでは、開封して調理前の状態を比較してみましょう。

開封

かまぼこ入り(写真の向かって左側)が東洋水産の「肉うどん」で、右の肉とネギだけが明星食品の「関西風肉うどん」。関西風肉うどんのパッケージには “甘辛い牛肉入り” 、肉うどんのパッケージには “Pork&udon” と記載されているように、そもそも肉の種類からして違うのですが、品数は東洋水産のほうが多め。

ただ、並べて撮影してみると、微妙に容器のサイズも違っていました。両方ともレギュラーサイズのタテ型スタイルになるのですが、ちょっとだけ明星食品(関西風肉うどん)のほうが容器の口径が広いです。で、コレほんとに紙製か‥? ってくらい上の部分が硬いw

ほぼほぼ容器の高さは同じなんですけど、喫水線(内側の線)は口径の狭かった「肉うどん」が上(お湯の目安量320ml)、口径の広かった「関西風肉うどん」が下(お湯の目安量280ml)、ちなみに待ち時間は両方とも熱湯4分、別添の小袋は付属していません。

最初の俯瞰写真では分かりにくかったかもしれませんが、東洋水産のほうには油揚げも入っています。こちらは油揚げの香りと味付豚肉の甘辛い香りが漂っているのですが、一方その頃「関西風肉うどん」は‥めっちゃ牛肉臭いw って文字にしたらネガティブに見えますけど、嫌なニオイじゃないですよ。

製品情報・購入価格

製品名:セブンプレミアム 肉うどん
販売者:東洋水産
製造所:酒悦 房総工場
内容量:73g(めん55g)

本体価格:98円(税抜)
購入価格:105円(税込)
取得店舗:ネット通販(オムニ7)
JANコード:4901990361927

麺の種類:油揚げ麺
スタイル:タテ型レギュラー
容器材質:紙
湯量目安:320ml
調理時間:熱湯4分
小袋構成:-

製品名:セブンプレミアム 関西風肉うどん
販売者:明星食品
製造所:埼玉工場(製造所固有記号:R)
内容量:65g(めん55g)

本体価格:98円(税抜)
購入価格:105円(税込)
取得店舗:コンビニ(セブン-イレブン 京都府)
JANコード:4902881480017

麺の種類:油揚げ麺
スタイル:タテ型レギュラー
容器材質:紙
湯量目安:280ml
調理時間:熱湯4分
小袋構成:-

原材料名とアレルギー表示

【セブンプレミアム 肉うどん】

「原材料名」油揚げめん〔小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、乾燥酵母、植物性たん白〕、添付調味料(しょうゆ、砂糖、食塩、野菜エキス、ポークエキス、たん白加水分解物、魚介エキス、植物油、香辛料、しいたけエキス、香味油脂)、かやく(味付豚肉、味付油揚げ、かままぼこ、ねぎ)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、リン酸塩(Na)、炭酸カルシウム、カラメル色素、レシチン、増粘多糖類、酸化防止剤(ビタミンE)、香料、ベニコウジ色素、ビタミンB2、ビタミンB1、香辛料抽出物、カロチン色素、(一部に小麦・乳成分・さば・大豆・豚肉・ゼラチンを含む)

「アレルゲン」乳成分・小麦・さば・大豆・豚肉・ゼラチン

【セブンプレミアム 関西風肉うどん】

「原材料名」油揚げめん(小麦粉、植物油脂、食塩、酵母エキス)、スープ(糖類、デキストリン、かつおエキス、しょうゆ、昆布エキス、食塩、香味調味料、ビーフエキス、香味油、たん白加水分解物、そうだかつおぶし粉末、さばぶし粉末、昆布粉末)、かやく(味付牛肉、ねぎ)、加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、リン酸塩(Na)、炭酸カルシウム、カラメル色素、香辛料抽出物、酸化防止剤(ビタミンE)、酸味料、香料ビタミンB2、ビタミンB1、(原材料の一部に卵、乳成分、えび、さけ、鶏肉、ゼラチンを含む)

「アレルゲン」卵・乳成分・小麦・えび・牛肉・さけ・さば・大豆・鶏肉・ゼラチン

実食開始

「肉うどん」は、かまぼこ4枚、油揚げ1.5個、ネギちょろっと、味付豚肉たっぷりでボリューム感のある調理直後。この時点で甘濃い香りが漂ってくるのですが、すき焼きの割り下っぽい雰囲気で、ちょっと独特の焦がしたような芳ばしさを感じました。

「関西風牛うどん」は‥もうシンプルに牛肉! ねぎ! 以上! ですね。調理前に牛肉臭いと書きましたが、実際に調理した後も生臭いとか嫌なニオイじゃなくて、たとえば日清食品の牛肉具材から感じることが多かった風化したようなニオイなども気になりませんでした。とりあえず今回の肉うどん2種は具材の構成はもちろん、明らかに色や香りも違うので、まったくの別物ですね。

余談ですが、関西でタテ型カップ麺の肉うどんといえば日清食品から定期的に販売されている「千とせ」が有名です。それでは、実際に食べてみましょう。「めん」「つゆ」「かやく」の項目に分けて、「肉うどん」「関西風肉うどん」の順に解説し、カップ麺としての総合力を評価します。

【セブンプレミアム 肉うどん】

1食(73g)当たり

カロリー:321kcal
たん白質:7.7g
脂  質:13.6g
炭水化物:42.9g
(糖質:41.0g)
(食物繊維:1.9g)
食塩相当量:4.7g
(めん・かやく:1.6g)
(スープ:3.1g)
ビタミンB1:0.45mg
ビタミンB2:0.39mg
カルシウム:123mg

※参考値(調理直後に分別して分析)
エネルギー:321kcal(めん・かやく:278kcal)(スープ:43kcal)

【セブンプレミアム 関西風肉うどん】

1食(65g)当たり

カロリー:289kcal
たん白質:5.1g
脂  質:11.3g
炭水化物:41.6g
ナトリウム:1.4g
ビタミンB1:0.17mg
ビタミンB2:0.23mg
カルシウム:80mg

(食塩相当量:3.6g)

めん

「肉うどん」は比較して幅と厚みがあったんですけど、何より驚いたのがコシの強さ。特に食べ始めは弾力があり、どんぶり型のカップうどんに匹敵すると言っても過言ではない弾力です。ふかふかとした食感に途中から変わっていくのですが、しょせん税込105円だし‥と頼りない食感を想像していたので、これについては思わぬサプライズでした。

なんのなんの、「関西風肉うどん」も負けていません。比較して幅も厚みも控えめですが、食べ始めの弾力は「肉うどん」に勝るとも劣らない食感で、特に表面の滑らかさや喉越しについては大きな強みだと感じました。優しい和風つゆとも合っていたし、これで税込105円なら上等‥

なんですけど、少し時間が経つと両者には大きな違いが見られます。どんぶり型(たとえば「赤いきつねうどん」)に匹敵する耐久性を誇っていた「肉うどん」に対し、「関西風肉うどん」は早い段階からヘタってしまったので、麺の食べ応えを重視するなら「肉うどん」に軍配。でも、油揚げ麺臭が気にならなかったのは「関西風肉うどん」です。

つゆ

「肉うどん」のつゆは野菜の旨味に生姜のアクセントを加え、ポークエキスで動物系の旨味を付与。動物系については具材の味付け豚肉から滲み出てくる旨味もあったんですけど、濃口醤油に加えて砂糖の甘味も強く、こってり甘こいテイストです。イメージ的に、「マルちゃん あつあつ牛すきうどん」の豚バージョンに近い雰囲気ですね。

「関西風肉うどん」のつゆも甘いテイストになるのですが、こってり甘いタイプではありません。醤油は薄口で香り付け、何よりも出汁(だし)を重視している繊細な設計。宗田鰹節や鯖節、昆布などで出汁を取り、具材から滲み出る牛肉の旨味にビーフエキスを重ねることで相乗効果を図ります。

最低限の味付けで上質な合わせ出汁を取り、じっくりと牛すじを煮込んだ「おでん」の出汁に通じる、ちょっと105円で出していいような味ではないですよ。かなり繊細なので、おそらく人によっては薄味とか物足りないと感じてしまうかもしれません。でも、ちょっと唸ってしまいました。この繊細さを壊さないために、麺の主張を控えたのでしょう。素晴らしい。

かやく

「肉うどん」の具材は味付豚肉、油揚げ、かまぼこ、ネギで彩りがよく、何と言っても多めの味付豚肉が魅力的です。東洋水産の味付豚肉は定評があって、一つひとつのサイズも大きく、ちょっと豚肉臭いかも‥ってくらいリアル。その野趣に富んだ風味が個人的には好きなんですけど、苦手な方は注意が必要です。

かまぼこは「赤いきつねうどん」などにも入っている魚肉練り製品で、ふっくらとした油揚げも食感の気分転換に嬉しかったのですが、ちょっと数が少ないですね。ただ、それについては個体差かもしれませんし、たっぷりの味付豚肉で不満はありません。

さて、「関西風肉うどん」はシンプルに牛肉とネギなんですけど、牛肉は風化したような臭みなども気にならず、つゆが優しいからこそ旨味が活きています。ただ、実は「ねぎ」のほうが印象的だったんですよね。ご覧の通り青ネギなんですけど、かなり風味がよくて驚きました。繊細な和風つゆに香りが映え、これが高評価の決定打になります。

総評

「肉うどん」★★★★★☆☆☆☆☆(5)

「関西風肉うどん」★★★★★★☆☆☆☆(6)
(標準は★3です)

いやぁ‥さすがセブンプレミアムですね。どちらもPBカップ麺らしくコストパフォーマンスに優れた素晴らしい製品でしたが、特に「関西風肉うどん」については感動しました。

しかし、すき焼きの割り下に通じる甘濃い味付けが得意ではない場合、東洋水産の「肉うどん」はオススメできません。逆に醤油の立った輪郭のある和風つゆが好みの場合、明星食品の「関西風肉うどん」は頼りなくて味気ないと感じてしまうでしょう。

個人的には圧倒的に「関西風肉うどん」をオススメしたいところですが、広く一般的に高く評価されるのは分かりやすい「肉うどん」かもしれません。とはいえ両商品ともに税込105円とは思えない、とてもコスパの高いカップ麺でした。値段を加味しての評価になりますが、どちらも値段以上の良品です。